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2010年8月11日 (水)

小惑星 1999 RQ36

  「2182年,地球に小惑星が衝突?」という記事がニュースサイトに掲載されていた.読んでみると,580mほどの小惑星 1999 RQ36 が,2182年に地球の軌道から45万km以内を通過,1000分の1の確率で地球に衝突するということらしい.
  「ほんまかいな」
ということで,ここでも度々紹介している,NASAの “Current Impact Risks” を見てみたところ,ここでは,2182年9月24.93日(UTC)に地球に衝突する可能性が2万6000分の1とされている(トリノ・スケールの見積りはまだされていないらしい).
  どちらが正しい値かということは一概には言えないだろうが,まぁ衝突する可能性は最大で1000分の1程度と見ていいんじゃないかと思う.いずれにせよ,我々一般人が心配するようなことではなさそうだ(政治家の皆さんには多少心配してほしいけれど).

  それはともかく・・・

  NASAの公募制太陽系探査プロジェクト「ニューフロンティア・プログラム」の候補の一つに,1999 RQ36 に探査機を送り込む「オシリス・レックス計画」があるらしい.これは,小惑星表面のマッピングとサンプル・リターンをする計画とのことだ.
  言うまでもなく,日本(JAXA)にとって,NASAは大先輩だ.が,こと「小惑星からのサンプル・リターン」は日本が先輩だ.かつて,NASAにとっても,こういうミッションは「実現の可能性が低い」として見送られてきたものだが,「はやぶさ」の成功によって急激に注目されるようになった.NASAとしても,「JAXAにできたのに我々にできないはずがない!」というプライドもあるのかもしれないが.

  いずれにしても,これを機会に惑星間航行技術が大きく進歩することに期待したい.そうなれば,万が一,将来本当に「地球の危機」がやってきた時にも対処しやすくなるだろう.「転ばぬ先の杖」というわけだ.

  「小惑星が地球に衝突するかも」というようなニュースは世間の関心を集めやすいものらしい.数年前にも「小惑星“アポフィス”,地球に衝突か」というニュースがあって,だいぶ話題になった.いつの間にか「狼と少年」になってしまわなければ良いが・・・

今年の観望会 予定…73 実施…42 中止…23 延期…2 屋内(外)で天文教室…6 勝率….575(42勝31敗)
昨日(10日)は曇天のため城里町ふれあいの里天文台は閉館.連勝できず.貯金が1つ減って11.

SETI@home 現在の順位 世界…67,270位(/1,113,301人)国内…2,517位(/29,342人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,141位(/262,483人)国内…210位(/3,952人)

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