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2010年12月31日 (金)

2010年の最後に

  今日は大晦日.それも午後になり,今年もいよいよあとわずかだ.

  今年は宇宙開発の話題が実にたくさんあった.野口さんのISS長期滞在,山崎さんの乗ったスペースシャトルディスカバリーのフライト,「あかつき」「イカロス」の打ち上げ,「みちびき」打ち上げ,「あかつき」の金星軌道投入失敗.そして何よりも「はやぶさ」の地球帰還.
  私自身,昨年後半からペーパークラフトロケットの製作に精を出していることもあり,宇宙開発への興味がかつてなく膨らんだ年でもあった.

  天文現象の方は散々だった.1月1日の部分月食はばっちり見え,幸先良いスタートだったものの,2回あった月食(うち一回は皆既月食)は両方とも天気が悪くて全然見られず.夏の「ペルセウス座流星群」も冬の「ふたご座流星群」もあまり天気に恵まれなかった.

  そして,私個人は・・・観望会は78勝52敗,例年より少し多かったくらいか.それよりも,ここも含めて,一年中文章を考えていたような気がする.中でも大変だったのは茨城新聞日曜版「Taste」に連載した「いばらき星空散歩」.毎週毎週締切りがやってくるという大変な生活で,漫画家の気分が少しだけ味わえたかも.天体写真の方は惨憺たる状況.快晴の夜が少なかった上,晴れた時には「連載のネタ」の写真を撮影する方が優先になってしまい,なかなか「趣味の天体写真」を撮影することができなかった.まぁそれと引き換えに,たくさんの方から「連載を楽しみにしています」と言って頂けたのだからそれも必要な代償と思って納得しよう.
  この連載,来年も続くことになった.2年目となると,今年とネタがカブるから,非常に不安ではあるけれど.

  いずれにせよ,これまでになく忙しく,大変充実した一年ではあった.

  さて,ここの今年の更新はこれでおしまいです.
  今年一年,ここを読んで下さった方々,本当にありがとうございました.どうぞ良い年をお迎えください.

SETI@home 現在の順位 世界…66,840位(/1,146,053人)国内…2,512位(/29,922人)
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2010年12月30日 (木)

年末年始は嫌い

  一昨日が御用納め.
  昨日から休みになり,暇になったのだが・・・

  一年中,新聞の連載の原稿やら,観望会の準備やら,天文教室の準備やらといろんなことに追い回されている私.急に暇になると何をやっていいのかわからない(苦笑).
  暇になるとわかっていたので,この機会にやることをいろいろと用意はしてあったのだが,暇になった時というのは,エラくモチベーションも下がっているもので,いざ何かやろうとするとどうもやる気が起きなかったりする.

  で,一日中悶々(というわけでここの更新も遅いわけだ).これが年末の3日間と年始の3日間続くのだから大変.
  昨日(というか今朝だが)は月の出も01:28.じっくり腰を据えて天体写真を撮るにもちょっと中途半端.夕方の空は透明度が悪かったし.
  03:00過ぎに起き出して外を見て見ると快晴.
「ちょっと空でも眺めてみるか」
2010年12月30日 自宅にて快晴.透明度もなかなかだ.
「夕方からこんな空だったらねぇ」
他にも何か撮ろうかとも思ったのだが,月が上がって来てしまっていては・・・

  そして今日もまた悶々.しかも今日は天気悪いし.

  どうも忙しくないと気合が入らない.あーあ,損な性格になっちゃったなぁ・・・

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2010年12月29日 (水)

ほぼ完成

  27日は『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第102号(三球儀編第51号)の発売日.
  今回の部品は
『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第102号(三球儀編第51号)の部品 太陽,LEDと電池ボックス,ボタン型電池が3個.
  これらを本体に組み込んで
『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第102号(三球儀編第51号)までの進捗状況 って,これじゃあ前回との違いがわからないので,周囲を暗くして,
ほぼ完成した三球儀 むぅ,ちょっと(かなり?)期待はずれかも.せめて,月や地球の満ち欠けがわかるような仕掛けになっていると面白かったんじゃないか?ま,暇を見つけて改造してみるか.

  いずれにしても,残り1号.その最後の号でついてくるのはACアダプターだから,これで外見は完成というわけだ.

  半分期待,心配半分(また多額の出費をすることになる)だった「次のシリーズ」はどうやらないらしい.

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2010年12月28日 (火)

「はやぶさ」カプセルA室からも微粒子

  今日(28日)は御用納め.
  私にとって,今年一番のニュースと言えば,何と言っても「はやぶさ」だ.

  帰還が迫っている頃から,ニュースサイト等で「はや」と見ただけですぐに飛びついた.そして,そのニュースや,関係者からのメッセージ,帰還後には様々なニュースや書籍,動画等を見て何度涙したことか.

  その「はやぶさ」が届けたカプセルから,年の瀬も押し迫った今になって,また微粒子が発見された.
  これまでに「イトカワ」由来の微粒子であると断定された1500個以上の微粒子は,二度目のタッチダウンの際に使われたB室から見つかったものだったが,今度は,新たに開封されたA室から約100個の微粒子がみつかった.そのうち30個ほどは「イトカワ」由来の微粒子である可能性が高いという.B室からの微粒子の回収では,静電気を用いた針や,特別製のヘラで容器の壁をこすったりした後,逆さにして工具で軽く叩いてみたところ,大きめの微粒子が見つかったとこうことで,今回は最初から,専用の道具を用意した上で,同じようにして軽く叩いてみたのだとか.

  A室は一度目のタッチダウンの際に用いたもの.この時は,降下中にセンサーが障害物を探知,上昇に転じようとしたものの,また異常を感知して上昇も停止,そのまま「イトカワ」の表面で2度バウンドした後,「イトカワ」表面に軟着陸,そのまま30分ほど止まっていた.この時,地上の管制室にあるモニターでは,高度が0になっているはずなのに「降下中」と表示されていて,管制室では状況が把握できない状態にあった.しかも,臼田局から海外のアンテナへと管制局を切り替えるタイミングでもあった.地上スタッフはどれほど肝を潰したことだろうか.
  このエピソードは,「はやぶさ」の物語の中でも最も印象に残っている部分である.この時に用いた容器から,「イトカワ」由来の微粒子が回収されたというのが何とも嬉しい.

  来年1月下旬からは,いよいよこれらの微粒子が全国の研究機関や大学に分配され,本格的な分析が始まる.さて来年,「はやぶさ物語」の「続編」はどんなドラマを見せてくれるのだろうか.

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2010年12月27日 (月)

R-7 ヴォストーク

  ペーパークラフトロケットシリーズ,今回は
1/100スケールペーパークラフトによる R-7 ヴォストーク 人類初の有人宇宙飛行を達成したロケット,R-7 ヴォストーク.型紙は “Space flight paper modelling” から.
  人類初の有人宇宙飛行となった「ヴォストーク1号」の打ち上げは1961年4月12日.当時ソビエト空軍のパイロットだったユーリ・ガガーリンが搭乗していた.打ち上げは無事に成功,ガガーリンは宇宙を飛行した最初の人類となった.ガガーリンを載せた「ヴォストーク1号」は地球を1周した後に軌道上で逆噴射,大気圏に突入した.高度7000kmまで降下したところで,ガガーリンは座席ごと射出され,その後はパラシュートで降下して地上に帰還,後の記者会見で「地球は青かった」と語った(逆噴射後,カプセルの切り離しに問題が生じ,ガガーリンは危うく宇宙船もろとも大気圏で燃え尽きるところだったが,この事実はソビエト連邦が崩壊するまで明らかにされていなかった).
  ヴォストーク・ロケットには様々なタイプが存在し,公式にはルニクもボストーク・ロケットの一種である.「ヴォストーク宇宙船」の打ち上げは,1960年4月15日に無人の試験機「コラブリ・スプートニク」を打ち上げたのが最初で(ただし,この時は失敗に終わっている),以来,「コラブリ・スプートニク」を9回(うち失敗4回),有人の「ヴォストーク宇宙船」を1号から6号まで(すべて成功)打ち上げている.その後,ヴォストーク・ロケットは1991年に退役するまでの間に,ゼニット,エレクトロン,メテオール等の打ち上げで合計167回打ち上げられ,150回成功している.
  なお,ガガーリンが搭乗した「ヴォストーク1号」を打ち上げた時には,ダークグリーンと白の塗り分けがされていたが,このモデルはそのような塗り分けがされていない.

