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2010年5月 4日 (火)

縦?横?

  昨日(3日)も夕方からホロルの湯玄関前と城里町ふれあいの里天文台で観望会のダブルヘッダー.
  昨日は全天を薄雲が覆っているあいにくの状況だったが,主役の土星はそこそこ良く見え,2回で参加者は合計400人ほど.
  昨日の観望会に限らず,観望会で土星を見た時には,こういう感想を言う人が多い.
「土星の環って縦になっているんですねぇ」
つまり,↓こう見えているわけだ.
環が縦?の土星 本当は,屈折望遠鏡ならば顔の向きを変えることで,反射望遠鏡ならば,接眼部の向きを変えることでこの向きは変わる.つまり見る側がどちらの方向から見ているかという問題であって,別に土星の環が縦になっているわけではないのだが,写真しか見たことがなく,天体望遠鏡を見慣れていない人にとっては,
「土星の環は横になっているもんだと思っていたけれど,実は縦になっている!」
と感じてしまうのは致し方ないのだろう.だから,屈折望遠鏡あるいはカセグレンタイプの反射望遠鏡で,天頂プリズムを使う時には,環が横に見えるように調節しておくのだが・・・
  私の望遠鏡はニュートン式の反射望遠鏡.大人だけが対象ならばやはり環が横になるようにすることもできるのだが,そうなると接眼部が高くなってしまうことが多く,子供が覗けないということになってしまう.
  昨日の観望会では,接眼部にいろんなアダプターを付け,ニュートン式なのになぜか天頂プリズムを使ったりしてなんとか環が横に見えるようにできないかと四苦八苦してみたのだが・・・どうしても子供が覗きやすい高さにするためには・・・環が縦になっちゃうんだよねぇ・・・
  でもその甲斐あってか,
「なんとか環が横に見えるようにできないかと工夫しているんですが,なかなかうまく行かないんですよねぇ」
なんて言いながら四苦八苦している様子を見て,
「あぁ,そういう問題なんですか」
わかってくれた人もそこそこ.

  天体望遠鏡って,基本的に上に向けるものだから,慣れてしまえば見えている天体の上下左右なんてどうでもよくなってくるんだけど,普通に生活している人にとってはなかなかそうは行かない.ならば,上下左右が一般的な感覚になるように調節しておくべきなのか.そうじゃなくて,ちゃんと説明するべきなのかとも思うのだが,これがまたなかなか分かってもらえない.参加人数が少ない時ならば,いろんな向きで見せてあげれば納得してもらえることも多いのだが,参加人数が多いとそうもいかない.
  難しいところだ・・・

今年の観望会 予定…28 実施…20 中止…6 延期…1 屋内(外)で天文教室…1 勝率….714(20勝8敗)
またまたダブルヘッダーに連勝.これで計7連勝!貯金がさらに2つ増えて12.

SETI@home 現在の順位 世界…69,929位(/1,091,911人)国内…2,575位(/28,867人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,780位(/256,488人)国内…220位(/3,811人)

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