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2011年2月27日 (日)

月の錯視

  先日,知り合いから,
「この前,で〜っかい月が上がってきたけど何で?」
この方,実は海沿いに住んでおられる.ふと海の方を見たら,とんでもなくでっかい月が上がってきたのでびっくりしたらしい.
「それ,実は錯覚らしいですよ.いったいどういう錯覚でそんなに大きく見えるのかはまだ解明されていないようですが」

  という会話になった.その場で,定規,コンパス,10円玉などを使って,いわゆる「ポンゾ錯視」の実験をしてみたのだが,「なぁるほど」納得していただけたらしい.

  そんなわけで,写真を使ってちょっと遊んでみる.
月の錯視力 その1 もちろん,画像にはめ込んである月の画像の大きさはどちらも同じなのだが,右の方が大きく見える(しかも,ちょっと近く見えないか?).このように,平行でない二本の直線が見える時,幅が狭くなって行く方が遠近法によって遠くなっていると感じ,視覚的経験から,「遠いものは小さく見える」という「思い込み」があって,「遠くにある」と思い込んだものは,実際に見えているより大きく見えるということらしい.

  もう一つ,よく言われることは,
「月が低い位置に見え,近くに比べるものが見えると大きく感じる」

  さてどうか.
月の錯視 その2 これと,
月の錯視 その3 これを比べてみる.もちろん,今度も2枚の写真にはめ込んである月の画像は同じ大きさだ.
・・・うぅん,これは微妙だ.

  いずれにせよ,低い位置にある月が大きく見えたとしても,それが目の錯覚であることは間違いない.それを確かめるのは現在ならば非常に簡単.デジカメでも携帯電話のカメラでも,大きく見えている月に向けて写真を撮ってみればいい.そこに写った月の小さいこと!

  だが,これがまた結構くせもの.分かっていても,やっぱり低いところに見えている月はやっぱりでかく見え,これがなかなか美しい情景だったりするのだ.で,これを写真に撮ってやろうと思うと,画像に写った月にはぜ〜んぜん存在感がなくがっかりすることになる.

  「目の錯視まで再現できるカメラ」なんてのが発明されたら凄いだろうねぇ・・・でも意外とウザいか!?

SETI@home 現在の順位 世界…61,379位(/1,162,491人)国内…2,323位(/30,231人)
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