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2010年6月27日 (日)

やっぱりジンクス

  昨日(26日)は月食.今回はなんとかしてちゃんと写真を撮りたかったので,もし水戸の天気が悪いようならば,晴れ間を求めてどこかへ遠征する気になっていた.
  昨日朝の段階での天気予報では・・・晴れるのは北海道だけじゃないか.さすがに北海道は無理だ・・・

  思い起こせば,2001年11月のしし座流星群.これはどうしても見たかったので,この時も水戸の天気が悪いようならばどこかへ遠征するつもりだった.
  当日の天気予報では全国的に晴れ.しかし,夕方水戸は曇っていた.どうしようか迷ったが,日本全国晴れの予報なのに曇っているということは天気予報が外れているということで,どこに遠征すれば良いのか判断がつかず,遠征はやめにした.
  結果,水戸は快晴になり,あの大イベントの一部始終を見ることができたのだった.

  もしかして今回も・・・という淡い期待を抱いて,昨日も遠征をやめにしたのだが・・・

  無情の雨.雲間からちょっとだけでも顔をだしてくれないかと粘っていたのだが,雨足は強くなるばかり.本当なら食分が最大になるころに諦めて帰宅した.

  そういえば・・・

  今回の月食は,月の出から間もなくかけ始める月食だった.
「そうなると,じっくりピント合わせをしている時間がないな」
と思っていた.ちょうど,7年も使っているデジタル一眼をそろそろ買い換えようかと思っていたところでもあったので,
「そうか,この機会にライブビューが使えるヤツを買おう!」
ということで,先日,中古で安く手に入れてあった.

  ・・・あ゛・・・
「私が新しい機材を手に入れた後はしばらく晴れない」
というジンクスがあったのだった.

  あぁ,ジンクスは生きていたのか・・・

SETI@home 現在の順位 世界…69,086位(/1,104,284人)国内…2,563位(/29,150人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,408位(/260,361人)国内…218位(/3,924人)

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2010年6月26日 (土)

今渡こそ

  昨日(25日)も市内某小学校で観望会.天気予報では「晴れ」だったのに,見事なベタ曇りで屋内での天文教室になった.
  まずは今日見られるはずの月食の紹介.天気が悪くて見られそうにもないけれど.
  そして,自作プラネタリウムで今見られる星座の紹介等々.昨日もまた,電気を消して満天の星空が投影された時には子供たちから盛大な歓声が上がった.毎度のことながら,この瞬間は本当にうれしいものなんですよ.

  そして,

  待ってました!今渡こそ「はやぶさ」のお話.
  まずは,昨日作った↓コイツを見せて,
ペーパークラフトによる「はやぶさ」 「イトカワ」の紹介と,それを調べることの意味.そしてミッション全体の流れを話しながら,子供たちには難しい言葉の説明.
  その後に7年にわたる「はやぶさ」の旅をまとめたビデオを見てもらい,ミッションに関わったスタッフの苦労と努力の話等々・・・
  いやぁ,熱く語っちゃいましたよ.時々涙ぐんだりも・・・う゛ぅ,感情を抑える術を身につけなきゃいけないかも.

  最後は恒例の質問コーナー.ここでは「はやぶさ」に関連した質問がいっぱい.
「カプセルはどうして燃えなかったんですか?」
「君はとってもいい質問をするねぇ.」
という一幕も.そう,あのカプセルは,日本の技術力の粋を結集して作られたものなのだ.

  天文教室終了後はクラスごとに記念撮影.だれか一人が↑のペーパークラフトを持って写真に収まることにしたところ,ほとんど取り合いの状態.いやぁ見てて嬉しかった.
  後になって,その「記念写真」に小さく写っている「はやぶさ」を見た時,昨日の話をきっと思い出してくれるだろう.うん,昨日はそこそこいい仕事ができたかな.

今年の観望会 予定…43 実施…27 中止…12 延期…2 屋内(外)で天文教室…2 勝率….628(27勝16敗)
連勝できう.貯金が1つ減って11.

SETI@home 現在の順位 世界…69,040位(/1,104,113人)国内…2,560位(/29,146人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,416位(/260,259人)国内…219位(/3,922人)

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2010年6月25日 (金)

せっかく準備したのに

  昨日(24日)は市内某所で観望会.
  ところどころ雲が出ていたし,一時はベタ曇りに近くなったりもしたけれど,雲の合間をぬうようにして,観望対象は金星,月,土星,ベガ等々.その他,肉眼で今見えている星座を巡ったり.
  昨日の観望会には子供たち200人ほどが参加.入れ替わり立ちかわり見るという状況で,あまりじっくり見てもらう時間はなかったけれど,望遠鏡をのぞいた子供たちはそれぞれに歓声をあげていた.
  月のそばにアンタレスが見えるというオマケもあったりして,そこそこ盛り上がった観望会になった.

  が・・・

  一昨日の打ち合わせの時に
「是非はやぶさのお話をしてほしい」
という要望があったので,昨日は昼間のうちから,ミッション年表を作ったりと結構はりきって準備をしていたのに,その話をするタイミングは観望会終了まで遂にやってこなかった.
  あーあ,せっかく準備したのに.

  まぁいいか,今晩も観望会の予定があるし.
  というわけで,今日は↓こんなものを作ってあったり.
ペーパークラフトによる「はやぶさ」 よーし,今晩は張り切って“語る”ぞぉ!

今年の観望会 予定…42 実施…27 中止…12 延期…2 屋内(外)で天文教室…1 勝率….643(27勝15敗)
連敗にならず.貯金が1つ増えて12.

SETI@home 現在の順位 世界…68,995位(/1,103,803人)国内…2,558位(/29,136人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,416位(/260,218人)国内…219位(/3,922人)

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2010年6月24日 (木)

“三球儀”へ

  一昨日(22日)は『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第75号(三球儀編第24号)の発売日.
  今回の部品は
『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第75号(三球儀編第24号)の部品 太陽.
  これを(現時点での)本体に組み込んで,
『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第75号(三球儀編第24号)までの進捗状況 太陽が加わり,これでとりあえず“三球儀”になったわけだ.

  ところで・・・

  今日は市内某所で観望会の予定.昨日はその打ち合わせがあったのだが,主催者からは
「是非はやぶさのお話をしてほしい」
と希望があった.
「いや私としても,それが今一番お話ししたいことなんですよ」
あなた今地雷を踏んじゃいましたね?いいんですね?熱く熱く語っちゃいますよ?

SETI@home 現在の順位 世界…68,990位(/1,103,791人)国内…2,558位(/29,136人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,436位(/260,158人)国内…219位(/3,920人)

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2010年6月23日 (水)

「はやぶさ物語」を伝える

  今月13日,7年間,60億kmにおよぶ苦難の旅を終え,地球に回収カプセルを無事届けて,オーストラリアの夜空に消えていった「はやぶさ」.その姿が多くの人の心をとらえ,広く話題になった.
  しかし,残念なことに,多くの人が注目したのは,その旅の終盤近くのわずかな部分である.7年間の旅の多くの部分はあまり知られていない.
  そのあまり知られていない部分を含めた「はやぶさ物語」を伝えることは,私の一つの役目だろうと(勝手に)思っている.
  そこで,「子供たちにはやや難解かも」と思いつつも,昨日(22日)某所で行われた天文教室では,この「はやぶさ物語」について話してみた.
  子供たちは,宇宙空間がどんなところかということをなかなかイメージできない.当然,そこを探査機が飛ぶということがどんなことかもイメージできない.イオンエンジンがどうのリアクションホイールがどうのと言ってみても,それがどういうことなのかわかるはずもない.いろいと工夫して話してみたが,やはり多くの子には難しい話だったようだ.
  最後に,的川教授のエッセイを紹介した.関係者が語るはやぶさの最後の姿の印象,数々の絶体絶命のピンチを乗り越えたこと,そのピンチに遭遇して,どんどん深まっていくチームワークと,どんどんと進歩していく若者の姿.これはそれなりに子供たちの心をとらえたようだ.「はやぶさ」そのものの話をしている時は「ぽかん」として聞いていた子も,この話の時はしっかりと私の方を見つめ,真剣に聞き入っていた.
  なるほど,とりあえず「はやぶさ」に関わった人間のドラマに焦点をあて,それに科学的な側面を「まぶす」ような方向でいってみよう.それをきっかけに興味をもってくれれば,自分でいろいろと調べてくれるかもしれない.夏休みにはカプセルの一般公開も行われるようだし.