  実は苦心惨憺の上でようやく完成した苦心の作.もともと,この型紙のスケールは1/48.やっぱりこれも1/100スケールで作りたかったので,48%に縮小印刷して製作する必要があった.しかし,この型紙の作者の作品はどれもそのまんま作っても結構細かいので,48%に縮小して作るのは,正直「無理じゃないか?」と思っていた.実際,
1/100スケールペーパークラフトによる R-7 ヴォストーク フェアリング部分 この部分を無事に突破するまでは,途中で諦めて別な型紙で作ることも考えていた.この部分がどれほど細かいかというと,
1/100スケールペーパークラフトによる R-7 ヴォストーク 上部トラス構造部分 こんなに細かいのだ.

  もう一ヶ所エラく苦戦したのが,R-7ロケットシリーズ特有のエンジン部分.
R7_vostok_engines エンジンノズルそのものはそれほど苦戦というわけではなかったが,ノズル周辺に取り付ける部品の細かいこと細かいこと・・・

  これほど大変なのにどうしてこの型紙にこだわったかというと,同じ作者は,ヴォスホートの型紙も公開しているからだ.ヴォストークの方は,他に “Classic Paper Space Models” からもダウンロードできる.同じサイトからダウンロードした型紙(とそれをもとにしたもの)は,スプートニクスプートニク 2ルニクを作ったが,ヴォスホートは “Space flight paper modelling” で公開されているものしか利用できるものがないため,後にヴォスホートも作るとなれば,それだけデザインが浮いてしまわないようにするためには,どうしても同じ作者の型紙でヴォストークも作る必要があるだろうと考えたわけだ.

  で,悪戦苦闘の末であってもとりあえずコイツを作れてしまったというわけで,
「こうなるとヴォスホートも作れるぞ」
ということになったのである.そして, “Space flight paper modelling” を覗いてみると,
「む・・・ヴォスホート1号と2号と両方ある・・・」
ちなみに,アレクセイ・レオーノフが人類初の宇宙遊泳を達成したのはヴォスホート2号の方だ.こうなると1号と2号と両方作りたくなるのが人情というもので

・・・ということは,

あの苦労をまたすることになるのか・・・

完成写真の大きな画像はこちらからどうぞ.→R-7 Vostok

ロケットのペーパークラフトは是非↓こちらもご覧ください
PASA : Papercraft Aeronautics and Space Administration

SETI@home 現在の順位 世界…66,867位(/1,144,744人)国内…2,511位(/29,903人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,357位(/285,303人)国内…218位(/4,173人)

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2010年12月26日 (日)

78勝52敗

  昨日(25日)は城里町の温泉保養施設「ホロルの湯」玄関前で観望会.
  今回もまた,先日の「駅前観望会」と同じように,私の主力機材を持参して参戦.

  「駅前観望会」では,私の隣に35cmシュミカセが鎮座していたが,今回は口径は同じながら私のものより焦点距離の長い望遠鏡が隣にあったので,今回も木星はそちらに任せ,私の望遠鏡では散開星団を見てもらうことにした.
  ただ,昨日の会場は,さすがに水戸駅前よりずっと空が暗いので,ではなく,二重星団をターゲットにしてみた.

  ・・・

  イマイチウケがよくない.
  やっぱりにしようか.

「いやぁこれは綺麗ですねぇ」
こっちは結構ウケがいい.
  参加者に年配の方が多かったせいもあるのかもしれないが,二重星団のように目が慣れてくるにつれてじわじわと美しく見えてくる対象じゃなくて,ぱっと見てすぐわかるような天体じゃないと今ひとつ喜ばれないらしい.

  昨日はクリスマスの夜ということもあってか,いつも賑わっている「ホロルの湯」も結構閑散としていた.観望会は17:00〜20:00まで行っていたが,参加者は70人程度にとどまった.やや寂しい感じがしなくもないが,まぁ仕方ないだろう.

  観望会終了後は,城里町ふれあいの里天文同好会のメンバーたちと,ふれあいの里に泊まりこみで忘年会.観望会で冷えきった体にキムチ鍋!

「う〜,こりゃたまんねぇ〜」

  昨日の観望会が今年最後の観望会だった.今年の観望会はこれで78勝52敗.52敗のうち11回は曇りや雨で本物の星は見られなかったものの,天文教室は実施したので,合計89回,星を通していろいろな方と触れ合う機会に恵まれたというわけだ.今年も結構充実した一年だった.

今年の観望会 予定…130 実施…78 中止…38 延期…3 屋内(外)で天文教室…11 勝率….600(78勝52敗)
3連勝.貯金がさらに一つ増えて26.勝率6割ちょうどで全日程終了!

SETI@home 現在の順位 世界…66,867位(/1,144,744人)国内…2,511位(/29,903人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,352位(/285,252人)国内…218位(/4,173人)

この記事を読んで,「晴れようと曇ろうと,参加者がいなくては観望会も天文教室も成立しないわけで,そうやって参加してくれる人がいるんだから,アンタ来年もきっちり頑張りなさいよ」と思ってくださった方,こちらをクリックして応援の投票をお願いします.→にほんブログ村 科学ブログ 天文学・宇宙科学・天体観測へ

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2010年12月25日 (土)

完成まであと少し

  21日は『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第101号(三球儀編第50号)の発売日.
  今回の部品は
『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第101号(三球儀編第50号)の部品 ギアスピンドル,日付のポインター,ネジが2種類計4本.
  これらを本体に組み込んで↓
『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第100号(三球儀編第49号)までの進捗状況 あと残りはランプつきの太陽とACアダプターぐらい(たぶん).ということはこれで外見はほぼ完成というわけだ.いやはやここまで長かった・・・
  次号はランプつきの太陽とのこと.むぅ・・・ACアダプターを先にしてほしかったかも.

SETI@home 現在の順位 世界…66,877位(/1,144,458人)国内…2,511位(/29,898人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,350位(/285,193人)国内…218位(/4,173人)

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2010年12月24日 (金)

駅前観望会

  昨日(23日)は水戸駅前で観望会.
  今回は自前の主力機材を持ち込んで参戦.

  駅前なのでかなり空は明るく,観望対象はもちろん木星がメイン・・・なのだが,ちょっと考えを変えてみた.
「ここであえてを対象にするのが面白いかも」
  この観望会,光害を考えるという目的もあったりするので,「街の明かりに邪魔されて肉眼では見えないけれど,星の光はちゃんと届いている」ということを知ってもらうことにもつながるかもしれない.

  会場に到着して望遠鏡を設置してみると,私の望遠鏡の隣には某団体所有の35cmシュミカセが鎮座.
「うん,高倍率で見る木星はそっちに任せて大丈夫.やっぱりここはでいこう!」
木星に比べるとはだいぶ地味なので,こういう場所での観望会ではウケが悪いかもという心配があったが,蓋を開けてみると,
「うわぁ,これは綺麗ですねぇ」
この作戦はなかなか成功.
  中には,
「わーっ!すっげー!」
と歓声をあげてくれた子も.
「君の反応はめちゃくちゃうれしいぞ」
さらに,
「肉眼では全然見えないのに,こうして見るとちゃんと見えるんですねぇ」
という方も.
「いや,空が暗い所に行けば,肉眼でも普通に見えるんですよ」
「ここが相当明るいってことなんですね?」
こっちの意味でも作戦成功.

  3時間強の時間で,たくさんの方に望遠鏡を覗いていただけた.そして,ほとんどの方に,望遠鏡で見るの姿を気に入っていただけた様子.いやぁ何より.充実した観望会だった.

今年の観望会 予定…129 実施…77 中止…38 延期…3 屋内(外)で天文教室…11 勝率….597(77勝52敗)
連勝.貯金がさらに一つ増えて25.

SETI@home 現在の順位 世界…66,903位(/1,144,132人)国内…2,512位(/29,891人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,340位(/285,128人)国内…218位(/4,173人)

この記事を読んで,「せっかく夜空に星々が輝いていても,それを人工の明かりが邪魔してしまっているのだということに,少しでも多くの人が気づいてくれるといいね」と思ってくださった方,こちらをクリックして応援の投票をお願いします.→にほんブログ村 科学ブログ 天文学・宇宙科学・天体観測へ

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2010年12月23日 (木)

今年一番のニュース

  昨日(22日)は市内某小学校で観望会.同小学校で今年7月に予定されていた観望会は,当日は大雨で屋内での天文教室になっていた.昨日の午後も雲が多い天気だったが,夕方には快晴となり,無事に実施となった.

