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2011年7月31日 (日)

晴れない

  最近どうにも晴れてくれない.

  今日(31日)付けで某所に掲載される記事,原稿には(原稿を提出したのは1週間ほど前だ)
「今年は梅雨明けも早かったので,今頃は天候も安定している」
と書いていた.ところが,

  全然安定してないじゃないか.

  というわけで,
「今年は梅雨明けも早かったので,今頃は天候も安定している頃だ」
と訂正した.「安定している頃」なのに安定していないのは「想定外」ということで.

  昨日(30日)の昼間,久々に顔を合わせた方との会話.
「最近ちゃんと寝てるか?」
「いや,こんな天気じゃ寝るしかないじゃないですか!」
いやホントに.でもやっぱり夜空の様子が気になるので,ここのところ,02:00過ぎに目が覚めるくせがついてしまった.

  そして夕方.
  昨日も城里町ふれあいの里で観望会の予定があった.
  予報ではどうにも晴れそうな気がしなかったのだが,夕方の空は雲が薄くなっていた.
「一応行くしかないか」
ということで会場へ.しかし,いざ空が暗くなってみた時にはすっかりベタ曇り.ヴェガすら見えない.
「あーあ,空振っちゃったよ」

  望遠鏡を展開することもなく,(実は夕食はしっかりご馳走になったのだが)すごすごと帰宅.

  帰宅後は早めに就寝.しかしやっぱり02:00過ぎには目が覚めた.外からは激しい雨の音.
  夜空の様子を見に行く必要もない状況だが,なんとなく眠れなくてしばし悶々.そうこうしているうちに起きたのが今朝の地震.久々に震度4.少し前まではすっかり慣れてしまい,「震度4ならいいや♪」なんていう状態だったが,久々だとやっぱりビックリするものだ.

  ・・・で,職場に保管してあるロケットたちが気になった.
「朝早く様子を見に行かなきゃ」
と思って布団に潜り込んだのだが・・・結局寝坊する始末.

  あぁ,冴えないねぇ・・・ロケットたちは無事だったけど.

  そして今晩も観望会の予定があったりする・・・今晩もやっぱりダメそうだねこりゃ.

  星屋の苦悩は続く.

 

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2011年7月30日 (土)

フライト 1P

  ペーパークラフト国際宇宙ステーションシリーズ,第6回の今回は,フライト 1P.
  2000年8月6日,「プログレス補給船(M1-3)」がバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた.2日後の8月8日,ISSへの自動ドッキングに成功,これがISSにドッキングした最初の無人補給船となった.
  今回のフライトでは,ISSのリブースト(ISSの軌道をより高くするためにエンジンを噴射すること.ISSの高度では希薄ながら大気があり,放っておくと徐々に高度が下がってしまうため,時々これをする必要がある)のための「ズヴェズダ」への推進剤の補給が予定されていた他,この年の10月から始まる予定だった宇宙飛行士の長期滞在のための食料品や衣類等が搭載されていた.
  この時点ではISSは無人であったため,推進剤の補給や物資の搬入は,この後に実施されるフライト2A.2b(STS-101「アトランティス),およびフライト3A(STS-92「ディスカバリー」)のクルーによって行われることになっていた.

  まずはその「プログレス補給船」.
1/100スケールペーパークラフトによる プログレス補給船(M1-3)ソユーズ宇宙船」を物資輸送用に特化させた宇宙船で,生命維持維持装置や耐熱シールド等が省かれている.

  「ソユーズ宇宙船」と比較するために並べて一枚.
1/100スケールペーパークラフトによる ソユーズ(TMA-5) と プログレス(M1-3) (クリックで拡大,600 × 400 pixel,69kb)
左が「ソユーズ(TMA-5)」,右が「プログレス(M1-3)」.「ソユーズ」が機体前方から軌道船,帰還船,機械船の3つのモジュールからなっているのに対し,「プログレス」の方は与圧モジュール,燃料区画,推進モジュール(「ソユーズ」の機械船とほぼ同じ)となっている.

  「ソユーズ(TMA-5)」と同様,「プログレス」の方も正面から一枚.
1/100スケールペーパークラフトによる プログレス補給船(M1-3) 正面から この正面にあるドッキング・システムでISSにドッキングするわけだ.

  フライト 1P で「プログレス」がドッキングしたのは,「ズヴェズダ」後方のドッキング・ポート.
1/100スケールペーパークラフトによる ズヴェズダ後方のドッキング・ポート 右下に見える黒く丸いものはドッキング・ターゲットである.上の正面からの写真で,「プログレス」上方に見えるカメラがこのターゲットを捉え,正確にドッキングするわけだ.
  そして,ここに「プログレス」がドッキングした状態が↓
1/100スケールペーパークラフトによる ズヴェズダ後方にドッキングしたプログレス もちろん,ここでもドッキング・ターゲットがカメラの正面になるようにしてある.

  そして,こうなった時の全景が↓
1/100スケールペーパークラフトによる 国際宇宙ステーション(2000年8月8日の姿)これで私のペーパークラフト国際宇宙ステーション建設計画において「プログレス補給船」初登場!となったわけだが,これから先,何度も何度もドッキング&分離を繰り返すことになる.

  それにしても・・・本体がなかなか進まない・・・

 

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2011年7月29日 (金)

夏休み

  昨日(28日),退勤直前の私が発したセリフ.
「そうか,世間は今夏休みなんですねぇ」

  夏休み.

  例年ならば,夏休み期間中は城里町ふれあいの里天文台が毎日開館となるため,仕事の観望会と合わせ,8月が終わるまでは「晴れていれば毎日かならずどこかで観望会♪」という状態になる.昨年などは,あれほどの猛暑の中,晴れる夜も多くて,暑さと疲労で,毎晩観望会が終わった頃にはぼろ雑巾のようにヘロヘロの状態になっていたものだ.
  しかし,今年はそのふれあいの里天文台が東日本大震災で被災(望遠鏡が台座からズレてしまった)してしまい,未だ開館できないでいるため,「毎晩観望会」というわけではない.
  なので,どうも「夏休み」という感じがしない(もちろん,仕事では「夏休み」なんかない).

  毎晩観望会を行うというのは,心身ともに大変なこと(いや本当に)なのだが,半面,それだけたくさんの人と星を仲介にして交流することができ,いろんな人の楽しそうな顔を見ることができる.それが何よりの「やりがい」であり,辛いながらも充実した時間を過ごせる.

  それが今年の夏休みは極端に少ない・・・やっぱり寂しいねぇ.

  チャンスを見つけて,どこかで「ゲリラ観望会」でもやってみようか・・・

 

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2011年7月28日 (木)

また晴れず

  昨日(27日)も市内某小学校で観望会.
  しかし,天気は昼間からずっと曇り時々雨で晴れる見込みはなし.
「あーあ,また晴れないのか.(震災で壊れてしまって)プラネタリウムが使えないってのに」

  というわけで,またも観望会のかわりに屋内での天文教室ということになった.

  昨日は「スペースシャトル30年の歴史」と「天の川の正体」などの話題で1時間と少し.
  子供たち・・・というより,ご父兄の方々の方がじっくりと話を聞いてくださったようだが,話し終わった後恒例の質問コーナーではそこそこ多くの質問も浴びせられた.

「宇宙飛行士にはどうやったらなれるんですか?」
「いい質問だねぇ.僕も宇宙飛行士になったことないから,詳しいことは知らないんですけどね,宇宙飛行士になるのって,本当に大変なんですよ.もちろん勉強もできなきゃいけないし,とても大変な訓練をしなきゃいけないから,体も丈夫じゃなくちゃいけないし.それに,同じ人と何ヶ月も一緒に生活しなくちゃならないから,すぐ喧嘩なんかする人ではなれないんですよ.だから,今のうちは,一生懸命勉強して,一生懸命運動して,友達と一生懸命遊んでください」

そして,終了時刻となり,最後の質問.
「星っていくつくらいあるんですか?」
「星の数ほどあるんです」
いやね,私も計算してみたことはあるんですよ.銀河系に2000億個の星があると言われていて,宇宙全体にはその銀河が2000億個あると言われていて・・・ということはつまり,星の数は2000億×2000億で
40000000000000000000000個!(400垓個!)
なんてことを言ってみても良くわからないし,わかったところで全然正確な数じゃないし.なので,やっぱり「星は星の数ほどある」ってことでいいんじゃないかと.

  帰り際,(プラネタリウムは壊れてしまったという話はしてあったので)
「是非プラネタリウムも修理して,また見せてくださいね」
と言われた.
  いやね,私地震もとい私自身も何とかしたいとは思っているんですよ.でも,あそこまで壊れてしまっては修理するのも大変.どのみち,不満なところも多々あったので,どうせならきっちり(もっとカッコ良く!)作り直したい.で,「どうせ作り直すなら,2号機(目指せ星の数10万個!)を作ったらいいじゃん」という悪魔のささやきもあったりして,なかなか手を出せない.先立つものだって必要だし.

  とりあえずしばらくの間はプラネタリウムなしで勘弁してください.