  いずれにせよ,まだ一工夫も二工夫も必要なようだ.話題がまだ熱いうちにできるだけのことをやっておかなければ.

SETI@home 現在の順位 世界…68,875位(/1,103,240人)国内…2,551位(/29,113人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,456位(/260,086人)国内…219位(/3,918人)

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2010年6月22日 (火)

R-7 スプートニク 2

  ペーパークラフトロケットシリーズ,今回は
1/100スケールペーパークラフトによる R-7 スプートニク 2 史上初めて動物を乗せて地球を周回した「スプートニク2号」を打ち上げたロケット.型紙は “Space-paper-modelsYahoo! Groups” から.(“Classic Paper Space Models” のR-7 スプートニクの型紙を Jean-christophe氏がスプートニク2号用に再構成したもの.ダウンロードには要Yahoo! ID.)
  ソ連による世界初の人工衛星スプートニク 1号の打ち上げから1ヶ月後の1957年11月3日,2台の光度計,遠隔計測器,ガイガーカウンターの他,犬を乗せるためのキャビンと生命維持装置,そして「ライカ」と呼ばれた犬を乗せた「スプートニク 2号」がR-7ロケットによって打ち上げられた.将来の有人宇宙飛行を見据え,打ち上げ時及び無重力空間における生物への影響を調べるためであった.
  しかし,当時,衛星軌道まで打ち上げた宇宙船を安全に地球に帰還させる方法はまだ開発されておらず,ライカの飛行は生還の望みのない,完全な「片道飛行」であった.長らくの間,ライカは数日にわたって生き延びたとされていたが,打ち上げから数時間の後には死亡していたという報告もある.いずれにせよ,世界初の宇宙船クルーとなったライカは宇宙空間で死亡,スプートニク2号の信号は11月10日に途絶し,打ち上げから162日後の1958年4月14日に大気圏に突入して消滅した.
  ライカがスプートニク2号のキャビンに入れられたのは打ち上げの3日前のことだった.それ以降はゼリー状の「犬用宇宙食」しか与えられていなかったが,ライカを含めた「宇宙犬」たちの訓練を主導したウラジミール・ヤツドフスキーは,策略をめぐらし,こっそりとライカに水を与えた.もう生きて帰ることのできないライカに,最後にせめて水を飲ませてやりたいという一心からのことだったという.
  打ち上げから40年後,モスクワにある航空宇宙医学研究所にライカの記念碑が建てられた.宇宙開発の歴史の中には,こうした動物たちの尊い犠牲もあったのである.

  スプートニク 1号との違いは,色の他はノーズコーンの形くらい(ここにライカの乗ったスプートニク2号が収められていたわけだ).その他はスプートニク 1号とまったく同じなのだが,宇宙開発を語る上では欠かせないだろうということで製作.製作にあたっては,2度目とあってあまり苦戦することはなかった.当然手間はおんなじだったけど(いやこれまでの経験を生かしていろいろと工夫したところもあるので,前回より手間はかかったか?).

  とりあえずR-7ロケットシリーズを並べて一枚.
1/100スケールペーパークラフトによる R-7ロケットシリーズ 2010年5月23日

完成写真の大きな画像はこちらからどうぞ.→R-7 Sputnik 2

そして,例によってこれまでに作ったロケットたちと並べて記念撮影.
1/100スケールペーパークラフトによるロケットたち 2010年5月23日 前列左から,A-4RTV-A-2 “Hiroc”バンパー Wacヴァイキング 7ヘルメス RV-A-10ヴァイキング 10ジュピター-Cヴァンガード TV-0ヴァンガード TV-1ヴァンガード TV-2ヴァンガード TV-3ジュノ
2列目左から,スタールト-1L-4S-5Μ-4S-2Μ-3C-1Μ-3H-1Μ-3S-1Μ-3SⅡ-1Μ-Ⅴマーキュリー リトル・ジョーアポロ リトル・ジョーブルー・ストリーク
3列目左から,プロトン-K (ズヴェズダ打ち上げ時)R-7 スプートニク,R-7 スプートニク 2,ソユーズ-U + TMA-1ツィクロン-3コスモス 3M (Interkosmos-11)H-ⅡA 202型アリアン マーキュリー・レッドストーンマーキュリー・アトラスジェミニ・タイタン
最後列左から,エネルギア-ブランスペースシャトル コロンビア (STS-1)スペースシャトル チャレンジャー(STS-6)スペースシャトル ディスカバリー (STS-128)サターン SA-6

  これで39基.40基到達まで後1基!

ロケットのペーパークラフトは是非↓こちらもご覧ください
PASA : Papercraft Aeronautics and Space Administration

SETI@home 現在の順位 世界…68,875位(/1,103,240人)国内…2,551位(/29,113人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,465位(/260,055人)国内…219位(/3,918人)

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2010年6月21日 (月)

中央支柱

  もう明日(22日)は次号の発売日だが・・・
  15日は『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第74号(三球儀編第23号)の発売日.
  今回の部品は
『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第74号(三球儀編第23号)の部品 中央支柱と軸.これらを(現段階での)本体に組み込んで
『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第74号(三球儀編第23号)までの進捗状況 本当は「軸」は今回は組み込まないで保管ということなのだが,別に問題はなさそうなので差し込んである.この軸の先に太陽がつくというわけだ.

  見た目はだいぶ立派になってきたけれど,「動き」はまだ全然面白くない.歯車同士が連動して動くようになる日が待ち遠しいぞ.

SETI@home 現在の順位 世界…68,852位(/1,102,969人)国内…2,549位(/29,104人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,475位(/260,005人)国内…219位(/3,917人)

この記事を読んで,「毎週毎週“待ち遠しい”ってのも結構大変だろうねぇ」と思った方,こちらをクリックして応援(?)の投票をお願いします.→にほんブログ村 科学ブログ 天文学・宇宙科学・天体観測へ

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2010年6月20日 (日)

やっぱり生の方が

  小惑星探査機「はやぶさ」は,地球大気圏に突入して燃え尽きる直前,地球の姿を撮影した.
  その時の地球の画像が,スミアなどを除去され,綺麗に修正された上で公開された.

  ・・・

  でも,私はやっぱり「生のまま」の画像の方が好きだ.最初に公開された画像には,スミアがいっぱい.地球は左上隅の方に写っていて,画像の送信中に通信が途絶(内之浦のアンテナで電波を受信できなくなった.大気圏への突入はその後)したため,画像の下1/5ほどが切れてしまっている.
  「はやぶさ」は日本時間13日19時51分.高度7万kmで回収カプセルを分離した.この時,カプセルを正確に分離するために,最適な角度で姿勢を安定させており,カメラは地球から見て後方を向いていた.カプセル分離後,機体を回転させ,地球を撮影する予定だったが,このことそのものはミッションとして何の意味ももたない.カプセル分離から大気圏突入までわずか3時間しかなかったが,まさかカプセル分離より地球の撮影を優先させるわけにはいかなかった.カプセル分離を確認するまでは「はやぶさ」は身動きできなかったのだ.
  地上局からカプセル分離の指令が送信された後,「はやぶさ」からは分離装置が作動したという信号が送られてきたはずだ.しかしそれはあくまで「分離装置が作動した」ということであって,「正常に分離した」といういことではない.分離が確認されたのは,「はやぶさ」の姿勢が乱れたということによってであった.宇宙空間で何かものを放出すれば,その反作用で姿勢が乱れるのだ.
  その「姿勢が乱れた」状態から,地球撮影のオペレーションが始まったのだ.カメラがいったいどこを向いているのかも分からないような状態で姿勢を立て直し,機体を反転させて地球に向け,数度撮影を試みたのち,ようやく地球の姿をとらえた.しかし,その画像を送信中に内之浦との交信ができなくなった.
  実は私も太陽観測衛星「ようこう」運用の現場を体験しているし,電波天文衛星「はるか」の運用の場に居合わせたことがある(こちらは参加したわけではない).だから,この「はやぶさ」最後のオペレーションが行われていた運用室(私がいたのは内之浦の方で,相模原の運用室は外から見たことしかないが)の雰囲気はそれなりに想像できる.「はやぶさ」が最後に送って来た「生の画像」はそんな運用室の状況をも雄弁に物語っているような気がするので,私はやっぱり修正されていない「生の画像」の方が好きだ.

