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2010年12月16日 (木)

ボイジャー

  1977年に打ち上げられたボイジャー1号と2号.1979年から81年にかけて,相次いで木星,土星のそばを通過し,鮮明で驚きに満ちた画像を送信してきた.当時私はまだ小学生で,さすがにニュース映像を見た記憶はないのだが,ボイジャーが撮影した惑星たちの鮮明な写真が載っている図鑑をしげしげと眺めていたことは覚えている.また,太陽系を離れつつあるボイジャー1号が振り返って撮影した太陽系の姿の写真「ファミリーポートレート」はとても印象的だった.

  調べてみると,現在,ボイジャー1号は黄道面から北に約35度,へびつかい座の方向にあり,太陽からの距離は115.585天文単位(約172億9000万km),ボイジャー2号は黄道面から南に約33度,ぼうえんきょう座の方向で,太陽からの距離は94.026天文単位(140億7000万km)を航行中で,両機も無事に信号を送ってきている.

  NASAの発表によれば,そのうちのボイジャー1号が観測している太陽風の速度が遂にゼロになったらしい.いよいよ太陽風の影響が及ぶ範囲から離れようとしているというわけだ.このまま行くと,後4年で太陽圏の境界「ヘリオポーズ」に到達,いよいよ太陽系外への旅となる.両機とも打ち上げから30年以上経過しているので,「いつまでもつのか」が気になるところだが,どうやらボイジャー1号は2020年頃まで,ボイジャー2号は2030年頃までは一部機能だけでも稼働し続けられるらしい.
  両機が太陽系の果てにたどり着いた時,そこではどんな事実が発見されるのだろうか?理論的な予測が証明されるのか,はたまたこれまでに築き上げられてきた理論を根底から覆すような驚きの事実が発見されるのか?
  いずれにせよ,両機の長寿と今後の活躍に期待したい.

SETI@home 現在の順位 世界…67,059位(/1,140,630人)国内…2,520位(/29,820人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,266位(/284,450人)国内…217位(/4,159人)

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