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2012年7月15日 (日)

復旧デビュー戦

  昨日(14日)は水戸から車で約30分,東海村役場で自作プラネタリウムの投影会.村役場で毎年行っている「キャンドルナイト」イベントの一角で行ったもの.
  東日本大震災で倒壊した自作プラネタリウム,数週間前にようやく復旧が完了して,昨日で「復旧デビュー戦」というわけだ.ついでに,先日購入したハンディプロジェクターもぶっつけ本番で使い,さらに,「虫の声」の演出もしてみる.

  投影は19:30スタートで20分弱を4回.

  その最初の投影が始まる少し前,早めに会場にいらした方に,プラネタリウム投影機を見て,
「これ,何台くらいあるんですか?」
と聞かれた.
「世界にこれ一台だけです」
「ほんとですか?」
「間違いないです.なにせ私が作ったものですから・・・しかもこれ,昨年の震災でどーんと倒れ,つい先日ようやく修復が終わったところで,今日が復旧してから初めての投影なんです」
「それは楽しみですね」
・・・投影を始める前にこういう会話になるとは思ってもみなかった.

  さて予定通り19:30から第一回目の投影.会場に集まった方は50名弱くらいか.
「今日の日没は午後6時54分頃です.空が暗くなるとともに,星がすこしずつ見えてきます」
「なんちゃって青空投影機」の明るさをすこしずつ暗くしていき,恒星球の電球をすこしずつ明るくしてゆく.同じタイミングで,「虫の声」の音量を上げていく・・・
「うわー!」
「星がいっぱい!」
「きれい!」
うーん,やっぱりこういう反応をされると嬉しいねぇ.この嬉しさを味わうのも実に久しぶりだ.

  あれ?

「虫の声」には誰も反応してくれない・・・虫の声は無視ですか?

  それはともかく.

  北斗七星から春の大曲線の紹介・・・と進んだところで,
「実際の夜空では,(スピカの上あたりを指し示して)ここにもう一つ明るい星が見えます.実はこのプラネタリウムではこの星は写せないのですが,その星の正体がこれです」
と言って,ハンディプロジェクターの出番.天井に土星の写真が写る.
「わー,土星だ!」
という子供の声も.

  ふむふむ,ばっちりだ.恒星球の電球を暗くしなくても,天井に写った恒星が邪魔にならない.さりとて,11ルーメンという明るさだと,プロジェクターの映像を消した後でもすぐ恒星がちゃんと見える.まさに狙い通り!

  その後,七夕の話題から夏の大三角の紹介・・・と進んだところで,今度はM57M13の画像を投影してみる.
「・・・」
むぅ,こちらはあんまり反応がない.やっぱり星雲・星団というのは,普通にはあんまり馴染みがないからねぇ.

  そして,時間を進め,真夜中の空に見える天の川の話,そして明け方に東の空に昇ってくるオリオン座の三つ星「土用さぶろう」の話をしたところで会場も朝に.

  ・・・という具合の流れで,これを合計4回.来場された方はのべ約200人といったところか.

  とりあえず,(「虫の声」はともかく),自作プラネタリウムは何の問題もなく使えるようになった.また,ハンディプロジェクターも狙い通り使えることがわかったのが収穫.

  そして,久々に「歓声」を聞くことができたのが何より.

  ふう,これで,曇ってしまった時の「天文教室」も少し楽になるぞと.

 

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コメント

しばらくぶりの自作プラネ、無事動き皆に喜んでもらえて良かったですね。

投稿: 太陽爺さん | 2012年7月16日 (月) 09時49分

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