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2010年9月16日 (木)

3D

  1985年の3月から筑波で行われていた国際科学技術博覧会が閉幕したのが同じ年の9月16日のこと.
  会期中,私は10回以上も通ったものだった.そして,毎度必ず入っていたのが,鉄鋼館,日立グループ館,富士通パビリオンなど,立体映像を見せてくれるパビリオンだった.映像が立体的に見えるというのは当時の私にも強烈なインパクトがあって,毎度毎度夢中だった.
  それから25年,今や家庭に3Dテレビが普及しつつある時代だ.いやあ凄い時代になったものだと思う.
  ただ,それだけバーチャルな世界が発展してしまうと,実物に感動することが少なくなってしまうのではないかという不安もある.天体望遠鏡なんて覗いても,みんな感動してくれなくなってしまうんじゃないのか・・・

  その半面,そうして立体的なものに触れる機会が増えることで,知らず知らずのうちに空間把握能力が鍛えられるのではないかという期待もある.
  観望会や天文教室などをやっていて思うことがある.天文や宇宙に強い興味を持つようになる人は,空間把握能力が高い人なのではないかということだ.
「あそこに金星が見えますね?そしてこっちに月が見えていて,こっちには木星が見えています.そして今,皆さんは地球に立っているわけですから,(手を金星・月・木星とグルッと回して)この面が太陽系の面なわけです」
なんて話をした時,頭の中でその「立体感」を想像できる人は
「はぁ,なるほどねぇ」
と関心してくれるが,そうでないと「ポカン」とされてしまうのだ.
  星々までの距離を説明した時も,星空を立体としてとらえられる人は面白いと思ってくれるようなのだが,夜空を「空」としてしか感じられないと,同じ話を「難しい話」と思ってしまうようだ.

  立体映像などが普及することで,空間把握能力が高い人が増え,多くの人が宇宙を「空間」として実感してくれるようになれば,もっと多くの人が宇宙に興味を持ってくれるんじゃないかと期待したい.

SETI@home 現在の順位 世界…67,347位(/1,124,035人)国内…2,518位(/29,475人)
Einstein@home 現在の順位 世界…8,907位(/275,224人)国内…203位(/4,027人)

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