« がんばって月の写真 | トップページ | とんだ中秋の名月 »

2012年9月30日 (日)

生きたものじゃないと

  昨日(29日)も市内某所で観望会の予定だった(この予定を,昨日の午後まですっかり忘れていたのはここだけの秘密).
  ところが夕方はベタ曇りで,やはり屋内での天文教室になった.

  内容は先日某小学校で行った天文教室と大体同じ.
  まずは月のお話.

「さて月を良く見てみると,いろいろな模様が見えるわけですが・・・」

  うさぎ!かえる!女の人の横顔!かに!

  ・・・

  次いで自作プラネタリウムを使っての秋の星座の紹介.
「カシオペア座のこの“M”の字の上の方を見ると,なだらかにカーブを描いて星が並んでいますね?これがアンドロメダ座です」

  アンドロメダ大星雲!

「アンドロメダ座のカーブを下に向かってたどっていくと,ここにカタカナの“イ”の字を横にしたような星の並びがありますね?これがペルセウス座です」

  ペルセウスはメドゥーサを退治しに行って,その目のところにあるのが変光星アルゴル!

「ペガススの四辺形の,東側の二つの星を結んで,南側に伸ばして行くと見つかる星が,デネブ・カイトス.この左側に広がっている星座が,暗い星ばっかりで(街中の)実際の夜空ではほとんど見えませんが,くじら座です」

  変光星ミラ!

  ・・・

「いや良く知っているねぇ」
とは言ったものの・・・

  君たち,それでいいのかい?
  月の模様が,いろんな地域でいろんな形に見られていることは知っていても,どのように見ればその形に見えるかは知らない.
「帽子をかぶってランドセルを背負った小学生にも見えるんだよ」
と紹介してみても,ほとんど興味を示してくれなかった.

  アンドロメダ大星雲だとか,変光星のアルゴルやミラという「名前」は知っていても,それがどこにあるものかは知らない.

  おそらく,本や図鑑で読んで知ったことなのだろうけれど・・・

  本やインターネットから得た知識は,それだけだと「死んだ知識」だと思っている.それを実際の夜空で目を凝らし,「あ,あれか!」と思ったり,「ううん,見えないか」と思ったり.実際の夜空で見たり,写真を撮ってみたりして,興味を持ったことを本などで調べる.そしてまた夜空を眺めて,いろいろと考えたり,想像してみたりする.それが「生きた知識」だと思う.

  「死んだ知識」をいくら持っていても,ただそれだけのこと.やっぱり「生きた知識」にしていかないと,つまらないんじゃないのかい?

 

この記事を読んで,「やっぱり,“知っているだけ”の知識じゃつまらないよねぇ」と思った方,こちらをクリックして共感の投票をお願いします.→にほんブログ村 科学ブログ 天文学・宇宙科学・天体観測へ

|

« がんばって月の写真 | トップページ | とんだ中秋の名月 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 生きたものじゃないと:

« がんばって月の写真 | トップページ | とんだ中秋の名月 »