  観望対象は月と木星,それに
  参加者は200人近く,望遠鏡の前には長い列ができたが,望遠鏡を覗いた人はみんな歓声をあげてくれていた.中には,木星を見て「小さくしか見えないんだねぇ」なんて言う大人の方もいたけれど.

  途中,一時雲が広がって,観望対象が見えなくなるという一幕もあったものの,何とか全員がすべての対象を見終わったところで全員集合.

「今年ももうすぐ終わりですが,今年,みんなにとっての一番のニュースは何でしたか?」
と聞いてみたところ,
「はやぶさ!」
だってさ.しかも多くの子が.中には
「あかつき!」
なんていう子もいた.

  7月,大雨で屋内での天文教室となった時,「はやぶさ」の帰還直後だったこともあり,「はやぶさ」の話をたっぷりしたのだった.それが,子供たちにはそれなりに大きな印象になってくれていたらしい.
  いや嬉しいことだ.

  ところで・・・
  月曜日の夜は快晴.昨日の夜も快晴.皆既月食のあった一昨日の夜だけべったり曇り.どうしてこうなるかなぁ・・・

今年の観望会 予定…128 実施…76 中止…38 延期…3 屋内(外)で天文教室…11 勝率….594(76勝52敗)
連敗にならず.貯金が一つ増えて24.

SETI@home 現在の順位 世界…66,855位(/1,143,553人)国内…2,511位(/29,881人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,332位(/285,070人)国内…218位(/4,173人)

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2010年12月22日 (水)

惨敗

  昨日(21日)夕方に皆既月食があった.
  今回は,観望会をやりながら写真も撮影しようといろいろと策を練っていた.

  だが.

  ベタ曇り.策もなにもあったものではない.
  雲はそんなに厚くないように見えたので,皆既中は無理でも,部分食になったところで,雲の間から,それがダメでも雲を通してちらっとでも見えないかとず〜っと粘っていたのだが・・・やっぱりダメなものはダメだった.終いには小雨まで降ってくるし.

  というわけで,またしても皆既月食を見る&撮ることはできなかったのだった.

  私が最後に皆既月食を見たのは2000年の7月.当時デジタルカメラはまだ普及しておらず,天体写真も撮り始めたばかり.フィルムカメラはデジタルカメラと違ってその場ではちゃんと写っているかどうかは確認できないので,なんとか貴重なチャンスの写真をものにしようと,月食の間写真を撮りまくった.結果,写真代は数万円にもなってしまった.「次の皆既月食はデジタルで」と思ったのだが,その「次の皆既月食」を撮るチャンスは未だに訪れていないのだった.

  ところで,今回の皆既月食,「皆既中の月はどんな色になっているのか?」に注目が集まっていた.
  1982年12月30日に起こった皆既月食では皆既中の月はほとんど見えず,1993年6月4日の皆既月食では皆既中の月はほとんど灰色で,わずかに赤みがかかった程度だったという.これは,それぞれメキシコのエルチチョン火山,フィリピンのピナツボ火山の噴火による火山灰や噴出ガスが大気中に漂っていたためと考えられている.
  今年は,4月にアイスランドのエイヤフィヤトラヨークトル火山,8月にインドネシア・スマトラ島のシナブン火山,10月にはインドネシア・ジャワ島のムラビ火山とロシア・カムチャツカ半島のクリュチェフスカヤ火山とシベルチ火山というように火山噴火が多かったので,その影響がどのように出るかに注目が集まったのだった.

  昨日,皆既月食が観測できたのは北海道地方のみのようだが,その写真を見る限りでは,あんまり暗くはなかったらしい.上にあげたような今年の火山噴火では,火山灰や噴出ガスが成層圏にまで届くようなことはなかったということか.

  う゛ぅ・・・自分の目で確かめたかったなぁ・・・

今年の観望会 予定…127 実施…75 中止…38 延期…3 屋内(外)で天文教室…11 勝率….591(75勝52敗)
連勝できず.貯金が一つ減って23.

SETI@home 現在の順位 世界…66,843位(/1,143,249人)国内…2,511位(/29,875人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,324位(/285,000人)国内…218位(/4,171人)

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2010年12月21日 (火)

気持ちの良い夜空・・・

  昨日(20日)夜は快晴.満月直前の月が空高く煌々と輝いていた.
  その月をまず一枚.
皆既月食前日の月 2010年12月20日 空の透明度は・・・月が明るすぎてイマイチよくわからないけれど,
2010年12月21日 自宅にて 月明かりが清々しいし,あんまり寒くないし.実に気持ちの良い夜空だ.

・・・

  なんで一日ズレるかなぁ.これが今日なら良かったのに.
  今日は夕方から皆既月食.天気予報は「晴れのち雨」そして既に・・・ベタ曇り.ダメだぁ・・・

  あぁ,やっぱり世の中うまく行かない.

SETI@home 現在の順位 世界…66,843位(/1,143,249人)国内…2,511位(/29,875人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,317位(/284,938人)国内…218位(/4,169人)

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2010年12月20日 (月)

ソー・エイブル II

  ペーパークラフトロケットシリーズ,今回は
1/100スケールペーパークラフトによる ソー・エイブルⅡ (TIROS-1) 世界初の気象衛星「TIROS-1」を打ち上げたロケット,ソー・エイブルⅡ.型紙は “Niels papermodels” から.
  このロケットは,ソー・エイブルⅠの第2段をエイブルⅠからエイブルⅡに変更したものである.しかし,エイブルⅠとエイブルⅡの違いはエンジンが変更されただけなので,外観上の違いはほとんどない(このモデルの先端が太くなっているのは 「TIROS-1」 を搭載するためのものであり,ロケットそのものの違いではない).
  ソー・エイブルⅡロケットが最初に打ち上げられたのは1959年1月23日のことであった.この打ち上げは失敗に終わったが,以降,同年6月11日まで,計6回行われた打ち上げでは,再突入の実験が行われた.
  人工衛星を搭載して初めて打ち上げられたのは同年9月17日.この時は“トランジット”と呼ばれる航法衛星(Navigation Satellite)を搭載していたが,第3段に用いられたアルタイル・ロケットの不具合により,軌道投入に失敗してしまった.
  「TIROS-1」を搭載しての打ち上げは翌1960年4月1日.打ち上げは成功,「TIROS-1」は無事に近地点693km,遠地点750kmの楕円軌道に投入された.「TIROS-1」の運用は当初の予定より15日短い78日で終了したが,その間,軌道上から雲の画像を多数撮影,地上での受信に成功した.これに先立つヴァンガード2号によって,軌道上からの気象観測の可能性が示唆されていたが,「TIROS-1」によって,それが実証されたのである.

  ソー・エイブルⅠとの違いは先端部分だけ.下部の作業はまったく同じなわけで,ジンバル・エンジン(誘導制御のための小さなエンジン)などこまい部分にやや苦戦したものの,2回目ともなればそれほど苦ではなかった.唯一の違いである先端部分も,もう少し苦戦するかと思っていたのだが,丸く整形しなくてはならなかったソー・エイブルⅠよりもむしろ簡単だった.

完成写真の大きな画像はこちらからどうぞ.→Thor-Able Ⅱ (TIROS-1)

  さて次は・・・超有名なロケットだが,型紙は1/48.そのまんま作っても結構細かい型紙で,それを48%に縮小して製作するのは「いくらなんでも無理かも」と思って尻込みしていたヤツだ.実はもう完成していたりするのだが,さてその出来やいかに!?

ロケットのペーパークラフトは是非↓こちらもご覧ください
PASA : Papercraft Aeronautics and Space Administration

SETI@home 現在の順位 世界…66,862位(/1,142,815人)国内…2,516位(/29,865人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,307位(/284,883人)国内…218位(/4,168人)

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2010年12月19日 (日)

第100号

  14日は『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第100号(三球儀編第49号)の発売日.そうか,遂に通算100号か(遠い目)
  今回の部品は
『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第100号(三球儀編第49号)の部品 歯車が一枚だけ.で,コイツを本体に組み込・・・今回は組み込まないのか・・・
  今回の作業は,歯車の噛み合わせの確認だとか.そんなこと,毎回やっとりますがな.
  というわけで,今回はまた作業なし.

  今号のこの歯車,太陽の自転を再現するためのもの.ここまでの状態で模型を動かしてみた時,
「太陽の自転が逆じゃん」
と思っていたのだが,この歯車を設置することで,ちゃんと太陽の自転も再現できるらしい.

  とりあえず,次号を楽しみに待つしかないか.

