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2010年5月31日 (月)

サターン I SA-6

  ペーパークラフトロケットシリーズ,今回は
1/100スケールペーパークラフトによる サターン Ⅰ SA-6 (A-101) 「アポロ計画」の初期,模型とは言え初めてアポロ宇宙船を搭載して飛行したロケット,サターン .モデルはまさにアポロ宇宙船の模型を搭載して初めて打ち上げられた SA-6 (A-101)ミッションの時のもので,型紙は “surfduke's Moonport Project” から.
  サターン Ⅰ 型ロケットは,のちに史上初の有人月面着陸を成功させるサターンⅤ型へと続くサターンシリーズの最初の型である.このロケットの第一段は “S-Ⅰ” と呼ばれ,既にあったジュピター大陸間弾道ミサイルの燃料タンクを中央に配置,その周囲をレッドストーン短距離弾道ミサイルの燃料タンク8本で囲む構造になっている.そして,中央のタンクと周囲の8本のうち4本(白く塗装されたもの)は液体酸素タンクとして,残りの4本(黒く塗装されたもの)はケロシンのタンクとして用いられた.また,エンジンは,これも新たに開発したものではなく,既に弾道ミサイルのエンジンとして用いられたものを改良した H-Ⅰ エンジンを8基束ねることで要求される大推力を得る設計になっている.
  サターン 6回目の打ち上げとなる SA-6 (A-101)ミッションでは,実際に宇宙飛行士が搭乗した場合と同じ重量,重心位置になるように作られた,「アポロ宇宙船」の指令船,機械船,および打ち上げ時に緊急用として装備される脱出ロケットのダミーが搭載された.のちに実施されるであろうアポロ宇宙船の有人ミッションでもロケットが安定して飛行できることを確認する必要があったからである.
  打ち上げは1964年5月28日に行われた.打ち上げから76.9秒後,第一段の8基のエンジンのうちの一つが予定より早く燃焼を終了してしまったが,搭載された自動制御装置の働きで残り7基のエンジンが予定より2.7秒長く燃焼,ロケットは予定通りの軌道を飛翔した.第一段のエンジンが予定より早く停止したことは予期せぬ出来事であったが,これによって自動制御装置の機能が充分有効であることが確かめられたのであった.
  ダミーのアポロ宇宙船は無事に地球を周回する楕円軌道に投入された.地球を4周ほどしたところでバッテリーが尽きて通信が途絶したが,その後も軌道上を計54周,6月1日に大気圏に突入してカントン島東部に墜落した.

  遂にサターンロケットが搭乗!・・・はいいんだけど,これは作りにくかった!組み立て説明書は英文だけ.写真はパーツシートの表紙にある実機の写真だけで,図は一切なし.部品の取り付け位置や向きがイマイチわからなかったりすることも度々.挙句の果てには「部品番号77から84は写真を参考に組み立ててくっつけろ」とか書いてあるし.しかもその写真はダウンロード元のサイトには一切おいてない.ネットをあちこちさまよって実機の写真をかき集めてみたものの,これに続くサターン ⅠB やサターン ならともかく,サターン の写真は数が少ない上に不鮮明なものばかり.さらに,一部は設計ミスなのか全然寸法が合わないし・・・等々々々・・・・
  とは言え,待望のサターンロケット.実機と同じように,私にとっても,将来サターンⅤ型を作るための「技術試験」という意味合いもあるので,今回は各段が分離するギミックもちゃんと作ってみた.
1/100スケールペーパークラフトによる サターン Ⅰ SA-6(各段を分離した姿) せっかくなので,上から順に紹介.
  まずは先端部分,指令船とエスケープ・タワー.
1/100スケールペーパークラフトによる サターン Ⅰ SA-6(ダミーの指令船とエスケープ・タワー) タワーのトラスを作るのは大変と言えば大変だが,アポロ リトル・ジョーで既に経験済みだし,実機が大きいだけにマーキュリー・カプセルのエスケープ・タワーよりもずっと楽.ちなみに,トラスと指令船の接合部分にはアポロ リトル・ジョーのパーツを流用してちょっと手を加えてある.
  そしてコイツがダミーの指令船の上に乗った状態.
1/100スケールペーパークラフトによる サターン Ⅰ SA-6(ダミーのアポロ宇宙船とエスケープ・タワー) 姿勢制御装置のスラスターなど細かい作業ではあったものの,これもアポロ リトル・ジョーで経験済みだったのでそれほど苦戦せず.

