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2010年10月15日 (金)

ロコット

  ペーパークラフトロケットシリーズ,今回は
1/100スケールペーパークラフトによる ロコット 大陸間弾道ミサイル“UR-100N”を転用,合弁事業ユーロコットによって運用されているロシアの衛星打ち上げロケット,ロコット.型紙は “Space flight paper modelling” から.
  1990年11月20日,弾道ミサイル“UR-100N”ではなく“ロコット”としてバイコヌール宇宙基地から初めて打ち上げられた.翌1991年12月20日にもう一度弾道飛行の試験をした後,1994年12月26日,アマチュア無線衛星 “Radio-ROSTO” を搭載して打ち上げ,初めて人工衛星の軌道投入に成功した.
  初期の機体は3段目としてブリーズ-K(Breez-K)が用いられていたが,2000年5月26日に打ち上げられた5号機からは改良型のブリーズ-KM(Breez-KM)が用いられるようになった(このモデルの3段目はブリーズ-KMになっている).
  2003年6月30日には,世界中の大学や研究機関等による「キューブサット・プロジェクト」による第一回目の打ち上げで,各国の大学が開発した人工衛星とともに,東京大学の「XI(サイ)-Ⅳ」,東京工業大学の「CUTE-Ⅰ」が打ち上げられた.また,経済産業省の外郭団体「無人宇宙実験システム開発機構」が開発した,民生部品や技術の宇宙環境における耐性を実証するための技術実証衛星「SERVISSpace Environment Reliability Verification Integrated System)」の1号機が2003年10月30日に,2号機が2010年6月2日にそれぞれ打ち上げられている.

  “Space flight paper modelling” で提供されている型紙はどれも寸法が正確なので作りやすい.“ブリーズ-KM”の下,やや細くなっている部分など,「うーん」と唸らせるほどの出来だ.
  苦戦したのは,やや構造が複雑なエンジン基部くらい.単純な形の機体なので作りやすかった.まぁその分,あんまり面白くもなかったが.

  日本の人工衛星が,結構外国のロケットで打ち上げられているということは,このロケットについて調べている間に初めて知った.的川泰宣 著「轟きは夢のせて」(共立出版 刊)に上記の「キューブサット・プロジェクト」のことが触れられていたが,日本初のキューブサット2機が外国のロケットで打ち上げられたことを「屈辱」と表現しておられた.宇宙開発の現場にいる方ならばそう思うだろうなぁ.早く逆(外国の人工衛星を日本のロケットで打ち上げる)になってほしいものだと私も思う.H-ⅡAの今後の活躍と,開発中のイプシロン・ロケットに期待!

完成写真の大きな画像はこちらからどうぞ.→Rockot

ロケットのペーパークラフトは是非↓こちらもご覧ください
PASA : Papercraft Aeronautics and Space Administration

SETI@home 現在の順位 世界…67,165位(/1,126,281人)国内…2,516位(/29,510人)
Einstein@home 現在の順位 世界…8,861位(/278,205人)国内…208位(/4,065人)

この記事を読んで,「確かに,日本で人工衛星打ち上げに使えるのがH-ⅡAだけ(H-ⅡBは現在HTV打ち上げにしか使っていない)ってのはねぇ」と思った方,こちらをクリックして共感の投票をお願いします.→にほんブログ村 科学ブログ 天文学・宇宙科学・天体観測へ

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