  って,そもそもきっちり晴れて,「プラネタリウムが必要ない」っていうことになるのが一番なんですけどねぇ・・・

 

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2011年7月27日 (水)

現実は厳しい

  1981年,「次世代の宇宙輸送システム」として華々しくデビューしたスペースシャトル.7月21日,「アトランティス」が,最後の飛行となったSTS-135ミッションから無事帰還したことで30年の歴史の幕を閉じた.
  その間,「チャレンジャー」,「コロンビア」の2機が事故により失われ,14人もの尊い命が犠牲となったが,ハッブル宇宙望遠鏡や木星探査機「ガリレオ」をはじめとした数々の人工衛星・探査機を放出し,国際宇宙ステーション建設では重要な役割を果たした.
  そうした実績もさることながら,世界中の多くの人に夢と希望を与えつづけたこともスペースシャトルの大きな大きな功績と言えよう.

  ところが.

  いざ退役してみると,これまで「夢」に満ちてきた歴史とは裏腹に,非常に現実的な問題が起こっている.これまで,スペースシャトルの運用には,多数の優秀な人材が関わってきた.その人たちが,ペースシャトルの退役に伴って多数職を失ってしまうのだ.
  NASAでは,こうして失業した人たちのために「就職フェア」を開催した.これによって,約1000人が次の就職先を見つけられる見通しとのことだ.
  が,シャトル退役にともなって職を失う人はアメリカ全体で1万人近くにのぼるのだとか,そのうち今回の「就職フェア」で新たな就職先を見つけられるのが1000人,1割程度に過ぎない.

  アメリカの威信,人類の希望を担ってきた人たちが,ある日を境に仕事を求めて東奔西走・・・むぅ,現実とはかように厳しいものなのか・・・

 

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2011年7月26日 (火)

どんよりとした

  昨日(25日)の朝に気がついた.
「26日 火星とかに星雲が大接近」
お,面白いかも.チャンスは明け方だな.狙ってみるか.

  で,天気予報を見てみたところ,
「あぁ,ダメだぁ」
夜の間,「晴れ」マークは一つもなし.

  そして20:00過ぎ.
  ベタ曇り.
「やっぱりダメなものはダメか」

  さらに,00:00頃.
  む.星が見えてるじゃないか!

  と思ったのだが・・・
2011年7月26日 自宅にて むぅ,“どんよりとした晴れ”(日本語としては間違っているのだが,こういう夜空を表現するにはこれがぴったりだと思う)だ.これじゃあ火星はともかく,かに星雲は無理だねぇ.
  調べてみると,諦めるのはまだ早いようだ.今朝(26日朝)ほどではないものの,明日の朝(27日朝)は両者はまだ結構近い.

  で,天気予報は・・・「曇り」マークがずらり.
  ダメなものはダメということらしい.
  でも,どうせダメなら雨でも降ってくれないものかねぇ・・・諦めがつかず,悶々と夜を過ごすことになっちゃうじゃないか.

 

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2011年7月25日 (月)

ドニエプル

  ペーパークラフトロケットシリーズ,今回は
1/100スケールペーパークラフトによる ドニエプル 旧ソ連の大陸間弾道ミサイル“R-36M”を転用した,ウクライナの衛星打ち上げロケット,“ドニエプル”.型紙は “Space flight paper modelling” から.
  元となる“R-36M”は旧ソ連時代に大陸間弾道ミサイル(ICBM)として配備されていたものであり,ICBMとしては160回以上発射実験が行われ,97%という高い成功率をおさめていた.
  旧ソ連崩壊後の1993年,アメリカとロシアの間で第二次戦略兵器削減条約(STrategic Arms Reduction Treaty Ⅱ : START-Ⅱ)が調印された.この条約の批准にあたっては,両国の間で紆余曲折があったが,それでも多数の“R-36M”が退役することが決定された.これに伴い,先端部分に弾頭の代わりに人工衛星を搭載できるように改造を施し,飛行制御装置などを変更,人工衛星打ち上げ用としたのが“ドニエプル・ロケット”である.
  衛星打ち上げロケットとしては1999年4月21日に初めて打ち上げられ,2010年6月21日には16回目の打ち上げが行われた.このうち,失敗に終わったのは2006年7月26日に行われた7回目の打ち上げだけだが,この時,サブペイロードとして,日本大学が開発したキューブサット「SEEDS1号」が搭載されていた(打ち上げ失敗によって「SEEDS1号」も失われたが,予備機を改良した「SEEDS2号」は2008年4月,インドのPSLVロケットによって打ち上げられ,無事に太陽同期軌道に投入されている).また,2005年8月24日,5回目の打ち上げでは,日本の光衛星間通信実験衛星「きらり(Orbital Inter-orbit Communications engineering Test Satellite : OICETS)が打ち上げられている.

完成写真の大きな画像はこちらからどうぞ.→Dnepr

  結構単純な構造のロケットではある.普通に作ったらフェアリング部分には苦労しそうなところだが,同じような工作 スペースシャトルの外部燃料タンクで何度もこなしているので別段苦戦はしなかった(むしろ,寸法が正確な分,こちらの方がずっと楽だった.“AXM Paper Space Scale Models” で公開されているスペースシャトルの型紙,実は寸法がかなりいい加減だったりするんですよ).あえて言えば,フェアリング下の「くびれ」の部分は少し難しかった(ちなみに,型紙ではフェアリング内部もきっちり再現されているのだが,ここではざっくり省略).

  それにしても・・・

  ウクライナのロケットなんてかなりマニアックな感じだが,実は日本とは結構縁のあるロケットだったんだねぇ.

ロケットのペーパークラフトは是非↓こちらもご覧ください
PASA : Papercraft Aeronautics and Space Administration

 

この記事を読んで,「日本も結構外国のロケットで人工衛星を打ち上げているんだねぇ.でもやっぱり,日本にもこのクラスのロケットが欲しいかも」と思った方,こちらをクリックして共感(?)の投票をお願いします.→にほんブログ村 科学ブログ 天文学・宇宙科学・天体観測へ

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2011年7月24日 (日)

第3位

  『宇宙滞在日数,日本3位に』
というニュースがあった.今日(24日),日本人宇宙飛行士の宇宙滞在日数の合計がドイツを抜き,世界第3位になったということだ.

  では第1位と第2位は?

  考えるまでもなくロシア(旧ソ連含む)とアメリカである.両国は冷戦時代から熾烈な宇宙開発競争を繰り広げていたので当然だろう.
  じゃあどちらが1位なのかというと,ロシアである.有人月探査(ちなみに,今日7月24日はアポロ11号が地球に帰還した日である)ではアメリカに敗れたものの,その後は,サリュートやミールといった独自の宇宙ステーションを打ち上げ,有人宇宙飛行の実績を積み上げていたのである.

  ということで,日本は宇宙飛行士の宇宙滞在日数ではロシア,アメリカに次いで3位ということになったわけだ.アメリカはスペースシャトルが退役したばかり,「ここは日本がアメリカを抜き去り,第2位になるチャンス!」と思いたいところだが,どっこい世の中そう簡単ではない.宇宙滞在日数第1位のロシアは通算滞在日数が2万760日,第2位のアメリカが1万4786日.そして第3位の日本は・・・494日・・・独自の有人宇宙船を持たないとは言え,これほどの差があるとは.
  発展著しいお隣の中国(諸外国から安全性に問題があるのではないかと指摘されていた高速鉄道で「ほら見たことか!」という事故が起こってしまったが)では「神船」という独自の宇宙船による有人宇宙飛行をおこなっており,「天宮」という独自の宇宙ステーション建設の計画もあるとかで,近いうちに宇宙滞在日数の上位に上がってくるだろう.日本が追い抜かれるのは時間の問題なのかもしれない.

  東日本大震災からの復興がなかなか進まない状況下,「日本も有人宇宙船の開発を!」と声高に主張するのはやや気が引ける気はする.しかし,いつの日か,日本人宇宙飛行士が,日本が独自に開発した宇宙船で宇宙を飛ぶ日がやってくることに期待したい.

 

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2011年7月23日 (土)

どうしてこうなる

   昨日(22日)は定期観望会の予定だった.
  開始予定時刻は19:30.しかし,19:00頃の天気は雲量7といったところだった.
「これじゃあ星は見られないよねぇ」
ということで,とりあえず中止を決定.しかし,少しでも晴れ間があると,会場に来られる方もあるので,準備だけして会場へ行かねばならない.
  「あーあ,どうしてこうなるかねぇ.どうせ曇るならもっとみっちり曇ってくれればいいのに」

  そして19:30.天気は相変わらず.
「やっぱり誰も来ないか.寒いし」
台風が接近して来た頃から,それまでの猛暑が嘘のように肌寒い日が続いている.

  会場で,街灯の明かりの下で読書をしながら一人ぽつねんとしばし過ごす.
  15分ほど経過した頃,
「やっぱり誰も来ないねぇ」
と思いながら,街灯から離れて見上げた空は・・・
「なんということだ!」
快晴.星も良く見えていた.
「むぅ,あと30分早く晴れてくれれば良かったのに」
まったく,どうしてこうなるのかねぇ・・・

  そのまんま終了予定時刻まで粘ってみたものの,結局参加者は0.

  どうしてこうなるかねぇ・・・

  月2回,第二,第四金曜に予定しているこの「定期観望会」,今年に入ってから,震災までは実施率100%,しかも,毎度20人近くの参加者があり,それなりに賑わっていた.それが,震災以来の4ヶ月は実施率0%.

