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2011年5月 7日 (土)

世界一のこいのぼり

  やや(かなり?)タイミングを外してしまっているが・・・

  やねよ〜り〜 (はるかに)13 た〜か〜い〜 こいの〜ぼ〜り〜
  (中略)
  おもし〜ろ〜そ〜に (猛烈な速さで) およい〜で〜る〜

  宇宙飛行士野口聡一さんのツイッターに「宇宙でのこどもの日」の話題が紹介されていて,国際宇宙ステーション内に飾られたこいのぼりの写真が公開されている.

  その高さ地上約350km,泳ぐ速さは時速2万8000km!
  これぞ世界一のこいのぼり!

  いやだからなんだと言ってしまえばそれまでだが,写真を見ていてなんとも気持ちのいいものではある.
  現在,国際宇宙ステーションには日本人は滞在していないのだが,他の宇宙飛行士の誰かが飾り,写真に撮って送ってくれたのだろう.いやはや粋なことをするねぇ.宇宙空間,しかも日本人のいないところに日本の文化があるってのもまた嬉しい.

  そういえば以前,野口さんが国際宇宙ステーションに滞在中に,冬季オリンピックが開催されていた時があった.そしてその時には,野口さんは,スキージャンプの格好をして,
「私が世界一♪」
と言っていた.そりゃそうだ.もっとも,それではいつジャンプが終了したのか計測しようもないが.

  まったく,宇宙飛行士という人たちは,どこまで凄い人たちなんだろうと時々思う.全くもって尊敬したい人たちだ.スペースシャトルなりロケットなりで出発する時,打ち上げが成功するとは限らない.スペースシャトルは現時点までに133回打ち上げられ,失敗は1回(コロンビアの事故は帰還の最中).成功の確率は99.2%.数字だけを見れば「結構高い確率」と思えるけれど,飛行機に乗る時に「この飛行機は100回の飛行のうち1回は墜落します」って言われたらやっぱり乗りたくない.打ち上げが成功したとしても,無事に目的地に着ける保証はない.無事に国際宇宙ステーションにたどり着けたとしても,滞在中,命の保証なんて何もない.スペースデブリが衝突したら無事では済まないし,大きな太陽フレアでも危険に晒される.何もない平穏な一日でも,放射線を1日に1ミリシーベルトも被曝するのだそうだ.そして毎日はとても忙しく(地上にはのんびりした姿しか伝わってこないが),あの狭い空間にいる人同士,一日に一度も顔を合わせないことも多いのだとか.そして,無事に帰れる保証だってない.いつもいつも生命の危険と隣り合わせでありながら,たいがいの宇宙飛行士はユーモアのセンスも抜群.ひどく忙しい毎日の中,こうしてこいのぼりを飾る余裕も持ち合わせている.

  宇宙を泳ぐこいのぼり.被災地の子供たちも,その姿を見て夢を膨らませてくれるだろうか.

 

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