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2011年9月 7日 (水)

ブラック・ナイト (BK03)

  ペーパークラフトロケットシリーズ,今回は
1/100スケールペーパークラフトによる ブラック・ナイト(BK03) イギリスにおける宇宙開発の初期に用いられたテスト・ロケット,ブラック・ナイト.型紙は “Niels papermodels” から.
  1950年代初め,イギリスは戦略ミサイルとしてブルー・ストリークの開発を計画していた.しかし,当時のイギリスでは,長距離の誘導制御や,大気圏への再突入に関して,経験も技術もなかった.このため,これらの実験と技術の習得のために開発されたのがこのロケットである.
  1958年9月7日,オーストラリアのウーメラ射場で初の打ち上げが行われた.ロケットは順調に飛行したが,エンジンの燃焼が終了した時点でも,速度が想定したほどまで上がらず,最高高度225kmを記録したにどどまった.モデルは,これに続く2回目の打ち上げ時のもので,打ち上げは成功,最高高度も357kmに達した.これら2回は単段式として打ち上げられたが,「ククー(Cockoo)1b」と呼ばれる固体燃料ロケットを第二段として用いることもできた.
  この後,ブルー・ストリークが中距離弾道ミサイルとしては退役することになり,ブルー・ストリークを第一段に用い,このロケットを第二段に用いる衛星打ち上げロケット「ブラック・プリンス」の開発が計画された.しかし,これは実現されることなく,同様にブルー・ストリークを第一段に用いる別なロケット「ヨーロッパ・ロケット」の開発計画にとって代わられた.
  「ブラック・プリンス」の開発計画がキャンセルされた後も,「ブラック・ナイト」はテスト・ロケットとして1960年代半ばまで使いつづけられ,後の「ブラック・アロー」ロケットへと発展していった.

  完成写真の大きな画像はこちらからどうぞ.→Black Knight (BK03)

  全長10cmと小さいので,後部のフィンの先につけられた小さなロケットなど,やや苦戦したところもあったが,この程度ならこれまで何度もこなしているので,さすがに1日でサクッと完成.

  こういう単純なロケットを作ったのは久しぶりだ.

  型紙は見るからに単純だった.あまりに単純だという印象があったのか,気を抜きすぎて,やや出来が悪くなってしまっているけれど.

  単純な割に細かい部分もあり,「初心者からのステップアップ」をしたいと思っている方におすすめ・・・と言いたいところだが,その段階でこんなどマイナーなロケットなんか作ってみようとは思わないよねぇ・・・

ロケットのペーパークラフトは是非↓こちらもご覧ください
PASA : Papercraft Aeronautics and Space Administration

 

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