SETI@home 現在の順位 世界…66,867位(/1,142,246人)国内…2,515位(/29,858人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,290位(/284,782人)国内…217位(/4,167人)

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2010年12月18日 (土)

どっちもどっち・・・かも

  昨日(17日)は「定期観望会」.
  夕方になって少し雲が広がり,ちょっとヒヤヒヤしたが,なんとか無事開催.

  参加者は,のべ70人くらい(たぶん).
  いつもだと一家族か二家族,のべ10人弱くらいの参加者で実施している「定期観望会」なのだが,昨日はエラい賑わいで,望遠鏡の前には順番待ちの列が.
「(定期観望会としては)珍しい光景だ・・・」

  というのも,数週間前,水戸市の市報の表紙に,私が撮影した天体写真とともに,この観望会の案内が掲載されていたからだ.
「これ,ずっとやっていたんですか?今回,市報で知って初めて参加してみたんですよ.毎回(案内を)載せてくれればいいのに」
なんていう方も.いや実は毎月必ず載っているんですが.まさか毎回表紙というわけにはいきません.

  観望対象は月と木星.それぞれ,望遠鏡を覗いた方は喜んでくださっていた様子だったのだが,大勢の参加者に対応するため,私は方々走り回るハメに.
  いっぱい集まってくださったのは嬉しいけれど,こうなると参加者とじっくりお話することができなくなっちゃうんだよねぇ.

  いつものように,「参加者は数人」というのもちょっと寂しい気はするけれど,こうも多いと内容が薄っぺらくなってイマイチだ.どっちもどっちだなぁ.その間だとちょうどいいんだけど.

  いつもは市報の「イベント案内」に載せてもらっているのだが,それが表紙に載ったというだけでこれだ.となると,いったいどうやって広報するのが一番いいんだろう?

  某CMのように「最高にちょうどいい!」なんてのは難しいものだ.

  あぁ,やっぱり世の中うまく行かない・・・

今年の観望会 予定…126 実施…75 中止…37 延期…3 屋内(外)で天文教室…11 勝率….595(75勝51敗)
連敗は2でストップ.貯金が一つ増えて24.

SETI@home 現在の順位 世界…66,826位(/1,141,597人)国内…2,514位(/29,845人)
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2010年12月17日 (金)

冬の空

  昨日(16日),職場から退勤する時の会話.
「(寒かったので)いやぁ,冬だねぇ.車のガラスも夜露ですっかり曇っちゃってるし」
「でも,空が冬じゃないんですよねぇ」
見上げた空に見える月は輪郭がわからないほどぼんやりとしていた.

  一眠りしたあとの午前2:00頃.窓から外を見てみると,どうやら晴れているようだった.
「ちょっと外に出てみるか」

  快晴.

  とりあえず全天の写真を撮ってやろうと,車のドアを開けようとした(三脚などは車に積みっぱなしなのだ)ところ,
「バキッ」
退勤する頃の夜露がすっかり凍っていたのだ.どうやら氷点下になっているらしい.
2010年12月17日 自宅にて 透明度もなかなかだ.明るい星たちが瞬いているので,シンチレーションは良くないらしいが.

  いやぁ,見事に冬の空だねぇ.

  しばしの間,ふたご座流星群の「残りもの」にありつけないかと,しばし粘ってみた.が,地味なヤツを一つ見ただけ.写真には・・・写ってくれてないねぇ.ま,世の中そんなにうまく行かないか.

SETI@home 現在の順位 世界…67,026位(/1,140,908人)国内…2,519位(/29,828人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,285位(/284,559人)国内…217位(/4,162人)

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2010年12月16日 (木)

ボイジャー

  1977年に打ち上げられたボイジャー1号と2号.1979年から81年にかけて,相次いで木星,土星のそばを通過し,鮮明で驚きに満ちた画像を送信してきた.当時私はまだ小学生で,さすがにニュース映像を見た記憶はないのだが,ボイジャーが撮影した惑星たちの鮮明な写真が載っている図鑑をしげしげと眺めていたことは覚えている.また,太陽系を離れつつあるボイジャー1号が振り返って撮影した太陽系の姿の写真「ファミリーポートレート」はとても印象的だった.

  調べてみると,現在,ボイジャー1号は黄道面から北に約35度,へびつかい座の方向にあり,太陽からの距離は115.585天文単位(約172億9000万km),ボイジャー2号は黄道面から南に約33度,ぼうえんきょう座の方向で,太陽からの距離は94.026天文単位(140億7000万km)を航行中で,両機も無事に信号を送ってきている.

  NASAの発表によれば,そのうちのボイジャー1号が観測している太陽風の速度が遂にゼロになったらしい.いよいよ太陽風の影響が及ぶ範囲から離れようとしているというわけだ.このまま行くと,後4年で太陽圏の境界「ヘリオポーズ」に到達,いよいよ太陽系外への旅となる.両機とも打ち上げから30年以上経過しているので,「いつまでもつのか」が気になるところだが,どうやらボイジャー1号は2020年頃まで,ボイジャー2号は2030年頃までは一部機能だけでも稼働し続けられるらしい.
  両機が太陽系の果てにたどり着いた時,そこではどんな事実が発見されるのだろうか?理論的な予測が証明されるのか,はたまたこれまでに築き上げられてきた理論を根底から覆すような驚きの事実が発見されるのか?
  いずれにせよ,両機の長寿と今後の活躍に期待したい.

SETI@home 現在の順位 世界…67,059位(/1,140,630人)国内…2,520位(/29,820人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,266位(/284,450人)国内…217位(/4,159人)

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2010年12月15日 (水)

ふたご座流星群

  昨日(14日)はふたご座流星群の極大日.
  せっかくなので,みんなで集まって流星を眺めてやろうということで,水戸市内「かたくりの里」で観望会を企画していた(ちなみにこの企画,一応世界イベント “Meteors without Borders” (国境なき流星群?)登録イベントだったりする).

  昨日,朝は雨が降っていたが,昼過ぎから晴れ間が広がり,夕方も晴れ.
「こりゃ今晩は長期戦だぞ」
ということで,気合を入れて(「はやぶさ」運用室でもおなじみだった“◯ポD”まで購入して!)会場に向かった.

  会場に着いてみると・・・ベタ曇り.あぁ,なんてこった・・・

  一時間以上そのまま様子を見ていたのだが,なかなか晴れ間は広がらず.時折,雲間から月が見えたりする程度.
「いよいよ断念して撤収するか」
と思ったのだが,何だか悔しいので雲間に見えた月を一枚.
月 2010年12月14日 「む・・・晴れてきた!?」
なんとこの直後,急速に晴れ間が広がり,数分後には快晴となった.
「これはいける!」
ということで,急いで(流星の)撮影の準備をして撮影開始!最初の一枚を露光開始したところで,カメラを向けた方向に流星が流れた.
地味な流星 地味ではあるけれど,しょっぱなの一枚で流星と捉えるとは.
「こりゃ幸先がいいぞ.よし,ここから比較明(合成による日周運動の写真)だ」
と思って見上げた空には

  雲がいっぱい.むぅ.

  十数分後には,またすっかりベタ曇りに戻ってしまった.
  その後もしばし粘ったのだが,天候が好転する気配はなく,諦めて撤収.上の写真が唯一の戦果となった.

  こうならないように,機材の購入を見送ったのに.
(「私が機材を購入した後はしばらく晴れない」というジンクスがあるのだ)

  というわけで,大した戦果もなく,カラ振りに終わってしまったのだが,一番の収穫は,「この機会に」と思って購入した防寒着がかなり暖かいということがわかったということだ.よし,これで今年の冬は乗りきれそうだぞと.

今年の観望会 予定…125 実施…74 中止…37 延期…3 屋内(外)で天文教室…11 勝率….592(74勝51敗)
連敗.貯金が一つ減って23.