  あぁ,世の中うまく行かない・・・

 

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2011年7月22日 (金)

さようなら,スペースシャトル

  日本時間昨日(21日)18時57分(アメリカ東部夏時間同日5時57分),スペースシャトル「アトランティス」が,その最後の飛行,そしてスペースシャトル計画そのものの最後の飛行となったSTS-135ミッションを終え,ケネディ宇宙センターに無事帰還した.

  その昨日は,市内某小学校で観望会の予定であった.あいにく(私としては好都合?)曇天で,観望会は屋内での天文教室となった.開始予定時刻は19:00であったが,少し前倒ししてスクリーンにインターネット中継を投影,即席のパブリックビューイングのような状態で,参加者全員でスペースシャトル30年の歴史に幕が降りる瞬間を見守った.
  現地が夜間(夜明け前)の帰還であったため,子供たちにはちょっと分かりづらかったようだが,無事着陸に成功,「アトランティス」が滑走路上で完全に停止した時,会場からは拍手が起こった.

スペースシャトル最初の飛行であるSTS-1ミッションの打ち上げが行われたのは1982年4月12日.当時私は小学生であった.それが中継であったのか,録画であったのかは今となっては記憶が定かではないが,その打ち上げの様子をテレビで食い入るように見ていた鮮明な記憶がある.そして,その後参加した「凧作り教室」では,作った凧にスペースシャトルの絵を描いた(その時は全然意識しておらず,後で思い出したことだが,外部燃料タンクが白かったので,STS-1ミッションの「コロンビア」を描いたのだろう)のを覚えている.もっとも,私の“スペースシャトル”は上空200kmどころか10mの高さにも到達できなかったが.
  そんな私にとって(おそらく,共感してくださる方も多いと思うのだが),スペースシャトルとは,「夢物語を現実にしてくれるものの象徴」であり,「夢の乗り物」であった.「チャレンジャー」空中分解事故のニュースも食い入るように見ていた(これも生で見ていたと記憶していたのだが,どうも録画であったらしい).この事故による打ち上げ中断の後,その再開となった1988年9月の「ディスカバリー」の打ち上げ(STS-26)は,深夜であったにも関わらず生中継を固唾を飲んで見守り(これは間違いなく生中継だったはず),「アメリカは宇宙に帰って来た」というアナウンサーの言葉に感動したものだ.
  2003年2月の「コロンビア」空中分解事故のニュースには驚いた.しかし,最も驚いたことは「コロンビア」がまだ現役だったことだった.しばらくの間は,宇宙開発の話題からは興味が遠のいていたからだった.それでも,2005年7月,この事故による中断からまた打ち上げが再開された「ディスカバリー」の打ち上げ(STS-114ミッション,この時,日本人宇宙飛行士の野口聡一さんが搭乗していた)も,生中継で見ていた.
  そして昨日,その最後の飛行からの帰還を,天文教室に参加した50名ほどの方たちと一緒に見守った.

  しばらく遠のいていた時代はあったものの,私にとってスペースシャトルは,少年時代から憧れであり続けた.それが引退というのは何とも寂しい限りではあるが,その最後の瞬間を,昨日のような形で見守ることができたのは,とても幸せなことだと思う.

  STS-135ミッションのクリス・ファーガソン船長の言葉.
「シャトル計画に参加できて光栄でした。これまでシャトル計画に携わった人だけでなく、スペースシャトルを見て、憧れたり称賛してきた人全てが、我々と一緒にシャトルで旅したのです」
・・・そうか,私もその一人なんだな・・・

  昨日の天文教室では,ペーパークラフトのスペースシャトルを見せながら,スペースシャトル30年の歴史を紹介した.さらに,昨日はちょうどアポロ11号が月面に着陸した日(アメリカ時間では20日)だったことから,サターンⅤ型ロケットのペーパークラフトも見せながらアポロ計画の話も.子供たちは目を輝かせて話を聞いてくれた.将来,この子たちの中の誰か一人でも宇宙開発に携わってくれたら光栄なことだ.

  というわけで,昨日の天文教室はとりあえず無事(実は私の自己採点としては「やや不合格」ではあったのだが)終了したのだが,その後にはやっぱり「オチ」がついてしまった.
  片付けをしている最中,暗い中足元が見えず,ペーパークラフトが入ったダンボール箱を持った状態で思いっきりつまづいてしまった.その勢いで・・・私のスペースシャトルは箱に入ったまま盛大に“初飛行”を達成してしまったのだった.本物と違って無事に帰還する術はなく・・・あえなく墜落.不幸中の幸いで,何とか“退役”せずには済みそうだが・・・あぁ,修理しなきゃ.

 

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2011年7月21日 (木)

特別な日,特別な名前

  〝That's small step for (a) man, one giant leap for mankind.
  (一人の人間にとっては小さな一歩だが,人類にとっては偉大な飛躍だ)

  1969年の今日(7月21日)11時56分(日本時間,UTCは同日午前2時56分,アメリカ東部夏時間は20日午後10時56分),人類は遂に月にその第一歩を記した.アポロ11号で月に到着したアームストロング船長が,月面に降り立った瞬間である.

  この模様は全世界に生中継され(メジャーリーグの試合中,月面への着陸成功のニュースが電光掲示板に表示されたということもあったらしい),世界中が熱狂した(ちなみに,私はまだ生まれていない.念のため).
  この偉業を達成したニール・アームストロング,マイケル・コリンズ,エドウィン・オルドリンの3人は,帰還後世界各地を回り,世界中で熱狂的な歓迎を受けた.
  映画「ザ・ムーン(原題:In the Shadow of the Moon)」の中でオルドリン宇宙飛行士が語ったところによると,この時,世界中で〝We did it!” と言われたらしい.これが 〝You did it!” ではなく,主語が 〝we” であったことに大変驚いたとのことだが,「世界が一つになっていると感じた.それは短い間ではあったが,素晴らしいことだと思った」と語っていた(私の記憶が正しければ).

  ワールド・ベースボール・クラシックで日本が世界一になった時,「はやぶさ」が地球に帰還した時,「なでしこジャパン」が世界一になった時,これらもまた,短い時間ではあったが,日本は一つになっていた.こういう偉業を達成することは,それに関係のある人々を一つにする力があるらしい.「人類初」の偉業が達成された時,やっぱり人類は一つになれるのかもしれない.

  アポロ11号の指令船の名前は「コロンビア」であった.
  人類初の有人月面着陸成功から12年後の1981年4月12日(奇しくもこの日は,ユーリ・ガガーリンがヴォストーク1号に乗って人類で初めて宇宙を飛んだ日からちょうど20年の日であった),同じ名前の宇宙船が,宇宙開発の新たな扉を開いた.スペースシャトル計画での最初の打ち上げ,「コロンビア号」の最初の飛行(STS-1)である.アメリカでは「コロンビア」というのは特別な名前であり,大きな計画での最初の船にこの名前をつけることが多いのだ.
  それから30年が過ぎた今日,スペースシャトル計画での最後の飛行であるSTS-135「アトランティス」が地球に帰還し,スペースシャトル計画は遂に終了となる(アメリカの時間では,アポロ11号の月着陸は7月20日であり,「アトランティス」の帰還は一日ずれてしまったわけだが).
  4月12日と7月21日は,宇宙開発にとって特別な日であるらしい.

  オバマ大統領は「アメリカは火星への有人飛行を目指す」としている.ロシアでは,火星への有人飛行のために,閉鎖された空間で人間が生活する実験が行われている.さて,人類が次にたどり着くのは火星になるのだろうか.

  私は「人類月に立つ!」の熱狂を知らない.はたして,私が生きている間に「人類火星に立つ!」の熱狂を味わうことはできるだろうか.

 

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2011年7月20日 (水)

先輩の実力

  ややタイミングずれの記事ではあるけれど.
  日本時間15日午後2時頃,NASAの探査機「ドーン」が,小惑星「ヴェスタ」を周回する軌道に無事投入された.探査機を火星と木星の間にある小惑星帯の天体を周回する軌道に投入したのはこれが史上初の快挙である.
  「ヴェスタ」が発見されたのは1807年3月29日のこと.200年前に発見された天体であるので,小惑星の中でも地上からの観測はずいぶんとされてきた天体である.しかし,地上からの観測で分かることは限られている.軌道上を周回するにも,正確な重力が分かっていないため,今後は探査機自身にかかる引力からヴェスタの質量をもとめ,そこからさらに正確な軌道を割り出し,今後2週間は正確な軌道への軌道修正が行われる予定だ.

  なんでも「一番」でなければならないのがアメリカ.小惑星からのサンプル・リターンは思いっきり後輩の日本に先を越されてしまったが,「イトカワ」は地球近傍小惑星.ヴェスタは火星と木星の間にある「メイン・ベルト」の小惑星.その小惑星を周回する軌道へ,世界で初めて探査機を投入するというのは,NASAとしても「プライドをかけた一戦」だったのかもしれない.
  「後輩」の日本が,金星への探査機の周回軌道投入に失敗しているところで,こうしてあっさりと(当事者とすれば〝あっさり”どころか大変な苦労をしたのだろうが)離れ業をやってのけてしまうのはやっぱりさすがではある.まさに「先輩の実力」を見せつけられたといったところか.

  いずれにせよ,200年以上も前に発見されていながら,これまで地表の様子などはまったくわかっていなかったヴェスタに探査機が到着したわけで,これからどんなことが発見されるのかが楽しみである.

