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2017年4月23日 (日)

ペガサス-XL

  ペーパークラフトロケットシリーズ,今回は
1/100スケールペーパークラフトによる ペガサス-XL アメリカの民間企業「オービタル・サイエンシズ」が開発・運用を行い,「オービタル・サイエンシズ」とATK社の航空宇宙・防衛部門が合併した「オービタルATK」が運用を引き継いだ,空中発射型衛星打ち上げロケット.型紙は“Aries Paper Models”から.
  地上からロケットを打ち上げることに比べ,地上施設が小規模で済むこと,天候に左右されにくいこと,高高度では気圧も低く,重力も小さく,空気抵抗や重力による損失が少なくて済むこと等,様々な利点が考えられることから,「ロケットを空中から発射する」というアイディアは,古くから検討されてきた.観測ロケットとしては,高高度に到達させた気球から打ち上げる「ロックーン」と呼ばれるタイプは一部実用化された.一方,航空機に搭載して打ち上げる形式のものは,観測ロケットでも実用化された例がほとんどなく(ただし,スケールド・コンポジッツ社の「スペースシップ・ワン」「スペースシップ・ツー」は一応このタイプではある).人工衛星打ち上げ用の空中発射型ロケットは,2017年4月現在まで,「ペガサス」シリーズが最初にして唯一実用化された機体である.
  「ペガサス」シリーズは,基本的に全段固体の3段式ロケットであるが,オプションとして液体燃料ロケットである「HAPS」を第4段として用いることもできる.「ペガサス」の初の打ち上げは1990年4月.初期のペガサスはNASA所有のNB-53B「ボールズB」を母機として発射されていた.後に,オービタル・サイエンシズ社所有のロッキード L-1011 トライスター(改)「スターゲイザー」を母機とする「ペガサス・ハイブリッド」,母機は同じで,第1段,第2段共に固体変量ロケットモータを延長した「ペガサス-XL」も登場,2013年6月まで計42機が打ち上げられた.
  その後しばらくは打ち上げが途絶えていたが,2016年12月に約3年半ぶり,運用が「オービタルATK」に受け継がれて以来初めての打ち上げが行われ,NASAのハリケーン観測衛星「CYGNSS」の軌道投入に成功している.

  別角度の写真を一枚.
1/100スケールペーパークラフトによる ペガサス-XL(左後方から) 実はコレ,上記2016年12月の打ち上げライブを見ていて作りたくなって作ったもの.ちなみに,元の型紙は1/48.コレを1/100で作るためには48%に縮小印刷して作る必要があった.また,機体前方のロゴマークも「オービタル・サイエンシズ」のものだったのを「オービタルATK」のロゴに変更している.
  まぁ機体としては単純な形で,それほど小さな部品があったというわけではないのだが,尾翼後端のカーブ等はかなり苦労した.

  こうなると,「スターゲイザー」も作りたくなるのだが,そちらの方は無料で良い型紙が見つからず(有料のものはあるのだけれど,有料のものでは他にもっと作りたいのが山ほどあったりするので「スターゲイザー」の製作はとりあえず見送り.

完成写真の大きな画像はこちらからどうぞ.→Pegasus-XL

ロケットのペーパークラフトは是非↓こちらもご覧ください
PASA : Papercraft Aeronautics and Space Administration

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