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2012年10月31日 (水)

フライト 6A

ペーパークラフト国際宇宙ステーションシリーズ,第18回の今回は,フライト6A.今回も長くなるのだが,途中での分割が難しいので今回は長〜い単一の記事で.

  2001年4月21日,STS-100ミッションのスペースシャトル「エンデバー」がドッキングした.このフライトでは,「デスティニー」に「SSRMS : Space Station Remote Manipulator System」と呼ばれるロボットアームが取り付けられる.ちなみに,このロボットアームは通称「カナダアーム2」と呼ばれるが,「カナダアーム1」はスペースシャトルの左舷側に取り付けられているマニピュレーター・アームである.
  また,今回は,二機目の多目的補給モジュール(Multi Purpose Logistic Module : MPLM)である「ラファエロ」が初めて使われた.

  まず,STS-100「エンデバー」.
1/100スケールペーパークラフトによる スペースシャトル「エンデバー」(STS-100)

デスティニー」船首側に取り付けられた「PMA-2」にドッキングして↓
1/100スケールペーパークラフトによる 国際宇宙ステーション(2001年4月21日の状態)
ドッキングした状態の「エンデバー」↓.
「PMA-2」にドッキングしたスペースシャトル「エンデバー」(2001年4月21日)

  4月22日,「デスティニー」地球側にUHFアンテナが取り付けられ,天頂側の「上部結合機構(Lab Cradle Assembly : LCA)には,長いアームの中央付近で二つに折りたたまれた状態の「SSRMS」を固定したまま,「スペースラブ」が取り付けられた.
1/100スケールペーパークラフトによる 国際宇宙ステーション(2001年4月22日の状態)↓「デスティニー」地球側に取り付けられたUHFアンテナ.
「デスティニー」地球側に取り付けられた UHFアンテナ

  4月24日,船外活動によって,折りたたまれて「スペースラブ」に格納されていた「SSRMS(カナダアーム2)」のアームが伸長された.その後,「SSRMS」が起動され,「エンデバー」からのコントロールで「デスティニー」地球側の「PDGF」を把持した.「SSRMS」は,その両側がほぼ同じ構造で,「PDGF」を把持することにより,電力の供給と信号のやりとりが可能であり,ISS上にいくつもある「PDGF」を伝って,尺取虫のように移動することができる.
1/100スケールペーパークラフトによる 国際宇宙ステーション(2001年4月24日の状態 その1)↓「デスティニー」地球側の「PDGF」を把持した「SSRMS(カナダアーム2)」
起動されたSSRMS↓「デスティニー」地球側に移動した「SSRMS」.
「デスティニー」地球側に移動した「SSRMS」この時の全体の姿が↓.
1/100スケールペーパークラフトによる 国際宇宙ステーション(2001年4月24日の状態 その2)

  続いて,「ユニティ」地球側の共通結合機構に,多目的補給モジュール「ラファエロ」が取り付けられた.「ラファエロ」が用いられるのは今回のフライトが初めてであり,「レオナルド」同様,この時には,側面に目印となる”Visual Target”がいくつも描かれていた.
  その他,「デスティニー」左舷側の「ESP-1」には新たに「直流切り替えユニット(DCSU)」の予備品が取り付けられ,「ユニティ」右舷側の共通結合機構に取り付けられていた「初期通信アンテナ」が撤去された.
1/100スケールペーパークラフトによる 国際宇宙ステーション(2001年4月24日の状態 その3)↓「ユニティ」地球側に取り付けられた「ラファエロ」とDCSU」が取り付けられた「ESP-1」.
「ユニティ」地球側に取り付けられた「ラファエロ」
  4月28日,地球から運んだ荷物の搬出,ISSからの不用物の積み込みを終えた「ラファエロ」を「エンデバー」のリモート・マニピュレーター・アームが把持,「ユニティ」地球側の共通結合機構から取り外し,「ラファエロ」は「エンデバー」のペイロード・ベイの所定の位置に戻された.
1/100スケールペーパークラフトによる 国際宇宙ステーション(2001年4月28日の状態)

  4月29日,取り付けられたばかりの「SSRMS」が「スペースラブ」を把持し,「デスティニー」の上部結合機構から取り外した.そして,「スペースラブ」は「エンデバー」のリモート・マニピュレーター・アームに渡され,「エンデバー」のペイロード・ベイの所定の位置に戻された.
1/100スケールペーパークラフトによる 国際宇宙ステーション(2001年4月29日の状態)

  4月30日,STS-100「エンデバー」が分離.
1/100スケールペーパークラフトによる 国際宇宙ステーション(2001年4月30日の状態) ↓「エンデバー」分離時の「SSRMS」.
「エンデバー」分離時の「SSRMS」

  ちなみに,この「SSRMS」,上の写真だと実際の大きさがわからないが,実は↓
Ssrms_pre こんなに小さい.これで関節はすべて可動.さらに,これまた写真でもわからないが,「SSRMS」を「スペースラブ」に取り付ける部分もとんでもなく細かかった.いやはや製作の大変だったこと!

  完成写真の大きな画像はこちらからどうぞ→ “Flight 6A

 

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