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2016年11月11日 (金)

US V-2 No.59

  ペーパークラフトロケットシリーズ,今回は
1/100スケールペーパークラフトによる US V-2 No.59 第二次世界大戦後,アメリカで実験に用いられた“V-2”ロケットの中の1機.型紙は”Niels papermodels ”から.

  第二次世界大戦終結後の1946年3月から,アメリカでは,ホワイトサンズの実験場で,ドイツから持ち帰った“V-2” ロケットを用い,様々な実験が行われていた.
  モデルはその”No.59”.上層大気のサンプルを回収するための容器合計7つ(500立方インチ(8.19リットル)×6個,2100立方インチ(34.41リットル)1個)が3本のキャニスターに収められ,もともと弾頭が取り付けられていた先端部に取り付けられていた.
  1952年5月20日に打ち上げられたこの機体は最高高度122kmに到達,ノーズコーンの射出ロケットが作動しなかったものの,サンプル容器は無事本体から分離,パラシュートによって回収された.
  ホワイトサンズでの“V-2” ロケットを用いた実験は1952年まで続けられ,合計67機が打ち上げられた.打ち上げの成功率は70%程度にとどまったが,失敗に終わった打ち上げからも貴重な経験と情報が得られ,打ち上げの成功・失敗を問わず,後のロケット開発への貴重な資産となっていったのである.

  というわけで,”No.3”に続いてNo.59.”No.3”がほぼ「そのまんま」だったのに対し,こちらはアンテナ(フィンの下の方)が取り付けられたり,先端に回収容器が取り付けられたりと,だいぶ改変され,飛行状態の確認や実験だけでなく,上層大気の研究にも役立てられていた.

  で,“V-2”ロケットご家族御一同様の集合写真.
1/100スケールペーパークラフトによる V-2 ファミリー
左から,“A4(V-2)”,“US V-2 No.3”,No.59,“バンパー-Wac”.

   「第二次世界大戦後,“V-2” ロケットはアメリカにも渡り,それがアメリカでの宇宙開発の出発点となった」ということは広く一般的に知られているけれど,「どのように」ということはあまり知られていない.なので,こういう機体が「立体」として見られるということは,結構貴重な資料になるのではないかと自画自賛.

完成写真の大きな画像はこちらからどうぞ.→US V-2 No.59

ロケットのペーパークラフトは是非↓こちらもご覧ください
PASA : Papercraft Aeronautics and Space Administration

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