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2011年6月25日 (土)

ようやく

  昨日(24日)夕方は「定期観望会」の予定だった.
  予報によると,夕方から「雨」.そして,実際の天気は・・・日はさしているものの,空には雲がいっぱい.
「こういう天気は一番嫌なんだよねぇ」
普通の感覚では,日がさしていれば「晴れ」だ.しかし,これだけ雲があったんじゃ星は見えそうもない.

  とりあえず準備をして会場へ.
  観望会開始時刻になって,一家族が来場.
「今日は雲がいっぱいで星が見えないんですよ」
「あぁ,やっぱりそうですか・・・予報では雨でしたからねぇ」
なんて会話をしているうちに,子供の一人が
「あ,ほら,あそこに星が見える!」
「あぁ,あれはこと座のヴェガだね」
「25光年!」
この子,小学5年生だそうだが,とっても詳しい子だった.
「じゃあ,アルタイルは?」
「17光年」
「いやあ,良く知っているねぇ」
「あ,ほら,あそこにも星が見えるねぇ.あれはアークトゥルスだね」
「37光年!」
「いや君はホントに良く知ってるねぇ.じゃあ,一番近い恒星は何?」
「プロキシマ!」
「アルファケンタウリって言わないところが通だねぇ」

そんな会話をしているうちに,もう一グループ(二家族?)がやってきた・・・が,このグループの目的はどうやら蛍で,望遠鏡は素通り.

  この頃,土星が見えてきたので,望遠鏡を向ける.
「うわ!ホントに環があるぅ!」
やたらと詳しい子も,土星を生で見るのは初めてだったらしい.うん,知識だけの頭でっかちにならないで,チャンスをみつけてこうして生でいろんな天体を見てみてね.

  そうやって盛り上がっていたところに,先ほどのグループが戻ってきた.どうやら蛍は空振りに終わったらしい.
「土星が見えますよ.見て行きませんか?」
と声をかけてみた.
「え,ホントですか?」
「うわ!ホントだ,きれ〜い」
「いやぁ,良く見えるものですねぇ」
「蛍はダメだったけど,こっちの方が良かったかも」
いやうれしいことを言ってくださいますね.

  そんなこんなで,なかなか盛り上がった観望会になった.

  う〜ん,ようやく「まともに」観望会ができた.実に久しぶりのことで,「定期観望会」に限れば震災後初だ.全天のほとんどが雲に被われていて,星座の解説は全然できないという状況の中,それでも集まった方には楽しんで頂けたようでなにより.

  やっぱり喜んでもらえるってのはこちらもうれしいものだ.

 

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