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2010年8月 1日 (日)

薄曇りながら

  昨日(31日)も城里町ふれあいの里天文台で観望会.いつも,天文台を開館するかどうかは,20:00の空模様を見て決定するのだが,その時刻の天気は・・・とりあえず晴れ.いつ曇ってもおかしくない状況だけれど,いつ曇るのかはまったくわからない・・・ということで開館を決定.
  天気がそんな状況だったので来館者は少ないかと思ったが,30人程度の方が来館.
  お世辞にも「星が良く見えている」とは言えない空,金星も火星も土星も西の空に沈み,木星も月も東の低空(ふれあいの里天文台は東側に林があるために,東の低空にある天体は見ることができない)なので,望遠鏡で見られる対象は1等星とアルビレオくらいが精一杯.
「ベガがダイヤモンド,アルビレオはサファイアとトパーズに例えられますから,今日はゴージャスですね」
とこういう状況の観望会ではお決まりのお話をした後,夏の大三角の距離のお話をしてみた.
「ベガまでの距離が約25光年,アルタイルは17光年ですが,デネブの方は1800光年もあるんですね.ですから,この夏の大三角,実はデネブの方向にずっとずっと奥行きのある細長い三角形なんですよ」
(っていう話は,今日の茨城新聞日曜版「Taste」の「いばらき星空散歩」にも書いた)
「(デネブが)そんなに遠くにあるのに,あんなに明るく見えるってことは,本当は相当明るい星なんでしょう?」
と言われた.
「いやぁ,いいことおっしゃいますね.実はその通りで,デネブという星は“白色超巨星”,つまり“白い色のとてつもなく大きな星”なんですね.そして,実際にはおっしゃる通りとてつもなく明るい星なんです」
  つい先ほど調べてみたのだが,デネブ以外の1等星の絶対光度を全部足しても,デネブの絶対光度の半分にしかならず,仮にシリウスと同じ距離(8.6光年)に持ってくると,その明るさは満月を凌ぐのだとか.

  ・・・とまぁ,薄曇りであまり星が良く見えない状況ながら,来館者には結構楽しんでいただけたらしい.天気の状況が状況だったので開館するか迷ったけれど,これならば開館して正解だったかもしれない.

  でも・・・

  開館か閉館か迷わない天気になってくれないものなのかねぇ.

今年の観望会 予定…62 実施…34 中止…20 延期…2 屋内(外)で天文教室…6 勝率….548(34勝28敗)
↑ということで,連敗は2で止まり,貯金が1つ増えて6.

SETI@home 現在の順位 世界…67,476位(/1,110,796人)国内…2,526位(/29,286人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,195位(/261,901人)国内…214位(/3,948人)

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