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2016年12月 2日 (金)

ETV-1 (Q')

  ペーパークラフトロケットシリーズ,今回は
1/100スケールペーパークラフトによる ETV-1(Q′) 1970年代初め,N-Ⅰ ロケットの第二段に用いられる予定であった国産の液体燃料エンジン「LE-3」の試験のために開発された実験用ロケット,ETV-1.型紙は非公開(種子島在住の@mageshiman1025さん作).
  当初,日本の実用衛星打ち上げ用ロケットの開発は,Qロケット,Nロケットと段階を踏んで行く計画であった.ETV(Engineering Test Vehicle)は,東京大学宇宙航空研究所が運用していた「M-4S」ロケットの第一段に,開発中であったQロケットの第三段および第四段を組み合わせる三段式のロケットとして計画されており,当初は「Q′ロケット」と呼ばれていた.
  しかし,Qロケットの開発が大幅の遅れ,独自開発のNロケットも,アメリカからの技術導入による新Nロケットへと方針が転換されたことなどから,第一段に「M-4S」ロケットと同じ固体ロケットモータ,第二段に,新Nロケットの第二段に用いられる予定であった「LE-3」エンジンを搭載する二段式のロケットへと計画が変更された.
  「M-4S」ロケットには誘導制御装置が搭載されていなかったため,第二段の「LE-3」エンジンに点火する際,ロケット上段の姿勢が大きく崩れてしまっている可能性があった.これの対策として,第二段にヒドラジンを用いたガスジェット方式の姿勢制御装置が追加され,第一段燃焼終了から20秒間に姿勢を固定,第二段に点火する方式がとられることとなった.
  種子島宇宙センターには,内之浦宇宙空間観測所にあったミューロケットランチャーを液体燃料ロケットエンジンを用いるロケットに使えるように設計を変更した新たな発射機構が建設され,1974年9月2日,1号機が打ち上げられた.この1号機は第二段タンクとエンジンはダミーであったが,最高高度128kmに到達,第二段の姿勢制御・分離機構動作の確認が行われた.
  1975年2月5日には2号機が打ち上げられた.こちらは実際に「LE-3」エンジンを搭載した第二段が用いられ,上空で第一段を分離,第二段の飛翔性能,姿勢制御性能の確認が行われた.

  というわけで,「M-4S」とツーショット.
1/100スケールペーパークラフトによる Μ-4S と ETV-1 ・・・うぐぅ.

  「M-4S」を作ったのはごく初期の頃.こうして並べると下手だし退色してるし.
まぁでも「M-4S」の方も近いうちに@mageshiman1025さんの型紙で作り直す予定.

  しっかし@mageshiman1025さんの型紙は情け容赦なく難しい.ETV-1の機体,「NIPPON」の「N」の左側,「ちょぼっ」と何か付いているのがお分かりだろうか.実はコレ,発射の際,ランチャーにひっけるツメ.これが1/100スケールだともはやピンセットでもつかめない大きさだったり.
  でもそれだけにしっかり作れば素晴らしい仕上がりになるのでそれはそれで楽しい物だったり.もはやビョーキも末期ですな.

完成写真の大きな(大きくないけど)画像はこちらからどうぞ.→ETV-1 (Q′)

ロケットのペーパークラフトは是非↓こちらもご覧ください
PASA : Papercraft Aeronautics and Space Administration

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