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2011年8月23日 (火)

海王星

  現在,海王星が見頃である.地球から見てちょうど太陽と反対側となる「衝」となるのは今日(23日)夜のことだ.もっとも,海王星ほど遠いと,ちょうど「衝」となった日だからといって大きな違いがあるわけではないが.

  しかし,「見頃」と言っても,見るのは結構・・・いやかなり大変だ.

  太陽系の惑星,太陽に近すぎてなかなか見られる機会のない水星は別として,土星までの各惑星を見るのは結構簡単だ.見て面白いかどうかはともかく,「見る」だけなら肉眼でも大丈夫だし,口径4cmくらいの望遠鏡があれば,それぞれの惑星の特徴を見ることができる.

  もう一つ外側,天王星になると結構大変になる.とは言え,天王星は,空が暗い場所であればぎりぎりで肉眼で見える明るさ.双眼鏡や,望遠鏡のファインダーでも充分に見えるので,位置さえ事前に調べてあれば,見つけるのはそれほど苦労はしないだろう.私も,観望会の時の対象に時々取り上げることがある.もっとも,いつも
「見て面白いというものでもないんですが・・・」
と前置きはするけれど.
  かつて,無理やりながら写真も撮ったことがある.
天王星 2004年10月15日撮影
あ,いやこれホントに天王星の写真なんですよ.天王星の写真だと言っても,海王星の写真だと言っても,ピントをぼかして撮影したLEDだと言っても
「ふ〜ん」
と言われるだけのような気がするが.

  で,海王星である.
  これは大変.「見頃」とは言え,現在の明るさは7.8等.双眼鏡やファインダーでも見えないこともないが,よくよく注意して見なければならないので,手持ちの双眼鏡では苦しいだろう.
  私自身は,城里町ふれあいの里天文台の17.5cm屈折望遠鏡,仕事の主砲,30cmカセグレン望遠鏡,そして,自前の20cmニュートンで見たことがある.しかし,どの望遠鏡で見ても,
「よーく見れば,恒星とは違うような気がする」
といった程度.ただ,望遠鏡で星を見ることに慣れている人であれば,視野に見える別の微光星とは見え方が違うことに気づくと思う.言葉に表しづらいが,「明るさの割に存在感がある」という感じか.暗いながら面積を持って見えているということなのかもしれない.
  もう少し倍率を上げて見ることができればもう少しそれっぽく見えるのかもしれないが,過去に見た時はいずれもシンチレーションがあんまり良くない時だったので,倍率を上げるとボケてしまって余計わからなかった.

  海王星が発見されたのは1846年9月23日.それから165年後の今年7月12日には,“海王星の暦で”「一周年」を迎えた.つまり,発見されてから太陽のまわりをちょうど一回ぐるっとまわり終えたばかりなのだ.
  一時はその座を冥王星に譲っていたが,冥王星が「準惑星」に分類されたことで再び「太陽系で一番遠い惑星」の座に返り咲いた海王星.初めて観測したヨハン・ゴットフリート・ガレの気分で海王星を探してみるのも面白いかもしれない.

   ・・・もっとも,「晴れれば」の話なのだが・・・(涙)

 

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コメント

中川さま

さっき、やっと(夜8時すぎ)、綿の花の絵を描きおえて、今のわたしは今日の写真の天王星の状態です。ぼxxっぉおとしています。この何日間か、絵絵絵絵絵・・・。
降ったり、やんだりの雨のなか、草ぼうぼうの畑に座り込んで、蚊取り線香と保冷剤とサングラスに帽子、雨傘に合羽。笹薮の木陰に走りこんでは、雨やどりとスケッチの繰り返し。
分野は違ってますが、中川さんの苦労が、よ~くわかりました。

そんなにしてまで、なぜ綿の花か、といえば、綿は塩害に強い植物で、大阪の岸和田
だったか、綿製品を扱う工場が、被災地の津波にやられた農家の方に綿の木を植えるよう勧めて、それを製品化するプロジェクトを立ち上げたというニュースを知ったからです。
時間のかかる応援でしょうけれど、いい話でしょ?
わが家でも、偶然、今年、綿の種を植えていて、芽が出て、花が咲いたというわけです。綿の花は優美なのよ。実も緑の火炎をまとっているようで、おもしろいの。
で、一句。

流星雨 瞋恚(しんい)抱きて 綿実る

不動明王の紅蓮の焔みたいな中に、実が膨らんでくるのです。
ペルセウス座流星群が現れたのは、お盆のとき。流れ星には、みんな願いをかけるものね。月が明るくて、あまりよくはみえなかったけれど、雨くらい降ってくれば、どっさり欲張って願いをかけられるでしょ?

絵のほうは、綿の花のむこうに、海があって、水平線の上には夏空がひろがっていて、・・という構図です。夏空の中空に、昼間の白い、やわらかい、やさしい半月をいれようかなあ、どうしようかなあ、と考えているところ。
ずっと集中していて、毎日12時間労働が続いていたので、今、やっと完成に近づいて、ぼxxっぉおとしながら、ブログを開いてみたら、わたしとおんなじような状態の天王星の写真が・・・。

秋雨前線、なのでしょうか?
昼間の蝉の声がいくぶん弱くなり、夜には鉦タタキやコオロギの声が交響曲のようですよ。
しばらく、涙・涙・涙・の雨や曇りの日がつづきそうですね。
天の川の絵を描くのに、毎晩夜中に起きて空ばっかり見ていたので、だいぶ夏の星座のかたちがわかるようになりました。線がなくても。もっとも星座表を頭にいれてから、ですけれど。

残暑もまだまだ厳しいでしょうから、今のうちに、一休み、一休み。
お元気でね。

投稿: 鳥越ゆり子 | 2011年8月23日 (火) 22時09分

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