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2014年4月22日 (火)

アリアン V (ES-ATV)

  ペーパークラフトロケットシリーズ,今回は
1/100スケールペーパークラフトによる アリアン Ⅴ   ヨーロッパ宇宙機関が開発した衛星打ち上げロケット,アリアンシリーズの最新型,アリアン .型紙は “AXM Paper Space Scale Models”から(ただし,作者は Alfonso X Moreno氏 ではなく,David Brown氏.)
  「アリアン」シリーズの最新型ではあるが,以前に用いられていたアリアン 4までのロケットとの共通部分はほとんどなく,全く別のロケットとも言える.
  1980年代から,フランス国立宇宙研究センターによって,「フランス版スペースシャトル」とも言うべき,有翼再利用型宇宙往還機「エルメス」が計画されていた.この「エルメス」を打ち上げるために,これまでのアリアンシリーズよりも協力な打ち上げロケットとして開発が始められたのがこのアリアン である.当初は,このロケットのペイロード部分に「エルメス」を直結して打ち上げる計画であり,ヨーロッパ宇宙機関としては,この「エルメス」で国際宇宙ステーションに参加することも計画していたが,1990年代にヨーロッパ全体が不景気となり,ヨーロッパ宇宙機関も資金難に陥ったことなどから「エルメス」計画は実現することなく打ち切られることとなった.
  しかし,ロケットそのものの開発は続けられ,1996年6月,最初のタイプである「アリアン G+」,「GS」,「ES ATV」,「ECA」のバリエーションが誕生することになる.
  このモデルは,「ECA」のタイプを改良,ヨーロッパ宇宙機関が開発した「ATV」の打ち上げに特化したもので,2014年までに1号機「ジュール・ベルヌ」から4号機「アルベルト・アインシュタイン」までの打ち上げに成功している.

  作者の David Brown氏によると,この型紙には「誰にでも作れるように」という意図があるとのことで,細部に関してはかなりあっさり味.私としてはやや物足りないので,細部を中心にかなり手を加えてある.

  その一つが,フェアリング先端の部分.型紙では先端は尖っているのだが,実機の先端はドーム状になっている.さてどうしたものかと考えた末,A2の先端部分を作った時と同様,直径が少しずつ違う厚紙を何枚も貼り付けて大体の形を作り,ヤスリで削って形を整え,最後に白の絵の具で塗装して仕上げてある.
アリアン Ⅴ フェアリングの先端 SRBの先端も同様(ここは,型紙では「ビーズを使え」とある).
アリアン Ⅴ SRBの先端

同様にして,メイン・エンジン付近にある球形のパーツも作ってみた(実機のコレが何なのか良くわからない.ご存知の方,コメントいただけるとありがたいです).あと,本体とSRBを繋ぐ支柱の支柱の部分は実機の写真を参考に自作.
アリアン Ⅴ 後端部

せっかくなので,ATV1号機「ジュール・ベルヌ」も同じスケールで製作.
1/100スケールペーパークラフトによる ATV1号機「ジュール・ベルヌ」正面から.
1/100スケールペーパークラフトによる ATV1号機「ジュール・ベルヌ」ATV1号機」と言っても,1号機から4号機まで,外見上の差はほとんどないわけで,どのへんが「1号機」なのかというと・・・
  このへん.
ATV1号機 機体側面の「名前」 ・・・いやつまり,機体に書いてある名前が違うだけなんですが・・・

  それはさておき,アリアン ⅤとATV1号機を並べて一枚.
1/100スケールペーパークラフトによる アリアン Ⅴ と ATV1号機「ジュール・ベルヌ」

  これで,展示会のたびに「ない!」とツッコまれていたアリアン Ⅴ が完成したわけだけれど,今度はアリアンシリーズで「アリアン 4」だけないという状態に.アリアン 4も早く作らなくちゃねぇ・・・

完成写真の大きな画像はこちらからどうぞ.→Ariane Ⅴ (ES-ATV)

ロケットのペーパークラフトは是非↓こちらもご覧ください
PASA : Papercraft Aeronautics and Space Administration

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2014年4月 3日 (木)

フライト 3S

  ペーパークラフト国際宇宙ステーションシリーズ,第25回の今回は,フライト 3S.

  2001年10月23日,ソユーズ宇宙船(TM-33)が「ザーリャ」地球側のドッキング・ポートにドッキングした.このフライトは,それまで緊急帰還用にISSにドッキングしていたソユーズTM-32が軌道上の設計寿命(約半年)を迎える前に,新しいソユーズと効果することが目的で,2人のロシア人宇宙飛行士,1人のフランス人宇宙飛行士が搭乗していた.
1/100スケールペーパークラフトによる 国際宇宙ステーション(2001年10月23日の状態)

ピアース」が取り付けられて以来,2機のソユーズが地球側にドッキングしたのはこれが初めて.

  ということで,地球側にドッキングした2機のソユーズ↓.
地球側にドッキングした2機のソユーズ

  10月31日,ソユーズ(TM-33)で到着した後8日間ISSに滞在していた3人の宇宙飛行士を乗せ,ソユーズ(TM-32)が分離した.以後,TM-33は,次のTM-34が到着するまで,緊急帰還用としてISSにとどまることになる.
1/100スケールペーパークラフトによる 国際宇宙ステーション(2001年10月31日の状態)

  11月22日,プログレス補給船(M-45)が分離.
1/100スケールペーパークラフトによる 国際宇宙ステーション(2001年11月22日の状態)

  実は新たに製作したものはひとつもなく,ただソユーズ1機をドッキングさせ,別な1機を取り外し,さらに船尾のプログレスを取り外しただけだったりするけれど,今回はこれでおしまい.

完成写真の大きな画像はこちらからどうぞ→ “Flight 3S

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