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2010年7月 9日 (金)

「はやぶさ」カプセルからさらに微粒子

  「はやぶさ」が地球に送り届けたカプセルからさらに微粒子が出てきた.
  先日は大きさが10μm程度の微粒子2個が見つかったが,今回は「サンプルキャッチャー」と呼ばれる特殊な「へら」で容器の内側を撫でたところ,その「へら」に数μm程度の微粒子が数十個付着していたとのことだ.
  いずれもまだ「イトカワ」から持ち帰ったものなのか,何らかの理由で地上あるいは「はやぶさ」本体から紛れ込んだものなのかはわからない.しかし,「数十個の粒子の中の一つだけがイトカワ起源のもの」ということは確率論的に考えにくいから,「全部がイトカワと無関係のもの」か「何割かはイトカワ起源のもの」かということになるだろう.
  「はやぶさ」の7年間の旅はかなり「不幸中の幸い」に恵まれた旅だったので,私としては
「これでカプセルに(イトカワ起源の) 何かが入っていることを期待するのはあまりにも幸運に期待しすぎだろう」
と思っていたのだが,とりあえずこれだけ粒子が出てきたということで,少しは期待しても良いような気になってきた.「はやぶさ」チームの評価ではここまでが100点満点で400点,もし「イトカワ」のサンプルが採れていれば500点とのことだ.これで500点!ということになったら凄いだろうなぁ.
  分析が始まるのはまだ先ということだが,その結果がめちゃくちゃ待ち遠しい.

  一方,金星探査機「あかつき」は世界で初めてセラミックスラスタによる軌道制御に成功,12月の金星到着に向けて順調に航行中.さらに,小型ソーラー電力セイル実証機「イカロス」も帆の展開に成功した後,種々の実験をしつつ,現在は順調に遠日点付近を航行中だ.
  どういうわけか日本国内ではあまり話題に上らないのが残念だが,とくに「イカロス」に世界の注目が集まっているらしい.アメリカでは「ウォークマンを発明した国が,テクノロジー開拓者のイメージを取り戻した」と報じられたらしい.「取り戻した」ということは,これまで「失っていた」ということで,気分はやや複雑ではあるけれど,それも「取り戻した」となればうれしい限りだ.

  日本の技術が世界でこれまで以上に高く評価されている時代になった.せっかくだから,市民レベルでもどんどん盛り上げて行きたい.私も気合を入れてかからなければ.
  今日も観望会の予定.天気は・・・絶望的.ということは「天文教室」となるわけで,さぁ,今日も熱く語るぞぉ!

今年の観望会 予定…46 実施…27 中止…14 延期…2 屋内(外)で天文教室…3 勝率….587(27勝19敗)
実は昨日も観望会が予定されていたのだが,曇天のため中止.これで4連敗.貯金がさらに1つ減って8.

SETI@home 現在の順位 世界…69,093位(/1,106,230人)国内…2,581位(/29,195人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,366位(/260,880人)国内…215位(/3,933人)

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