2013年1月19日 (土)

みてくれでは

  昨日(18日)は市内某小学校で観望会.

  実はこの学校,毎年何度かお邪魔しているのだが,なかなか晴れてくれない.
  でも!昨日は久々に見事な快晴!ちょっと風があって,めちゃくちゃ寒かったけれど.

  昨日の参加者は児童,ご父兄合わせて200人近かったので,主砲の30cmカセグレンの他,BORGの45EDも持ち出してみた.そして,ご父兄の中のお一人もご自分の望遠鏡(結構古い,口径5cmF15くらいの経緯台式)も持ってきてくださって,会場には3台の望遠鏡が並んだ.
  主砲の30cmは木星に,45EDは月に,そしてもう一台の望遠鏡も月に向いて観望会開始.開始前,特に「こういう順番で見てください」というようなことは言わなかったのだが・・・

  30cmカセグレンの前には長い列ができた.
  まぁこれは当然.目の前に3台の望遠鏡が並んでいて,一台だけ飛び抜けてデカいとなれば,そのデカい望遠鏡を覗きたいと思うものでしょう.
  そして,ご父兄の持ってきてくださった望遠鏡の前にもそこそこの列.

  ・・・なのに・・・

  45EDの前にはなぜか列ができない.
  ・・・一番小さいから・・・ということか.

「はい,ここ列がないのですぐ見られますよ〜.これは月に向いてます」
と声をかけてみると,何人かの人が覗きにきた.そして,実際に覗いてみて,
「うわ〜!これ良く見えますねぇ.あっちの(5cm屈折)より良く見えるかも」
そりゃそうです.これでもきっちりEDレンズのアポクロマートですから.「小さい」というみてくれで判断しちゃいけません.
  そのうち,何度かこの望遠鏡を覗いていたお母さんが,
「このくらいなら・・・」

  でもね,ベルボンの三脚,タカハシのスカイパトロールII,BORGの45ED.
「実は結構なお値段ですよ」
何事もみてくれで判断しちゃいけません.

  ・・・というわけで,大小3台の望遠鏡で,観望対象は木星に月,そして昴とオリオン大星雲.
  まぁそこそこ盛り上がった観望会ではあった.

  参加された皆さん,風邪を引かないように注意してくださいね.

 

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2013年1月15日 (火)

導入

  やや(かなり?)記事のタイミングを外してしまったのだが・・・

  11日(金)は今年初の「定期観望会」.天気は快晴.
  昨年末,昨年最後の定期観望会で,寒い中集まってくださった参加者の皆さんに,暖かい飲み物を・・・と思って用意したのだが,なんとお湯がぬるくて・・・というミスをしたので,この日はきっちりと熱いお湯を用意して会場へ.

  参加されたのは常連の方が二人だけ.

  まぁね,年が明けたばかりだし,めちゃくちゃ寒かったし,仕方がないでしょう.それでも,こうして常連の方が来てくださるというのは嬉しいもの.

  観望対象は,最初にオリオン大星雲,そしてぎょしゃ座の散開星団.いつもなら,最初に木星なのだが,電源のない場所での観望会,寒さもあってバッテリーに不安があったので,とりあえず赤道儀の電源を切ったまま見られる(星雲・星団を見るのは低倍率なので,少人数であれば追尾しなくても何とか見られる)ものを先に見てみたわけだ.1時間ほど経って,他に参加者が来る気配がなかったので,赤道儀の電源を入れ,木星を見てみる.
  この日は上空の気流も安定していたらしく,なかなか締まった木星の姿を見ることができた.

  そして,しばし雑談.
  「観望会」としてそれでいいのかどうかはやや疑問もあるけれど,常連の方とはいつもこういう展開になる.でもまぁ,雑談ができるというのは,それなりに親しくなったということでもあり,常連の方がそれを楽しんでくださっているならそれもそれでありか.

