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2011年7月24日 (日)

第3位

  『宇宙滞在日数,日本3位に』
というニュースがあった.今日(24日),日本人宇宙飛行士の宇宙滞在日数の合計がドイツを抜き,世界第3位になったということだ.

  では第1位と第2位は?

  考えるまでもなくロシア(旧ソ連含む)とアメリカである.両国は冷戦時代から熾烈な宇宙開発競争を繰り広げていたので当然だろう.
  じゃあどちらが1位なのかというと,ロシアである.有人月探査(ちなみに,今日7月24日はアポロ11号が地球に帰還した日である)ではアメリカに敗れたものの,その後は,サリュートやミールといった独自の宇宙ステーションを打ち上げ,有人宇宙飛行の実績を積み上げていたのである.

  ということで,日本は宇宙飛行士の宇宙滞在日数ではロシア,アメリカに次いで3位ということになったわけだ.アメリカはスペースシャトルが退役したばかり,「ここは日本がアメリカを抜き去り,第2位になるチャンス!」と思いたいところだが,どっこい世の中そう簡単ではない.宇宙滞在日数第1位のロシアは通算滞在日数が2万760日,第2位のアメリカが1万4786日.そして第3位の日本は・・・494日・・・独自の有人宇宙船を持たないとは言え,これほどの差があるとは.
  発展著しいお隣の中国(諸外国から安全性に問題があるのではないかと指摘されていた高速鉄道で「ほら見たことか!」という事故が起こってしまったが)では「神船」という独自の宇宙船による有人宇宙飛行をおこなっており,「天宮」という独自の宇宙ステーション建設の計画もあるとかで,近いうちに宇宙滞在日数の上位に上がってくるだろう.日本が追い抜かれるのは時間の問題なのかもしれない.

  東日本大震災からの復興がなかなか進まない状況下,「日本も有人宇宙船の開発を!」と声高に主張するのはやや気が引ける気はする.しかし,いつの日か,日本人宇宙飛行士が,日本が独自に開発した宇宙船で宇宙を飛ぶ日がやってくることに期待したい.

 

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