 

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2011年7月19日 (火)

N-I

  ペーパークラフトロケットシリーズ,今回は
1/100スケールペーパークラフトによる N-Ⅰ 日本初の液体燃料衛星打ち上げロケット,N-Ⅰ.型紙は “Stiching Volkssterrenwacht Philippus Lnasbergen” から(ペーパークラフトのページは既に閉鎖されており,型紙のダウンロードは,“InterNetArchive” 内の “Stichting Volkssterrenwacht Philippus Lansbergen” から).
  日本の宇宙開発は,1955年3月,東京大学生産技術研究所が行った,「ペンシルロケット」の水平発射実験によって幕を開けた.その後,同研究所(の糸川研究班)は東京大学宇宙航空研究所となり,固体燃料ロケットである「カッパロケット」を開発,大気観測等で実績をあげていた.これは後に,L(ラムダ)-4Sロケット5号機によって日本初の人工衛星「おおすみ」の打ち上げに成功,続いて様々な科学衛星,探査機の打ち上げへと発展してゆくことになる.これに対し,通信・放送・気象といった実用衛星に関しては,1962年に研究調整局航空宇宙課が科学技術庁内に発足,調査・研究を開始した.そして,翌1963年には同課内に宇宙開発室を設置,第一段に東大が開発した固体燃料ロケット,第二段に独自に開発した液体燃料ロケットを用いる〝LS-A” ロケットの開発が始まった.1964年には宇宙開発室に代わって科学技術庁宇宙開発推進本部が設立され,〝LS-A” ロケットによる打ち上げ試験も,独自開発に成功した 〝LE”エンジン(〝LE-1からLE-3”)を使用する〝LS-C”ロケットへと引き継がれて行った.しかし,この液体燃料ロケットエンジンの開発が遅れたこと,日米間の折衝によって,アメリカから技術が供与されることになったことなどから,とりあえず独自ロケットの開発は見送られることとなった.
  1969年,科学技術庁の下部機関として宇宙開発事業団が設立され,翌1970年より,アメリカの「デルタ・ロケット」を元に,「Nロケット」の開発が始まった.「Nロケット」の第一段は「デルタ・ロケット」とほぼ同じもの(当初は部品を輸入して日本国内で組み立てを行う形だったが,後に三菱重工業がマクダネル・ダグラス社のライセンスによって製造することになった),第二段はLE-3エンジンと共に日本が独自に開発したもの,そして第三段およびペイロード・フェアリングはアメリカから輸入したものが使われた.
  初の打ち上げは1975年9月9日,技術試験衛星「きく1号」の軌道投入に成功した.以来計7回の打ち上げが行われ,5号機と6号機での軌道投入失敗を除き,5機の人工衛星の軌道投入に成功した.中でも,1977年2月23日に打ち上げた3号機では,日本初の静止衛星「きく2号」の打ち上げに成功している.
  なお,このロケットは最初「Nロケット」と呼ばれていたが,後継となるロケットの開発案が進む中,「N-Ⅰロケット」と呼ばれるようになっていった.

  型紙の作者のページ,実は私がペーパークラフトを作り始めた頃は既に閉鎖された後だった.別なページのリンク集に記述があったのだが,当然,その型紙は手に入らなかった.コレクションの充実のためには何とか欲しいところだったのだが,数ヶ月前,ひょんなことから,“InterNetArchive” 内のページからダウンロードできることを発見(同時に,欲しいと思っていた型紙をいろいろ手に入れて,「やったぜ!」と思った半面,作りたいと思う型紙が増えてしまったわけで「困ったことに」もなったわけだが)したのだった.

  型紙のスケールは1/72なのだが,もちろんそれを縮小して1/100で製作.縮小して作るというのは結構大変なのだが,1/48だったり1/32だったりするのを1/100で作ったりも結構やってきたので,1/72くらいではもうびっくりしない.型紙そのものも結構作りやすい(ただ,そのまま印刷したのでは紙目に逆らうことになるのでちょっと工夫が必要だった)ので,それほど苦戦することはなかった.あえて言えば,フェアリングとブースターのノーズコーンを綺麗に整形するのはちょっと苦労したが.

  H-IIシリーズと並べて記念撮影♪とも思ったのだが,ちょっと面倒だったので,最新&最大のH-ⅡBと並べて記念撮影.
1/100スケールペーパークラフトによる N-Ⅰ と H-ⅡB 多分偶然だと思うのだが,形が結構似ていて,N-ⅠH-ⅡBのミニチュアみたいで面白い.

完成写真の大きな画像はこちらからどうぞ.→N-Ⅰ

  ちなみに,某所でこの型紙の作者が制作中(?)と思われるH-Ⅰの画像を見かけた.うーん,欲しい!
  何とか公開してくれないものかなぁ.

ロケットのペーパークラフトは是非↓こちらもご覧ください
PASA : Papercraft Aeronautics and Space Administration

 

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2011年7月18日 (月)

2晩連続

  昨日(17日)も城里町ふれあいの里で観望会.
  天気は・・・昼間の状況から言っても,いかにも「前日と同じ」という感じだった.やっぱり夕方になって少し雲が出たものの,観望会開始時刻にはほぼ快晴となった.

  もちろん,昨日も最初のメニューは土星だ.昨日はシンチレーションが落ち着いていて,一昨日よりも良く見えていたので,倍率も少し高めにしてみた.
  やっぱり天界きっての「大スター」,望遠鏡を覗いた人も口々に感嘆の声をあげてくれるのだが,昨日の参加者の中には
「小さいんだねぇ」
という方も.それでも,口径20cmにしてはやや過剰倍率な280倍で見てもらった(昨日はこれでもくっきりと見えていた!)のだが.

  望遠鏡で初めて本物の土星を見た時に,「小さい」と思ってしまうのって,どうも画像などの見すぎのような気がする.テレビやらインターネットやらで,探査機が撮ったようなとんでもなく凄い画像を見慣れてしまっているのだろうか.望遠鏡を覗く時に,「どど〜ん」とでっかい土星が見えるものだと思い込んでしまっているので,実際に見える「小さな」土星にがっかりしてしまうのかもしれない.
  むぅ,それはやっぱり寂しいような気がする.

  土星を見終わったところで,昨日もまたヴェがを見てもらい,その後,一昨日より遅れて昇ってきた月も見てもらった.
  一昨日,昨日と連続で参加してくださった方もあり,「遅れて昇ってきた」ことに驚いていた.
「月は地球のまわりを回っているので,一日で約50分,月の出が遅くなるんですよ」

  望遠鏡で見る月の姿には皆さん満足の様子.そりゃこっちは「どど〜ん」と見えるからねぇ.

  その他,夏の星座の案内をしたり,子供たちに星座早見の使い方を説明したり.2時間みっちり,なかなか盛り上がった観望会ではあった.

  それにしても,2晩連続で観望会がやれた(天文教室を含めると3晩連続)のは実に久しぶりだ.昼間が猛烈に暑かったこともあり,激しい疲労のため,帰宅後はそのまんま朝まで爆睡.かなり空腹だったので帰路に買ったおにぎりも朝までそのまんま.
  今日になっても疲れは抜けず,現在は結構ヘロヘロの状態だったりはするけれど,充実した時間を過ごした後の疲労感は「心地よい疲労感」.今晩は観望会の予定はなく,天気もあんまり良さそうではないけれど,

  さぁ,夕方までは頑張るとするか!

 

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2011年7月17日 (日)

やっぱりうれしい

  昨日(16日)は城里町ふれあいの里で観望会.とは言っても,天文台は東日本大震災で被災,未だ開館できる見通しが立っていないので,ふれあいの里の駐車場に自前の望遠鏡を展開しての観望会だ.
  開始予定時刻直前になって結構雲が広がったが,幸いにして雲量はそれほど多くはならず,観望会は無事開催.

  最初のメニューはとりあえず土星(本当は水星を狙ってみたかったのだが,水星が見られたはずの時刻には西の低空は雲が多くてダメだった).見え具合は・・・「中の上」といったところか.
「うわー,すげー!ホントにわっかがあるんだぁ」
「へぇ,こんなに見えるもんなんだねぇ」
「なんか作り物みた〜い」
参加してくださった皆さんも,口々に歓声をあげてくれた.
「土星から地球まで光が届くのに,だいたい1時間くらいかかりますから,今見ている土星の姿は1時間前の姿なんですよ」
「土星の環は,実はとても薄いんです.幅は6万kmくらいあるのに,厚さは100m程度しかないんですよ」
望遠鏡を前に,こうして薀蓄を語るのも久しぶりだ(震災後,なかなか観望会が開催できず,せっかく予定があっても天気が悪くて屋内での天文教室だったりして,こうして星の下で,望遠鏡を覗きながらの観望会は実に久しぶりなのだ).

  参加者が土星を一通り見終わり,東の空に昇ってきた月に望遠鏡を向ける.
「望遠鏡を覗くときは,ちょっと覚悟して覗いてくださいね.それほど強烈に明るいです」
「うわ!ホントだ.まぶし〜い」
「おー,ボッコボコだ」
「昨日が満月でしたから,今日は十六夜というところですね.満月近いのでクレーターはイマイチ良く見えないんですが,それでも欠け際のあたりはでこぼこが良く見えるでしょう?」
「へぇ・・・行ってみたいねぇ」
「そうだ,今ちょうど月旅行は安くなってますよ.つい先日,1ドルが80円を下回りましたから,今はなんと80億円で行けます(ホントに募集が行われている月旅行のお値段は一人1億ドルなのだ)」
参加した皆さんは,かわるがわる,何度も月の姿に見入っていた.時々,倍率をあげて,欠け際のあたりを拡大して見てもらったりも.

