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2013年1月24日 (木)

公開天文台協会第一回全国研修会

  20日と21日は長野県はうすだスタードームで行われた,公開天文台協会第一回全国研修会に参加.

  この研修会,過去に行われた公開天文台協会総会(の間に行われた「ナイトセッション」)で話題になった,
公開天文台協会として,全国の公開天文台で,より良い観望会が行えるように,また,若いスタッフが観望会の技術を習得する場が作れるように」
という話から協会の内部に立ち上がった,「公開プログラム研究ワーキンググループ」(私もその一員)の企画によるもので,今回が第一回.

  20日の朝水戸を出発して,昼過ぎに会場近くの臼田駅に到着.ちなみに,長野新幹線は初体験.
Japos13_usuda_01想像していたよりずっと寒くなくて一安心.
  ここから,用意していただいたバスに乗って,会場のうすだスタードームへ.
Japos13_usuda_02 開会行事のあと,うすだスタードームの施設見学.↓これが「ご本尊」の60cm反射望遠鏡.
Japos13_usuda_03 この望遠鏡が収められているドームは珍しい「アイリッド(まぶた)型」.
Japos13_usuda_04 このタイプのドームは開口面積が広く,ドーム内から空の広い範囲が見える.望遠鏡で星を見ながら,それがどこにあるのかわかりやすいというメリットがある.実際,良くあるスリット型のドームだと,慣れていてもどこを見ているのか混乱することがあるのでこれは使い安そうだ.
  そして,スライディングルーフになっている別の観測室.ここには20cm屈折望遠鏡が2台.
Japos13_usuda_05 あぁ,うらやましい・・・

  この後,研修室でうすだスタードームの坪根氏によるスライドショーの実演.晴れなかった夜を想定したネタの実演というわけだ.

  いやしかし・・・

  やや早口な口調,次々と繰り出される小ネタ.私の「芸風」と良く似ていて驚いた.
  こと座の神話のところで,
「結局は奥さんに決定権があるんですよね」
(オルフェウスが死んだ妻エウリディケを返してくれと冥界の王プルートンに懇願するが,プルートンは頑として緩そうとしない.そこをプルートンの妻ペルセポネが「あなたなんとかしてあげなさいよ」ととりなしてくれて,とりあえずエウリディケを返してもらえることになったというわけだ)
というところまでおんなじ.

  そして,これをたたき台としたディスカッション,そして,各施設の事例発表.
Japos13_usuda_06 「木星を望遠鏡で見せる」ということだけとっても,スタッフはこれだけ考えているわけですよ(いやとりあえず私だって結構考えているんですよ,念のため).

  夕食の後は,観望会の実演.

  が.

  月が見えそうで見えない天気.観望会としては最悪の天気だが,そこはそれ,研修会としては理想的な天気ではある.一番やりづらい天気の中,どうやって場を盛り上げ,観望会として成功させるか,ベテランの腕の見せどころであり,新人としては一番知りたいところでもある.
  ここでも坪根氏の技が冴え渡る.時折空を見上げながら繰り出される小ネタの応酬.あっという間に時間が過ぎて行き,曇り空の下でも,参加者が「来る前はわからなかったことが,観望会が終わった頃にはわかるようになった」と思うことができるような話の組み立てに(研修会の)参加者一同感心.

  そしてその後は・・・もちろんお決まりのコース.
Japos13_usuda_07 いや実は,公開天文台協会ではこれこそが「本番」と言われるのだが・・・

  翌日も朝から事例発表会,そして,プログラムの組み立て方の実習.

  とりあえずいつも頭の中では
「アレを見せてこんな話をして,次はアレでその次はアレで・・・」
ということを考えてはいるのだが,あらためてじっくりと組み立てを考えてみると結構新鮮.

  そんなこんなで,お昼頃閉会.

  今回参加したメンバーは新人半分ベテラン半分といったところか.いずれにしても,みんな「少しでも良い観望会を」と思っている人たちで,こういう人たちと交流できるのは刺激的で意欲に火をつけられる.

  さぁて,私も頑張らなきゃねぇ!

 

この記事を読んで,「あんたらにとっては年間数十回のうちの一回でも,参加する人にとってはそれが『ただ一度』の観望会かもしれないんだから,一回一回丁寧にやってよね」と思った方,こちらをクリックして応援(?)の投票をお願いします→にほんブログ村 科学ブログ 天文学・宇宙科学・天体観測へ

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