  ・・・順調だったのはここまで・・・

  次は“S-Ⅳ”と呼ばれる第二段.
1/100スケールペーパークラフトによる サターン Ⅰ SA-6(第二段“S-Ⅳ”) 型紙のまんま作ると,上部が曲がってしまう.仕方なく,上部との接続部分に細工をして何とかモノにした.一番問題だったのは,下よりの側面にへばりついている三角形と筒状のパーツ.実際にはこれらの作業は最後だったが,これらは部品番号77と78.「写真を参考に作れ」って言われても,どう組み立ててどこにつけたら良いものやら・・・あちこちを調べて,これらはインターステージを挟んで第一段と第二段をつなぐパイプの接続部分と,第二段のエンジンに点火する際,燃料をエンジン側に偏らせるために加速するための「アリッジ・ロケット」と呼ばれる小型の固体燃料ロケットであることが判明.それでもどこに取り付けて良いものかは最後まで判然とせず.実機の不鮮明な写真を見る限りこれでいいような気はするんだけど.

  次は第一段と第二段をつなぐインターステージ.
1/100スケールペーパークラフトによる サターン Ⅰ SA-6(インターステージ) コイツも,ここだけならば何の問題もないのだが,側面についているパイプ(これは部品番号84)がやや問題.普通に取り付けたのでは,第一段との接続部分が非常にカッコ悪いので,インターステージ本体から少し浮かせて取り付け,第一段との接続部分は自作.

  で,もっとも苦戦したのが第一段.
1/100スケールペーパークラフトによる サターン Ⅰ SA-6(第一段“S-Ⅰ”)まず大変だったのが外側の8本.「紙を細く綺麗に丸める」という作業はなかなか大変なもので,それを8本もやるとなるとかなり大変なのだ.

  でもまぁこれはただ単に大変だっただけ.

  問題はその下だった.エンジンフェアリングの部分は,パーツのまま作ると何と寸法が小さくて燃料タンク一式が入らない.仕方なく印刷の際の拡大率を変えて何部も印刷,何度か作りなおしてようやくモノにした.が,一難去ってまた一難.8枚のフィンは別に問題なくクリアしたものの,(写真では分からないが)その間についている小さなフィンのようなもの,調べてみたら「タービン・エグゾースト・ダクト」と言うのだそうだ(それが一体何なのかはいまだに謎)が,コイツの向きがわからない.どうしても分からなかったので諦めて「多分こうなのだろう」という向きで取り付けた(実はたった今正しかったことが判明した!).

  そしてまた一難.底部にあるエンジン・ノズル.その上の部分は拡大して作ったはずなのに,元もままの大きさだとノズル同士が干渉して正しい位置に取り付けできない.仕方なくこの部分は縮小して作り,ようやく突破.が,今度は外側のエンジンのジンバル(エンジンの首ふり機構)を操作するアームと思われる部品,どう考えても長すぎ・・・結局これも自作した.

  さらにまた一難.部品番号80~82.これは一体何かもわからず.パーツの残りと実機の写真を見比べて見ると,どうやらインターステージとの接続部分近くにへばりついている小さな円筒形のものらしい.これもあちこちを調べ,「レトロ・ロケット」という小型の固体燃料ロケットであることが判明したものの,パーツをどうやってどう組み合わせたら写真の形になるかは遂に分からず,結局これも自作.

  実はダウンロード元のサイトには,このロケットを打ち上げたケープカナヴェラル空軍基地の37B発射台の型紙もあり,せっかくだから作ろうと思っていたのだが,また「寸法が合わない」とかで苦戦しそうだし,それに乗っけてしまうと,第一段のエンジン部分が隠れてしまうしということでヤメ.でもせっかくなので,スタンドも少し凝ってやろうということで,別な型紙をいくつか組み合わせて↓

1/100スケールペーパークラフトによる サターン Ⅰ SA-6(展示用スタンド) 小さな作業はちょっと大変だったけど,これは結構すんなりできた.なかなかいい感じだ.サターンシリーズのスタンドはこの作戦でいこう.

・・・とまぁ今回は散々苦労してしまったが,完成した姿はなかなかのもの.苦労も酬われたというものだ.

  とりあえずアポロ リトル・ジョーとツーショット.
1/100スケールペーパークラフトによるアポロ計画のロケットたち 2010年4月13日 リトル・ジョーに比べると相当でっかい(当たり前か!)それにしても,リトル・ジョーよりサターン の方が打ち上げが先だったというのは驚きだ.

