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2011年11月19日 (土)

超光速再び

  ニュートリノは光より速いのか

  スイスのヨーロッパ合同原子核研究所から発射したニュートリノを,約730km離れた,イタリアの地下研究所でとらえ,かかった時間を測定したところ,光が到達するより60ナノ秒早く到達しているとする実験結果が発表された.
  その結果は,やはりにわかには信用できるものではなく,最近,再び同様の実験が行われた.この実験では,ニュートリノ・ビームの長さを前回の3000分の1にするなど,時間を正確に測れるような工夫をして行われたが,やはり光よりも57.8ナノ秒早く到達したという実験結果が得られた.

  さぁ困った.

  いずれにせよ,「何かが間違っている」ことは確実なわけだ.その「何か」とは,実験方法なのか,時間の計測の方法なのか,あるいは,相対性理論の方なのか.それとも,我々の知らない,何か未知の効果があるのだろうか.
  今回の再実験においても,時間の計測にはGPSを用いていた.実験グループでは,とりあえずこのGPSを用いた時間の測定をやめ,別な方法で時間を測定することを考えているという.

  素人の私がこんなことをここに書いても仕方ないことかもしれないが・・・

  私はやはり,この実験結果は「何らかの効果でニュートリノが光より速く運動しているように『見える』」ということなのではないかと思っている.つまり,ニュートリノが,実際は光の速さか,あるいはそれよりほんの少し遅く運動しているのだが,何らかの効果で,見かけ上,それが光より速く運動しているように見えているのではないかと思うわけだ.その「なんらか」というのが一体何なのか,私には想像もつかないが.

  まだまだ時間はかかるだろうが,この実験結果,果たしてどのように決着がつくのであろうか.

 

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