  「天文教室」のネタにすべく,あちこちのサイトをうろうろしている.昨日はいろんな動画を見つけたが,やっぱり感動的だ.不覚にも何度も涙してしまった.こういうものをまとめてDVDでも出してくれないものだろうか.

SETI@home 現在の順位 世界…68,832位(/1,102,958人)国内…2,548位(/29,104人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,486位(/259,918人)国内…219位(/3,917人)

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2010年6月19日 (土)

はやぶさとイトカワ

  小惑星「イトカワ」からのサンプル・リターンを目指した日本の探査機「はやぶさ」.先日,7年に及ぶ苦難の度から見事帰還して大きな話題となった.
  となれば,これからしばらくの間の「天文教室」ではその話題に触れないわけには行かないだろう.きっちりとネタを仕込んでおかなくてはなるまい.

  こういうのが得意なのは何と言ってもCelestiaだ.Add-on として,各種の探査機や人工衛星のデータが多数用意されている.
  ・・・探してみたけれど,残念ながら「はやぶさ」のデータはなかった・・・
  他にないかと探してみたところ,Mitaka Plus で追加データとして公開されていた.さっそくダウンロードしてインストール・・・ちゃんと表示させることができた.4基のイオン・エンジン,サンプルホーンなどきっちりと再現されている.当然,ぐるぐる回して見ることもできる.・・・でも,「イトカワ」の方は位置が表示されるだけだった.
  もういちどCelestiaの方を探してみる.「イトカワ」のデータは・・・ちゃんとありましたよ.その結果が↓
Celestiaで表示させた「イトカワ」 うーん,素晴らしい.しかもこのデータ,ちゃんと「はやぶさ」の観測データに基づいている.公開されている「はやぶさ」が撮影した画像と比べてみるといかにちゃんと再現されているかがよくわかる.しかも,当然ぐりぐり回すことができるし,「イトカワ」自身の自転で影の様子もちゃんと変化するのだ.凄い!

  とまぁこれで最低限のネタを仕込めたわけだが,問題は「はやぶさ」と「イトカワ」で使うソフトが違うということ.誰かCelestia用の「はやぶさ」のデータを作ってくれませんかねぇ・・・

SETI@home 現在の順位 世界…68,821位(/1,102,949人)国内…2,548位(/29,104人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,524位(/259,866人)国内…220位(/3,917人)

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2010年6月18日 (金)

ローテクの時代

  先日,某所から
「プラネタリウムの投影をお願いできないか」
という話があった.聞けば,イベントの会場でプラネタリウムを計画していて,「最新の機械で」見せたいのだそうな.声をかけてもらえたのはすごく嬉しいんだけど,
「いや,私のプラネタリウムは全然最新じゃないですよ.むしろクラシックいやレトロです.ご想像されているものとはかけ離れていると思います」
なんたって,全部手作業で穴を開けて作った一球ピンホール式なんだから.

  プラネタリウムでも今や全天周映像あり,デジタルコンテンツあり,立体映像あり.
  でもね,家庭用の3Dテレビなんぞが実用化てしまった今,みんな「ハイテク映像」だとかCGだとかは結構見慣れちゃってると思うんですよ.

  今やローテクの時代だ!

  デジタルプラネタリウムとか立体映像とかはその気になればいくらでも見る機会はあるでしょう?でもピンホール式プラネタリウムで投影された星空を見る機会なんて滅多にないんですよ.

  「これからの宇宙開発」なんていうCGの番組を見る機会はあっても,過去に打ち上げられたロケットの模型なんて見る機会は滅多にないでしょ?

  ・・・ということで,今日もペーパークラフトロケットの製作に精をだしているのであった(ちょっと飛躍しすぎか?でもまぁいいや.これはこれで,最近新たに意義を見いだしたから).

SETI@home 現在の順位 世界…68,782位(/1,102,688人)国内…2,547位(/29,099人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,518位(/259,842人)国内…220位(/3,916人)

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2010年6月17日 (木)

エネルギア - ブラン

  ペーパークラフトロケットシリーズ,今回は
1/100スケールペーパークラフトによる エネルギア-ブラン これまでで最大の大物にして渾身の力作,ソ連版宇宙往還機「ブラン」とその打ち上げに使われた大型ロケット「エネルギア」.型紙は “Space flight paper modelling” から.
  オービターである「ブラン」の外見がスペースシャトルに酷似していることから,しばしば「スペースシャトルのコピーだ」と批判されたこともあった.しかし,ソ連は以前から有翼宇宙往還機の構想を持っており,1960年代に製作された模型に既にその原型が見られること,スペースシャトル,ブランともにナチス・ドイツが極秘に進めていた「ゼンガー計画」がそのルーツであることなどから,「別な環境で育った双子」とも言えるかもしれない.
  スペースシャトルとの大きな違いは,ブランはあくまでエネルギア・ロケットによって打ち上げられる荷物であるという点である.スペースシャトルの場合,打ち上げ時の推力のうち7割が固体燃料ブースター,残り3割がオービターのメイン・エンジンであり,打ち上げシステム全体がスペースシャトル打ち上げのためのものである.それに対し,ブランの場合は打ち上げ時の推力は全てがエネルギア・ロケットによるものであり,ブラン本体には打ち上げ時に用いるエンジンは装備されていない.機体後尾に見えるエンジンはあくまで軌道離脱用の逆噴射ロケットである.したがって,エネルギア・ロケットは必ずしもブランと共に用いる必要はなく,実際に1987年5月15日に行われた最初の打ち上げではエンジン付き軍事衛星「ポリウス」を打ち上げている(この打ち上げは「ポリウス」のエンジンの不調のため,軌道投入には失敗している).
  ブランの初飛行は1988年11月15日,2回目の打ち上げとなるエネルギア・ロケットに搭載され,バイコヌール宇宙基地から打ち上げられた.この時は無人飛行であったが,ブランは無事に地球周回軌道に投入され,地球を2回周回した後,バイコヌール宇宙基地に無事着陸した.
  予定では1992年に有人飛行を行うはずだったが,1991年にソ連が崩壊,計画は消滅してしまった.初飛行を成功させたブランはその後もバイコヌール宇宙基地に保存されていたが,2002年5月,暴風雨に襲われた際に破壊されてしまった.現在,ブランの2号機がバイコヌール宇宙基地に保存されている他,試験機のうち1機がモスクワのゴーリキー公園に展示されている.また,打ち上げに使われたエネルギア・ロケットの補助ブースターは,2段目,3段目を加え,ゼニット・ロケットとして現在でも現役で活躍している.

  いやはや製作は大変だった.パーツは合計で48枚!完成まで4週間を費やした.
  まずは,ブランの翼のカーブをきっちり再現するために,骨組みの作業.
1/100スケールペーパークラフトによる ブラン(骨組み) これの外側にいろいろなパーツがかぶさっていって,↓こうなるわけだ.
1/100スケールペーパークラフトによる ブラン ここまでで1週間.想定したより早く完成でき,「これなら(全体が)2週間でできるかも!?」と思ったのだが,大甘だった.エネルギアの製作には3週間かかってしまった.
  とりあえずエネルギアが完成したところで,プロトン-Kと並べて一枚.
1/100スケールペーパークラフトによる プロトン-K と エネルギア エネルギアのボリューム感は圧倒的だ.
  “Space flight paper modelling” でダウンロードできる型紙は Leo Cherkashyn 氏の作.氏の型紙は非常に精度が高く,見た目よりずっと作り易い.コイツの大変さも,サターン I SA-6とは違って,ほとんどは労力の問題だった.まぁ,さしもの Leo 氏もこれほど複雑な形のものは難しかったらしく,時々「?」なパーツもあったにはあったけど.