完成写真の大きな画像はこちらからどうぞ.→Saturn Ⅰ (SA-6)

そして,いつものようにこれまでに作ったロケットたちと並べて記念撮影.
1/100スケールペーパークラフトによるロケットたち 2010年4月13日 前列左から,A-4RTV-A-2 “Hiroc”バンパー Wacヴァイキング 7ヘルメス RV-A-10ヴァイキング 10ジュピター-Cヴァンガード TV-0ヴァンガード TV-1ヴァンガード TV-2ヴァンガード TV-3
2列目左から,コスモス 3M (Interkosmos-11)スタールト-1L-4S-5Μ-4S-2Μ-3C-1Μ-3H-1Μ-3S-1Μ-3SⅡ-1Μ-Ⅴアリアン ブルー・ストリーク
3列目左から,R-7 スプートニクツィクロン-3マーキュリー リトル・ジョーマーキュリー・レッドストーンマーキュリー・アトラスジェミニ・タイタンアポロ リトル・ジョー
最後列左から,H-ⅡA 202型ソユーズ-U + TMA-1プロトン-K (ズヴェズダ打ち上げ時)スペースシャトル コロンビア (STS-1)スペースシャトル チャレンジャー(STS-6)スペースシャトル ディスカバリー (STS-128),サターン SA-6 (A-101).

  こうして並べてみてもなかなかの迫力だ.こりゃあいずれ作るサターン ⅠB が楽しみだぞと.
(いやはや長文失礼)

ロケットのペーパークラフトは是非↓こちらもご覧ください
PASA : Papercraft Aeronautics and Space Administration

SETI@home 現在の順位 世界…69,566位(/1,098,628人)国内…2,555位(/29,017人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,685位(/258,639人)国内…225位(/3,902人)

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2010年5月30日 (日)

スペースシャトルの飛行

  25日に発売された『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第71号(三球儀編第20号).
  いつもは模型の方しか話題にしていないが,今日は本誌の記事にちょっとツッコミ.
  まずは画像がないと寂しいので↓
1/100スケールペーパークラフトによる「ディスカバリー」(STS-128) 本誌「スペースシャトルの飛行」記事の冒頭,
「・・・2本のロケットブースターが点火,同時にメイン・エンジンが日を噴き,・・・」
とあるが,実はこれは間違い.
  実際には,メイン・エンジン(オービターの後部についている3基のエンジン)が点火が始まるのは発射6.6秒前.これも同時に3基に点火するのではなく,0.12秒の間隔で順番に点火される.点火から3秒後までにメイン・エンジンの推力が100%に達していることが確認された上で,機体を発射台に固定している爆発ボルトを吹き飛ばし,ロケットブースターに点火する.この,ロケットブースターに点火するタイミングが「打ち上げの瞬間」ということになり,その瞬間に向けて秒読みがされているのである.
  まぁ本誌の記事も文字数の制約からあのような文章になっているのだろうが,私なら,
「・・・メイン・エンジンが火を噴き,数秒後にロケットブースターが点火・・・」
と書くかも.

  せっかくなので,シャトル打ち上げのトリビアを少し.

  シャトル打ち上げの実況中継を見ていると,打ち上げ31秒前に “Auto Sequence Start” という言葉が出てくる(普通,同時通訳で「オート・シーケンス・スタートです」と訳されている).この時,打ち上げ制御が地上のコンピュータから,シャトルに搭載されていうるコンピュータに移行する.
  秒読みが「15,14,13,12,11,10」となったところで,メイン・エンジンの下に火花が飛ぶのが見える.私自身,以前はあの火花を引火させることでメイン・エンジンに点火するのかと思っていた(実際にそうだとしたら危険極まりない!)が,実はあの火花はメイン・エンジン内に漂っている水素ガスを飛ばしてしまうためで,水素ガスが残っていると点火の際に検知器が誤作動をしてしまうためだそうな.
  もう一つ.メイン・エンジンに点火された際,大量の白い「煙」が上がるが,あれは騒音を軽減するために大量にまかれた水が蒸発,発射台の誘導坑を通って南側に排出された結果の「湯気」だ.

  シャトルの打ち上げも,細かいところを見ていると結構面白いもの.残りわずか2回しかないが,機会があったらちょっと注意して見てみよう.

