« 羅老號打ち上げ成功 | トップページ | 素数 »

2013年2月 5日 (火)

片道切符

  今さら宇宙飛行士になれるわけないが,やっぱり宇宙には行ってみたい.生きているうちに一度でいいから,微小重力の環境でふわふわ漂いながら,眼下に「青い地球」を眺めてみたい.

  天文教室などの折にも,
「あと20年くらい生きた後ならば,『帰れる可能性が半分くらい』でも(宇宙に)行っちゃうかも」
なんて話をすることがある.いやもちろん半分は冗談なのだが,半分は本気.
  もうすぐ始まる商業宇宙旅行,もちろん現時点では私なんぞに届くお値段ではないが,もしかして生きているうちに「どうにかこうにか手が届く」くらいのお値段で行けるようになった場合に備えて,実は貯金もしていたりもする(まぁ行けなかったら行けなかったで,その貯金で「宇宙葬」でもしてもらうさ).

  こういう私は,かなり「いっちゃってる人」だと自分でも思っている.

  が,しかし!

  あまり一般的に広がってはいない話題だが,オランダの民間企業が企画している「火星移住計画」が実際に進んでいる.
  この火星移住計画は「マーズワン・プロジェクト」と呼ばれるもので,現状のロードマップでは,2022年に最初の宇宙飛行士が火星に向けて出発する予定ということになっている.そして2023年以降,2年ごとに2人の宇宙飛行士が火星に向かい,2033年には20人以上が火星で居住することになる・・・のだそうな.

  ただし!

  今のところ,地球に帰る方法はない.2033年か,あるいはその先になれば,どうにかして地球へ帰る方法が確立されるかもしれないが,その保証はどこにもない.現状では,基本的に「行ったきり」の「片道切符」.火星に無事到着したら,火星で人生を終えることになるということだ.そのあたりがマーズ「ワン」プロジェクトというわけだ.
  倫理的に問題があるんじゃないかという気がしないでもないが,実際にこのプロジェクトで火星に行く人を募集したところ,全世界から4万人近い応募があったとか.

  いや私だって,「スピリット」「オポチュニティ」,そして「キュリオシティ」が送って着た画像を見ていると,
「この光景を自分の目で見てみたい」
とつくづく思うし,上に書いたように,あと20年も生きた後なら,「帰れる確率は半々」でも宇宙に行ってみたいとは思わないでもないが・・・それはあくまで月くらいのとこまでの話で.

  火星まで行って,しかも帰れる可能性はほとんどない

  となるとねぇ.さすがに文字通り「火星に骨をうずめる」ほどの覚悟はないなぁ.

  世の中には,私以上に「いっちゃっている人」が実はたくさんいるらしい.

 

この記事を読んで,「いや確かに火星に行けるなら行ってみたいけど,『行ったきり』ってのはやっぱりちょっとねぇ」と思った方,こちらをクリックして共感(?)の投票をお願いします.→にほんブログ村 科学ブログ 天文学・宇宙科学・天体観測へ

|

« 羅老號打ち上げ成功 | トップページ | 素数 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 片道切符:

« 羅老號打ち上げ成功 | トップページ | 素数 »