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2011年2月15日 (火)

いくらなんでも

  昨年6月からロシアで行われている,仮想「火星有人飛行」のシミュレーション実験で,カプセルは遂に火星に「到着」,12日と14日に「着陸」が実現した.
  この実験は,2007年から始まった一連の実験「マーズ500」の一環として行われているもので,昨年6月,ロシア人3人,フランス人,イタリア人,中国人それぞれ1人がカプセルに「搭乗」して地球を「出発」,火星へ向かう宇宙船を模した施設の中に閉じこもり,実際の宇宙飛行士と同じように,科学実験やメンテナンスといった任務の他,運動,食事などをこなしている.火星への往復にかかると想定される520日の間こうして過ごすことで,宇宙飛行士の肉体および精神にどんな影響が出るのかということを調べるのが目的である.
  実験での火星への「着陸」を受け,ロシア宇宙局は14日の記者会見で,火星への有人宇宙飛行は,今後20年以内に実現できるという見通しを示したのだとか.

  でもねぇ・・・いくら環境を似せているとは言え,実験は根本的に安全は保証されている状態.実際の宇宙飛行では,これに加えて「生命の危機」と隣り合わせで過ごすことになるわけだ.よっぽど訓練された人でも,精神に異常を来してしまう可能性大なんじゃないか.しかも,乗組員のうち一人でもそういった異常を来してしまうと,ミッション全体が危険になってしまう.
  人工冬眠などの技術が確立されないと,火星への有人宇宙飛行は無理なんじゃないかなぁ・・・

  宇宙へは行ってみたい.生きているうちに一度でいいから,宇宙から地球を眺めてみたい.もし,
「無事に帰れる可能性は70%だけど,とりあえずタダでロケットに乗せてやる」
と言われたら・・・ちょっと「ぐらっ」としてしまうかも.あと20年くらい生きた後なら行ってしまうだろうな.

  スピリットやオポチュニティという火星探査ローバーが送って来た画像を見るたびに,
「その光景を実際に見てみたい」
と思う.いやすごくそう思う.しかし,
「火星へ行く宇宙船にタダで乗せてやる」
と言われても・・・520日もの間,毎日毎日決まった5人の人としか会えないのは・・・あぁ,いくらなんでも,それはやっぱり嫌だ・・・

SETI@home 現在の順位 世界…62,557位(/1,158,164人)国内…2,361位(/30,162人)
Einstein@home 現在の順位 世界…8,343位(/288,540人)国内…191位(/4,206人)

この記事を読んで,「いや,だからこそ,最初に火星に降り立つ人は,それでも冷静沈着でいられる強靭な精神の持ち主なんだよ」と思った方,こちらをクリックして共感(?)の投票をお願いします.→にほんブログ村 科学ブログ 天文学・宇宙科学・天体観測へ

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