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2011年12月 1日 (木)

重力に慣れる

  国際宇宙ステーションに165日間滞在していた古川宇宙飛行士が,先日帰還した.

  「宇宙で過ごすっていうのはどんな感じなんだろう?」
とよく思うことがあるが,同時に,
「宇宙から帰還した時ってどんな気分なんだろう?」
ということも気になる.

  古川宇宙飛行士が,そのへんのことも自身のツイッターに書いてくれている.
  帰還当日は,
「気分は最高だが,身体はまるで軟体動物のよう」
だとか.宇宙にいた時は,体のどこにも力を入れず,どこからも力を受けずに過ごしていたのが,地上ではそうはいかない.体のどこかには力を入れていないと姿勢を維持できないし,どういう姿勢をとっていても,体は下に押し付けられるわけだ.

  以前(誰だったかは忘れてしまったが),地球に帰還した後,一番困ったことは,「箸やスプーンなど,使った後は手を離してしまうくせがなかなか抜けなかった」ことだったそうな.宇宙にいる時は,それでも箸やスプーンはふわふわ浮いていたのだが,地上では,もちろんすぐ落ちてしまう.「落ちない」ことに慣れていたため,落ちた瞬間は,何が起こったのか良くわからなかったりもしたらしい.

  昼間,活動している時は,それでも意識があるから何とかなるとして,例えば,ベッドに横になって,まどろんでいる時にどんなことを考えるんだろう?なんて思ったこともあった.昨日までは,寝る時もふわふわ浮いていたのに,今日はベッドに押し付けられる感覚がある.相当な違和感があるんじゃないだろうか?
  古川さんは,(上に書いたこととちょっと違うことではあるけれど)
「ベッドに寝て天井を見ていると、天井の物を取りに行くには、ベッドのここをこのくらい押せばうまく飛んでいける、などと考えている自分がいる。」
と書いている.

  「宇宙に行った時の感じ」はもちろんだが,「宇宙から地球に帰って来た時の感じ」もまた,経験した人にしかわからないんだろうな・・・

  うーん,やっぱり生きている間に一度は経験してみたい.
  もうすぐ民間による宇宙への営業飛行が始まる.今はまだ全然無理だが,私が生きている間に,私でも行けるほど安くなってはくれないだろうか・・・

 

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