  ここまで来て,「これでもう一息!」と思ったのだが,この後には最後の難関が待ち受けていた.
  エネルギアとブランを繋ぐアタッチメント.どう考えても型紙の通りでは強度が足りない.いろいろと考えあぐねた末,例によって中心にピアノ線を仕込むことにした.
  まずは上側.
1/100スケールペーパークラフトによる エネルギア-ブラン のアタッチメント(上部) この小さいパーツ(アームの端から端までで3cmくらい)にピアノ線を仕込むのも結構大変だった.
  そして下部.
1/100スケールペーパークラフトによる エネルギア-ブラン のアタッチメント(下部) 今度は,アーム同士,アームと本体の接続部分も強化しておいた.これでブランとエネルギアを接続して完成.
  前側から一枚.
1/100スケールペーパークラフトによる エネルギア-ブラン(前面) そして,大小20個のノズル(ブランの「逆噴射ロケット」も入れれば22個)が並ぶ迫力のホット・エンド.
1/100スケールペーパークラフトによる エネルギア-ブラン(ホット・エンド) 完成まで4週間もかかっただけに,完成した時は嬉しかったなぁ・・・
  スペースシャトル(STS-6 チャレンジャー)と並べて一枚.
1/100スケールペーパークラフトによる スペースシャトル(STS-6 チャレンジャー) と エネルギア-ブラン こうして眺めていると結構面白い.

完成写真の大きな画像はこちらからどうぞ.→Energia-Buran

  そして,いつものようにこれまでに作ったロケットたちと並べて記念撮影.
1/100スケールペーパークラフトによるロケットたち 2010年5月15日 前列左から,A-4RTV-A-2 “Hiroc”バンパー Wacヴァイキング 7ヘルメス RV-A-10ヴァイキング 10ジュピター-Cヴァンガード TV-0ヴァンガード TV-1ヴァンガード TV-2ジュノ ヴァンガード TV-3
2列目左から,スタールト-1L-4S-5Μ-4S-2Μ-3C-1Μ-3H-1Μ-3S-1Μ-3SⅡ-1Μ-Ⅴマーキュリー リトル・ジョーアポロ リトル・ジョーブルー・ストリーク
3列目左から,プロトン-K (ズヴェズダ打ち上げ時)R-7 スプートニクソユーズ-U + TMA-1ツィクロン-3コスモス 3M (Interkosmos-11)H-ⅡA 202型アリアン マーキュリー・レッドストーンマーキュリー・アトラスジェミニ・タイタンサターン SA-6
最後列左から,エネルギア-ブラン,スペースシャトル コロンビア (STS-1)スペースシャトル チャレンジャー(STS-6)スペースシャトル ディスカバリー (STS-128)

  実は製作を始めるにあたっては,なかなか意欲がわかなかったのだが,完成してみると大満足.丁寧に作れば意外と(アタッチメントパーツを除いて)難しくないので,根気に自信があるなら挑戦してみてはいかが?

  しかしねぇ,これほどの「宇宙往還機」がたった一度しか宇宙を飛べなかったとは・・・悲運だ・・・

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2010年6月16日 (水)

凧?

  日本の小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」がソーラー電力セイルを展開,本体から分離した小型カメラDCAM2が「IKAROS」をとらえた画像が公開された.

  ・・・

  日本ではよく「宇宙ヨット」と表現されることが多いが,中国では「宇宙凧」と表現されることが多いらしい.確かにこりゃ凧だねぇ.
  凧でもイカロスとはこれ如何に(そういえば最近の天文ガ◯ドに「タコでもイカロス」という記事があったっけ)!
  何かの生物のようでもある.もしかして近くを宇宙人が通りかかったら「なんじゃこりゃ」とびっくりすることだろう.

  ところで・・・

  15日の参議院本会議で,首相は「はやぶさ2」の開発を推進する考えを示した.
  もちろん,それは喜ばしいことだとは思うのだが,「それでいいのか?」という気がする.

  宇宙開発の歴史をひも解くと,それは失敗の歴史でもある.「努力は酬われるとは限らない」という残酷な世界ですらある.輝かしい成功の影に,多くの失敗がある.長い間,心血を注いで開発・準備を進めたのに,ほんのわずか一瞬,それも「そんなことがあるのか!」と叫びたくなるような,ほんの小さな小さな,とても起こりそうのない不運のために,全ての努力がフイになってしまうことがある.その失敗に負けることなく開発が続けられたものが成功を収めているのである.「はやぶさ」の旅だって,細かく見れば失敗の連続だったと言っていい.イオンエンジンの故障,タッチダウン時の不具合,姿勢制御用化学ロケットの故障等々.でもその細かい失敗に負けず,諦めることなく運用を続けた結果が,歴史的な偉業に結びついたわけだ.それを成し遂げたのは間違いなく地上スタッフの努力の賜物だが,成功と失敗は紙一重だ.7年間の旅の途中,どこかで賽の目がもう少し悪い方に出ていたら,ミッション全体が失敗に終わっていたのかもしれない.その時,どういう評価をされたか.
「130億円の無駄遣い」
と言われなかったか.
  見事な成果を挙げたら皆で喜び,さらに予算がつく.失敗したら,けなされた上で予算を削られる.「勝てば官軍負ければ賊軍」をやっていたのでは,失敗が本当に無駄なことになってしまう.「成果を挙げたから後継機の予算をつける」のではなく,「この成果を機に日本の宇宙開発全体を見直す」という姿勢が必要なのではないか(もっとも,「はやぶさ2」に関してはもうその余裕はないのかもしれないが).
  ◯◯党が悪いとか◯◯大臣が悪いとか言うのは簡単だ.でもそれをやっても何の解決にもならないと思う.国から地方公共団体まで,「実益を生まないものは後回し」というのが(残念ながら)実状だ.それを変えられるのは,他でもない我々一般市民だ.そしてその市民に,宇宙の面白さ,宇宙開発の魅力を伝えるのは・・・なんだ,私の仕事じゃないか.

  こりゃあ気を入れなおさなきゃいけないな.

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2010年6月15日 (火)

「はやぶさ2」へ

  何事でも同じだ,と思う.
  新しい手法や技術を手に入れた時,それはトンネルを抜け出た時に似ている.それまでは想像するしかなかった世界が,目の前に現実のものとして広がっているのだ.そして,その世界へ踏み込む道もたくさんある.
  天体写真の撮影を初めてから10年,何度となく経験してきた.新しい手法を試し,それに成功した時,
「これからはあれもできる,これもできる」
その先に見える可能性がとても嬉しいものだ.
  そして,その新しい手法を使って,それまでには無理だと思っていたことに挑戦し,見事成功する.やっぱり嬉しいが,初めて成功した時ほどではない.でも,明らかに質は上である.

  「はやぶさ」は無事に帰還,日本中が感動した.イオンエンジン,自律航法システム等々,新たな技術の有効性を立証したのだ.そして,それがいかに難しいことであったとしても,「月以外の天体に行って戻ってくる」ことが可能であることをも実証した.
  これで新しい手法が手に入ったわけだ.
  「はやぶさ」の偉業は素晴らしい.しかし,ここで終わりにしてしまい,せっかく手に入れた手法を使わないのでは,偉業の価値が半減してしまう.
  「はやぶさ2」は実現するのだろうか.現時点では予算がほとんどない.「はやぶさ」の成功を受け,予算が見直されるかもしれないらしいが,「2番煎じで良いのか?」という意見もあるらしい.
  冒頭に書いた天体写真の例と同じだ.2番目になると,最初よりずっとインパクトが下がる.もし,「はやぶさ2」が実現,別な小惑星(いやもういちど「イトカワ」だって良いと私は思っているのだが)なり,小惑星でなく惑星なりへのサンプルリターンを,今度はトラブルなく完璧に達成したとしても,インパクトは今回よりもずっと小さいだろう.しかし,それをやらなければ,新しい手法を手に入れた意味が全くなくなってしまう.

  「はやぶさ」は“技術実証試験機”.数年ののち,今度は“探査機”「はやぶさ2」が,その「探査の成果」で(おそらくそれは今回よりもずっと地味だろうが)我々を興奮させてくれることを期待したい.

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2010年6月14日 (月)

事実は小説より奇なり

  まったく,事実は小説より奇なりとはよく言ったものだ.
  昨年行われた,ワールド・ベースボール・クラシックの決勝戦の延長戦,それまでに不振を極めたイチローが決勝打を放った.これについて,「漫画家でもためらうような結末」と評した人がいた.

  昨日,小惑星「イトカワ」への,苦難に満ちた60億kmの旅を終え,無事地球への帰還を果たした「はやぶさ」.この物語もまた,「SF作家でもためらうような(できすぎた)物語」だったと思う.
  知っている方は知っている話ではあるし,おそらく近いうちにテレビ番組などで紹介される話だろうが,昨日からのニュースではあまり語られていなかったこの物語に触れておこうと思う.