SETI@home 現在の順位 世界…69,574位(/1,098,575人)国内…2,552位(/29,015人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,697位(/258,577人)国内…225位(/3,898人)

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2010年5月29日 (土)

あんまり変わらず

  25日は『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第71号(三球儀編第20号)の発売日.
  今回の部品は
『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第71号(三球儀編第20号)の部品 真鍮ワッシャー,大型プラスチックワッシャー,軸受けが2つ,ネジが6本.これらの中から,軸受け2個と,ネジ3本,そして前号の支柱受けを(現時点での)本体に組み込んで↓
『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第71号(三球儀編第20号)までの進捗状況 ・・・
前号はほぼ作業なし.今号では2週間分の部品の作業ということなのだが,それを取り付けたからといってもほとんど変わらず.う゛ぅ・・・相変わらず遅々とした歩みだ.

  今号を買いに書店に行った時,私と目があった店員さんが,すかさず棚からこの号を取り出して渡してくれた.

 

  はは,もうすっかり「顔パス」だ.

SETI@home 現在の順位 世界…69,597位(/1,098,372人)国内…2,554位(/29,013人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,716位(/258,504人)国内…225位(/3,896人)

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2010年5月28日 (金)

ヴァンガード TV-3

  ペーパークラフトロケットシリーズ,今回は
1/100スケールペーパークラフトによる ヴァンガード TV-3   ヴァンガードロケット開発計画において,最初に完成した形で,人工衛星を搭載して打ち上げられたロケット,ヴァンガード TV-3.型紙は “Niels papermodels” から.
  アメリカは,世界初の人工衛星打ち上げをめざし,ヴァンガード・ロケットの開発を急いでいた.しかし,テスト・ロケットであるヴァンガード TV-2の打ち上げ準備中にソ連がスプートニク1号の打ち上げに成功,人工衛星打ち上げはソ連に先を越される形となってしまった.
  この事実はアメリカ国内に強烈な衝撃となったため,急遽,未だテスト段階のロケットであったTV-3に「グレープフルーツ」と呼ばれた直径15.2cm,重量1,36kgの小さな人工衛星を搭載して打ち上げることとなった.これは,スプートニク1号に対抗するためのものであった.
  打ち上げは1957年12月6日,ケープカナヴェラル空軍基地で行われた.しかし,打ち上げからわずか2秒後にエンジンの推力が低下,ロケットは燃料を満載したまま発射台に崩れ落ち,大勢の人と多数のメディアが見守る前で大爆発を起こすという,アメリカの宇宙開発始まって以来の大失敗となってしまった.
  この事実を受け,陸軍弾道ミサイル局が開発した“ジュノ-”による人工衛星打ち上げが急遽行われ,こちらは成功,ヴァンガードロケット開発計画は,ソ連だけでなく,国内の別グループにも先を越されることになってしまった.
  翌1958年2月5日にはTV-3のバックアップ機“TV-3BU”が打ち上げられたが,制御システムの異常により打ち上げから57秒後に空中分解,またしても失敗に終わっている.

  模型としては,TV-2との違いはテクスチャだけ.形はまったく同じ(実は省略してしまった第3段内部に搭載されている衛星の部分はもちろん違う).当然製作の作業もまったく同じなわけで,2回目となればほとんど苦戦することはなく1日で完成.水色の部分が多かったTV-2に比べ,黒い部分が多い今回の方が切り口の処理などはむしろ楽だった.

  とりあえず,ヴァンガードロケット開発計画のロケットたちを並べて記念撮影.
1/100スケールペーパークラフトによる ヴァンガードロケット計画のロケットたち 2010年3月27日 (前列左から,ヴァイキング 7ヴァイキング 10ヴァンガード TV-0ヴァンガード TV-1.後列左がヴァンガード TV-2,右がヴァンガード TV-3
  TV-2TV-3,見ての通り下部は同じ.TV-2では第2段および第3段はダミーだったが,TV-3は本物なのでその部分が違っているというわけだ.

