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2010年6月22日 (火)

R-7 スプートニク 2

  ペーパークラフトロケットシリーズ,今回は
1/100スケールペーパークラフトによる R-7 スプートニク 2 史上初めて動物を乗せて地球を周回した「スプートニク2号」を打ち上げたロケット.型紙は “Space-paper-modelsYahoo! Groups” から.(“Classic Paper Space Models” のR-7 スプートニクの型紙を Jean-christophe氏がスプートニク2号用に再構成したもの.ダウンロードには要Yahoo! ID.)
  ソ連による世界初の人工衛星スプートニク 1号の打ち上げから1ヶ月後の1957年11月3日,2台の光度計,遠隔計測器,ガイガーカウンターの他,犬を乗せるためのキャビンと生命維持装置,そして「ライカ」と呼ばれた犬を乗せた「スプートニク 2号」がR-7ロケットによって打ち上げられた.将来の有人宇宙飛行を見据え,打ち上げ時及び無重力空間における生物への影響を調べるためであった.
  しかし,当時,衛星軌道まで打ち上げた宇宙船を安全に地球に帰還させる方法はまだ開発されておらず,ライカの飛行は生還の望みのない,完全な「片道飛行」であった.長らくの間,ライカは数日にわたって生き延びたとされていたが,打ち上げから数時間の後には死亡していたという報告もある.いずれにせよ,世界初の宇宙船クルーとなったライカは宇宙空間で死亡,スプートニク2号の信号は11月10日に途絶し,打ち上げから162日後の1958年4月14日に大気圏に突入して消滅した.
  ライカがスプートニク2号のキャビンに入れられたのは打ち上げの3日前のことだった.それ以降はゼリー状の「犬用宇宙食」しか与えられていなかったが,ライカを含めた「宇宙犬」たちの訓練を主導したウラジミール・ヤツドフスキーは,策略をめぐらし,こっそりとライカに水を与えた.もう生きて帰ることのできないライカに,最後にせめて水を飲ませてやりたいという一心からのことだったという.
  打ち上げから40年後,モスクワにある航空宇宙医学研究所にライカの記念碑が建てられた.宇宙開発の歴史の中には,こうした動物たちの尊い犠牲もあったのである.

  スプートニク 1号との違いは,色の他はノーズコーンの形くらい(ここにライカの乗ったスプートニク2号が収められていたわけだ).その他はスプートニク 1号とまったく同じなのだが,宇宙開発を語る上では欠かせないだろうということで製作.製作にあたっては,2度目とあってあまり苦戦することはなかった.当然手間はおんなじだったけど(いやこれまでの経験を生かしていろいろと工夫したところもあるので,前回より手間はかかったか?).

  とりあえずR-7ロケットシリーズを並べて一枚.
1/100スケールペーパークラフトによる R-7ロケットシリーズ 2010年5月23日

完成写真の大きな画像はこちらからどうぞ.→R-7 Sputnik 2

そして,例によってこれまでに作ったロケットたちと並べて記念撮影.
1/100スケールペーパークラフトによるロケットたち 2010年5月23日 前列左から,A-4RTV-A-2 “Hiroc”バンパー Wacヴァイキング 7ヘルメス RV-A-10ヴァイキング 10ジュピター-Cヴァンガード TV-0ヴァンガード TV-1ヴァンガード TV-2ヴァンガード TV-3ジュノ
2列目左から,スタールト-1L-4S-5Μ-4S-2Μ-3C-1Μ-3H-1Μ-3S-1Μ-3SⅡ-1Μ-Ⅴマーキュリー リトル・ジョーアポロ リトル・ジョーブルー・ストリーク
3列目左から,プロトン-K (ズヴェズダ打ち上げ時)R-7 スプートニク,R-7 スプートニク 2,ソユーズ-U + TMA-1ツィクロン-3コスモス 3M (Interkosmos-11)H-ⅡA 202型アリアン マーキュリー・レッドストーンマーキュリー・アトラスジェミニ・タイタン
最後列左から,エネルギア-ブランスペースシャトル コロンビア (STS-1)スペースシャトル チャレンジャー(STS-6)スペースシャトル ディスカバリー (STS-128)サターン SA-6

  これで39基.40基到達まで後1基!

ロケットのペーパークラフトは是非↓こちらもご覧ください
PASA : Papercraft Aeronautics and Space Administration

SETI@home 現在の順位 世界…68,875位(/1,103,240人)国内…2,551位(/29,113人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,465位(/260,055人)国内…219位(/3,918人)

この記事を読んで,「帰還する望みのない“スプートニク 2号”に乗せられてしまったライカは可哀想だけど,そういう動物の犠牲がなかったら今日の宇宙開発はなかったんだねぇ」と思った方,こちらをクリックして,共感と,犠牲になった動物たちへの追悼の投票をお願いします.→にほんブログ村 科学ブログ 天文学・宇宙科学・天体観測へ

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