« 失敗を乗り越えて | トップページ | 昼間の金星 »

2012年4月24日 (火)

日食グッズ

  今日(24日)は朝早くから(というか,5月21日当日は日食が起こっている時間帯)に,市内某所で「日食観望会」の打ち合わせ.
  朝早くの現象ということで,遮るものがないかということが心配だったが,今日現地に行ってみて,何の問題もない(今日大丈夫ならば,1ヶ月後は太陽はもっと高くなっているはずだから当日も大丈夫ということだ)ことを確認.現地は駐車場も充分にあるし,トイレもあるし,機材の電源もとれるし,ばっちりだ.
  問題は・・・日食が起こるのは通勤・通学時間帯.ふたを開けてみれば,数人しか集まらないかもしれないし,直前にはマスコミなどでも相当話題になっているだろうから,もしかしたら数百人集まってしまうかもしれない.いったいどのくらいの人数が集まるのかまるで見通しが立たないが,こればかりは当日になってみないとわからない.でもまぁ,「数百人集まる」ことを想定して準備しておけば,数人しか集まらなくても「準備が無駄になる」だけで済むだろう.

  ところで.

  先日,某電気やさんで面白いものを見つけた.金環日食まで1ヶ月を切り,電気屋さんでも書店でもホームセンターでもスーパーでも,「日食観察グッズコーナー」がある.まぁだいたいそういうコーナーで売られているものは「日食めがね」や「日食双眼鏡」(←これ実は結構危険だと思う.ここをお読みの方にはお勧めしない)など.
  ところが,先日行ったその某電気屋さんでは一味違うものが販売されていた.
Phforecl_120424_1 「ピンホール望遠鏡」

「ピンホール」で「望遠鏡」というのはちょっと「?」ではあったけれど,日食を見るには,絶対安全なピンホールを勧めているので,「これはなかなか・・・」と思って購入してみたわけだ.

  そして,開封してみた.

  ・・・これは!

  驚きの逸品.

  まず,組み立て説明書には,
Phforecl_120424_2 「見え方情報」.さらに,
Phforecl_120424_3 メカニズムなどを含めた「日食とは?」の解説と,「日本で見られる今後の日食」.

  いいねぇ.こういうところをしっかりやってくれると嬉しい.

  そして組み立て開始.
Phforecl_120424_4 「はさみものりも不要!簡単組み立てキット!」とある通り,「組み立て」とはいっても,折り線にそって折り,いくつかの部分を差し込むだけ.しかし,この「折り線」が実に良く考えられている.上の3本の「鏡筒」をはめ込んで,伸縮ができるような設計になっているのだが,下側を「山折り」,上側を「谷折り」にすることで,適当にテンションがかかり,また,ひっかかるので筒同士が抜けないようになっている.また,筒の先端と,下の方には「ファインダー」があり,下側の「ファインダー」は「日よけ」の役割も兼ねている.
  で,これらを組み合わせて完成.
Phforecl_120424_5 ↑これが縮めた状態.これを伸ばすと↓
Phforecl_120424_6 で,これを実際に使ってみる.
Phforecl_120424_7 このように,先端の「ファインダー」の影が,下側のファインダーに描いてある線に一致するようにすれば,底にある「投影面」に太陽の形が写るというわけだ.その写った太陽像も,
Phforecl_120424_8 なかなかくっきり.これなら安全に楽しくきっちり観察できそうだ.
  いやしかし,随所にアイディアが盛り込まれていて素晴らしいと思う.私が作ったのは↓こんなヤツ.
Pinhole_120316 基本的なコンセプトは同じだが,アイディアでは負けた.まぁ,↓こんなものも作ったので,
Phforseclipse 大きさでは私の勝ち(全長2m)だな.投影される太陽像も,
Sun_by_pinhole 100円玉ほどの大きさになるし.

  それはさておき.

  とにかく,この「ピンホール望遠鏡」,巷で見かけた「日食観察グッズ」の中ではダントツに優れたものだと思う.これを考えた人は天才だなぁ.

  これからグッズを購入する予定の方,ぜひお試しあれ.

 

この記事を読んで,「そういうアイディアを思いつく人って,本当に凄いよねぇ」と思った方,こちらをクリックして共感の投票をお願いします.→にほんブログ村 科学ブログ 天文学・宇宙科学・天体観測へ

|

« 失敗を乗り越えて | トップページ | 昼間の金星 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 日食グッズ:

« 失敗を乗り越えて | トップページ | 昼間の金星 »