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2011年10月25日 (火)

追突

  どうも最近,私はよくよく運のない男だ縁起の悪い男らしい.
  とにかく「事故現場」に遭遇することが多い.6月末から一昨日までで交通事故の現場に遭遇すること4件.事故の影響で乗っていた列車がストップしてしまったことが1件.そして,昨日も車同士の衝突事故の現場を通りかかった.
  ここをお読みの皆様,くれぐれも交通事故には注意されたい.

  それはさておき.

  現在,宇宙で発生した「追突事故」の現場(?)検証が進んでいる.

  2010年12月11日,小惑星「シャイラ」がアウトバースト(突然明るくなること)を起こし,小惑星であるはずのシャイラに3つの奇妙な尾が観測された.その後,ハッブル,スウィフト両宇宙望遠鏡がその「尾」を観測したが,シャイラの「尾」からは彗星特有の成分は検出されなかった.
  その後,石垣島天文台の「むりかぶし望遠鏡」と,ハワイの「すばる望遠鏡」の観測,そして室内衝突実験とそれに基づいた数値シミュレーションの結果を総合し,「シャイラ」の奇妙な3本の尾は,「シャイラ」に(軌道の)後方から別な小惑星が衝突した「追突事故」の結果形成されたものであるらしいことがわかってきた.

  このようなことは,最近他にも観測例があった.

  2010年1月,彗星のような天体「P/2010 A2」をハッブル宇宙望遠鏡が観測したところ,「核」のあたりに,X字状の複雑な構造がみつかった.現在,これも小惑星同士の衝突の結果と考えられている.

  太陽系には,発見されているものだけでも25万個以上もの小惑星が存在している.ものが小さいだけになかなか観測されないが,実は太陽系内での小惑星同士の「衝突事故」は結構頻繁に起こっているのかもしれない.

  火星と木星の間に存在している「小惑星帯」は,繰り返し起こる岩石質の天体同士の衝突によって形成されたと考えられている.こういった小惑星同士の「交通事故」の現場にでくわすというのは,「小惑星帯」の成因を知るためには非常に喜ばしいことではある.

  ただ・・・

  日常,道路上で起こる「交通事故」というのは少しも有益でない.繰り返しになるが,ここをお読みの皆様,くれぐれも交通事故にはお気をつけいただきたい.

 

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