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2010年11月12日 (金)

ジュノ II

  ペーパークラフトロケットシリーズ,今回は
1/100スケールペーパークラフトによる ジュノ Ⅱ 中距離弾道ミサイル「ジュピター」から派生した衛星打ち上げロケット,ジュノ .型紙は “Bestpapermodels.com” から.
  中距離弾道ミサイル「ジュピター」は,短距離弾道ミサイル「レッドストーン」の後継として開発されたものである.この ジュノ は,その「ジュピター」を第一段として用いている.第二段は,短距離弾道ミサイル「サージェント」の開発で用いられた小型ロケット「ベイビー・サージェント」を11基,第三段は3基束ねたものが用いられている.低軌道への人工衛星打ち上げにはこうして三段式として打ち上げられたが,「パイオニア計画」の月探査機の打ち上げには,さらに「ベイビー・サージェント」1基を用いた第四段を追加して四段式として打ち上げられた.
  初の打ち上げは1958年12月6日.月探査機「パイオニア3号」を搭載して打ち上げられた.月の近くを通過したのち,太陽を周回する軌道に投入される計画だったが,第一段の燃焼が予定より早く停止,最愛高度10万2360kmの弾道飛行にとどまり,月へは到達できなかった.しかし,翌7日にアフリカ上空で大気圏に突入して消滅するまでの間に,搭載したガイガー=ミュラー計数管による観測データを送信し続け,ヴァン・アレン帯の研究等に役立てられた.
  以後,1961年5月24日の打ち上げ(これも失敗)をもって退役するまで,パイオニア計画およびエクスプローラー毛帷幄の探査機・人工衛星打ち上げに用いられたが,計10回の打ち上げのうち,計画通りの成功をおさめたのは4回のみにとどまった.

  前回はそもそもの本命,超大物だったので,今度は小物ということで.
  実はこの型紙,見つけた時はフリーで提供されていたが,そのうち有料となり,またそのうちフリーになった.今はどうなっているか知らないが,もし有料となっていても,しばらく待っていればまたフリーになるかも.
  製作は簡単.ちょっと苦労したのは,先端の細い部分(組み立て説明書には,ワイヤーか木の棒を使えと書いてあったのだが,そうすると色が変になってしまうので,この作品では律儀に紙を細く丸めて作ってある)と,本体横にへばりついているアンテナ(だと思う)部分くらいか.

完成写真の大きな画像はこちらからどうぞ.→Juno Ⅱ

  それにしても・・・
  「ジュピター-C」というのは「レッドストーン」短距離弾道ミサイルから派生した観測ロケットであり,中距離弾道ミサイル「ジュピター」とは直接何の関係もない.で,この「ジュノ 」は弾道ミサイル「ジュピター」から派生したものであり,観測ロケット「ジュピター-C」をさらに改造して衛星打ち上げロケットにした「ジュノ 」とは直接の関係はない(ただし,2段目以上の基本的な構造が同じで,後継機に位置づけられるのだろうが).

  なんとややっこしい・・・

ロケットのペーパークラフトは是非↓こちらもご覧ください
PASA : Papercraft Aeronautics and Space Administration

SETI@home 現在の順位 世界…66,897位(/1,134,596人)国内…2,516位(/29,685人)
Einstein@home 現在の順位 世界…8,837位(/280,972人)国内…211位(/4,103人)

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