  とは言え,寒い中,目の前に望遠鏡があるのに何も見ないというのもなんなので,かに星雲でも見てやろうと思った.
  望遠鏡を操作して・・・「ない・・・」
  どうにもかに星雲が見つからなかった.ちょっと屈辱.
  仕方がないので,「他に見られるものがないか」と思っていたところ,冬の大三角の話になったので,
「じつは冬の大三角の中に,いっかくじゅう座という星座がありまして,星座としては目立たないのですが,ばら星雲とか,コーン星雲とか,面白い星雲があるんですよ」
  と言って,ばら星雲のあるあたりに望遠鏡を向けてみる.
「あ,いた!」
  すぐに,ばら星雲の中心付近にある散開星団が視野に入った.
「残念ながら,星雲の部分はほとんど見えないんですけどね」

  そしてまた雑談.気がつけば22:00近くになっており,ここで解散.

  あ,結局暖かい飲み物出すの忘れた・・・

  翌日(12日土曜日).

  夕方からは城里町ふれあいの里天文同好会の例会.
  この日も良く晴れていたので,天文台の望遠鏡でいろいろ眺めてみることに.
  最初に木星.そして,「他に何か」ということになったので,
「実は昨日,かに星雲が導入できなくて悔しかったので,練習してみていいですか?」
と言って,かに星雲を導入してみる.
「なんだ,あるじゃないか」
ほんの数分で視野に導入.こういうものなんだよねぇ.

  まだ時間があったので,ぎょしゃ座の散開星団を導入してみる.実は私,ぎょしゃ座にある3つのメシエ天体の散開星団(M36M37M38 )が結構苦手.写真撮影の際にも,何度も何度も失敗したものだ(どれだかは忘れたが,露光中に地震があったことも!).
  やや苦戦したものの,数分で無事導入.うん,コイツらもスムーズに導入できるようにしておかなきゃねぇ.

  そんなわけで,この週末は,「手動で対象を視野に導入する」という練習になったし,その快感も味わえた.
  やっぱり,機械(自動導入装置)に頼らず,手動で次々に対象天体を導入する「カッコいい(人がどう思うかはわからないが)人」でありたいなぁ.

 

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2012年12月19日 (水)

ズレてる?

  昨日(18日)は市内某小学校で観望会・・・の予定だったが,悪天候のため屋内で天文教室.

  クリスマスも近いということで,“NORAD tracks Santa”をネタにしてみた.

  ・・・が,全然ウケない・・・

  “NORAD tracks Santa”とは,北米航空宇宙防衛軍司令部(North American Aerospace Defence Command : NORAD)が,毎年クリスマスの頃になると, 「サンタさんの飛行を追跡する」というもの.“NORAD tracks Santa”ページの説明によると,まず,北米警戒システムというレーダーシステムが,サンタさんが北極を出発した瞬間をキャッチ,次いで静止衛星がトナカイの鼻が出す赤外線を探知,その後世界中に張り巡らされた「サンタ・カメラ・ネットワーク」がサンタさんの飛行を画像と動画で捉える.そして,北米に近づくと,カナダとアメリカのパイロットが駆るCF-18,F-15,F-16,F-22といった戦闘機たちがサンタさんやトナカイたちと共同飛行する・・・のだそうな(実はこれ,本当に戦闘機を飛ばすのだから恐れ入ったものだ).

  これ,アメリカの大人たち,しかも,ファンタジーからは縁の遠そうな「軍隊」というお堅い,殺伐としたイメージの集団が,子供たちのために本気でやる冗談.私自身はこういう「おもいっきりミスマッチ」で,「本気でやる冗談」っていうのが大好きなのだが,小学生の子供たちには「北米航空宇宙防衛軍司令部」だとか「静止衛星」だとか「レーダーシステム」なんて言ってもピンとくるはずもなく,ポカンとされてしまった.

  気を取り直して,その後は,木星や,晩秋〜冬の星座の案内,冬に見られる面白い天体たち(「オリオン大星雲」,「馬頭星雲」,M78星雲,「ばら星雲」,「かに星雲」,「モンキー星雲」(オリオンの頭上で「さるかに合戦」が繰り広げられている!))などを紹介.とりあえずこの辺はみっちり話を聞いてくれていたようだ.

