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2015年1月21日 (水)

ディアマン B

  ペーパークラフトロケットシリーズ,今回は
1/100スケールペーパークラフトによる ディアマン B フランス初の人工衛星打ち上げロケット「ディアマン A」の改良・発展型である「ディアマン B」.型紙は “Stichting Volkssterrenwacht Philippus Lansbergen” から(サイトは既に閉鎖されており,型紙のダウンロードは, “InterNetArchive” 内の “Stichting Volkssterrenwacht Philippus Lansbergen” から) .
  1957年,ソビエト連邦は人類初の人工衛星「スプートニク1号」の打ち上げに成功した.これを受け,フランスでは,1959年,ミサイル開発管理機関による技術実証計画「宝石(Pierres Précieuses)計画」が開始された.この計画では,「アゲート(フランス語で「めのう」)」,「トパーズ」,「エムロード(同「エメラルド」)」,「リュビ(同「ルビー」)」,「サフィール(同「サファイア」)」等の観測ロケット(Sounding Rocket)が開発されて様々な実験が行われ,さらに,これらのロケットを組み合わせた多段式ロケットが計画された.
  そして,1965年1月,第一段に「エムロード」,第二段に「トパーズ」,第三段に新開発の固体燃料ロケットを用いた「ディアマン A」(「ディアマン」はフランス語で「ダイヤモンド」)が打ち上げられた.「ディアマン A」は4回打ち上げられ,3回目の打ち上げで搭載していた衛星の軌道が予定より低くなった他は全て成功している.
  「ディアマン A」の第一段に用いられた「エムロード」は,酸化剤に赤煙硝酸,推進剤にテレビン油を用いた,現代になってみれば「変わり種」のロケットであった.「ディアマン B」ではこれを四塩化窒素と非対称ジメチルヒドラジンを用いた「アメティスト(フランス語で「アメジスト」)」に変更,さらに第三段が強化されている.
  当初の計画では,同じく計画中の大型ロケット「ヨーロッパ2」開発のためのテストに用いられる予定もあったが,「ヨーロッパ2」の開発計画が中止になったため,全ての機体が人工衛星打ち上げに使われた.
  1970年3月の初打ち上げ以来,合計5機が打ち上げられ,最初の3機は成功したが,4回目は第二段に異常が発生,5回目はフェアリングが分離せず,失敗に終わっている.

  実はコレ,昨年水戸市で行った「宇宙展」の期間中,ロケットたちを展示している横で,「実演」として作ったもの.もっとも,来場者が少なかったのであんまり「実演」にはなっていなかったけれど.

  それはさておき.

  フランスの主導で開発されたロケットと言えば「アリアン」シリーズ.
1/100スケールペーパークラフトによる アリアン1 こちらは「アリアン1」.

  そして,最新型の「ヴェガ」.

1/100スケールペーパークラフトによる ヴェガ

  ・・・

  フランス主導で開発したロケットって,どうもこう真ん中がくびれていてどこか女性的・・・と思っていたのだが,最初からすでにこうだったのか・・・

完成写真の大きな画像はこちらからどうぞ.→Diamant B

ロケットのペーパークラフトは是非↓こちらもご覧ください
PASA : Papercraft Aeronautics and Space Administration

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