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2012年7月18日 (水)

2年ぶり

  昨日(17日)夕方は市内某小学校で観望会の予定だった.が,夕方には雷.
  雷はほどなくして止み,観望会の予定時刻までには雨も止んだのだが,さりとて晴れるわけではなく,
「こんなことなら,雨が止まなければよかったのにねぇ」
雨が降っていれば諦めもつくが,雨は止んだのに晴れてないというのはなんとも悔しい.

  と言ってみても,星が出ていないのでは観望会にならないので,屋内での天文教室となった.

  ・・・ということは,復旧なった自作プラネタリウムの出番.

  実はその小学校,私の自作プラネタリウムとはずいぶんと縁がある.
「天文教室」にプラネタリウムを初めて持ち込んだのは,この小学校だった.その時はセガトイズのホームスターと,学研の「大人の科学」の付録を改造した試作1号機だったが.
  この時,ホームスターではやっぱり多人数では暗すぎ,「大人の科学」の付録では星がでかすぎた.「天文教室」が終わった後,
「来年までには,多分”改良型”ができていると思いますよ」
と言っていた.
  そして,その年の秋までに試作2号機が完成,翌年の春に強化改造をして試作2号機改になり,この年の夏,やはりこの学校での「天文教室」で投影を行った.
  さらにその後,現在使っている自作プラネタリウムを完成,最初に投影を行ったのもこの学校だった・・・ということは,この学校での観望会はよくよく天気に恵まれていないわけだが.

  そして昨年,やっぱりこの学校での観望会は晴れず,屋内での「天文教室」となった.が,
「いつもならここで自作プラネタリウムが登場するんですが,実は今年の震災で壊れてしまいまして・・・」
という話をしていた.

  で,昨日.
「なんだかねぇ,やっぱりダメですかねぇ.何年か前はプラネタリウムを見せて頂いたんですけど,あれは震災で壊れちゃったんでしょう?」
と言われた.ふっふっふ.
「それがですねぇ,ついこの間修理が終わったんですよ」
「じゃあ今日はあるんですね?」
「はい!」
「それは楽しみ」

  というわけで,2年ぶりのプラネタリウム投影となった.

  部屋を暗くし,「なんちゃって青空投影機」と「なんちゃって夕焼け投影機」の明るさをだんだんと暗くしていく.同時に,恒星を写す電球の明るさを上げてゆく.ついでに「虫の声」の音量も上げていく.
「空がだんだん暗くなるにつれて,星が見えるようになってきます」

「うわー!」「すげー!」「きゃー!」「星がいっぱい!」
子供たちの盛大な歓声.いやはや,この瞬間はやっぱり嬉しいねぇ.

  が,子供たちには何とかして一度静かにしてもらわないと話が始められない.かと言って,
「はい,静かにして〜」
というのも味気ない.
  そこで,昨日は一つの作戦を思いついた.
「はい,ちょっと静かにしてみましょう.何か聞こえませんか?」
そう,「虫の声」をここで利用してやるわけだ.
「あ,虫の声!」「こおろぎ?」
相手が素直でない大人たちだとここで笑いが出てしまうところだが,素直な子供たちだと静かにして耳を澄ませてくれる.素直っていいねぇ.

  で,夏の星座たちの紹介,天の川の話,明け方に昇ってくる冬の星座たちの話などをして,投影終了.

  震災直後,床に転がっている姿を見てすっかり修理する気をなくし,しばらくほったらかしになっていた自作プラネタリウム.やっぱり修理できてよかった・・・

 

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