  そして最後に,
Dm111231 この写真を紹介.
  この写真,左側の線は2011年12月31日23:50:00〜23:55:00までの5分間の軌跡,真ん中が,2011年12月31日23:59:45〜2012年1月1日00:00:15までの30秒間ガイド撮影したもの,そして左側の線は2012年1月1日00:05:00〜00:10:00までの5分間の軌跡.つまり,2011年から2012年に変わる瞬間を含む前後で撮影したものだ.

  「みなさん,大晦日の夜は何をして過ごしますか?はい,紅白歌合戦を見るっていう人!」
半分くらいの子が手をあげてくれたか.
「その,紅白歌合戦が終わったあと,どんなテレビ番組をやってますか?」
・・・しーん・・・
むぅ,「ゆく年くる年」まで見ている子はいないのか・・・上の写真で「ゆく星くる星」で締めにしようと思ったのに,思いっきりスベってしまったじゃないか.

  というわけで,昨日は最初と最後の「つかみ」に失敗.今ひとつしまらない天文教室であった.
  私が「子供たちが面白いと思うだろう」と思うことと,子供たちが「面白いと思うこと」がどうもズレていたらしい.
  いかんなぁ.もっと「子供目線」でネタを考えられるようにしなくちゃ.

 

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2012年12月15日 (土)

失敗失敗

  昨日(14日)は「定期観望会」.
  最近は冷え込みが厳しいし,昨日はやや薄雲が出ているイマイチな天気だったし,
「今日は参加者は少ないかも」
と思ったのだが,ふたを開けてみれば,15,6人の方が集まり,なかなか盛り上がった観望会になった.

  観望対象はとりあえず木星.ガリレオ衛星の配置がなかなか面白かった.

  そして,木星の他,アンドロメダ銀河オリオン大星雲なども眺めてみる.こちらは,薄雲のせいか今ひとつ良くは見えなかったけれど.
「ふたご座流星群,一番多い日は昨日でしたけれど,今日もそれなりに流れると思いますので,望遠鏡を覗いていない時には是非空を見上げていてくださいね」
と言っているそばから,
「あー!流れた」
という声も.

  会場には参加者が持参された「マイ望遠鏡」が並んだので,私自身の「マイ望遠鏡」も並べてみる.
  さらに,銀マットを持ち出してそこに横になり,星を眺める方も.

  「観望会」にやってきて,「自分の見方で」星を眺める人がいる.
  それは,こちらが用意したプログラムにしたがって受動的に見るのではなく,参加者がもっと能動的に星を楽しんでおられるということで,私としてはとても嬉しい光景でもある.その方が私も楽だということはとりあえずおいといて・・・

  一昨日ほどではなかったが,昨日も冷え込みが厳しかった.
  で,参加者の体が冷えきった頃合いを見計らい,
「今日は寒いので,実は暖かい飲み物を用意してあるんです」
と言って,(インスタントだが)スープとコーヒーを持ち出して配った.

  ところが.

  全員に配り終え,「じゃあ私も」というところで重大な問題が発覚した.

  用意してきたお湯がぬるかった!

  うわぁダメだぁ.
  折角,「冷えきった体で頂く暖かい飲み物」という感動を味わってもらおうと思ったのに,お湯がぬるくちゃしょうがないじゃないか.

  あぁ,失敗失敗.

 

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2012年11月25日 (日)

どうしていつも

  昨日(24日)は城里町ふれあいの里天文台で観望会.
  夕方には一時全天が雲で被われ,こりゃダメかもと思ったのだが,その後再び快晴になった.
「こりゃ昨日と逆のフェイントか?」

  とにもかくにも,天文台は開館.連休中ということもあって,ふれあいの里はお泊まりのお客さんでいっぱい.天文台も結構混雑が予想された.
  昨日,南の空には半月過ぎの明るい月,そして東には木星.来館者が少ない時ならば,
「先の木星を見てもらって,そのあと月」
というパターンなのだが,混雑している時は,なかなか望遠鏡を二回覗いてもらうというのは難しく,どちらか一方ということになる.

