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2011年7月17日 (日)

やっぱりうれしい

  昨日(16日)は城里町ふれあいの里で観望会.とは言っても,天文台は東日本大震災で被災,未だ開館できる見通しが立っていないので,ふれあいの里の駐車場に自前の望遠鏡を展開しての観望会だ.
  開始予定時刻直前になって結構雲が広がったが,幸いにして雲量はそれほど多くはならず,観望会は無事開催.

  最初のメニューはとりあえず土星(本当は水星を狙ってみたかったのだが,水星が見られたはずの時刻には西の低空は雲が多くてダメだった).見え具合は・・・「中の上」といったところか.
「うわー,すげー!ホントにわっかがあるんだぁ」
「へぇ,こんなに見えるもんなんだねぇ」
「なんか作り物みた〜い」
参加してくださった皆さんも,口々に歓声をあげてくれた.
「土星から地球まで光が届くのに,だいたい1時間くらいかかりますから,今見ている土星の姿は1時間前の姿なんですよ」
「土星の環は,実はとても薄いんです.幅は6万kmくらいあるのに,厚さは100m程度しかないんですよ」
望遠鏡を前に,こうして薀蓄を語るのも久しぶりだ(震災後,なかなか観望会が開催できず,せっかく予定があっても天気が悪くて屋内での天文教室だったりして,こうして星の下で,望遠鏡を覗きながらの観望会は実に久しぶりなのだ).

  参加者が土星を一通り見終わり,東の空に昇ってきた月に望遠鏡を向ける.
「望遠鏡を覗くときは,ちょっと覚悟して覗いてくださいね.それほど強烈に明るいです」
「うわ!ホントだ.まぶし〜い」
「おー,ボッコボコだ」
「昨日が満月でしたから,今日は十六夜というところですね.満月近いのでクレーターはイマイチ良く見えないんですが,それでも欠け際のあたりはでこぼこが良く見えるでしょう?」
「へぇ・・・行ってみたいねぇ」
「そうだ,今ちょうど月旅行は安くなってますよ.つい先日,1ドルが80円を下回りましたから,今はなんと80億円で行けます(ホントに募集が行われている月旅行のお値段は一人1億ドルなのだ)」
参加した皆さんは,かわるがわる,何度も月の姿に見入っていた.時々,倍率をあげて,欠け際のあたりを拡大して見てもらったりも.

  月を見終わったところで,三々五々,皆さん引き上げて行かれようとしたのだが,
「私としては,これも見て頂きたいんですよねぇ・・・」
望遠鏡をこと座のヴェガに向ける.口径の大きな(と言っても,私の望遠鏡はたかだか20cmではあるが)反射望遠鏡で眺める1等星というのはなかなか綺麗なものなのだ.
「うわ,綺麗♪」
「ダイヤモンドみたい」
「あぁ,こんなダイヤモンド欲しいねぇ.ねぇ,お父さん」(旦那さん(?)が苦笑)
「そりゃもう猛烈に高そうですね.あ,でも,もしかして,そのダイヤモンドを買うより,この望遠鏡を買って毎晩見せてあげる方が安く済むかもしれませんよ」
いやぁ,こちらも喜んで頂けてなにより.

参加した皆さんが帰られた後,せっかく望遠鏡を出した(このところ,なんやかんやでこの望遠鏡を持ち出す機会がなかなか無かった)のだからと,撤収前に月を一枚.
月齢15.2 2011年7月16日 (クリックで拡大,600 x 600 pixel,82kb)
まぁ結構良く撮れたかなと.

昨日参加した皆さんには,
「来て良かったです」
「とっても楽しかったです」
と言っていただけた.そう言って頂けるのが一番うれしいんですよ.

  今年は,天文台が被災したこともあって,例年に比べて観望会の回数が激減している.そんな中,久々にこうして皆さんに喜んで頂けて,こちらもやる気倍増(の割には体の方がついて行けず,昨日は帰宅後すぐ爆睡してしまったのだが).
  今日も同様の観望会の予定.天気は・・・多分昨日と同じような感じだろう.

  さぁ,今晩も張り切ってやるぞ!

 

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