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2012年6月14日 (木)

日本公開天文台協会第7回全国大会

  11日から昨日(13日)まで,群馬県の群馬パース大学構内で行われた日本公開天文台協会(JAPOS)第7回全国大会に参加した.

  11日朝に水戸を出発,水戸線〜両毛線〜上越線と乗り継いで上越線渋川駅にお昼過ぎに到着.駅で早くも1年ぶりに日本各地の天文台の方々と再会.いやぁ,やっぱりうれしいねぇ.

  開会式の後は基調講演「二度の大きな地震を乗り越えた天文台」.
  昨年の東日本大震災では,各地の天文台も(城里町ふれあいの里天文台も)大きな被害を受けた.それでも,天文台で働く人々の情熱は少しも衰えることはなかった.

  その後,各種研究発表.
  福島県にある「星の村天文台」では,昨年の震災の際,65cm反射望遠鏡が倒壊.
Japos2012_01 この部分にかかった力は軽く150Gを越えていたのだとか.
  それでも,「星の村天文台」は見事に復旧.
Japos2012_02 なんだか自分のことのようにうれしい.

  その他,研究発表は先日の金環日食のことなどなど.

  夜はもちろん,懇親会ナイト・セッション.
Japos2012_03 JAPOSのナイト・セッションはかなりハードだ.同じ志の者同士,時に歓談しながら,時に議論しながら,空が明るくなるまで続く(何と言っても,徹夜することが珍しくない人たちの集まり!).それだけに,得るものもとても多い.

  で,少し休んで(!),眠い目をこすりながら朝食.そしてその後再び研究発表.ポスターセッションや,モバイルプラネタリウムの実演を交えながら夕方まで.うーん,私も早く自作プラネタリウムの復旧を果たさねば.

  夕食の後,近くの「県立ぐんま天文台」を見学.晴れていれば観望会の予定だったが,見事に雨.それでも,ご本尊の150cm反射望遠鏡と対面してきた.
Japos2012_04 う〜ん,でっかい!やっぱり夢と望遠鏡は大きくなきゃ!

  もちろん,この後は再びナイト・セッション.この日は,「観望会への取り組み方」のような話題で大いに盛り上がった.
  この日,私は午前2時頃に宿舎に引き上げたのだが,朝食の折,
「なんだ,昨日は(引き上げるのが)早かったじゃない」
と言われた.アレで早かったのか・・・

  そして最終日は総会.天文台協会のこれまでの活動,そしてこれからの活動について活発に議論がなされた.

  昼頃に全ての日程が終了.帰路につく.やっぱり皆さんと別れるのはなんだか寂しい.

  今回,もっとも印象に残ったのは,ナイト・セッションでの

「観測室はステージである」
「我々は指揮者であり,お客様はプレーヤーであってリスナーでもある」
「我々がどんなに頑張っていても,結局リスナーに満足してもらえなければダメだ」

  という話.お客様が見たいもの,知りたいことをできるだけ引き出しながら,こちらの伝えたいことも伝えてゆく.これが,奏者(プレーヤー)の長所を引き出しつつ,全体として思い通りに楽曲を組み立ててゆく指揮者にそっくりだというわけだ.そしてもちろん,リスナー(お客様)に満足して帰ってもらえるかどうかが真価であることは,観望会でも全く同じだ.

  というわけで,今回もまた,長くて短い,そして楽しくて充実した3日間を過ごすことができた.

  帰りの列車の中でも「あんなことをやってみよう」「こんなことができるかもしれない」なんて考えながら過ごした.
  帰って来てみれば,早急に片付けなければならない現実がいっぱいだったりもしたけれど.

 

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