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2010年9月 4日 (土)

生(なま)の光

  昨日(3日)は「定期観望会」.
  実は先日寝違えたのがまだ尾を引いていて,首を上に向けるのがとても辛い状態.
「今晩は晴れないでくれ」
と願っていたのだが,どうも天気というヤツは私の願いと反対にしやがる.

  快晴とは言えなかったが,結構良く晴れた.

  参加者は3人.もっと参加者が多くなってくれないかという気もするが,小ぢんまりとした観望会もなかなかいいもので,難しいところだ.「口コミ」で参加者が増えてくれればと思っているのだが,これまたなかなか難しい.

  参加者が少ないので,観望対象は,ベガ,アルビレオ,ダブル・ダブルスター,環状星雲あれい状星雲などなど,結構もりだくさん  
  空の透明度はイマイチで,環状星雲あれい状星雲は難しいかと思ったのだが,その特徴的な姿はわかっていただけたようだ.中でも,透明度が低かっただけにあれい状星雲が確かに「鉄亜鈴」のように見えるとか(透明度が高い時には明るい部分が地図記号の銀行のマークのように,その外側が丸く広がって見える).
「こういうのを,例えば画面で見られたりするといいんじゃないかなぁ」
とか.
「いや,一度でもカメラを通してしまうと,ここで見るよりご家庭でインターネットででも画像を探した方が良くなってしまうんですよ.やっぱりせっかくの機会なんですから,生の光を見ないと」

  まだやや東に低かったけれど,木星も見てみる.
  さすがにあんまりはっきりは見えなかったけれど,それを逆手にとって,
「良く見ていると,木星がゆらゆらして見えますよね.これは地球大気のしわざなんですよ」
「ほんとだ.やかんの上を見てるみたいだ」
「さらに,よ〜く見ると,木星本体の(望遠鏡の視野の中で)右下が青みがかかって見え,左上が赤みかかって見えるんですよ」
「あー,確かに確かに」
「これは,木星の光が地球の大気を通ってくる間に,色が分かれてしまうんですよ」

「木星が揺れて見える」とか,「大気差で木星の縁で色が分離して見える」とかいうのは,天体写真などでは良くないことで,そんな「良くない」映像や画像などは普段あんまり目にすることがない.テレビやインターネットで見かけるものはどれも「素晴らしい写り」のものばっかりなわけで,こういう「良くない」状態で見るというのも,生で見ているという実感を生むものだ.

「こうして生で見られるっていいことですねぇ」

わかっていただけた様子.いやそこをわかって頂けるとすごくうれしいです.首の痛みを我慢した甲斐があるというものです・・・しっかしこれ,早く何とかならないものなのかねぇ・・・まだ痛い・・・

今年の観望会 予定…92 実施…52 中止…27 延期…2 屋内(外)で天文教室…10 勝率….576(53勝39敗)
これで9連勝!貯金がさらに1つ増えて14.

SETI@home 現在の順位 世界…67,280位(/1,121,093人)国内…2,519位(/29,441人)
Einstein@home 現在の順位 世界…8,967位(/273,414人)国内…205位(/4,017人)

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