  日本のロケット開発は,1955年に行われた「ペンシル・ロケット」の水平発射実験に始まった.この実験を主導していたのが,日本のロケット開発の父・糸川英夫博士であった.言うまでもなく,小惑星「イトカワ」の名前は糸川博士にちなんだ名前である.
  「ペンシル・ロケット」を出発点として,国産固体燃料ロケットの開発が進められ,L(ラムダ)-4Sロケット5号機により,日本初の人工衛星「おおすみ」の打ち上げに成功,日本も衛星打ち上げ国の仲間入りを果たしたのである.さらにロケットの開発は進められ,Μ-4S,M-3シリーズを経て,M-Vロケットが完成する.「はやぶさ」を打ち上げたロケットはこのM-Vである.つまり,「はやぶさ」は糸川博士が開発したロケットの直系の子孫によって打ち上げられ,「イトカワ」を目指したのである.

  もうひとつ.

  糸川英夫博士は,東京帝国大学工学部航空学科を卒業後,中島飛行機に入社した.そこで,日本陸軍の一式戦闘機「隼」の設計に関わっていたのだった.公式には,「はやぶさ」と名づけられたのは「目標を見付け,すばやく降下してすぐに上昇する姿が,獲物を獲る時の「はやぶさ」に似ているから」とされているが,糸川博士と「イトカワ」「隼」というつながりがあったことは言うまでもない.

  数々の苦難を乗り越えた「はやぶさ」の姿は,擬人化されて人気となったが,それを成し遂げたのは間違いなく地上スタッフの努力の賜物である.何度も絶望視されたミッションを見事やってのけたその姿勢は,様々な障害を乗り越え,乗り気でない人々を説き伏せて日本のロケット開発を軌道に乗せた糸川博士の遺志が,日本の宇宙開発の分野に脈々と受け継がれていることの証明だと思う.

  その地上スタッフは,大気圏突入を目前にした「はやぶさ」に最後の離れ業をやってのけさせた.地球に接近した時,「はやぶさ」は,正確に突入カプセルを放出する姿勢を保つために,カメラを搭載している方を地球から見て後ろ側に向けていた.突入カプセル切り離しの後,残った全ての機能を使い,「はやぶさ」の姿勢を180度回転させてカメラを地球に向け,最後に地球の姿を撮影した.このことは,探査機としては全く意味のないことである.それでもこのオペレーションが実施されたのは,「大気圏に突入して燃え尽きる前に,せめて自分自身の「目」で故郷地球の姿を一目見せてやりたい」という想いからだったという.そして,「はやぶさ」はその想いにも見事に応え,高度数千kmから撮影した地球の画像を地上に送ってきた.ニュースなどで公開されている一部の画像ではトリミングされていて残念だが,オリジナルのものは,画像の送信中に通信が途絶,下5分の1ほどが切れてしまっているのがなんともなまなましい.

  「はやぶさくん」は
「地球か・・・何もかもみな懐かしい・・・」
とつぶやいただろうか.

  宇宙開発は,直接的には生活に役に立たない.「はやぶさ」がいくら歴史的な偉業をなしとげたからと言って生活が豊かになるわけじゃない.だから,どうしても真っ先に予算を削られがちなのだが,こうした業績が人々にどれだけ夢と勇気を与え,どれだけ活力を生み出すかということを多くの人が知ったと思う.ニュース記事の中には,子供からと思われる「どうして勉強しなきゃならないかわかった」というコメントもあった.子供たちの「理科離れ」を解消するにも絶大な効果があると思う.

  これで日本の宇宙開発技術は世界のトップレベルということになった.惑星間航行技術に限っては世界の頂点に立ったとも言えるだろう.これから先も宇宙開発に力を入れていってほしいと願っているが,同時に,私も啓発活動をしっかりやらなければなるまい.気を引き締めなければ.

追記:ヘリコプターから撮影した,「発見されたカプセルとパラシュートの画像」が公開された.カプセル本体の周囲に衝突の跡などはなく,静かにそっと着陸したように見える.その姿はまるで,疲れた体をそっと横たえて眠っているようだ.

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2010年6月13日 (日)

快晴ながら

  昨日(12日)は城里町ふれあいの里天文台で観望会.
  空の状態は・・・相変わらず透明度が低いんだよなぁ.3等星がようやく見えるくらい.でも,シンチレーションは落ち着いていて,望遠鏡で見た土星の姿は結構シャープ.細く見える環が本体に落とす影もくっきり見えていた.
「え!?これ本物?」
「うわぁ,絵に書いたみたい!」
来館した皆さんにも結構喜んでいただけたようだ.
「土星の見え具合は上空の大気の状態にかなり左右されるので,こんなに良く見えることってそうそうあるわけじゃないんですよ」
  昨晩の来館者は60人ほど.なかなか盛り上がった観望会となった.

  観望会終了の頃も快晴.しかし空の透明度は相変わらず.
  せっかくの快晴なのだが,透明度が低さで戦意喪失.天文台の望遠鏡での撮影は断念した.それでも,久々の快晴なのに何もしないのはもったいないので,天文台の屋上にポタ赤を持ち出して何か撮ることにした.
  まず,とりあえずは全天の写真.
2010年6月13日 城里町ふれあいの里天文台屋上にて ・・・う゛ぅ・・・だぁめだこりゃ・・・
  これでさらに戦意喪失.機材を片付けて帰宅.あぁ,「撮影日和」はいつになったらやってくるのか・・・

今年の観望会 予定…40 実施…26 中止…11 延期…2 屋内(外)で天文教室…1 勝率….650(26勝14敗)
連敗にならず.貯金が1つ増えて12.

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2010年6月12日 (土)

「はやぶさ」明日帰還

  日本の小惑星探査機「はやぶさ」が明日,いよいよ7年の旅から帰還する.
  帰還について詳しい情報についてはいまさら私がここに書くまでもあるまい.「はやぶさ」をキーワードにすれば,詳しい情報が記載されたページをいくらでも見つけられるだろう.

  「はやぶさ」は数々の苦難を乗り越えて旅をしてきた.その姿が多くの人の心を捉え,人気を集めた.明日の帰還の際には各地でイベントが催されるようだし,ネット中継をするサイトなども多い.
  小惑星探査機というのは,宇宙開発の分野でもかなり地味な分野だと思う.それがこれほど注目されるというのは極めて異例であると思う.「はやぶさ」のニュースに興味をもたれた方の中にも,そもそも「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」に着陸した時のニュースは見ていなかった方も多いのではなかろうか.
  せっかく「はやぶさ」に興味をもたれたのならば,是非「はやぶさ」がもたらすものにも興味を持っていただきたいと思う.突入カプセルにははたして「イトカワの砂」が入っているのだろうか?入っていたとすればその分析からどのような真実が浮かび上がってくるのだろうか?私自身も実は今まで知らなかったことだが,突入カプセルは,史上2番目という高速で大気圏に突入することになるらしい.その際に大気との摩擦で数万度という高温になる.その高温からカプセルとその中身をいかに守るかということに様々な工夫がなされているのだが,突入する姿そのものを観測することは,将来の火星探査船などの設計のために貴重なデータとなる.

  「はやぶさ」の旅は明日で終わる.しかし,「はやぶさ」が自らの最期とひきかえに我々にもたらしてくれるものがどのような意味をもつものなのか,それがわかってくるのは,これからまだ先のことなのだ.

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2010年6月11日 (金)

宇宙が熱い

  今,宇宙が熱い(いや物理的な話ではなくて).
  今年4月に打ち上げられたスペースシャトル「ディスカバリー」に山崎直子宇宙飛行士が搭乗,15日間のミッションをこなして無事に帰還.昨年12月にソユーズで宇宙へと旅立ち,宇宙ステーションでおよそ半年を過ごした野口聡一宇宙飛行士も先日無事に帰還したばかり.
  2003年5月に打ち上げられ,小惑星「イトカワ」へのタッチダウンに成功,数々のトラブルに見舞われ,満身創痍になりながらも航行を続けてきた小惑星探査機「はやぶさ」も,遂に最後の軌道修正を完了,13日にはいよいよ地球に帰還することが確実になっている.数々のトラブルを乗り越えた「はやぶさ」の姿は多くの人の心を捉え,今大人気になっている.探査機がこれほどの人気を集めたのは過去に例がないのではないだろうか?
  今年5月21日にH-IIAロケット17号機で打ち上げられた金星探査機「あかつき」も金星へ向かって順調に飛行中.
  そして,同時に打ち上げられた宇宙ヨット「イカロス」も,「帆」を広げることに成功したというニュースがあった.
  人工衛星ではなくて,地球の重力圏を離れて飛行する探査機を打ち上げるというのは,想像以上に大変なものなのだ.目的の経路を飛行するためには,軌道修正を繰り返す必要がある.空気のない宇宙空間でそれを行うには当然推進剤が必要になるのだが,探査機に推進剤を積み込むとなると,当然重量が増える.そうなれば打ち上げの際には,その重量を打ち上げるための推進剤も必要になるわけで,ロケットの重量がさらに増え,ロケットの重量が増えればさらに推進剤が必要になり・・・と,ロケットに積み込む「荷物」は可能な限り軽くしなければならないのだ.
  そういう理由から,少ない推進剤で長い時間をかけて加速しようと工夫されたのが「はやぶさ」に搭載されているイオン・エンジンであり,推進剤を使わずに軌道制御をしようというのが宇宙ヨット「イカロス」なのだ.