  月と木星とで,どっちが珍しいかというとやっぱり木星だろう.

  ということで,天文台の望遠鏡では木星を見てもらうことに.かと言って,月もやっぱり捨てがたい.
  そこで,ドームのそばに私の小さい望遠鏡を設置,そちらで月を見てもらうことにした.

  開館.案の定,天文台はたくさんの来館者で賑わった.
  作戦も成功,ドーム内の望遠鏡では木星,ドームそばの私の望遠鏡で月を眺め,皆さん歓声をあげておられた.
「いやぁ,こういう望遠鏡でも良く見えるものですねぇ」
「我が家の望遠鏡よりずっと良く見えます」
(いや,そりゃそうですよ.これだって結構なお値段したんですから)・・・とは心の声.

  そんなこんなで,昨日の観望会はなかなか盛り上がって終了.

  実は昨日,
「今晩は(観望会の後)木星を撮ってやろう」
と張り切っていた.
  観望会終了後,早速準備開始.ノートPCを立ち上げ,カメラを望遠鏡に取り付け,ケーブルを接続して,画面を見ながらピントを合わせ,さていよいよ撮・・・え゛?
  画面の木星が見る見る暗くなった.ドームの外に出てみると,

  げ・・・

  いつの間にか雲がいっぱい.どうしていつもいつもこうなっちゃうのかねぇ.

  それでもしばらく粘り,雲の間を縫うようにして何度か撮影.でも結局,まともに撮れたのは10秒程度の動画が1回だけ.
  とりあえずその動画を処理したのが↓
木星 2012年11月24日 まぁこんなもんか・・・

  観望会の最中は凄く良く見えていたので,実は上の画像,大きさを除けば,望遠鏡で見たまんまのイメージに近い.そういう意味ではこういうのもアリか.

  とは言えこれでは満足できないので来週リベンジの予定.

  来週晴れてくれるかなぁ・・・

 

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2012年11月18日 (日)

ふれあいの里星空観望会

  一年に一度,11月の第三土曜日に行っている城里町ふれあいの里で行っている星祭り「星空観望会」.

  昨年は,東日本大震災で被災して天文台が使えなかった.それでも,十数年も続いていたこのイベントを途切れさせたくないという思いから,ふれあいの里天文同好会の会員が望遠鏡を持ち寄って,小規模でもいいから実施しようということになっていた.

  が,当日は無情の雨.しかも「これでもか!」というほど激しい雨.

  で,今年.
  今年は昨日(17日)がその「星空観望会」の日だった.昨年のこともあったので,「今年こそ!」と意気込んでいた.
  天気は・・・昼過ぎから雨.

  あぁ,なんてことだ・・・

  それでも,今年は天文台が復旧していて使えるので,天文台の一階で私の自作プラネタリウムの投影を行うことになった.

  とは言え,この天気.
「お客さんあんまり来ないだろうなぁ.同好会員もあんまり集まらないだろうし」
と思っていた.

  ところが,開始予定の時刻が近づくにつれ,同好会員が次々に集まって来た.いや嬉しいねぇ.

  その半面,
「お客さんより同好会員の方が多かったりして」
という心配もあったのだが.

  18:00少し前頃から投影開始.お客さんもぼちぼちというところで,3回ほど投影を行った.
  お客さんが少ないのでさすがに盛り上がりには欠けたが,見た方には大方喜んでいただけたようで何より.どうやら同好会員よりお客さんの方が多かったようだし.

  不完全燃焼に終わってしまったことしの「星空観望会」だが,実は来年3月にもっと規模を大きくして実施する予定.今からいろいろと計画を練っている(妄想を膨らませている?).私がライセンスを取得して,モデルロケットの打ち上げをやるなんていう計画も.

  乞うご期待!

 

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2012年11月10日 (土)

晴天に恵まれて

  昨日(9日)は「定期観望会」.天気は・・・快晴!

