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2011年10月15日 (土)

フライト 2P

  ペーパークラフト国際宇宙ステーションシリーズ,第10回の今回は,フライト2P.
  2000年11月18日,プログレス補給船(M1-4)が,「ザーリャ」地球側のドッキング・ポートにドッキングした.なお,ロシアの「ソユーズ」と「プログレス」,そしてヨーロッパ宇宙機関の「ATV」のドッキングには,ロシアの自動ドッキングシステム「クルス(Kurs)が用いられるが,この時はこの「クルス」システムが故障,予備の手動ドッキングシステム「TORU (Teleoperated Mode of Control)」が用いられた.
  また,「ザーリャ」地球側のドッキング・ポートが使われたのは,この時が初めてである.
1/100スケールペーパークラフトによる 国際宇宙ステーション(2000年11月18日の姿) 下側にくっついているのがプログレス補給船(M1-4).実はM1-4はフライト 1Pで使われたM1-3と外見上は同じなので,そのまま流用してあるのだが,「ザーリャ」地球側のドッキング・ポートにドッキングさせるのはちょっと大変.実物は無重力の状態だが,もちろんこの模型には1Gの重力がかかっているわけだ.しかし,このドッキング・ポートもドッキング・分離を繰り返すわけで接着するわけにもいかない.落ちないようにするのが大変なのだ.いろいろと考えた末,ドッキング部分に大きさを合わせた筒を作り,その側面に「貼ってはがせるのり」を塗ることでなんとか解決.

  「ザーリャ」地球側のドッキング・ポートにドッキングしたプログレス補給船(M1-4)を拡大して一枚.
「ザーリャ」地球側のドッキング・ポートにドッキングしたプログレス補給船(M1-4)

  さらに,ドッキング部分を拡大して一枚.
「ザーリャ」とプログレス補給船のドッキング部分

  このペーパークラフト,作るのも結構大変だが,こうして組み合わせるのも結構大変.

  12月1日,プログレス補給船(M1-4)が分離.次のフライト4Aで,STS-97ミッションのスペースシャトル「エンデバー」が「ユニティ」地球側に取り付けられた「PMA-3」にドッキングする際に邪魔にならないようにするためだが,分離したプログレス補給船(M1-4)はそのまま地球周回軌道を飛行,「エンデバー」離脱後の12月26日に再びドッキングすることになる.
1/100スケールペーパークラフトによる 国際宇宙ステーション(2000年12月1日の姿)

  さて次はいよいよ序盤戦最大の山場.いやはやこれが壮絶なまでに大変な作業なんだけど,そこまでたどり着くと,一気に見栄えがするようになるはず.
  お楽しみに.

 

この記事を読んで,「模型とは言え,本来は無重力の状態にあるものを,重力のある地上で再現するのって結構難しいかも」と思った方,こちらをクリックして応援の投票をお願いします.→にほんブログ村 科学ブログ 天文学・宇宙科学・天体観測へ

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