SETI@home 現在の順位 世界…67,077位(/1,140,386人)国内…2,522位(/29,816人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,247位(/284,330人)国内…217位(/4,157人)

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2010年12月14日 (火)

ディスカバリー(STS-41D)

  ペーパークラフトロケットシリーズ,今回は
1/100スケールペーパークラフトによる スペースシャトル ディスカバリー(STS-41D) スペースシャトル3機目のオービター,ディスカバリー.モデルはその最初の飛行,STS-41Dミッション時のもので,型紙は “AXM Paper Space Scale Models” から.
  この打ち上げは1984年6月25日に予定されていたが,打ち上げ9分前になって,オービターのバックアップ汎用コンピューターに異常がみつかり,翌日に延期された.翌日に行われた打ち上げ作業では,メイン・エンジン点火の数秒後,SRB点火の直前になって3基のメイン・エンジンのうち1基に異常が検知されたため,リフトオフの4秒前にエンジンを緊急停止,打ち上げはまた延期された.“RSLS (Redundant Set Launch Sequencer) abort”と呼ばれるメイン・エンジン点火後の緊急停止は,スペースシャトル計画においてこれが初めてであり,以後,( 2010年11月現在までで)計5回(STS-41D,STS-51F,STS-51,STS-55,STS-68)発生している.
  一度メイン・エンジンに点火した後に打ち上げを中止したため,ディスカバリーはメイン・エンジン交換のため一度整備棟に戻され,打ち上げは2ヶ月延期された.そして,8月30日,打ち上げ直前にケネディ宇宙センターの飛行禁止区域に民間機が侵入,打ち上げが6分30秒遅れたものの,ようやく無事に打ち上げられた.
  打ち上げ後,ミッションは順調だった.3機のコムサットを無事に放出した他,OAST-1 ソーラー・アレイを展開した.これは,後の国際宇宙ステーション建設のための実験であり,この時点では有人宇宙船から展開された最大の構造物となった.
  ディスカバリーはこうして順調にミッションをこなしつつ地球を97周,9月5日にエドワーズ空軍基地に無事着陸した.
  なお,このミッションに搭乗したチャールズ・ウォーカーは,スペースシャトルに搭乗した初の民間人ペイロード・スペシャリストであった.

  スペースシャトルは既に5機全部そろっていたのだが,再びディスカバリーである.というのも,スペースシャトルを初めて作ったのが昨年の11月.この時は,「最新のものを」と思って,STS-128ミッションの時の状態を選んで作った(実は完成前の11月16日に次のミッション,STS-129が打ち上がってしまい,あっさりと「最新」ではなくなってしまったのだが).その後作ったコロンビア(STS-1)チャレンジャー(STS-6)アトランティス(STS-51J)エンデバー(STS-49)はすべて最初の飛行の時の状態で作ったので,ディスカバリーも最初の飛行の時の状態で揃えようというわけだ.
  というわけで,これでディスカバリーは2機になったわけで,その2機を並べて記念撮影.
1/100スケールペーパークラフトによるスペースシャトル ディスカバリー(STS-41DとSTS-128) STS-41D(左)の打ち上げが1984年6月,STS-128(右)の打ち上げは2009年9月.こうして並べてみるといろいろと違いがあって面白い.

完成写真の大きな画像はこちらからどうぞ.→Space Shuttle Discovery (STS-41D)

  それにしても,最初の打ち上げから25年間(今年で26年)も飛びつづけていた(飛行はSTS-128までで37回)ということに新鮮な驚きをおぼえた.そりゃあ老朽化するのも仕方ないか.
  そのディスカバリー,最後の飛行(STS-133)は今年11月の初めに予定されていたが,度重なるトラブルにより,来年2月まで延期となってしまった.ディスカバリーは現役のオービター(退役したばかりのアトランティスも含めて)の中ではもっとも古い機体だ.最後まで無事にミッションをこなし,穏やかに退役の時を迎えてほしいと思う.

  ところで・・・

  今日はふたご座流星群の極大日.午後8時“頃”から(寒さに音を上げるまで!),水戸市有賀町「かたくりの里」に有志で集まって,流星を眺めます.お近くの方は是非どうぞ(参加は自己責任でお願いします).
  今回,流星群に合わせて新しく機材を買おうと思ったのをあえてやめました・・・ということで,今晩はきっと晴れるでしょう!?

ロケットのペーパークラフトは是非↓こちらもご覧ください
PASA : Papercraft Aeronautics and Space Administration

SETI@home 現在の順位 世界…67,049位(/1,140,075人)国内…2,522位(/29,810人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,227位(/284,224人)国内…216位(/4,156人)

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2010年12月13日 (月)

月も回る

  7日は『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第99号(三球儀編第48号)の発売日.
  今回の部品は
『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第99号(三球儀編第48号)の部品 短いチェーンが1本.これだけ・・・なのだが,コイツを本体に組み込むと,
『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第99号(三球儀編第48号)までの進捗状況 太陽を回せば,月も地球の回りを回るようになるわけだ.

  ・・・それはいいんだけど・・・

  チェーンの駒同士の接続部分が固い部分があり(私の場合,何とペンチ二本でむりやりやらないと動かない部分もあった),ただ組み込んだだけではチェーン歯車とうまくかみ合ってくれない.最初はそれに気づかず,しばし「どうしてだろう?」と悪戦苦闘してしまった.これから組み立てをされる方は注意されたい(←もう遅い?).

  いずれにせよ,これで動くべきところにすべて動力が伝わるようになった(次号の歯車,もしかして中央の支柱が傾かないようにするためのもの?).完成まであと少し!

SETI@home 現在の順位 世界…67,022位(/1,139,840人)国内…2,522位(/29,800人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,205位(/284,120人)国内…216位(/4,155人)

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2010年12月12日 (日)

「はやぶさ」熱再燃

  一昨日(10日),宝島社から,あの川口淳一郎教授が著者である
「はやぶさ,そうまでして君は」
という本が発売された.

・・・

  これ,題名が良くないよねぇ.そもそも,「はやぶさ」がまだ帰還していない頃,その川口教授がネット上に公開したメッセージのタイトルが「はやぶさ,そうまでして君は」だった.そのメッセージに心を打たれ,プリントして大切に保存してある.そこへ来て,このタイトルの本では・・・何が何でも買わなきゃならないじゃないか.

  もちろん,発売日に書店に走った.そして,帰宅するのも待ちきれずに駐車場で最初の数ページを読んだのだが,あっという間に涙腺の耐久度が限界を突破してしまったのだった.

  私の中で,少し落ち着いていた「はやぶさ熱」がこれで見事に再燃した.

  昨日(11日)は城里町ふれあいの里天文台で町主催の「ウィークエンドスクール」という催しがあった.天文台の望遠鏡を使っての天体観望が目的で,雨天・曇天時は中止の予定だったのだが・・・
  昼過ぎからほぼ曇り.「こりゃ中止だな」と思っていたのだが,「予定通り実施」という連絡があった.
  開始予定時刻は18:00.その頃は,雲の切れ間から何とか木星と月は見えていた.その後すぐ,両方とも見えなくなったのだが,何とか木星だけは見られるだろうということで,参加者の皆さんにはとりあえず木星を見てもらった.
「今日見た木星の様子をしっかり覚えていてくださいね.来年見る木星は今日見た木星とはずいぶん違うはずですから」
現在は木星の縞が1本しか見えないが,もう1本の縞が復活の兆しを見せているので,来年見る時には,縞は2本に戻っているはずなのだ.
  「月も何とか見られるか?」
と思ったのだが,そちらはもう完全に雲の向こう.諦めて屋内で天文教室ということになった.

・・・この状況で何か話をしてくれって言われたら,「はやぶさ」の話をするしかないじゃないか・・・
しかも,直前になって,主催者から「あかつき」の話題を振られていたし.
  いやもちろん,「あかつき」の話もしましたよ.ちゃんと「あかつき」とH-IIAのペーパークラフトも用意していたし.
「『あかつき』は設計では4年で寿命が尽きてしまうのです.それで,6年後にもう一度金星を回れるようにしようというのですから,実際にはとても難しいことです.でも,『はやぶさ』だって,設計では寿命は4年だったんです.それが7年かかって無事に地球に帰ってきたんですから,『あかつき』だって,きっとやってくれるでしょう.で,その『はやぶさ』ですが・・・」
  当然,こういう流れになるでしょう?

  そして,たっぷりと,熱く語ったのだった.
「君たちがもう少し大きくなった頃(参加者は小学校低学年の子どもと,その親御さんがほとんどだった),きっとまた“金星探査機『あかつき』6年におよぶ苦難の旅の末,遂に金星に到達”なんていうニュースがあるでしょうから,その時を楽しみにしていてくださいね」

  「ウィークエンドスクール」終了後は,天文台での一般観望会の予定だった.しかし,その頃には,もうすっかりベタ曇りで,天文台は閉館となった.

  そしてその,「はやぶさ,そうまでして君は」を先ほど読み終えた.いやはや,「はやぶさ」プロジェクトのど真ん中,しかも扇の要にいた人が語るのだから,その説得力は圧倒的だ.興味をお持ちの方は,ぜひ読んでみることをおすすめしたい.