  イオン・エンジンについては,トラブル続きだったこともあり,これから先に解決しなければならない問題はたくさんあるものの,「はやぶさ」が無事地球に帰還することで,その有効性は実証される.これで「イカロス」の種々の実験が成功すれば,探査機に積み込む推進剤の量を大幅に少なくすることができるようになり,これから先の宇宙開発における可能性が大きく広がることになる.

  非常に残念なニュースもあった.10日に打ち上げられた韓国の衛星打ち上げロケット「羅老(ナロ)/KSLV-I」(実はこのロケットのペーパークラフトの型紙は既に入手済みだったりする)は発射2分17秒後に爆発,打ち上げは失敗に終わってしまった.このロケット,第一段はロシアのアンガラロケットの第一段を基本にしていて,第二段は韓国で開発されたものだ.アンガラロケット自体もロシアで開発中のロケットであり,この打ち上げ失敗は韓国だけでなく,ロシアにとっても痛いことだったろう.

  いずれにせよ,次々と新しいニュースがあり,宇宙が熱い.今月26日には月食もある.木星の縞模様の1本が見えなくなっているらしい(私はまだ見ていない)し,その木星に先日は小天体が衝突したらしい.マックノート彗星も明け方の空で明るくなりつつある.

  これで天候が安定していれば最高にエキサイティングなんだろうけど,こちらの方はどうにもこうにも・・・

SETI@home 現在の順位 世界…68,774位(/1,101,263人)国内…2,544位(/29,059人)
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2010年6月10日 (木)

天体望遠鏡

  よく「天体望遠鏡を買いたいんだけど,どんなものを買えばよいのか」という質問を受ける.

  これがなかなか難しい問題だ.
  「天体望遠鏡を持つ」ということは,それそのものが一つの憧れにもなりうることではあるが,天体望遠鏡を買うということは結構危険な行為なのかもしれない.

  天体望遠鏡を購入した人がその後たどる道は大きく2つに分かれると思う.

  まず一番多いのは

  月を見て 土星を見たら インテリア

  そう,とりあえず月と土星を見てたいそう感動するのだが,結局は使いこなせず,インテリアと化してしまうのだ.最初から奮発して数万円とか数十万円もするものを買ってしまうとこれはエラいことになる.

  もう一つの道.この道をたどれる人はかなり少数になると思うのだが,購入した天体望遠鏡を「道具」として使いこなせるようになる場合である.これはこれでたいそう幸せなことではあるが,道具の良し悪しが満足度に直結してしまいがちなのがこの世界だ.天体写真なんぞに手を出してしまうと泥沼にハマることになる.Web や雑誌で見るような美しい天体写真を撮ろうと思ったら,際限なく「良い道具」が欲しくなり,物欲地獄に陥る.そう,私のように.

  26日は部分月食.そろそろ「初心者向け」という望遠鏡が飛ぶように売れる時期だ.もしこの機会に天体望遠鏡を買おうと思っている方がここをお読みならば,慎重に考えよう.月食なら,双眼鏡や地上用の望遠鏡で充分楽しめる.肉眼だって結構楽しめるのだ.もしどうしても天体望遠鏡を買いたいというのであれば,「もう一つの道」をたどる覚悟をしよう.

  この機会に「インテリア」や「押入れの肥やし」になる運命の望遠鏡がたくさんあるんではないかというのがとても心配・・・

SETI@home 現在の順位 世界…68,767位(/1,101,036人)国内…2,541位(/29,054人)
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2010年6月 9日 (水)

またほとんど変わらず

  昨日(8日)は『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第73号(三球儀編第22号)の発売日.
  今回の部品は
『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第73号(三球儀編第22号)の部品 支柱受け,プラスチック脚×2,止めネジ.
  これらを(現時点での)本体に組み込・・・これで「組み込む」と言うのか?・・・まぁいいや.組み込んで,
『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第73号(三球儀編第22号)までの進捗状況 プラスチック脚を取り替え,本体を支柱受けの上に乗っけただけ.
  今回のシリーズ,「作業なし」とか「乗っけるだけ」とかいう回が多い.いくつも取り付けた歯車もなかなか連動して動くようにならないので,前シリーズのような途中の楽しみがあんまりない.

  あーあ,早く機械らしくなってくれないかねぇ.

SETI@home 現在の順位 世界…69,054位(/1,100,605人)国内…2,546位(/29,050人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,598位(/259,305人)国内…223位(/3,910人)

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2010年6月 8日 (火)

ジュノ I

  ペーパークラフトロケットシリーズ,今回は
1/100スケールペーパークラフトによる ジュノ Ⅰ アメリカ初の人工衛星「エクスプローラー1号」を打ち上げたロケット.型紙は “vadasz paperrockets” (http://vad1939.freeweb.hu/)から(このサイトはクラッキングによる改竄のため,悪意のあるコードが埋め込まれているのでリンクなし.ダウンロードの際は充分な注意が必要).
  1955年,アメリカは1957年,1958年の「国際地球観測年」に合わせ,人工衛星を打ち上げると発表した.この時,陸海空軍それぞれから衛星打ち上げ用ロケットの提案がなされたが,海軍案が採用され,世界初の人工衛星打ち上げを目指して「ヴァンガード・ロケット」の開発が始まった.
  ところが,未だ試験段階であった TV-2 の打ち上げ準備中に,ソ連がスプートニク1号の打ち上げに成功,これが「スプートニク・ショック」と呼ばれる強烈な衝撃となった.
  これを受けて,急遽これもまだ試験段階であった TV-3 に人工衛星を搭載して打ち上げを試みるが,これはアメリカの宇宙開発始まって以来の大失敗に終わってしまった.
  ここに至り,陸軍弾道ミサイル局によって独自に開発され,この時点までに3回の打ち上げに成功していたジュピター-C 観測ロケットを改良し,これに人工衛星を搭載して打ち上げられることとなった.
  ジュピター-Cに衛星打ち上げ能力を付加したジュノ ロケットはわずか84日で組み立てられ,人工衛星「エクスプローラー1号」を搭載して1958年2月1日に打ち上げられた.
  打ち上げは見事成功,搭載されていた「エクスプローラー1号」は無事に地球を周回する長楕円軌道に投入された.この「エクスプローラー1号」は全長約60cm,重量約14kgという小さなものであったが,この衛星が観測した宇宙線のデータは,後に打ち上げられた「エクスプローラー3号」の観測データと合わせて,ヴァン・アレン帯の発見につながった.
  これでようやくアメリカも人工衛星の打ち上げには成功したものの,この時までにソ連は重量508.3kgの「スプートニク2号」に「ライカ」という犬を乗せて打ち上げに成功,打ち上げロケットの性能差はいまだ歴然としていた.

  模型としては,ジュピター-C との違いは上部の構造とテクスチャだけ.型紙もほとんど同じだ.
  ・・・ということは,1/48の型紙を48%に縮小して印刷,ジュピター-C を作った時と同じように恐ろしく細かい作業をしなくてはならないわけで,
1/100スケールペーパークラフトによる ジュピター-C と ジュノ Ⅰ のエンジン付近 ↑こんなことをやる羽目に.ただ,2回目ともなれば少なくとも心の準備はできているもので,ジュピター-C を作った時よりは苦労しなかった.下部さえできてしまえばあとは難しくないので,やや大変だったところと言えば先端に取り付けられている「エクスプローラー1号」くらいのもの.これは直径約2mmの筒を作らなければならないが,いい加減細い筒を作るくらいの作業にはすっかり慣れてしまっているのでそれほど苦戦せずに済んだ.

