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2011年11月 8日 (火)

ちょっと嬉しい

  私の職場がある建物の一階ロビーには,私のペーパークラフトたちが展示されている.
ペーパークラフト展示こんな具合.
  その同じ場所(写真の手前側)で,小中学生のちょっとした展示が行われており,出展した子供とその家族が見に訪れている.
  おそらく,作品が展示されている子供の弟さんだろう,小さな男の子が,この展示に見入っていた.よくよく興味をそそられたのだろう.そのうち,透明なケースのわずかな隙間から手を突っ込んでいじり始めた.
「あー,お願い,触らないで見てね」
と声をかけ,いじるのは止めてもらった.見ると,「こうのとり」2号機の下部に付いているノズルがとれてしまっていた.まぁ修理には大して手間はかからないけれど.

  困ったものだ・・・

  と思う場面ではあったのだろうが,その子が,そこまでして興味をそそられていたのが嬉しい気もした.おそらく,その子はそれが何であるかわかってはいなかっただろう(それが「宇宙ステーション補給機」の模型だとわかっていじっていたとしたら,それの方が恐ろしい).しかし,このくらい小さい頃の記憶というのは,意外と将来まで覚えているものだ.もしかして,十数年後,その子が大きくなった時,「あれは『こうのとり』だったのか!」と気づく時があるかもしれない.それが早い時期であれば,もしかして宇宙開発に携わることを将来の夢にしてくれるかもしれない.「はやぶさ」のプロジェクトマネージャーだった川口さんも,子供の頃,ボイジャー計画等の宇宙開発の物語に触れたのが,宇宙開発の道に進むきっかけだったのかもしれないと話していた.

  今日もまた,この展示に見入ってくれている子がいる.そんな子の中から,将来「はやぶさ」に匹敵するような成果をあげて,
「いやぁ,子供の頃,ずらっと並んだロケットの模型を見ましてね,それが宇宙開発の道に進むきっかけだったんですよ」
なんて言ってくれる人が現れたら,この上ない幸せだと思う.

  さて今日も頑張るとするか!

 

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