今年の観望会 予定…124 実施…74 中止…36 延期…3 屋内(外)で天文教室…11 勝率….597(74勝50敗)
ダブルヘッダーに1勝1敗.貯金は変わらず24.

SETI@home 現在の順位 世界…67,024位(/1,139,393人)国内…2,523位(/29,789人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,202位(/284,024人)国内…215位(/4,152人)

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2010年12月11日 (土)

ご利益あるかも!?

  昨日(10日)は市内某所で観望会.「ちょっと危ないかも」という予報だったが,昼間の晴れが夕方までもってくれて,なんとか実施することができた.
  この観望会は,「5時“頃”から8時“頃”まで」という,なかなかアバウトな時間設定で行われたが,その間,70人ほどの参加があった.
  そして,嬉しいことがいくつか.
「いつも“いばらき星空散歩”(茨城新聞日曜版に私が連載している記事)楽しみに読んでいます」
とか.いや,実はアレ書くのが結構大変だったりするんですが,そう言っていただけると励みになります.

  あるお母さんは,私を指差して,
「ほら,ロケットのお兄さんだよ」
小学生のお子さんが,私のペーパークラフトロケットを見てたいそう気に入り,自分でもいくつか作ってみたのだとか.
・・・そうか,私は“ロケットのお兄さん”だったのか・・・(“おじさん”じゃなくてよかった(^^;)
それはともかく,先日の「あかつき」のニュースにもだいぶ興味をもって見ていたらしい.私のやったことをきっかけにして,そうやって興味を持ってくれるなら,それもまた嬉しいことだ.

  そんな中,月を望遠鏡で見た年配の方との会話.
「いやぁ,生まれて初めてこんなのを見ました.これはいいことがありそうですね.ちょっと拝んでみようか・・・明日宝くじ買ったら当たるかも」
「さぁ,どうでしょうねぇ.もしかしたら木星ならご利益あるかもしれませんよ.木星はなんたって一番偉い神様(ローマ神話の主神「ジュピター」)ですからねぇ」
まぁご利益があるんだとすれば,私の願い事なんかぜ〜んぶかなっていると思いますが.

今年の観望会 予定…122 実施…73 中止…35 延期…3 屋内(外)で天文教室…11 勝率….598(73勝49敗)
連勝.貯金がさらに1つ増えて24.

SETI@home 現在の順位 世界…67,056位(/1,138,654人)国内…2,523位(/29,768人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,191位(/283,933人)国内…215位(/4,152人)

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2010年12月10日 (金)

将来のプロマネ?

  昨日(9日)は水戸市のお隣,ひたちなか市某所で観望会.本来は11月2日に予定されていたのが,曇りや雨で3度延期して昨日実施の予定だったのだ.
  天気予報は・・・概ね「晴れ」.しかし,一部の予報では「夕方から曇り」となっていた.
「さてどうなるか」

  3度も延期したので,もう延期の予定がとれないという事情もあり,「一か八かで実施」が決定.

  18:00には会場に行き,望遠鏡を設置.観望会開始は19:00.
「あぁ,雲が出てきやがった・・・」
  とりあえず“見られるうちに”ということで急いで木星だけは見たのだが,その後は全天のおよそ半分が雲に被われた.昨日は月がなかったので,残りの観望対象は星雲や星団.ということは,「空がこの状況では・・・」ちょっと無理だ.

  一度屋内に入って,即席の天文教室.黒板に図を書きながら,「あかつき」の話をしてみた.
「もう一回金星に戻ることはできないの?」
とか,(6年後にもう一回チャンスがあるという話をした後で)
「もっと早く金星に着くようにはできないの?」
とか,質問がたくさん.この子たちとは,天文教室や観望会で何度も顔を合わせているのだが,だいぶ興味を持ってくれているようだ.

  その後,再びほぼ快晴となったのでもう一度屋外に出て観望会を続行.今度の対象は,二重星団アンドロメダ銀河かに星雲M35などなど.空の透明度がイマイチだったので,かに星雲などは「見えるような見えないような・・・」という程度で,
「これはみんなにはわからないと思うんだけど」
と言ったところ,むしろみんなムキになって一生懸命見ようと頑張っていた.実際には,やっぱりわかった子はほとんどいなかったと思うけど.

  そんな観望会の中,こんな質問もあった.
「ハウメアとかマケマケを探査機で調べるとかっていうことはないの?」
「うーん,そうだねぇ.いつかは探査機を送るってことはあるかもしれないけれど,今のところはまだそんな話は聞かないなぁ」
  いつかの天文教室の時に“ハウメア”と“マケマケ”の話をしたのだけれど,小学校低学年のこの子がそれを覚えていてくれた(言葉だけじゃなく,海王星の外側を回っている小さな天体だということもわかっているようだった)ことに驚き.

  そうだ!大人になったら,君が「プロジェクトマネージャー」になって,“ハウメア”や“マケマケ”に探査機を飛ばしてよ.

今年の観望会 予定…121 実施…72 中止…35 延期…3 屋内(外)で天文教室…11 勝率….595(72勝49敗)
連敗は3でストップ.貯金が1つ増えて23.

SETI@home 現在の順位 世界…67,063位(/1,137,968人)国内…2,522位(/29,755人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,181位(/283,845人)国内…215位(/4,151人)

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2010年12月 9日 (木)

民間宇宙船 軌道上から初の帰還

  日本時間今朝0時43分,アメリカのベンチャー企業「スペースX」が開発したロケット「ファルコン 9」が,同じく同社が開発した宇宙船「ドラゴン」を搭載して打ち上げられた.「ドラゴン」宇宙船は打ち上げから約10分後に予定の軌道に投入され,打ち上げは成功した.
  「ドラゴン」宇宙船は,その後,軌道上で地球を2周,日本時間3時17分に手動で軌道離脱噴射を実施して大気圏に再突入した.約1時間後には太平洋に着水,回収にも成功した.民間で開発された宇宙船が,地球周回軌道から帰還したのは史上初である.「ドラゴン」宇宙船は,ISSへの物資および人員両方の輸送が可能な設計になっており,スペースシャトル引退後のISSへの物資・人員輸送手段の開発は大きく前進したことになる.

  「あかつき」の失敗にがっかりしていたところに嬉しいニュースだ(それが日本で達成されたことではないのはやや残念ではあるが).民間で開発されたロケット&宇宙船で軌道上からの帰還を達成してしまったのだから凄いことだ.日本も頑張らないとあっという間に置いて行かれてしまいそうだ.「あかつき」の失敗にへこんでいる場合じゃないぞ.

  ところで,気づいたことが・・・

  火星探査機「のぞみ」の火星周回軌道投入を諦め,火星への衝突を避けるための軌道変更のコマンドが送信されたのが2003年12月9日.小惑星探査機「はやぶさ」との通信が途絶したのが2005年12月9日.そして「あかつき」の金星軌道投入が断念されたのが2010年12月8日.

  12月8日から9日というのは,日本の宇宙開発にとってよっぽど縁起の悪い日のようだ.

SETI@home 現在の順位 世界…67,051位(/1,137,455人)国内…2,522位(/29,739人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,175位(/283,742人)国内…215位(/4,150人)

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2010年12月 8日 (水)

がんばれ!「あかつき」チーム!

  昨日(7日)朝,「あかつき」を金星周回軌道に投入するための逆噴射が行われた.しかし,無念なことにその軌道制御は失敗,「あかつき」は太陽を回る軌道に入っているということが発表された.
「“今回は”,金星周回軌道に投入することを断念した」
とのことだ.
  やはり,昨日想像した通り,エンジンの噴射が予定より早く止まってしまったらしい.

  それでも,「あかつき」チームはまだ諦めていないようだ.2016年12月から翌年1月にかけて金星に接近する時に再び軌道投入に挑むということらしい.
  不幸中の幸いというか,エンジンの噴射は2〜3分で止まった.ということは,それなりの燃料は残っているのだ.まだチャンスはある.そのあたりが「“今回は”」という言葉に隠れているような気がする.

  しかし,「あかつき」チームはこれからが大変だ.今回の失敗の原因を徹底的に究明し,次のチャンスに備えなければならない.現在の状況では,JAXAとて予算を削られてしまう憂き目にもなるかもしれない.それでも,次のチャンスが巡ってくるまで,じっと耐えて待ち続けなければならない.その苦労は想像に余りある.

  でも,ここは見方を変えよう.「これで舞台は整った」のだと.
  8年前の火星探査機「のぞみ」の失敗から得た経験は,「はやぶさ」で十二分に生かされた.今回の失敗から得られる経験が,次のチャンスに生かされた時,我々は「はやぶさ」の感動と興奮を,きっともう一度味わえるに違いない.その時が来るまで,「あかつき」チームを応援し続けようと思う.

