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2012年9月22日 (土)

天文教室

  昨日(21日)は市内某小学校で観望会・・・の予定だった.
  実はこの学校,毎年観望会を企画してくださっているのだが,どうにもこうにも天気に恵まれない.
  そして昨日も,朝から曇りで時々雨,午後になって時折晴れ間も見えたが,夕方にはべったり曇り.観望会は屋内での天文教室となった.

  まずは,中秋の名月が近いので,月の話.いろんな形の月の写真を見せたり,月の地形が作る模様についていろいろ.小学生もいろいろと知っているもので,うさぎの他,かえるやかに,女性の横顔など,こどもたちからの声もあがった.そんな中で,
「実は,小学生の形にも見えるんです」
この話がかなりヒットした(ここをお読みの方,満月の写真をじっくり見て探してみよう!).
  その後,結構私の十八番,ボールとウェブカメラ,そしてLEDライトを使った月の満ち欠けの実験.ここでポイントなのは,軟式野球のボール(をかたどったゴムのボール)を使うこと.このボールには,ディンプル(気流の圧力抵抗を下げ,軌道を安定させるためにたくさんある凹みのこと)がたくさんあり,また,「縫い目」にあたる山があるので,「欠け際の凸凹が良く見える」ことも再現できる.

  そしてその後は,東日本大震災による倒壊から復旧なった自作プラネタリウムの出番.明かりをだんだんと暗くし,たくさんの星々が映し出されるようになった時に,子供たちから上がる歓声は何度聞いてもうれしいものだ.
  最近,このタイミングで虫の声を効果音として鳴らしている.子供たちのこと,盛大な歓声はなかなか止んでくれない(というか,歓声の後はしばし「おしゃべり」になってしまう).そのまんまでは星空の解説に入れないので何とか静かにして欲しいのだが,かと言って「静かにして!」とか叫んだのでは雰囲気ぶち壊しだ.そこで,「はい,ちょっと静かにしてみましょう.何か聞こえてきませんか?」
とやるわけだ.星を眺めながら季節感を感じるというのも星を見る一つの楽しみなので,それも味わってもらおうという意味もある.ところが,昨日の会場ではその必要はなかった.なにも効果音として虫の声を鳴らさずとも,窓の外からしっかりと本物の虫の声が聞こえていたからだ.
  夏〜秋の星座の案内,明るい星が多い冬の星座の中に,木星と金星が輝く明け方の空のお話をして投影終了.

  最後に,中秋の名月の話と,ニール・アームストロング氏の話.
「今度,月が綺麗に見えていた時にはぜひ,ウィンクしてあげてくださいね」

  とりあえずうまくまとまったかな,というところで,私の自己採点では「優・良・可・不可」の「可」かなぁという感じだったが,皆さんに
「とっても楽しかったです」
と言っていただけた.そう言っていただけたなら,とりあえず合格点,というところかな.

 

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