  珍しいこともあるもんだ・・・

  参加者は・・・ちらほら・・・ちらほら・・・ちらほら・・・気がつけば20人ほど.
  やや薄もやがかかっているような感じではあったものの,雲一つない晴天で,観望対象もh-χ,双眼鏡で,木星・・・はまだ低かったのでもう少し高く昇ってから見ることにして・・・アンドロメダ大銀河E.T.星団などなどいろいろ.

  そして,常連の方と,昨日初めて参加された方と交え,いろいろとお話.星や天文に関係ないことまでいろいろと.
  そんな中,常連の方を中心に歯が浮くほどのお褒めの言葉を頂いた.
「何にも見えないのに(見る対象を)見つけて望遠鏡を向けちゃうのって,才能ですよね」
とか.いや,折角褒めて頂いたので何も言いませんでしたが,結局のところ「慣れ」なんですよ.
  とにかくいろいろな話をして盛り上がった.その隣では,折りたたみ椅子とか,ブルーシートを持ち出してのんびりと星空を眺める方も.

  望遠鏡で見るだけじゃなく,いろいろと雑談をしたり,ただのんびりと星を眺めたり.端から見たら「まとまりのない観望会」のように見えるかも知れないが,「参加者がおもいおもいの方法で星空を楽しめる観望会」というのは,私の目指すスタイルの一つでもある.少しずつ,ほんの少しずつではあるけれど,理想の観望会に近づいて来ているのかなぁなんて思ってみたり.

  とにもかくにも,大変盛り上がった観望会ではあった.

  ここで本音.

  いや寒かった.

  昨日の観望会,実はうっかり「真夏の服装」にブルゾンを羽織っただけで出かけてしまった.会場に着いてから「しまった!」と思ったのだがもう遅い.「もしかして」と荷物を調べてみたけれど防寒着は一枚もなく・・・
  幸いなことに,「風邪をひいちゃうかも」と思った割には今日は元気そのものではあるけれど.

 

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2012年11月 5日 (月)

やじろべえ?

  一日遅れになってしまったが・・・

  一昨日(3日)は城里町ふれあいの里天文台で観望会.透明度は今ひとつだったものの,晴天に恵まれて無事開館.
  この時期になるとだいぶ冷え込みが厳しくなるため,例年だと来館者が少ないのだが,「はやぶさ」やら「宇宙兄弟」やらといったものの影響があるのか,一昨日も50人近くの来館者があった.

  望遠鏡での観望対象はh-χ.ただ,一昨日は望遠鏡の操作,ドーム内での解説は別なスタッフにまかせ,私はドームの外で待っている方々といろいろお話.が見えていたので,双眼鏡をお貸しして見てもらったりも.
  そんな中,双眼鏡を片手にアンドロメダ銀河を探して(?)いた方もあったので,LEDライトで指し示しながら案内.
「あ,あったあった!」
「きっと今,向こうからも誰かが見ていますよ」
  なんていう一幕も.

  閉館間際,「木星が見たい」というリクエストがあったので,ドームを回転させてみるも,木星は生憎天文台の東側にある林の向こう.残念ながら見て頂くことができずにあえなく閉館.

  来館者が帰られた後,「さぁ片付け」という時になって,
「あ,木星見えるかも」
望遠鏡を向けてみる.この時には,木星は林の上にまで登っていた.
「あ,面白い!」
一昨日はシーイングが悪く,木星本体の模様などは全然良く見えなかったのだが,ガリレオ衛星の配置が実に面白かった.
  生憎,惑星を撮影するカメラを持ち合わせていなかったので,コンパクトデジカメを手持ちでコリメート撮影してみる.
「やじろべえ」みたいなガリレオ衛星の配置 2012年11月3日 「天体写真」としてはダメダメだけど,ガリレオ衛星の面白い配置は良くわかる.
「やじろべえみたいだねぇ」
  来館者にこれを見てもらえなかったのはちょっと残念.