  がんばれ!「あかつき」チーム!

「あえて言おう!糧(かて)であると!」(謎)

SETI@home 現在の順位 世界…67,047位(/1,137,222人)国内…2,522位(/29,730人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,157位(/283,640人)国内…215位(/4,148人)

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2010年12月 7日 (火)

がんばれ!あかつき!

  今年5月に打ち上げられた日本の金星探査機「あかつき」.金星への到着は今日である.
  そこで,数日前まで「はやぶさ」とΜ-Ⅴ-5号機のペーパークラフトを展示していた場所には,
1/100スケールペーパークラフトによるH-ⅡAロケットと「あかつき」 H-IIAロケットと「あかつき」のペーパークラフトを展示している.もちろん,「あかつき」もスケールは1/100.型紙は1/30だったが,それを30%に縮小印刷して製作したわけだ.
1/100スケールペーパークラフトによる「あかつき」 さて金星周回軌道への投入は成功するのか.楽しみに今日の朝を迎えた.

  セラミックスラスタ噴射開始は午前9時49分.「あかつき」からの電波が地球に届くまで数分かかるので,9時49分を過ぎてからしばらく,ドキドキしてニュースを待った.そして,十数分後,予定通り9時49分に軌道制御用のセラミックスラスタの噴射が始まったことが確認されたというニュースがあった.
「よし!予定通り!」

  それからさらに数分後,「「あかつき」が金星の向こう側に回ったため,通信ができない状態になった」というニュース.調べてみると,通信再開は9時12分頃とある.

  その9時12分を過ぎた・・・あれ?通信再開のニュースがない・・・
  10時を過ぎても・・・通信再開のニュースがない・・・
  10時13分頃・・・通信再開の準備を引き続き行っているとのこと・・・あれ?
  ニュースサイトには「あかつき通信途絶」の文字.あぁ,そうだったのか・・・

  その後,10時28分頃に「あかつき」からの電波を受信できたというニュースがあって以来,追加の情報がない.さて結果はどうなったのだろうか?
  状況から思うに,スラスタの噴射が少し早く止まってしまったのだろう.そのため,当初の予定ほどの減速ができず,金星を「オーバーラン」してしまったのではないか.ただ,遠金点が遠くなっただけで,金星を周回する軌道には入れたのか,それとも完全に飛び去ってしまったのか・・・それがわかるのは今晩くらいになるだろう.

  「はやぶさ」だって何度も絶望的になったんだ.そう,川口プロジェクトマネージャが何度も言っていた.
「「はやぶさ」自身の頑張りに何度も助けられた」と.

  がんばれ!あかつき!

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2010年12月 6日 (月)

少しの作業で

  30日は『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第98号(三球儀編第47号)の発売日.
  今回の部品は
『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第98号(三球儀編第47号)の部品 チューブ,チェーン歯車,プラスチックワッシャー,止めネジ.
  今回の作業は,この中で,止めネジを使ってチューブをシャフトに取り付けるだけ.
『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第98号(三球儀編第47号)までの進捗状況 使う部品も作業の少しだけだったのだが,これを取り付けたことで・・・
  太陽を回すと,地球が太陽の回りをまわりながらくるくる.
  む,ちょっと面白くなってきたかも.

  ・・・くるくる・・・くるくる・・・くるくる・・・ネクラだ.

  ところで,

  今年5月に打ち上げられた日本の金星探査機「あかつき」がいよいよ明日,金星周回軌道へ軌道を変更する.軌道制御用の「セラミックスラスタ」噴射開始が明日午前8時49分ちょうど,セラミックスラスタの噴射が12分続けば予定通りの楕円軌道に投入できるそうだが,9分20秒以上噴射が続けばとりあえず金星周回軌道には乗れるとのことだ.現在までに「あかつき」は軌道変更のための姿勢変更が完了,明日の「本番」にむけて準備は完了している.
  軌道変更運用の結果が判明するのは午後9時頃,公式に発表されるのは午後10時頃になる見通し.うーん,明日が待ち遠しい!

SETI@home 現在の順位 世界…67,038位(/1,137,105人)国内…2,522位(/29,728人)
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2010年12月 5日 (日)

ザリガニ星団

  昨日(4日)は城里町ふれあいの里天文台で観望会.
  ここのところ,ギリギリで曇ってしまったり,せっかく晴れていても透明度が悪すぎだったりすることが多かったのだが,昨日はみっちり快晴.透明度もなかなか良く,安心して開館を決定.

  さて,気になる木星は・・・あ゛,シンチレーション悪すぎ.まるで水に沈めて見ているように揺らいだ木星像になってしまていて,復活しつつある縞の様子はまったくわからない.
  最近,「木星の縞が復活」なんていうニュースがあった(本当は「復活の兆候がみられる」ということなんだけど)ので,縞模様が元のようになったんじゃないかと思っておられた方もいたのだが,とりあえず「まだ見てすぐわかるほどには復活していない」ということぐらいはわかったのえ,とりあえずは良かったかも.

  12月に入り,だいぶ寒くなったせいか昨日の来館者は少なかったので,せっかく空の透明度も良かったし,主砲の40cmニュートンで二重星団も見てもらった.
「いやぁ,これは綺麗ですねぇ」
空の透明度は高いので,視野には星がたくさん見え,なかなか綺麗ではあった.が,
「なんかこう,すっきりしないんだよねぇ・・・」
見慣れている私はちょっと不満足.あまりに酷いシンチレーションのせいか,星像がきりっとしない.見えている星の数は多いんだけど,それぞれの星がなんかこう「ぼてっ」と見えているのが気に入らない.

  とは言え,とりあえずはそこそこ綺麗に見えているので,もう一つ,今度はE.T.星団も見てもらった.こちらはまぁそこそこの見応えだったか.
  これを見た小学生くらいの子供が,
「あ,ザリガニだ」
と言った.
  なぁるほど,ザリガニねぇ.E.T.星団というニックネームも気に入っているけれど,映画「E.T.」を知らなければ何のことかわからない.でも,ザリガニなら,多くの人が知っているだろう.
「うん,じゃあこれからはコイツを“ザリガニ星団”と呼ぶことにしよう」
勝手に採用.

  ・・・とまぁ,参加者にはかなり楽しんでいただけたようで,なかなか有意義な観望会だったと思う.

  観望会終了後.
  あまりにシンチレーションが酷いので,天文台に居残っての撮影もどうしようかと思ったのだが,最近は全然星雲・星団の撮影ができていないことだし,「ダメもと」で撮影に臨むことにした.その酷いシンチレーションのせいか,オートガイダーが一度ガイド星を見失うというトラブルもあったのだが,なんとか予定したコマ数の撮影は完了.その成果が↓(12コマ撮影したうちの4コマしかコンポジットしていないけれど)
いっかくじゅう座のコーン星雲 いっかくじゅう座のコーン星雲.
  やっぱり恒星がややぼてっとしてしまっているけれど,思ったよりよく写ってくれた.ちゃんと画像処理すれば使えるかも!?

今年の観望会 予定…121 実施…72 中止…35 延期…3 屋内(外)で天文教室…11 勝率….595(72勝49敗)
連敗は3でストップ.貯金が1つ増えて23.

SETI@home 現在の順位 世界…67,029位(/1,137,030人)国内…2,522位(/29,724人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,122位(/283,360人)国内…214位(/4,146人)

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2010年12月 4日 (土)

雨男復活

  昨日(3日)夕方は「定期観望会」の予定.
  昨日は朝から大荒れの天気だったが,予報によれば夕方から「晴れ」だった.
  昼間のうちに強い雨が降り,その後に晴れる・・・絶好の条件じゃないか!しかも,数日前に水戸市の市報に観望会の案内が載ったばかり.昼間のうちから問い合わせが相次いだ.
「こりゃ今晩の観望会は大変かも」
心配半分,期待半分だった.

  昼過ぎころから晴れ間が広がり,快晴となった.気温も上がり,春のような陽気だ.
  夕方もまだ快晴.
「良く晴れて,空の透明度も良く,そして温かい・・・今晩は最高だね」
早めに準備を始めるために,いつもより早く会場に到着.

  ・・・ベタ曇り・・・

「あぁ・・・曇っちゃったのか・・・」
それでも,問い合わせが多かったので,会場に来る人もいるだろうということで,しばらく会場で待機していた.

