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2010年7月18日 (日)

肩透かし

  昨日(17日)は茨城県の南東端,神栖市の某小学校で天文教室.
  数年前から今頃の時期に毎年呼んで頂いて天文教室をやっているのだが,実は試作2号機改の最終投影をやった場所でもある.
  この学校は結構古い学校で,会場となる教室には冷房がない.プラネタリウム投影の時には,部屋を暗くするために部屋を締め切る必要があるので,もの凄く暑い(話をする私も大変だが,この状況で話を聞いている子供たちも大変だ).
「今年も暑くて大変だろうな」
と覚悟をして,帰り道用の(水戸から車で3時間以上かかる)着替えまで用意して行ったのだが・・・

  現在,校舎の新築中で,プレハブ校舎には冷房の教室には冷房がついていた.あぁ,肩透かし.

  せっかく快適な会場での天文教室となったので,気合を入れてスタート.内容は,「はやぶさ」の話と自作プラネタリウムを使った夏の星座の案内.実は星座の案内が先で残りの時間が「はやぶさ」の話題のつもりだったのだが,別な用事で最後までいられないという先生がいらして,その先生のリクエストで「はやぶさ」が先ということになった.
  ・・・先生,そりゃあまずかったかも・・・
  「はやぶさ」の話になると,つい熱くなっちゃうんですよねぇ.「はやぶさ」の話が長くなってしまったおかげで,自作プラネタリウムによる夏の星座の案内の時間が少ししかなくなってしまった.自作プラネタリウムがメインで呼んでいただいているのに.

  まぁそれでも,みんなに一生懸命話を聞いてもらえたのが何より.その中の一人が(私にというわけではなく)
「一時間短かったなぁ」
とぽろっと言ったのが嬉しかった.とりあえずそういう話ができたのかなと.

  天文教室終了後,先生の一人が,
「いやぁ,はやぶさが話題になっていたのは知っていましたけど,イトカワがどこにあるかも今日まで知りませんでしたよ」
と言っておられた.
  そりゃあ問題かも.

  「はやぶさ」は広く話題になったが,話題になったのは「困難を乗り越えて7年間の旅を全うした」ということだけで,宇宙開発の上でどれほど大きな成果であることは,日本ではあまり評価されていない気がする.海外では,世界初の人工衛星「スプートニク1号」や,「アポロ11号」による月面着陸などと同じレベルで評価されている記事を結構目にするのに.
  こういうことが広く知られているようじゃないと,また「事業仕分け」とやらの標的にされてしまいかねない.せっかく「はやぶさ2」の計画が動きだしそうなところだというのに.

  私のような立場の人間がもっともっと頑張らなきゃいけないんだろうな.

SETI@home 現在の順位 世界…68,171位(/1,107,871人)国内…2,545位(/29,232人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,271位(/261,310人)国内…215位(/3,937人)

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