完成写真の大きな画像はこちらからどうぞ.→Juno Ⅰ

  いつものように,これまでに作ったロケットたちと並べて記念撮影.
1/100スケールペーパークラフトによるロケットたち 2010年4月18日 前列左から,A-4RTV-A-2 “Hiroc”バンパー Wacヴァイキング 7ヘルメス RV-A-10ヴァイキング 10ジュピター-Cヴァンガード TV-0ヴァンガード TV-1ヴァンガード TV-2ヴァンガード TV-3,ジュノ
2列目左から,ソユーズ-U + TMA-1コスモス 3M (Interkosmos-11)スタールト-1L-4S-5Μ-4S-2Μ-3C-1Μ-3H-1Μ-3S-1Μ-3SⅡ-1Μ-Ⅴアリアン ブルー・ストリーク
3列目左から,R-7 スプートニクツィクロン-3マーキュリー リトル・ジョーマーキュリー・レッドストーンマーキュリー・アトラスジェミニ・タイタンアポロ リトル・ジョー
最後列左から,H-ⅡA 202型プロトン-K (ズヴェズダ打ち上げ時)スペースシャトル コロンビア (STS-1)スペースシャトル チャレンジャー(STS-6)スペースシャトル ディスカバリー (STS-128)サターン I SA-6

  「またあの作業をしなきゃならんのか,こりゃ大変だぞ」と覚悟して製作にとりかかったが意外にあっけなく突破.ついでに汎用性の高い新しい手法も習得できた.そして次回は,これまでで最大の大物が登場!

ロケットのペーパークラフトは是非↓こちらもご覧ください
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SETI@home 現在の順位 世界…69,054位(/1,100,604人)国内…2,546位(/29,050人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,596位(/259,232人)国内…223位(/3,909人)

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2010年6月 7日 (月)

「はやぶさ」帰還確実

  昨日(6日)夕方は曇り.天気予報では夜の間は「晴れ」になっていたので,「もしかして・・・」と期待していたのだが,
2010年6月6日 自宅にて この透明度ではねぇ・・・北極星も見えないじゃないか.

  それはさておき.

  宇宙航空研究開発機構(JAXA)は5日,小惑星探査機「はやぶさ」が最後の軌道修正に成功,地球に帰還できることが確実になったと発表した.
  「はやぶさ」は,打ち上げから7年,数々のトラブルに見舞われ,満身創痍となりながらも宇宙を飛びつづけた.やはりトラブルに見舞われ,「無事」とは言えないもののとりあえず小惑星「イトカワ」には着陸,帰路にもまたトラブルに見舞われ,一時は帰還が絶望視されたこともあった.
  数々の危機を乗り越え,一途に飛びつづけた事実は,多くの人の心を捉え,スタッフの生み出したキャラクターともあいまって,現在人気急上昇中だとか.
  今この記事をお読みの方の中にも,「はやぶさ」をキーワードでたどり着いたという方もおられるのではないかと思うので,意外に見落とされているのではないかと思われることをいくつか.
  不死鳥のごとく飛びつづける「はやぶさ」だが,それを支えているのは間違いなく地上のスタッフである.一時,「はやぶさ」とは低利得アンテナを用いたビーコンモードでしか交信できなくなっていた.この場合の通信速度は何と8bbs(kやMがついていないことに注意!).中利得アンテナが使える状態でも32bpsでしかない.こういう状況で,探査機の状態を把握し,適切な対処をしなければならないのだから猛烈に大変だ.真っ暗闇の中,蛍の光をたよりに針に糸を通すより難しいのではないか.
  もう一つ.「帰還が確実になった」とは言っても,地上に帰還するのは「イトカワ」表面の砂が入っているかもしれない採集カプセルのみで,「はやぶさ」そのものは大気圏に突入後燃え尽きてしまう.つまり,「帰還が確実になった」ということはつまり,「はやぶさ」そのものの最期が確実になったということでもあるのだ.

  「はやぶさ君」と擬人化され,人気者になった「はやぶさ」.ここでも擬人化してみようと思う.
  地球への帰還軌道に入った後も,トラブルはあった.プロジェクトマネージャーの川口氏も,「自らの運命を知っていて,いやいやをしているのではないか」と思ったそうだ.しかし,最終局面に至って目立ったトラブルは起こらなかった.自らの最期と引き換えに地球に大切な荷物を届けることに,いささかの躊躇も見せなかったということか.そして,残った力を振り絞り,最後の軌道修正を成功させた.

  せっかく「はやぶさ」に興味を持たれたのならば,「はやぶさ」によってもたらされるであろう「成果」にも興味を持ってほしいと思う.それは,「はやぶさ」が命がけで届けてくれた大切な大切な「お土産」なのだから.

SETI@home 現在の順位 世界…69,032位(/1,100,373人)国内…2,545位(/29,046人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,618位(/259,156人)国内…224位(/3,906人)

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2010年6月 6日 (日)

木星にまた!

  昨年夏,オーストラリアのアマチュア天文家,アンソニー・ウェズレー(Anthony Wesley)さんが,木星に衝突痕が現れているのを発見した.そのウェズレーさん,6月4日早朝,今度は木星に小天体が衝突する瞬間を捉えた(ウェズレーさんの発見のページはこちら).
  同じ現象はフィリピンのクリストファー・ゴー(Christopher Go)さんも捉えていた(ゴーさんの発見のページはこちら).
  この衝突によって,衝突痕が現れることが予想されるが,現時点(日本時間6日)まで,観測されたというニュースはまだないようだ.

  地球と月以外の天体に小天体が衝突する瞬間を捉えられたのは多分世界初.しかもアマチュア天文家が二人同時に捉えていたとはいやはや驚きだ.

  1994年,木星にシューメーカー・レビー彗星が衝突したことは有名.これが,人類が初めて目撃した天体同士の衝突だったわけだが,木星には昨年夏にも小天体が衝突,そしてまたということになったわけだ.
  木星への小天体の衝突というのは案外頻繁に起こっていることで,これまでに観測例が少なかったのは単に観測技術と観測頻度のせいだったのかもしれない.最近は観測技術が進歩,アマチュアでもかなりの観測ができるいようになり,世界中で頻繁に観測が行われるようになったのでこうして発見されるのだろう.

  となると,気になるのは「地球は大丈夫なのだろうか?」ということ.とりあえずNASAの “Current Impact Risks” をチェックしてみたけれど,衝突の危険度を示す“トリノ・スケール”が“1”となっているのが1つ(10が最大).残りは全部0.とりあえずは安心というところか.しかし,まだ発見されていないものもあるだろうし,手遅れにならないうちに,そろそろ本腰を入れて対策を考え,必要な技術を開発しておいた方がいいんじゃないだろうか?

SETI@home 現在の順位 世界…69,292位(/1,100,132人)国内…2,551位(/29,041人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,641位(/259,048人)国内…226位(/3,905人)

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2010年6月 5日 (土)

何度目?「歯車一枚」

  1日は『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第72号(三球儀編第21号)の発売日.
  今回の部品は
『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第72号(三球儀編第21号)の部品 歯車一枚.あぁ,このパターン,一体何度目だろう?前シリーズも含めるとかなりの回数になるはずだ.
  で,コイツを(現時点での)本体に組み込んで↓
『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第72号(三球儀編第21号)までの進捗状況 ・・・でも,組み込んだ歯車が「動かない歯車」だというのは初めてかも.まぁ後になれば↑これ全体が動くようになるわけなのだが.

  ところで・・・

  昨日(4日)は「定期観望会」の日.天気は・・・雷雨.いやね,なかなか晴れてくれないのはわかっているし,「中途半端な天気になるなら雨になってくれればいいのに」とかしょっちゅうボヤいていますよ.でも何もそこまでしなくたって・・・

今年の観望会 予定…39 実施…25 中止…11 延期…2 屋内(外)で天文教室…1 勝率….641(25勝14敗)
連勝は3でストップ.貯金が1つ減って11.

