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2010年9月21日 (火)

KSLV-1(羅老)

  ペーパークラフトロケットシリーズ,今回は
1/100スケールペーパークラフトによる KSLV-1(羅老) ロシアのクルニチェフ国家研究生産宇宙センターと,韓国航空宇宙研究院が共同で開発中の衛星打ち上げロケット,KSLV-1(羅老).型紙は “Space flight paper modelling” から.
  このロケットは,第一段にロシアで開発中のアンガラ・ロケットの第一段を用い,第二段の個体燃料ロケットは韓国で独自に開発したものを用いている.
  最初の打ち上げは2009年8月25日.ロケットは順調に飛行したが,フェアリングの片側の分離に失敗,搭載していた人工衛星 “STSAT-2A” は第二段とともに大気圏に再突入,燃え尽きずに残った一部の部品がオーストラリアのダーウィン近郊に落下した.
  第二回目の打ち上げが2010年6月10日に行われたが,今度は打ち上げ137秒後,高度70km付近で爆発,またしても失敗に終わってしまった.

  最初に型紙を見た時,
「あれ?アンガラとそっくりじゃん」
と思ったのだが,それもそのはず,第一段はほとんどアンガラ・ロケットそのものだというわけだ.形は至極単純,製作もほとんど苦戦することはなかった.

  上の写真ではわからないが,90度回転させると,
1/100スケールペーパークラフトによる KSLV-1(羅老)(横から) 2枚の大きなフィンが付いている.初期のロケットはこうしたフィンで非行中の安定と,誘導制御などを行っていたのだが,現代のロケットのほとんどはエンジンのジンバル(首ふり機構)で行うため,フィンを持たないものが多い.そんな中で,こうした大きなフィンを持つものはかなり珍しい.しかも2枚というのは古今東西のロケットの中でも極めて珍しいと思う(オリジナルのアンガラ・ロケットも2枚のフィンを持つようだ).

  それにしても,二度の打ち上げが失敗したのは残念.三度目の打ち上げについては韓国とロシアで話し合いが行われているようだが,さて「三度目の正直」になるのだろうか.

完成写真の大きな画像はこちらからどうぞ.→KSLV-1 (NARO)

ロケットのペーパークラフトは是非↓こちらもご覧ください
PASA : Papercraft Aeronautics and Space Administration

SETI@home 現在の順位 世界…67,204位(/1,126,040人)国内…2,517位(/29,508人)
Einstein@home 現在の順位 世界…8,897位(/275,841人)国内…204位(/4,033人)

「三度目がいつになるかはわからないけど,是非“三度目の正直”で打ち上げに成功してほしいものだ」と思う方,こちらをクリックして共感の投票をお願いします.→にほんブログ村 科学ブログ 天文学・宇宙科学・天体観測へ

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