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2011年11月 6日 (日)

火星から帰還

  ・・・と言っても,将来の有人火星飛行を想定して行われた隔離実験「MARS500」のこと.この実験は,火星への往復と火星滞在の期間を合計した520日の間,「乗組員」たちが周囲から隔離された空間で生活,肉体や精神にどのような影響がでるかを調査するためのもの.
  実験は今月4日に終了,この実験に参加したロシア,フランス,イタリア,中国の男性計6人が1年5ヶ月ぶりに実験施設の外に出て,無事「帰還」したというわけだ.

  実験施設は約550m2の模擬宇宙船で,個人のスペースは約3m2,シャワーの回数も制限され,食事もすべて保存食.実験帰還中は,その「船内」でそれぞれの「任務」をこなし,今年2月には火星に「着陸」,模擬宇宙船の横に設けられた模擬の「火星表面」も歩いた.

  しかしねぇ,520日もの間,わずか550m2の範囲しか行き来できず,顔を合わせるのも「同僚」の5人のみ.生活は毎日代わり映えしないだろうし,食事だって好きなものを自由にというわけにはいかない.辛いだろうなぁ.
  十数年前,太陽観測衛星「ようこう」の運用当番のために,何度か内之浦の宇宙空間観測所で過ごしたことがある.別に外に出ちゃいけないわけじゃないけれど,近くのお店まで歩いて1時間半,結局は滞在期間中はほとんど軟禁状態.私はこの中で最長3週間過ごしたけれど,2週間目に入る頃から,もう早く帰りたくて仕方なかった.

  それが520日とはねぇ.報酬として大金を貰えるとしても私は嫌だなぁ.

  報酬は一体いくら貰えたんだろう?
  と思ったら,一人約300万ルーブル(770万円).一年と5ヶ月で770万円か・・・その間,食費も光熱費も払わずに済むとしても,770万円じゃ安くないか?

  ロシア連邦宇宙局は,同様の実験を国際宇宙ステーションでも行う予定だという.

  宇宙ステーションで1年5ヶ月過ごせて,報酬770万円貰えるなら・・・でもやっぱり嫌かも・・・

 

この記事を読んで,「この実験に参加した人たちは,『人類の将来のために』という気高い精神があったのだろうけど,やっぱり自分も参加するのは嫌かも」と思った方,こちらをクリックして共感(?)の投票をお願いします.→にほんブログ村 科学ブログ 天文学・宇宙科学・天体観測へ

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