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2010年10月28日 (木)

ISS

  昨日(27日),昼間に,
「今晩人工衛星が見えるんだって?」
と聞かれた.
「え?国際宇宙ステーションですか?」
「うん,多分それだ」
という会話があった.どうもラジオでそんな話が放送されていたらしい.
  私自身は全然気にとめていなかったのだが,調べてみると,18:00過ぎに高度66度くらいを通過するらしい.

  夕方,良く晴れていた.
「よし,ここは一つ,久々に拡大撮影に挑戦してみよう」

  数年前にも挑戦したのだが,その時の成果は↓
ISS 2008年6月10日撮影 この程度(これでも当時は結構嬉しかったのだが).この時の高度は結構低かった.普通の天体だと,ずっと遠くにあるわけで,高度によって見える大きさが違ったりはしないのだが,ISSが飛行しているのは高度数百km程度.低空に見えている時と,頭上に見えている時では自分のいる位置とISSの間の距離は結構違うものだ.とすれば,高度が高くなるということはそれだけ大きく見えるということでもあるので,そんな時は拡大撮影のチャンスなのだ.

  で,BORG 77EDⅡ にバローレンズを装着,カメラを取り付け,追尾にはレッドドットファインダーを使って手動追尾という作戦.
  機材を準備し,木星に向けてピント合わせ.

  !

  ピント合わせの最中に思いついたことがあった.ISSの拡大撮影では,露光時間の見当が難しい.この程度の焦点距離では,ISSは小さくしか写らないから,カメラのAE機能なんかが使える訳がない.かと言って,ISSはどんどん動いて行ってしまうから,撮影中は露光を調節しているヒマなんかあるわけがない.なので,いつも露光時間は「あてずっぽう」だったのだが・・・
  いつもISSの明るさを「木星と同じくらい」と説明していたことに気がついた.だとすれば,
「木星を使って露光時間に見当をつけられるんじゃないのか?」
もちろん,これでぴったり!というほど甘くはないだろう,しかし,何の手がかりもなく当てずっぽうでやるより目安だけでもあった方がいい.
というわけで,木星を利用して露光時間を調整,ISSが現れるのを待つ.

  18:02頃.南西の空にISSが現れる.まだ低空だったが,低空にあるうちにとりあえずテスト撮影.
ISS 2010年10月27日 その1 おぉ!いいじゃないか!ちゃんと太陽電池パネルの形がわかるぞ.
  これでOK!ということがわかったので,今度は手動追尾をしながら連写.その中で良く写っていた一枚↓
ISS 2010年10月27日 その2 上の写真とは角度が変わっているのでおもしろい.より明るくなったので,中央部分がやや露光オーバーなのが残念ではあるけれど,ISSの複雑な形がそれなりにわかる.
  さらに向きが変化したところの一枚↓
ISS 2010年10月27日 その3 良く見ると,一番上の写真とは向きが反対になった太陽電池パネルもちゃんと見える.
  この状態,↓こんな向きかなぁ
“Celestia”によるISS (この画像は “Celestia” によるもの)

  とりあえず,木星を利用した作戦は成功.ただし,いくつか「こうすれば良かった」という事もあったので,またチャンスがあったら挑戦してみよう.木星が見えている今の時期がチャンス!かも.

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