  月を見終わったところで,三々五々,皆さん引き上げて行かれようとしたのだが,
「私としては,これも見て頂きたいんですよねぇ・・・」
望遠鏡をこと座のヴェガに向ける.口径の大きな(と言っても,私の望遠鏡はたかだか20cmではあるが)反射望遠鏡で眺める1等星というのはなかなか綺麗なものなのだ.
「うわ,綺麗♪」
「ダイヤモンドみたい」
「あぁ,こんなダイヤモンド欲しいねぇ.ねぇ,お父さん」(旦那さん(?)が苦笑)
「そりゃもう猛烈に高そうですね.あ,でも,もしかして,そのダイヤモンドを買うより,この望遠鏡を買って毎晩見せてあげる方が安く済むかもしれませんよ」
いやぁ,こちらも喜んで頂けてなにより.

参加した皆さんが帰られた後,せっかく望遠鏡を出した(このところ,なんやかんやでこの望遠鏡を持ち出す機会がなかなか無かった)のだからと,撤収前に月を一枚.
月齢15.2 2011年7月16日 (クリックで拡大,600 x 600 pixel,82kb)
まぁ結構良く撮れたかなと.

昨日参加した皆さんには,
「来て良かったです」
「とっても楽しかったです」
と言っていただけた.そう言って頂けるのが一番うれしいんですよ.

  今年は,天文台が被災したこともあって,例年に比べて観望会の回数が激減している.そんな中,久々にこうして皆さんに喜んで頂けて,こちらもやる気倍増(の割には体の方がついて行けず,昨日は帰宅後すぐ爆睡してしまったのだが).
  今日も同様の観望会の予定.天気は・・・多分昨日と同じような感じだろう.

  さぁ,今晩も張り切ってやるぞ!

 

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2011年7月16日 (土)

ちょっと失敗・・・でも

  昨日(15日)は市内某小学校で観望会.
  昼間は良く晴れていて暑かったが,予報によれば夕方から「曇り」だった.

  実際,夕方までは良く晴れていたのだが,観望会開始時刻が近づくにつれて急に雲が広がり,いつしか全天のほとんどが雲に覆われてしまった.
  このことそのものは「予報の通り」なので別にどうということはなかったのだが,気象衛星の雲の画像を見て絶句した.

  この時,北海道を除くと,雲が写っているのは茨城県北部だけだったのだ.しかもその雲,どこからかやってきたものではなく,昨日の午後3時頃に突然現れたものだ.どうも昨日の学校関係者か参加者の中に強力な雨男or雨女がいたらしい(いや昨日は私の方が主催じゃないから,私の所為じゃないですよ.たぶん).

  ・・・というわけで,屋内での天文教室ということになった(今年2月までならここは自作プラネタリウムの出番♪なのだが,その自作プラネタリウムは震災で壊れたままだ・・・寂・・・).

  昨日は晴れていれば水星をなんとか見ようと思っていたので,まずは水星の話(水星は太陽の近くを回っているから,なかなか見るチャンスがないんだぞ,とか).そして,今見えている星座の案内.「夏の大三角」から発展して,天の川の話題と地球外知的生命探査の話題.
  なんせ「宇宙人」の話題だから,子供たちは食いついてくるかと踏んでいたのだが,ちょっと話が難しかったかも.

  後半は,ペーパークラフトやビデオ映像等を見せながら,いよいよ30年の歴史に幕を下ろす「スペースシャトル」の話題.
  ところが,こちらも,誰しも多かれ少なかれ憧れや思い入れのある我々の世代と違い,今の子供たちにとってスペースシャトルは別な次元の物語ということなのか,あまり興味を示されなかった.むぅ,難しいものだ・・・

  それでも,天文教室終了後は,ペーパークラフトスペースシャトルのまわりに子供たちが集まってきた.
  模型をしげしげと眺める子供たち.
「そうだ,スペースシャトルの前で写真を撮ろうか!」
という先生の一言で,記念撮影となった.さらに,お子さんをスペースシャトルの前に立たせて写真を撮ろうとするお母さんも.イマイチ盛り上がらなかった天文教室も,この段になって一気に盛り上がった.中には,
「僕,大人になったら宇宙飛行士になる!」
と言った子も.
「将来宇宙飛行士になったら,今日撮った写真を公開して,『これがきっかけだったんです』って言ってね」
私としては結構定番の台詞.いや半分冗談ですが,半分は本気なんですよ.

  というわけで,話の内容はちょっと失敗だったが,「参加者の心の中に何かを残す」という意味では最低限の仕事はできたかなと.
  最近,「最低限の」ということが多すぎるような気はするが・・・

 

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2011年7月15日 (金)

それならば

  昨日(14日)もまた夕方は薄曇り.
「また同じパターンか」
また明け方になって晴れるというパターンだ.

  それならば!

  最初からその明け方狙いで行ってみようじゃないか.どうせ月が明るいし.お,ちょうど絶好のイリジウムフレアもあるじゃないか!

  ということで,それまで仮眠.
  目が覚めたのは02:00すぎ.これも最近じゃいつものことだ.
「イリジウムフレアまではまだ間があるな」
と思った.これが見られるのは02:44頃と思っていたからだ.
  ところが,確認してみると,それは勘違いで,実際には02:09頃だった.これに気がついたのが02:04頃.
「やっべ,もう5分しかないじゃないか!」
急いでカメラを用意.

  そしてその結果は・・・

Iridium 61 による閃光 2011年7月15日 02:09:55頃 ばっちり.いやあ危ない危ない.-8等という絶好のヤツを見逃すところだった.

  薄明開始までまだちょっと時間があったので,「他にも何か」とも思ったのだが,
2011年7月15日 自宅にて あまりにも月明かりが強烈なので諦め.しかし,この季節にこれだけ月明かりが強烈というのは,空気が澄んでいるということか.いいことだ.

  ちなみに,件のイリジウムフレア,知人も「ビデオに撮る」とはりきっていたのだが,見事に見逃したとか.
  私は「間一髪!」で撮影に成功.
  ふっ.そこはそれ,年季の違いというヤツですよ.

 

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2011年7月14日 (木)

晴れるのは

  昨日(13日)夕方,とりあえず月は明るく見えていたものの,雲は多く,
「もしかして雨になるかも」
なんていう天気であった.遠くでは雷光が見えていたし.
「さすがに今夜は絶望的か・・・」
と思って就寝したのだが,習慣になってしまったのだろうか,02:00頃に目が覚めた.
  予報でも,あまり良い天気にはなっていなかったので,すぐに空を見ることはしなかったのだが,やっぱり気になって,しばらくしてから外を見てみた.

「む,木星が見えてるじゃないか」
さすがに「この時間からでは」と思ったが,とりあえず全天の写真を一枚.
2011年7月13日 自宅にて この時刻ではもう空が青く写る.いやはや夏の夜明けは早いねぇ.しかし,どうも「快晴」というわけでもなかったらしい.

  最近,夕方曇っていてもその後には晴れとなる日が多いのだが,それも「晴れるのは明け方」というパターンばっかりだ.その「明け方の晴れ」をなんとかモノにしようとすると,思いっきり早起きをする(これを「早起き」と言うんだろうか?)ことになるわけで,そうすると昼間の猛暑がきつい.
  ったく,晴れるなら晴れる!晴れないなら雨!どっちかはっきりしてくれないか.中途半端は一番良くない!

  って力説してみたところで,天気ってヤツは話の通じるヤツじゃないからねぇ.

  で,今晩の予報は・・・あぁ,また今晩も同じことになりそうだ・・・

 

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2011年7月13日 (水)

また明け方に

  昨日(12日)夕方はとりあえず晴れ.月は明るく見えていた.
  天気予報は・・・概ね「晴れ」なのだが,「曇り」になっている予報もある.

  むぅ,どっちに転ぶんだろう?

  21:00頃,「晴れ」は「晴れ」だが,結構雲が漂っているような状況.
「しばらく様子を見てみるか」
なんて思っているうちにウトウト.気がつくと02:00を回っていた.

  「しまった!」と思って急いで外に飛び出し,見上げた空は,
  快晴・・・かと思いきや,やっぱりそこここに雲が漂っていた.しかし,せっかく起きたのだからということで,例によってポタ赤とデジカメを持ち出して撮影開始.
  まずは,東の空に明るく輝く木星のあたりを一枚.
東の空に昇る木星 2011年7月13日 自宅にて これはこれで某所のネタに使えるぞと.
  この後,「久々に比較明(比較明合成による日周運動の写真)でも撮ってやるか」と思ったのだが,なかなか面白そうなアングルが見つからず.透明度はなかなか良さそうだったので,そっちは止めにして,はくちょう座あたりの写真を撮ることにした.これも某所のネタにするためだ.
はくちょう座 2011年7月13日 自宅にて どうも周辺減光の処理がうまく行かず,「作品」にはなりそうにもないが,ネタに使う分には使えそうだ.
  この写真を撮影している間に地震があった.真っ暗な中で作業している最中に突然「ドン!」と音がしてグラグラ.ちょっとビックリした.幸い,撮影中の画像には何も影響はなかったらしい.
  そして,いつしか雲が広がってきていたので,
「最後に全天(の写真)を撮って終わりにするか」
と思って魚眼レンズを用意している間に,再びほぼ快晴になった.
2011年7月13日 自宅にて 「まぁそんなもんか.きっとこの後また雲が広がるさ」
ということでここまでで諦めて撤収.

