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2010年7月29日 (木)

地味ではあるけれど

  昨日(28日)は城里町ふれあいの里天文台で観望会.夕方の天気予報では「夜遅くは曇り」.さていつ曇ってくるか・・・しかも,ふれあいの里天文台の開館時間は20:30〜22:30(来館者の人数によっては21:30).金星や土星は既に沈んでしまっているし,木星はまだ天文台東側の林の向こう.開館時間はちょうど「惑星の狭間」だ.
  いつ曇ってしまってもおかしくない状況だったので,最初の観望対象は明るいベガ.
「うわ!ダイヤモンドみたい」
「いいこと言ってくれますね.白く明るく光っているので,よくダイヤモンドに例えられるんですよ」
そして次はアルビレオ.
「今度も何かの宝石に例えられる星なんですが,さてどの宝石でしょう?」
「青い方はサファイアかなぁ・・・もう一つの方は・・・赤いような黄色いような・・・」
「ルビー?」
「あ,トパーズ!」
「そう,よくサファイアとトパーズに例えられるんですよ.さっき見たベガがダイヤモンドで,こんどがサファイアとトパーズですから,今日はなんともリッチですねぇ」

「さてここまではパッと見てそれと分かるものでしたが,今度はちょっと良く見ないと分かりません.まぁ中級編ですね」
ということで環状星雲を導入.
「あ,わかるわかる」「へぇ〜」
という声はあったものの,イマイチ喜ばれていない様子.
「じゃあもう一つ見てみましょうか」
ということで,今度はM13を導入(実はこの時,かなり手間取ってしまった.私としたことが・・・).
「最初はなんだかぼぉっと見えるだけですが,目が慣れてくると粒々に見えてきて,星の集まりであることがわかると思います」
「・・・ふぅん・・・あ,ホントだ・・・うわ!これは凄い!」
こちらは喜んでいただけたようだ.

  月や惑星は,パッと見てすぐわかり,印象も強烈だ.でもやっぱり,普通の人なら何度も見ていればそのうちに飽きてきてしまうだろうし(もちろん,飽きることなく,惑星を専門に見ている人もいるわけだが),いつでも見られるというわけではない.それに対して,星雲・星団は地味で,ともすれば見えているんだかどうかだってわからないこともあるけれど,文字通りゴマンとあるわけだし,それぞれが個性的だ.こういう地味な楽しみが分かるようになると,星を見る楽しみにも幅が広がると思うので,M13で喜んでもらえたことは私もうれしかった.

今年の観望会 予定…59 実施…33 中止…18 延期…2 屋内(外)で天文教室…6 勝率….559(33勝26敗)
連勝.貯金がさらに1つ増えて7.

SETI@home 現在の順位 世界…67,828位(/1,110,235人)国内…2,537位(/29,276人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,208位(/261,781人)国内…213位(/3,946人)

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