SETI@home 現在の順位 世界…69,351位(/1,099,800人)国内…2,550位(/29,036人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,638位(/259,014人)国内…225位(/3,905人)

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2010年6月 4日 (金)

宇宙からの帰還

  半年近い宇宙ステーションでの任務を終えた野口聡一宇宙飛行士は2日,カザフスタンの草原に無事帰還,現地での帰還歓迎式典で,
(スペースシャトルとソユーズを比べ,)「今回の方がダイナミックだった(中略)それはそれで非常に楽しかった」
と語ったとか.

  ・・・

  ものは言いようだ.また,やっぱりさすがだ.

  スペースシャトルは「人に優しい宇宙船」でもある.船内の居住スペースは広く,設備も整っていて,最大加速度も3Gを越えないようになっている.それに対し,ソユーズの方は居住スペースは窮屈で,最大加速度も5Gにもなるとか(ただし,緊急時の対策はソユーズの方が合理的で,「万が一」の事態になった場合の生還率はソユーズの方が上らしい).ちなみに,ジェットコースターの最大加速度が1G程度,自動車のF1でも2G程度だそうな.おそらく,加速,減速ともにソユーズの方がずっと激しいのだろう.それを「楽しかった」と言ってしまえるのだからやっぱりさすがだ.

  実際のところは乗ってみなければわからないのだろうが,(イメージとして)滑空して降りてくるスペースシャトルに対して,まんま落っこちてくるソユーズ.恐ろしくはないんだろうか?
  もっとも,そういう恐怖感を感じないか,感じたとしてもうまくコントロールできるようでなければ宇宙飛行士にはなれないのだろうけれど・・・

SETI@home 現在の順位 世界…69,338位(/1,099,514人)国内…2,545位(/29,036人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,663位(/258,946人)国内…224位(/3,905人)

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2010年6月 3日 (木)

残念!

  昨日(2日)夕方は晴れ.しかし,昨日は23:00前には明るい月が昇ってきてしまうので,
「よし,今日はどこかに比較明(合成による日周運動の写真)を撮りに行こう!」
ということで,かねてから行ってみようと思っていた,笠間市の北山公園へ(本当は桜が綺麗な時期に行きたかった!)

  夜なのでどこにどういう施設があるのかイマイチわからず,しばし周辺をうろうろ(こういう時って絶対怪しい人に見えるだろうなぁ・・・).
  近くに「モニュメント広場」というところがあったのでそこでとりあえず一枚.
笠間市北山公園 モニュメント広場 「ストーン・ヘンジとか,古代ギリシャの神殿のようで面白いかも」ということで,そのまま撮影開始.
  実は周辺をうろうろしていた時に,そこにいた犬に妙になつかれてしまった.
「三脚にぶつかるなよ」
なんて声をかけたりしていたが,そのうちその犬は腰を下ろした私の背中に身を預けるようにしてすやすや.
  おいおい,それじゃ(私が)動けないじゃないか.
まぁおかげで三脚にぶつかられる心配はなくなったわけだが.

  これで安心していたのだが・・・

  あぁ!前から車が!
あぁ,前から車が! お見事・・・ここは結構車の通りがある場所だった・・・
  この後も何度か同じ状況になってしまったため,300コマほど撮影した中から,連続して使える100コマほどを選んで比較明合成.
笠間市北山公園 モニュメント広場にて 2010年6月2日 (クリックで拡大,600 x 900 pixel,153kb)
それなりに面白い写真になったかも.それだけに,もっと星の軌跡を長くしたかった.残念!まぁでも,おかげでしし座がちょうど収まってくれた.でもそうなると,デネボラがはみ出してしまっているのがちょっと残念!

  昨晩の時点では今日の夜の天気予報は「晴れ」だったのだが,今日の予報では「曇り」だそうな.確かに,北西の空には雲が目立つようになってきた.ま,今晩はのんびり休むとするか.

SETI@home 現在の順位 世界…69,627位(/1,099,308人)国内…2,560位(/29,033人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,653位(/258,875人)国内…224位(/3,903人)

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2010年6月 2日 (水)

なんだかズレてる

  昨日(1日)なんだかズレていた日だったようだ.

  昨日は水戸市のお隣,ひたちなか市某所で観望会・・・というのをすっかり忘れていた.
  15:00過ぎになって,「あ!今日は観望会の予定だった」と気がついて大慌て.

  急いで会場に行き,望遠鏡のセッティング.
  ゴールデンウィークの時には見つけるのに苦労させられた金星も,現在はかなり明るくなっているので,日没直後でも肉眼で簡単に確認できる.
  最初はその金星を見てもらおうということで,望遠鏡の視野に導入しようとしたのだが,
「あれ?ファインダーがズレてる」
急いで調整し,仕切り直して次は土星.
  さすがにこちらは苦労しなかった.しかも昨日はくっきりと良く見え,子供たちでも,環が本体に落とす影,そして本体が環の向こう側に落とす影をも見分けることができるほどだった.

  次は火星.もうだいぶ遠くなっているので結構暗い.
「あれがふたごの頭だから,火星はあれか・・・え゛?」
望遠鏡の視野に見えたのは二重星.
「どうしてあんなところに二重星があるんだ?」
ちょっとだけパニック.よーく見てみると,最初にふたごの頭(カストルとポルックス)だと思ったのは,実はレグルスと火星で,望遠鏡の視野にとらえていたのは二重星のアルギエバだった.

  その後,星座の案内をして,アルコルとミザール,かみのけ座Mel.111を見てから,
「最後に 球状星団を見ておこうか・・・」
ということで,ヘルクレス座大球状星団を探したのだが・・・見つからない.双眼鏡で場所を確認してからファインダーを覗き込んでも向きが一致しない.こういう時って微妙に感覚がズレちゃっているんだよねぇ.感覚そのものがズレちゃってるから,どうやっても見つけられないのだ.
  そうこうしているうちに,結局時間切れとなってしまった.あぁ・・・ヘルクレス座大球状星団を見つけられないなんて何とカッコ悪い.以前,城里町ふれあいの里天文台での観望会でM81を見つけられなかった以来の屈辱だ.
  あんまり悔しいので,屋内での閉会行事の後にもう一度挑戦・・・ナニぃ!?・・・今度は10秒とかからずに導入できた.何てことだ.
  何度となくやってきたことのはずなのに,時々こうしてパニックに陥ってしまうことがある.そういう時は,だいたいがこうした微妙な感覚のズレが原因なので,何かの拍子に正常に戻ることがある.確かふれあいの里天文台での時もそうだった.来館者が帰った後に再挑戦した時は何の苦労もなく導入できたのだ.

  そんなわけで,昨日はやや不完全燃焼の観望会になってしまった.

  一度ちゃんと練習しておかなきゃならないな.

今年の観望会 予定…38 実施…25 中止…10 延期…2 屋内(外)で天文教室…1 勝率….658(25勝13敗)
とりあえず3連勝.貯金がさらに1つ増えて12.

SETI@home 現在の順位 世界…69,610位(/1,098,980人)国内…2,556位(/29,025人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,658位(/258,797人)国内…224位(/3,903人)

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2010年6月 1日 (火)

宵の明星

  昨日(31日)夕方は晴れ.明るい月が22:00前には上がってきてしまうし,予報では「今夜は曇り」とのことなので,「今のうちに」ということで,西空に目立っていた金星を一枚.
宵の明星 2010年5月31日 ・・・う゛・・・全然面白くないや.肉眼ではもっともっと目立って見えていたのだが,こうして写真にしてみると実に陳腐な印象になってしまう.
  これだけじゃ芸がないだろうということで,同じ場所で,そのまま比較明.
沈みゆく宵の明星 2010年5月31日 あぁ,10分程度じゃやっぱり面白い写真にはならないか.星の軌跡は金星以外ほとんど目立たない.その金星ですら全然目立たないし.丁度正面に移ってしまった車のテールランプの方がよっぽど目立つじゃないか.

  この後,「どうせ曇っちゃうんだろう」と思っていたのだが,いつまでたっても曇らず.結局明け方になっても曇らなかった.だったら,どこかに撮影にでかければ良かったな.もったいないことをしたかも.

  宇宙飛行士の野口聡一さんが地球に帰還するのが今日の昼頃だと思っていた.昼過ぎになって,「あれ?どこを見てもニュースが出てないや」と思ったら,実は明日だったのか.あぁ,マヌケだ・・・

SETI@home 現在の順位 世界…69,566位(/1,098,802人)国内…2,554位(/29,024人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,663位(/258,702人)国内…225位(/3,902人)

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