  梅雨は明けたけど,なかなか安定して晴れないねぇ.
  ま,「ネタの写真」は撮れただけよしということにするか.

 

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2011年7月12日 (火)

やっぱり

  昨日(11日)

〝(てなことを考えている時って,なかなか晴れないんだよねぇ・・・)”

なんて書いていたのだが,昨日の夕方はほぼ快晴.
「たまには期待通りにもなるのか・・・」
などと思った.昨日は月が明るかったし,夜が明ける頃には,かなり明るいイリジウムフレアも見られるはずだったので,
「月が沈んでから明け方までみっちりやるか♪」
そんなつもりになっていた.

  で,満を持して夜中外に出てみれば,
2011年7月12日 自宅にて 雲がいっぱい.ちっ,結局いつものパターンか.イリジウムフレアが見られるはずだった時刻にはすっかりベタ曇りになっていた.
(はい,みなさんご一緒に)あぁ,やっぱり世の中うまく行かない・・・

  ところで,

  先日,「アトランティス」が宇宙への最後の飛行へと旅立ったが,NASAでは,1「アトランティス」の乗組員とともに,同じメニューの夕食を楽しむ「仮想夕食会」の参加者を募っている.仮想夕食会は14日に行われる予定で,そのメニューとは,グリルチキン,バーベキュー・ブリスケット,ベイクドビーンズ等で,デザートはアップルパイ.NASAのウェブサイトではレシピも公開されるとのことなので,参加してみてはいかがだろう?もっとも,日本時間では「夕食」にはなりそうもないが.

 

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  ついでの余談(このブログの趣旨には全然関係がないのだが,もしかして困っている方もおられるかもしれないので).

  先日,いつも使っているPCのOSを「Fedora 14」から「Fedora 15」にアップグレードした.そうしたら,gnome-terminal など,gnome関連のアプリで文字入力が異常に遅いという状況に陥った.あちこちを調べたところ,日本語の文字入力に使われる「scim」が「Fedora 15」で採用された gtk3 にまだ対応していないことが原因らしい.なので,日本語入力に「scim」を使用している方は,「scim」が gtk3 に対応するまでの間,「ibus」に切り替えることでとりあえず問題を回避することができる.

  以上,参考まで.

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2011年7月11日 (月)

夕立はなかったけれど

  昨日の記事には,
“現在,北西方向に立派な積乱雲が育ちつつある.こりゃあこの後夕立がくるかもしれないな.”
と書いたのだが,結局水戸地方では夕立にはならなかった(茨城県の北部では大雨になったそうで,大変な思いをされた方々にはお見舞い申し上げます).

  日没後もしばらくは結構雲が多かったのだが,夜中になって快晴になった.で,午前2時過ぎ.
2011年7月11日 自宅にて うん,なかなかいい空だ.透明度はイマイチといった感じではあるけれど.それにしても暗くなった.全周魚眼レンズで1分露光しても地平線付近が飽和しないとは.

この時間,もうだいぶ秋の星座が昇ってきているんだねぇ・・・
「よし,久々に何か撮ってやろう」
ということで,ポタ赤と望遠レンズを用意.まずは,
アンドロメダ大銀河 2011年7月11日 アンドロメダ大銀河.みっちり気合を入れて撮ったわけじゃないので写りはイマイチだけど.でも逆に言えば,これほどいい加減な撮影でもこれだけ写ったのにちょっと驚き.天体写真を始めた頃は,これだけの写真を撮れるようになるまでエラい苦労をしたのに.
  せっかくなのでもう一丁.
ペガスス座の球状星団M15 2011年7月11日(クリックで拡大,600 × 600 pixel,122kb)
ペガスス座球状星団M15.200mm程度の望遠レンズでは小さくしか写らないけれど,たまにはこんな写真も面白いかも.

  このへんで空が明るくなってきたので終了.いやでも,まがりなりにも星雲・星団の写真を撮ったのは実に久しぶりだ.
  今晩も予報では「晴れ」.今晩はもう少し気を入れて(撮影に)取り組んでみようか.
(てなことを考えている時って,なかなか晴れないんだよねぇ・・・)

 

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2011年7月10日 (日)

再開,再会

  昨日(9日)は午後から城里町ふれあいの里天文同好会の例会.震災以来,4月,5月は
「集まっている時に大きな余震でも発生したら大変」
という理由で例会を中止していたのだが,昨日の7月の例会から再開というわけだ.集まったメンバーのうち何人かは5月に観望会を行った時にも顔を合わせているが,およそ3ヶ月ぶりの再開というメンバーも.

  会員の一人が制作中の15cm屈折望遠鏡をいじってみたり,先日の日本公開天文台協会総会の様子を報告したり,スペースシャトル最後の打ち上げの映像を見ながらあれやこれやと談義をしてみたり.

  いやあ,でもこうして同好の士が集まれるっていうのはいいもんですよ.
  被災した天文台はまだ修復のめどがたたず,開館できるようになるのはまだまだ先のことだが,同好会員の元気は健在.今度の土日(16日と17日)は,会員が持ち寄った望遠鏡で観望会を行う予定(参加無料)なので,お近くの方,またふれあいの里にお泊まりの予定の方は是非ご参加ください.また,これから先も,土曜の夜は,予約していただき,同好会員の都合がつけば観望会を実施する予定なので,遠慮なく予約をしてください(っていうか,天文台が開館できなくて観望会の数が激減しているので,私も,なんというか,こう,生活に張りがないんですよ.良かったら,人助けだと思って観望会の予約をしてくださるとってもうれしいです).

  関東甲信地方は昨日で梅雨明け.最近は体に感じる地震もだいぶ少なくなってきたので,
「そろそろ天体写真もみっちり再開するか!」
と思っていたのだが,今日の午前中に津波を伴う地震が発生.とりあえず目立った被害がなくて何よりではあるけれど,
「むぅ,まだ収まってくれないのか・・・」

それでも,今日はなかなか良い天気.
「今日は少し(撮影)をやってみるかなぁ」
と思っていたのだが,現在,北西方向に立派な積乱雲が育ちつつある.こりゃあこの後夕立がくるかもしれないな.
「その後はきっちり晴れてよね」
さて,どうなることか・・・

 

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2011年7月 9日 (土)

祝!(寂) アトランティス打ち上げ成功

  日本時間今朝(9日朝)00:30頃,スペースシャトル「アトランティス」が宇宙へと旅立って行った.スペースシャトル最後の打ち上げである.
  もちろん,私は予定の30分ほど前からネット中継にかじりついていた.
  天候が悪いということで,予定通り打ち上げられる可能性は30%ということだったが,画面で見る限りなかなか良い天気のようだった.
  カウントダウンは順調に進んで行った.残り3分を切る頃になると,中継を見ているだけでも緊張してくる.

  残り31秒・・・あれ?

  カウントダウンが止まった.
「何が起こったんだろう?」
と思ったが,すぐに再開,数十秒(だと思う)遅れたが,「アトランティス」はやや雲が漂う青空の中へと吸い込まれていった.

  打ち上げの光景を見ていると,どうしても「チャレンジャー空中分解事故(STS-51L)」を思い出してしまう(シャトルの背景に写っているのが青空だとなおさらだ.あの時,青空をさまようように飛んでいたSRBの姿は強烈に印象に残っている).しかし,数分後,SRBが予定通り切り離されると一安心.135回目にして最後の打ち上げは(たぶん)何の問題もなく無事に行われ,9分後に「アトランティス」は予定の軌道に投入された.なお,打ち上げ直前にカウントダウンが止まったのは,「何らかの異常がある」という情報が入ったためとのことだが,すぐに誤情報だと判明,わずかな遅れで打ち上げられたらしい.

  日本人宇宙飛行士の若田光一さんは,ケネディ宇宙センターでこの様子を間近で見守り,
「この空気の振動と地響き,そしてあの炎を見られなくなるのは寂しい」
とつぶやき,「この瞬間を目に焼き付けておきたい」と語ったそうな.過去3回,シャトルで宇宙へ行った若田さん,シャトルへの想いもさぞ大きかったのだろう.

  かく言う私にとっても,スペースシャトルは少年時代からの憧れであった.小学生時代に参加した「凧作り教室」では,作った凧にスペースシャトルの絵を描いたのを覚えている(今思い出すと,その凧に描いたのは外部燃料タンクが白かったから,その最初の打ち上げ,STS-1ミッションの時の姿だったようだ.それだけ,最初の打ち上げのインパクトが強かったのだろう).「チャレンジャー空中分解事故(STS-51L)」の次の打ち上げ(STS-26ミッションの「ディスカバリー」)の時も,「コロンビア空中分解事故(STS-107)」の次の打ち上げ(STS-114ミッションの「ディスカバリー」)の時も,テレビに釘付けだった.

  若田さんは「節目があるから次のステップが開かれる」,オバマ大統領は「この最終飛行は,新たな終わりなき冒険の時代へと我々を駆り立てる」と語った.
  これから先,どのような宇宙船が開発されるのだろうか.願わくば,その宇宙船が宇宙へと飛び立ってゆく姿が,多くの子供たちの「憧れ」を惹きつけるものであってほしい.