  今週末あたりからは,天文台の観望会で木星を見てもらえるようになるかなぁ・・・

 

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2012年10月28日 (日)

十三夜の夜に

  昨日(27日)は城里町ふれあいの里天文台で観望会.
  開館直前になって雲が広がり,一時はどうなるかと思ったけれど,幸いなことに昨日は十三夜.思ったより雲も薄く,望遠鏡で見た月は,ややコントラストが低くなったかなという程度.
  「中秋の名月」は曇っていて見えなかったので,これじゃ「片月見」か・・・まぁいいや.別に「お月見」の行事をやるわけじゃないし.

  昨日は「シッカルト・クレーター」が良く見えていた.
  実は,城里町ふれあいの里天文台の入場券(子供)には,私が撮影した,
シッカルト・クレーター付近 ↑この写真が印刷されている.中央の大きいのが「シッカルト・クレーター」.
「皆さんがお持ちの,子供の方のチケットに印刷されているクレーターが,今日は丁度見えます」

  昨日の観望会,望遠鏡の操作と,望遠鏡のそばでの解説は別なスタッフにまかせ,私はドームの外で来館者といろいろとお話ししていた.
  その中で,「アポロ捏造説」の話になった.
「捏造説を主張する人の『証拠』って,いくつかはよくよく考えてみると,実は『行った』証拠になるんですよ」
「空気がないところで旗が揺れているのがおかしいとか言いますよね」
「そう,それは,旗を『揺らす』空気もないけれど,一度揺れ始めた旗を『止める』空気もないことに気がついていないんですよね.他にも,星が写っていないとか,影の向きが揃ってないとか.でもよくよく考えてみれば,それで当然なんです」
「アポロの宇宙飛行士たちの台詞で気に入ったのがありましてね,それはアポロ17号の船長だったユージン・サーナンという人の台詞なんですが,その捏造説について聞かれた時に,『だれも俺の足跡は消せない』って言ったんです」
「うわぁ,かっこいいねぇ!」
わかってもらえてすっごくうれしかったり.

  そんなこんなで,観望会は結構盛り上がって終了.とにもかくにも,楽しんでいただけたようで何より.

 

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2012年10月27日 (土)

曇るのが遅れて

  昨日(26日),天気予報によれば「夕方から曇り」だった.
  その夕方には「定期観望会」の予定があり,
「今回もダメなのか」
と思っていたのだが・・・

  幸いなことに,曇るのが少し遅れたらしく,「定期観望会」は予定通り実施.
  昨日は「常連」の方がたくさん来られて,
「すっかりご無沙汰になってしまいまして」
なんていう声も.いやぁ,天気に恵まれず,なかなか実施できなかったですからねぇ.

  観望対象はとりあえず月.その後,参加者のリクエストでベガや二重星のアルマク.
「アンドロメダ銀河が見たいんですけど」
という声があり,とりあえず望遠鏡を向けては見たけれど・・・明るい月がある夜,しかも薄雲が漂っていて,これはさずがに無理があったか.とりあえず見えてはいたけれど.

  参加者の中に,デジタル一眼レフを持ってきていた小学生がいた.望遠鏡に接続して,天体写真の撮影に挑戦しているらしい.
(小学生の分際でデジタル一眼とは生意気な・・・)
とはもちろん言わなかった(新品ではなく,中古で購入とのこと.機種も古いもので,妙にちょっと安心(苦笑)).ま,興味を持って挑戦しているのは大変素晴らしいことですよ.
  撮影した画像を,カメラのモニタでいくつか見せてくれた.
「ちゃんと写っているじゃない.でもまだピントが甘いね」
  そう,天体写真では,良いピントが出せるかどうかがまず最初の重要なポイントなのですよ.
「そんなの当たり前」
と思うなかれ,天体写真のピント合わせはとても難しいのだ.
「ボクなんか,ピント合わせだけで30分以上かかることもあるんだぞ」
とにかく試行錯誤して良いピントの合わせ方を見つけてください.

  そうこうしているうちに,雲が広がり,いつしか月も見えなくなって終了.
  なんかちょっとだらだらした感じの観望会になってしまったけれど,とにもかくにも「観望会開始直後に早々とベタ曇り」なんていうことにならなくて良かった・・・

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