  しばらくして,
「あ゛,雨・・・」
しかも結構本降り.

  何組かの方が来てくださったのだが,
「いやぁ,この天気では何も見られそうにありませんね」
そのまんまお帰り.

  そんな中,一人の男性の方と,お孫さんを連れた女性の方と,
「せっかく来たんだから」
ということでしばし天文談義.惑星の話やら,天体までの距離の話やら,地球外生命の話やら.
「こうしてお話できただけでも来た甲斐がありました」
とか.いやぁ,そう言っていただけるとすごく嬉しいです.

  で,帰宅した頃,見上げた空は・・・快晴.なんてことしやがる
  つまり,観望会の時間帯だけ天気が悪かったわけだ.定期観望会もしばらく天候には結構恵まれていたので,「これで雨男返上!」と思っていたのに.

  快晴ではあったけれど,

  ええい!もうやる気なんぞないわ!

  ということで写真はなし.

  見事な「雨男復活劇」であった.

今年の観望会 予定…120 実施…71 中止…35 延期…3 屋内(外)で天文教室…11 勝率….592(71勝49敗)
3連敗.貯金がさらに1つ減って22.

SETI@home 現在の順位 世界…67,021位(/1,136,913人)国内…2,521位(/29,723人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,103位(/283,265人)国内…214位(/4,145人)

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2010年12月 3日 (金)

NASAの発表

  数日前,「12月2日(日本時間3日早朝),NASAは宇宙生物学上の発見に関する記者発表を行う」というニュースがあった.
  なんとも思わせぶりなニュースに,あちこちでいろいろな憶測が流れた.
「ついに宇宙人を確認か!?」
なんてニュースも.まぁそりゃないだろうと思ってはいたが,
「火星起源の隕石から再び生命の痕跡と思われる物質を発見」
とか,
「彗星のダストからタンパク質(あるいはアミノ酸)を発見」
とかいうニュースがあるんではないかという期待をしていた.その一方で,
「(これまでに考えられてきた以外に)生物の存在可能な条件を確認」
とかいう地味なニュースなのではないかという気もしていた.

  で,今朝は目覚ましをかけ(昨晩は雨だったのでさっさと就寝),早起きをしてそのニュースが伝わるのを待った.

  そのニュースとは・・・
「ヒ素を利用して生存する細菌を発見」
というものだった.

  ・・・予想以上に地味・・・

  「モノ湖」という塩湖で発見された細菌は,ヒ素を利用して生息,繁殖することができるのだという.遺伝情報を担うDNAにはリンが必要だが,この細菌はリ ンの代わりにヒ素を用いることができる.リンのない環境で培養すると,リンの代わりにヒ素を取り込んで増殖することを実験で確認したのだそうだ.生命活動 に必要な元素を他の元素で置き換えて生息・増殖できる生物の発見はこれが初めてのことで,こういう生物が存在するということは,これまでには生物は存在できないと考えられていた環境でも,なんらかの生物が生息している可能性を示すことかもしれない.

  いや確かに,重大な発見なのかもしれないけれど,イマイチイメージがわかない.もったいぶって記者発表するんじゃなくて,普通に論文の発表でも良かったんじゃないかなんていう気もする.

  その一方で・・・
  天文教室などの折,子供たちからよく「宇宙人っているんですか?」と聞かれる.そんな時には,
「僕は宇宙人は絶対どこかにはいると思っているんだけど,もしいたとしても,今の僕たちには想像もできない生き物なんじゃないかな」
と答えている.それは,地球とは異なる環境で進化した生物は,地球上に生息している我々とは全然違う生物なんじゃないかと思っているからだ.一般的に「生物」というのは,あくまで地球上に生息している生物のことであり,地球外に生物が存在する条件を考える時に,地球上の生物が存在する条件を当てはめてもダメなんじゃないかと思っているのだ.
  そこへ,このニュース.
「ほれみたことか」
という気もする.我々人間からしてみれば猛毒のヒ素を利用して生息・繁殖する生物だっているのだ.地球上ですらこんな調子なんだから,もっともっと環境の違う別な天体ならば,もっとぶっとんだ環境に適応したぶっとんだ生物だっているんじゃないか?

  でもやっぱりもっと派手なニュースを期待しちゃってたなぁ.おかげでやや無駄に寝不足になっちゃったじゃないか.せっかく(雨のせいで)ゆっくり休める夜だったのに.

SETI@home 現在の順位 世界…67,010位(/1,136,754人)国内…2,520位(/29,719人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,092位(/283,180人)国内…213位(/4,144人)

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2010年12月 2日 (木)

7000m

  昨日(1日)夕方は晴れ.空の透明度は低いような気がしたけれど,
「今夜は(撮影を)やれるかも」
と思い,撮影計画を立てた.よし,今夜はいっかくじゅう座星雲を撮ってやろう.
  撮影の準備をすべく,早めに帰宅.

  が,

  やっぱり透明度が低い.どうも昨年あたりから,こんな夜ばっかりだ.
  こんな夜ばっかりなので,「もういい加減,こんな夜でも撮影をやらなきゃ,いつまでたっても作品が撮れないかも」という気もする.
  とりあえず,全天の写真を撮ってみた.
2010年12月1日 自宅にて ・・・

  空の透明度はお世辞にも「いい」とは言えないが,やっぱり微妙だ.
  もう少し客観的なデータがないかと思い,「お天気GNOME」(私はLinuxユーザーなのだ)のデータを調べてみた.“水戸地方はまばらに曇り・・・視界は7000m・・・”とある.
「なーなキロ!それじゃ撮影は無理か」
実は“視界”が何を意味しているのかは知らなかったりするのだが,とりあえず(水平方向での話だろうが)“7000m以上離れたものはイマイチ良く見えない”ということなのだろう(←いい加減).良く晴れて空の透明度も良い時には,この“視界”の欄は“9999m”となっている(まぁ無限遠ということなのだろう)ので,どうやら空気はあんまり澄んでいないらしい.天体からの光は,とにかく大気の一番上から一番下まで通り抜けてくるのだから,“7000m以上離れたものはイマイチ良く見えない”んじゃあ天体写真の撮影は無理か.

  ということで,星雲の撮影は諦めることにした.でもこれ,迷った時の判断材料に使えるかも.問題は・・・時々更新が思いっきり遅かったりすること.昨晩のデータなんか見ても何の参考にもならないからねぇ.

SETI@home 現在の順位 世界…67,000位(/1,136,619人)国内…2,518位(/29,719人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,072位(/283,084人)国内…213位(/4,141人)

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2010年12月 1日 (水)

原始的なやり方で

  記事としてはややタイミングが遅れてしまったが・・・

  「はやぶさ」のカプセルから,新たに大きめの粒子数百個見つかった.
  今回は,回収容器を石英皿で蓋をし,逆さにして,横から工具で数回たたいたところ,皿の上に0.1mm〜0.01mmの粒子数百個が落ちてきたのだという.「なんとも原始的な方法だが,『何もない』という先入観から今までやらなかった」のだとか.

  最初は,静電気を用いた特殊な針で,小さな粒子を一つ一つ針先にくっつけて取り出す方法を使い,数個の粒子を取り出した.次には,テフロン製の特殊なヘラで容器の内部をこすり,1500個ほどの粒子を取り出した.
  ここまでの作業は,特殊な技術を使い,精密な作業だったわけだが,今度は容器を逆さまにして横からたたいた.

  この「原始的な」方法で,大きめの粒子数百個が出てきたというのがなんとも面白い.
  いや,「世の中結構そんなもんだ」とも思う.
  「どうやったらうまく行くんだろうか」と散々考え,考えに考えた末に思いついた方法で「そこそこ」の成果があった後に,ふとなんとなくやってみた至極単純な方法が実は最大の成果をもたらす・・・なんてことは結構あるものだ.

  人類初の偉業を数々成し遂げた「はやぶさ」.そのカプセルからの最大の発見が,「容器をコンコンとたたいたら出てきた」粒子から見つかったとかいうことになったら面白いぞ.やっぱり「はやぶさ」の物語はとことんまで「事実は小説より奇なり」なのかも.

SETI@home 現在の順位 世界…66,995位(/1,136,515人)国内…2,518位(/29,719人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,056位(/282,997人)国内…212位(/4,139人)

今年の観望会 予定…120 実施…71 中止…34 延期…4 屋内(外)で天文教室…11 勝率….592(71勝49敗)
実は昨日(30日)には観望会が予定されていたのだが,曇り空であえなく延期.これで3連敗.貯金がさらに1つ減って24.

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