 

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2011年7月 8日 (金)

スペースシャトルの名前

  これで最後となるスペースシャトルの打ち上げが,日本時間明日(9日)午前0時26分に予定されている.もっとも,現地の天候が悪く,延期になる可能性が高いらしいが.

  30年にわたるスペースシャトルの最後を飾るのは「アトランティス」だ.

  こういうタイミングでこういう話題というのも何だが,実はずっと疑問に思っていたことがある.

  スペースシャトルと言えば,「コロンビア」,「チャレンジャー」,「ディスカバリー」,「アトランティス」,そして「エンデバー」.そして,地上試験機の「エンタープライズ」.
  とりあえず「エンタープライズ」は置いといて・・・

  「コロンビア」・・・地名
  「チャレンジャー」・・・挑戦者
  「ディスカバリー」・・・発見
  「アトランティス」・・・伝説の大陸の名前?
  「エンデバー」・・・努力

  なんでこう脈絡のない名前になったんだろう?何か共通点があるのか?それとも,全然そんなことを気にせず命名されたのだろうか?

  その答えは,

  「コロンビア」・・・18世紀のアメリカ人ロバート・クレイの帆船「コロンビア号」.コロンビア川を発見している.ちなみに,アポロ11号の指令船の名前も「コロンビア」だった.大きな計画での最初の船にこの名前を使うことが多いらしい.
  「チャレンジャー」・・・19世紀イギリス海軍のコルベットの名前.太平洋,大西洋,インド洋,南極海の調査を行った.
  「ディスカバリー」・・・ジェームズ・クック(いわゆる「キャプテン・クック」だ)の最後の帆船の一つ.また,ハドソン湾を探検したヘンリー・ハドソンの船も「ディスカバリー」であった.「発見」という意味なので,宇宙,地上を問わず探査船の名前にはよく使われる.ちなみに,「2001年宇宙の旅」に搭乗した木星への有人宇宙船も「ディスカバリー」である.
  「アトランティス」・・・1930年から1966年,ウッズホール海洋研究所で使われた海洋調査船.
  「エンデバー」・・・ジェームズ・クックの南太平洋探検の時に使われた帆船.この帆船の名前が由来なので,スペースシャトルの「エンデバー」の綴りはアメリカ式の “Endeavor” ではなく “Endeavour” とイギリス式の綴りになっている.かつて,発射台に掲げられた横断幕が “Endeavor” と間違って綴られていたことがあったとか.

  というわけで,オービターの名前は全て,過去に活躍した探査船・調査船の名前だったというわけだ.未来を切り開く宇宙船の名前,解ってしまえばなるほどふさわしい名前だったのである.

  ちなみに,「エンタープライズ」は・・・

  まだ計画段階だった頃,スター・トレックのファンから是非シャトルには「エンタープライズ」という名前をつけて欲しいという要望が多く届いていたことから名づけられた.初期の頃,地上試験機を改修して打ち上げるという案があったが,「エンタープライズ」ではなく「チャレンジャー」の方が改修されることとなった.1986年1月28日,その「チャレンジャー」が打ち上げ直後の空中分解(STS-51L)によって失われた時,再び「エンタープライズ」を改修する案が持ち上がったが,ストックしてあるスペアパーツから新たに建造した方が安価であることがわかり,「エンデバー」が建造された.結局,「宇宙船エンタープライズ」は実現されなかったのだが,最近になって,スケールド・コンポジッツ社が開発した宇宙船「スペースシップ・ツー」が「エンタープライズ」と名づけられ,「宇宙船エンタープライズ」の誕生となった.現時点ではまだ宇宙飛行は達成していない(はず)のだが名実ともに「宇宙船エンタープライズ」となる日も近いだろう.

  さて,スペースシャトル最後の打ち上げだが,この記事を書いている現在,まだ「延期」というニュースは入って来ていない.予定通りならば,もうすぐ燃料の注入が始まる頃だが,さてどうなるか.
  予定通りであっても,延期になったとしても,最後の打ち上げもネット中継できっちり見守ろうと思っている.

 

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2011年7月 7日 (木)

フライト 1R

  ペーパークラフト国際宇宙ステーションシリーズ,第5回の今回は,フライト 1R.
  2000年7月12日,バイコヌール宇宙基地から,ロシアのサービスモジュール「ズヴェズダ」が,プロトン・ロケットによって打ち上げられた.当初の予定から8ヶ月遅れての打ち上げであった.「ズヴェズダ」は,プロトン・ロケットによって高度約185kmの軌道に投入された後,「ズヴェズダ」自身の推進システムによって高度400kmに上昇,打ち上げから4日後の7月16日,地上からの遠隔操作によって,「ザーリャ」後方のドッキング・ポートにドッキングした.
  これにより,国際宇宙ステーションに居住空間,生命維持装置,通信システム,電力供給,データ処理システム,飛行管制システム,推進システムが提供され,宇宙飛行士の長期滞在に重要なシステムが揃うことになった.

  まずは,「ズヴェズダ」.
1/100スケールペーパークラフトによる ズヴェズダ 正面からのアングルでもう一枚.
1/100スケールペーパークラフトによる ズヴェズダ(正面から) 正面にあるドッキング・ポートで「ザーリャ」後方のドッキング・ポートにドッキングする.
  さらに,後方からのアングルで一枚.
1/100スケールペーパークラフトによる ズヴェズダ(後方から) 後方のドッキング・ポートには,「プログレス補給船」,「ソユーズ宇宙船」,そして「ATV」などのドッキングに用いられることになる.
  そして,ISSへのドッキング後の姿.
1/100スケールペーパークラフトによる 国際宇宙ステーション(2000年7月26日の姿) 天頂側からのアングルでもう一枚.
1/100スケールペーパークラフトによる 国際宇宙ステーション(2000年7月26日の姿,天頂側から)
ふぅ,これで少し「宇宙ステーション」らしくなったか!?
  実を言うと,ISSの製作に取りかかった頃,とりあえずはこの「ズヴェズダ」ドッキングまで早くたどり着きたかった.これで最初の到達目標まで到達したというわけだ.
  そして次は・・・「P6 トラス」(フライト 4A)かなぁ・・・先は長い・・・

  完成写真の大きな画像はこちらからどうぞ.→フライト 1R

 

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2011年7月 6日 (水)

雷のあと

  実はまだ発行されていないが,次の日曜日(10日)に発行される茨城新聞日曜版の連載「いばらき星空散歩」の原稿の中には
「夕立になれば、短時間に強い雨が降り、その後に晴れるということも多い。そういう時なら、空も澄んでいて云々・・・」
と書いていた.

  昨日(5日),全国のニュースでも放送されていたのでご覧になった方もあるかと思うが,昨日の夕方,水戸地方では激しい雷雨があり,場所によっては雹も降った.
  そして,上の原稿の通り,その雨は短時間で止み,その後晴れたのである.

  で,日没後,まずは東方最大離隔前の水星が見られないかと目を凝らしてみた(ちなみにこの時,「あ,写真に撮っておこう!」と思ったのだが,「あ゛,カメラがない・・・」最近は自転車通勤をしている私,ノートPC2台に加えてカメラまで担いで自転車をこぐのはちょっと無理なので,カメラは職場まで持ってきていなかったのである.むぅ,職場においておけるカメラが欲しいかも・・・いかん,また物欲が・・・).
  しかし,西の低空にはだいぶ雲があり,結局水星を見ることはできなかった.

  21:00過ぎに帰宅.その頃も結構晴れていたのだが,雲も結構広がっていた.予報によれば,夜中から明け方は「晴れ」になっていたので,「夜中にもう一度様子を見てみよう」ととりあえず就寝.そして,明け方に目を覚まして外へ.
2011年7月6日 自宅にて むぅ,結局快晴にはならなかった.さすがにあれだけ激しい夕立の後,透明度はなかなかのようだったが,これだけ雲があってはねぇ・・・
  東の空に木星が目立つ.秋の星座の中にあるのでなおさらだ.そういえば,真夜中では一番明るく輝く木星を,「明けの明星」「宵の明星」の金星に対して「夜半(よわ)の明星」と呼ぶこともあるのだそうな.う〜ん,納得.

 

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2011年7月 5日 (火)

もうすぐ

  昨日の記事には1054年に世界中で目撃された超新星の話を取り上げたが,その記事を書いた直後,ある人からこんなことを聞かれた.
「もうすぐ爆発する星があるんだって?」
どうやら息子さんがどこかでそんな話を聞いてきたらしい.

「あ,それは多分オリオン座のベテルギウスのことですね」
アクセス解析を見てみると,このキーワードでこのブログにたどり着く方がとっても多い.
「確かにもうすぐ爆発しますよ.ただ,もうすぐっていうのは天文学的な時間スケールでのもうすぐですが」
「どのくらい?」
「まぁ5万年くらいの間には」
星の一生にとっては一瞬のようなものだ.

