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2013年1月31日 (木)

羅老號打ち上げ成功

  昨日(30日),韓国では羅老號の打ち上げに成功した.過去二回は打ち上げに失敗,打ち上げ前のトラブルで打ち上げが延期になったことも含めると,実に11回目の挑戦で遂に「自国から人工衛星の打ち上げに成功した11番目の国」ということになった(ちなみに,1958年の今日,つまり1月31日には,アメリカが「自国から人工衛星の打ち上げに成功した2番目の国」になった日だったりする).

  昨日打ち上げられた「羅老號」とは↓これだ.
1/100スケールペーパークラフトによる KSLV-1(羅老)第一段はロシアで開発中の「アンガラ」ロケットそのもの,第二段の固体燃料ロケットは韓国独自開発のものである.そして,実際の打ち上げに関わったのはロシアの技術者が多いらしい.「自国から打ち上げた」とは言え,そのロケットは独自開発したとは言い難く,「他人の褌で相撲をとった」感がないわけではない.
  それでも,とにもかくにも人工衛星の打ち上げには成功したわけで,とりあえずは喜んで良いのではないか.何をやるにも,「一度も成功していない」のと「一度だけでも成功した」のでは全然違う.少なくとも,現場で打ち上げに関わった技術陣の脳裏には,空に向かって上昇してゆくロケットの姿は刻み込まれただろう.それは,今後韓国にとっての「自前のロケット」開発においては大きな大きな推進力になるに違いないと思う.

  一連のニュースの中で,
「最後の打ち上げを控え、彼らにはもう後がなかった。打ち上げ日が決まると、羅老宇宙センターは悲壮感が漂った。また失敗するのではという思いから、ひげも剃らず、下着も着替えず、準備に没頭した研究員も多かったという。」
という記述もあった.「宇宙開発」という難題に挑む科学者・技術者の想いは,古今東西皆一緒なのかもしれない.

 

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