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2013年3月 4日 (月)

南極でも「聞こえた」「爆発音」

  先月15日,ロシア南部チェリャビンスク州周辺に落下した隕石.その爆発による超低周波音が,なんと1万5000km離れた南極の観測装置でも検出されたとのこと.
  この「超低周波音」は周波数が20Hz以下.人間の耳では聞こえない(人間の耳がとらえられる「音」は20Hzくらいが最低と言われる.ちなみに一般的なピアノが出せる一番低い音が27.5Hz)が,南極に設置されていた装置には「聞こえて」いたというわけだ.
  この観測装置,本来は核実験を監視するために設置されたものだそうだが,観測網が運用され始めた2001年以来最大規模の超低周波音だったらしい.

  「太陽より明るく輝いた」
  「開放されたエネルギーは広島型原爆の30倍」
  「その爆発による超低周波音は遠く1万5000km離れた場所でも記録された」

この隕石の爆発がいかに凄いものであったのかがうかがえる.

  たくさんの方が怪我をされ,また,窓ガラスが割れたりしたおかげで寒さに苦しんだ方も多かったとのことなので,ここにこんなことを書くのは「不謹慎」極まりないとは思うのだが,
「見たかった」
というのがホンネではある.

  私が「火球」を見た一番古い記憶は中学生の時.
  丁度宿泊学習から帰って来て,校庭の朝礼台の前での集会のさなか.先生の話を聞いている最中に,西の空に明るくて長い流星が見え,生徒達は「何だあれ!」と大騒ぎしていた(話をしている当の先生の視界にはその火球は見えなかったため,先生には何が起きたのか全くわからなかったはず).「秋田沖の日本海に落下したと思われる隕石」の記事をどこかで読み,日付と時刻,そして見えた方角から,この時に見た火球が,まさしくその「秋田沖に落下したと思われる隕石」だった(だろう)ということを知ったのはそれから十数年の後.

  2003年6月16日の夜には,「北関東で謎の爆発音」という事件(?)があった.
  この夜,水戸は曇っていたので私は自室でくつろいでいたのだが,母親がこの「爆発音」に気づき,
「いまなんか『どたん』ってやった?」
と言っていた.私自身は気づかなかったわけだが,翌日のニュースでこれが栃木県,茨城県の上空を通過して行った隕石の衝撃波らしいということを知った.

  その他,天体写真の撮影を終えて撤収作業をしている時,背後で明るく光るものがあり,目の前に自分の影が写ったので「誰かに写真を撮られた?」と思って振り返ったら明るい火球があった,とか,観望会で星座の案内をやっている最中に長い火球があり,「(ライトで指し示しながら)これ流れ星です,これ流れ星です,これ流れ星です」と3回言えた(この時願い事を言っていれば!)とかいうこともあったが,今年1月20日,やはり北関東で目撃された-10等にもなったと言われる火球は見事に見逃した.

  そんなわけで,「そこそこ凄い」火球は何度か目撃しているものの,「超絶に派手」なものにはまだお目にかかったことがない.被害に遭われてしまった方にはやっぱり申し訳ないし,自分が被害に遭うのはやっぱり怖いのだが,それでも一度「隕石による衝撃波」なんていうものを体感してみたいというのがホンネではある.

  でもやっぱり被害が出るような隕石衝突は勘弁してね.

 

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