いや,私も(昨日の記事に書いたように)生きているうちに是非その光景を見てみたいんですがね,
「でも,生きているうちに“それ”が起こる確率よりも,宝くじで1等を当てる確率の方がずっと高いと思いますよ」

  いやでも,宝くじで1等を当てるより,ベテルギウスの超新星爆発を見られる方が嬉しいだろうなぁ.
  もっとも,どうせ1等なんて当たっても,その賞金の使い道が解らない(^^;)から,あんまり当たって欲しいとも思わないけれど.そんな大金が当たってしまったら人生狂いそうだし.でも,3等くらいならいいかなぁ・・・ぱぁっと遊んでそれで終わり!う゛,ちょっと当たってほしいかも.

  結構皆さんに「夢のある仕事をしている」と思われている私,実はその願望は結構ちまいのであった.

 

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2011年7月 4日 (月)

957回めの誕生日

  「それ」が空に現れた時,一体どんな光景だったのだろう?

  後冷泉院天喜二年四月中旬以後丑時、客星出觜參度、見東方、孛天關星、大如歳星
(後冷泉院天喜二年四月中旬以降の丑の時,客星觜・参の度に出づ.東方に見(あら)わる.天関星に孛(はい)す.大きさ歳星の如し)

  藤原定家の日記,「名月記」の記述である.ここで言う「觜」とは,当時の星座名で,オリオン座の三つ星から上の台形の部分,「參」も同様でオリオンの頭,エンゼルフィッシュ星雲があるあたりであり,「天關星」とはおうし座ζ星のこと.
  「天喜二年(西暦1054年)」は定家の生まれる前であり,この記述は伝聞であるが,おとなり中国の宋書天文史をはじめ,世界各国の歴史書に記されている他,アメリカ大陸のミンブレス族やアナサジ族がこの「客星」の出現を目撃,壁画などに描いている.世界中の記録などを総合した結果,「名月記」の「四月」というのは「五月」の間違いであろうと解釈するのが一般的であり,この「客星」が出現したのは現代の暦にして7月4日,つまり今日の日付であるとされている.
  この「客星」とは,おうし座に出現した超新星であり,23日の間は昼間でも見え,653日の間,夜空に見えていたという.今の時期,この超新星が現れた位置が地平線上にあるのは明け方〜夕方になるため,当時,世界中の多くの人は,その姿を薄明中か,昼間の空に目撃したのだろう.

  その残骸が
かに星雲 2002年10月18日撮影 この「かに星雲」であるとされる.つまり,今日は「かに星雲」の957回めの誕生日なのだ(星の死骸たる超新星残骸の「誕生日」というのも変ではあるが).

  かなうことなら,こんな「ド派手」な超新星爆発を見てみたい.
  一番近いのはやっぱりベテルギウスだろうか.ベテルギウスの超新星爆発なら,1054年の「客星」よりさらにさらに「ド派手」だろう.このブログにも何度か書いてはいるが,ベテルギウスの超新星爆発,生きているうちに起こってくれないものだろうか.

  超新星爆発とは「星の最期」.それを待ちわびるというのはやや気が引けるものではあるけれど・・・

 

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2011年7月 3日 (日)

急ごしらえで

  昨日(2日)は市内某所で観望会.
  昨日は20:00過ぎに国際宇宙ステーションが見えるはずだった.しかも,北斗七星を縦断して天頂近くを通るという願ってもないコース.
「こりゃ晴れてれば盛り上がるぞ」
と思っていたのだが・・・

  曇り.

むぅ,やっぱり世の中うまく行かないか.

  で,昨日の観望会だが,「曇天の場合は中止」だとばっかり思い込んでいた.夕方曇ってきた段階で,
「こりゃ中止だな」
と」のんびり構えていたのだが,実は「曇天の場合は屋外で天文教室」の予定だったのだ.

  会場に到着してから大慌てでネタの準備.ダメだねぇ,こういうことをやっていては・・・

  見えるはずだった国際宇宙ステーションの話,望遠鏡で見るはずだった土星の話,今見られる星座の話,夏の大三角とその距離の話・・・などなど約1時間.なんとか子供たちも飽きずに聞いていてくれた.
  話し終わった後は,恒例の「質問コーナー」・・・最初の質問は大人からだった.
「一番大きな星って何なんですか?」
ドキッ!この質問,前には答えられなかったんだっけ.
「えーと,たしか大マゼラン星雲にある・・・W・・・O・・・H・・・G・・・64・・・とかいう星(WOH G64で正解!)だったと思うんですが,直径で太陽の2000倍くらいですね」
こうなると,子供たちからは
「じゃあ一番小さな星は?」
こういう質問が出てくる.
「一番小さな星って難しいんだよね.たとえば,ちょっと前に地球のすぐそばを通りすぎて行った星なんかは5mくらいだったし,何年か前にアフリカに落ちてきた星なんかは3mしかなかったし.いったいどこまで小さなものを“星”って言っていいんだか難しいんですよ.まぁ3mしかなかったのも小惑星と呼ばれていたから,3mくらいの星ってのもあるってことだよ」
「じゃあ長い星は?」
「長い星ってのも難しいなぁ.あ,平べったい星ならあるぞ.七夕のおりひめ星もひこ星も,自転が早すぎて,遠心力でつぶれて平べったくなっちゃってるらしいんだよ」

  ・・・という具合に結構盛り上がって終了.

  結局,星は何一つ見られなかったけれど,帰り際には
「とっても楽しかったです.また機会があればぜひお願いします」
と言われた.ふぅ,急ごしらえの話だったけれど,とりあえず最低限の役割は果たせたのかなと.

  でも,今回は何とかなったけど,これで失敗したら信用がなくなる.予定はしっかり確認しておかなくちゃねぇ・・・

 

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2011年7月 2日 (土)

期待はずれ

  先日,市内某小学校から観望会の依頼があった.晴れるとは限らないし,空が暗くなるのが遅い時期でもあるので,
「とりあえず1時間程度のお話もしてほしい」
とのこと.電話でお話した先生によれば,
「去年お聞きした『はやぶさ』のお話もとっても素敵だったので」
とのこと.この小学校,昨年の観望会では,天気が悪く,屋内で行った天文教室の時,「はやぶさ」の話をしていたのだった.
「はは,じゃあ1時間で“終わる”ように話しますね」
かなり「はやぶさ」マニアな私.「はやぶさ」の話題で話し始まると,一体何時間話してしまうかわからない.

  そんな私,当然,話題になっていた「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」を何とか見たいと思っていた.
  が,プラネタリウムで公開されている時には遂に見に行くことができなかった.DVDで発売されていることは知っていたが,先月から映画館で公開されていたこともあり,
「せめて映画館で見てから」
と思っていたので買わなかった.
  しかし,結局映画館に行くチャンスもなかった.仕方なく,遂にネットでDVDを注文してあった.

  そのDVDは先日自宅に届き,昨晩,ワクワクしながら見てみた.

  ・・・

  率直な感想は「期待はずれ」であった.いやその「期待」が大きすぎたのかもしれないが.
  もしかしてまだご覧になっていない方がここをお読みかもしれないので,詳しいことは書かないことにするが,もう少し緊迫感が欲しかった場面が多々.プラネタリウム番組としては無理だっただろうが,もう少し「はやぶさ」を運用していた地上スタッフの奮闘ぶりにも触れて欲しかった気もする.
  まだご覧になっていない方で,「活字嫌い」でない方なら,何冊も発売されている書籍を読まれる方をおすすめしたい.「はやぶさ,そうまでして君は」とか,「はやぶさの大冒険」などがおすすめだ.

  これから,「はやぶさ」を題材にした映画が次々と公開される(20世紀フォックスの『はやぶさ -HAYABUSA- 』は.国際宇宙ステーションでの試写会も行われるそうな).さてそれらがどんな出来になるのか楽しみではある.

  今度こそ映画館に行くぞ!

 

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2011年7月 1日 (金)

北の空のISS

  昨日(6月30日),天気予報では夕方は「雨」だった.
  その夕方には雷もあり,そこそこ強い雨も降ったので
「こりゃ今晩も(天体写真の撮影は)ダメだな」
とすっかり油断していたのだが,19:30頃見上げた空にはアークトゥルスやヴェガなどが見えていた.
「(快晴ではないので)まともな天体写真は無理でも,ISSでも通ってくれれば撮れるかも」
と思って調べた(こういう時,iPod/iPhoneの “ToriSat”というアプリがとっても便利♪)ところ,20:23頃,北極星の近くを通過するらしい.
「む,あと30分しかないじゃないか」
慌てて帰宅.

  大汗をかきながら自転車を漕ぎ,自宅にたどり着いた時に見上げた空には,
「あ゛,イリジウムフレアだ」
しかもかなり(−4等くらい?)明るいヤツだった.
「しまった,そっちはチェックしてなかったなぁ」
今さら仕方ないので,ISSを狙うべくカメラを準備.ISSが見え始める5分ほど前,北極星あたりにカメラを向けて準備万端.

  む・・・

「折角北極星近くを通過するなら,“比較明”で狙ってみようか」
そう思いつき,早速撮影開始.

  やや薄雲がかかっていたが,ISSはいい具合に写野の中を通過して行った.
北極星の近くを通過するISS 2011年6月30日 (クリックで拡大,600 × 400 pixel,55kb)
中途半端と言えば中途半端な写真ではあるけれど,昨日の状況ではこんなもんでしょう.まぁ普通にISSの軌跡だけを狙って撮るよりは面白い写真になったかなと.

  明日(土曜)の20:00頃には,かなり良い条件で見られるのでお見逃しなく.もっとも,晴れないことにはどうしようもないのだけれど.

 

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