完成写真の大きな画像はこちらからどうぞ.→Vanguard TV-3

  そして,例によってこれまでに作ったロケットたちと並べて一枚.
1/100スケールペーパークラフトによるロケットたち 2010年3月27日 前列左から,A-4RTV-A-2 “Hiroc”バンパー Wacヴァイキング 7ヘルメス RV-A-10ヴァイキング 10ジュピター-Cヴァンガード TV-0ヴァンガード TV-1ヴァンガード TV-2,ヴァンガード TV-3
2列目左から,L-4S-5Μ-4S-2Μ-3C-1Μ-3H-1Μ-3S-1Μ-3SⅡ-1Μ-Ⅴマーキュリー リトル・ジョーマーキュリー・レッドストーンマーキュリー・アトラスアポロ リトル・ジョーブルー・ストリーク
3列目左から,スタールト-1コスモス 3M (Interkosmos-11)R-7 スプートニクツィクロン-3ジェミニ・タイタンアリアン
最後列左から,ソユーズ-U + TMA-1プロトン-K (ズヴェズダ打ち上げ時)スペースシャトル コロンビア (STS-1)スペースシャトル チャレンジャー(STS-6)スペースシャトル ディスカバリー (STS-128)H-ⅡA 202型

  このところ小物のロケットが続いたけれど,次回は(“私としては”ではあるが)待望の大物が登場.おたのしみに!?

ロケットのペーパークラフトは是非↓こちらもご覧ください
PASA : Papercraft Aeronautics and Space Administration

SETI@home 現在の順位 世界…69,572位(/1,098,148人)国内…2,556位(/29,012人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,712位(/258,448人)国内…224位(/3,896人)

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2010年5月27日 (木)

おつかれさま!アトランティス!

  ややタイミング遅れの記事になってしまったが・・・

  スペースシャトル「アトランティス」は日本時間昨日(26日)21:48頃,ケネディ宇宙センターに無事着陸,32回目にして最後のミッションを無事に終了した.この後は緊急時の救出ミッションに備えて待機,そして(おそらくは)どこかの博物館に展示されて余生を送ることになる.

  軌道上を飛行中の「アトランティス」に,軌道離脱噴射のゴーサインが出たのが昨日の日本時間20:41頃.このゴーサインを出した地上の管制官と,それを実行したシャトルのパイロットはどんな心境だったのだろう.その噴射をしてしまうと,「アトランティス」は二度と地球周回軌道に戻ることはないのだ.「万感の想いをこめて」というところだったのではないか.

  なにはともあれ,大きな事故なく予定された全てのミッションを無事に完了できたのがなにより.あとは「緊急時の救出ミッション」に駆り出されるようなことがないことを願うばかりだ.無事退役した後は,次の世代の宇宙飛行士を生み出すきっかけとして大いに役立つことを期待したい.

  おつかれさま,そしてたくさんの夢をありがとう,アトランティス!

SETI@home 現在の順位 世界…69,545位(/1,097,810人)国内…2,554位(/29,002人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,715位(/258,402人)国内…224位(/3,895人)

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2010年5月26日 (水)

黄色い月

  昨日(25日),天気予報では「夜は曇り」で,茨城県全体に雷注意報も.
  空には薄雲の向こうに黄色い月.その月も時々雲に隠されるような状況で,
「このあとは曇っちゃうんだろうな」
ということで,とりあえずその黄色い月を一枚.
月齢11.4 2010年5月25日 (クリックで拡大,600 × 600 pixel,66kb)
この撮影中にも何度か雲に邪魔され,いつもは20コマほど撮影してコンポジットするところを,16枚ほど撮影したところで完全に月が見えなくなって強制終了.
「まぁでもこれだけでも撮れただけマシか」
ここまでで諦めて機材を撤収.撤収した後,空にはまだ明るい月.
「でもどうせ曇っちゃうんだろう」
と思っていたのだが,数時間が経過した後も状況は変わらず.

  私が機材を持ち出した時だけ雲が邪魔する・・・ま,いつものパターンだね・・・

  ところで,国の「月探査に関する懇談会」がまとめた月探査戦略に関する報告書によれば,「2015年をめどに車輪型の探査ロボットを月に軟着陸させ,5年程度のうちにロボットを用いて拠点基地を設営,周囲100km圏の探査を試みる」のだそうな.
  月に日本の探査基地ができるなんて考えただけでワクワクする.2015年ということはあと5年後か.待ち遠しい・・・けど,本当に実現するのかなぁ.

SETI@home 現在の順位 世界…69,586位(/1,097,367人)国内…2,556位(/28,993人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,731位(/258,335人)国内…225位(/3,894人)

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2010年5月25日 (火)

振り返って地球

  21日早朝にH-IIAロケット17号機で打ち上げられた金星探査機「あかつき」.同日午後8時過ぎまでに複数の観測機器の立ち上げが行われ,中間赤外カメラと紫外線イメージャ,1μmカメラによって,地球の姿が撮影された.
  地球を離れ,他の天体の探査に向かう探査機は,振り返って地球を撮影することが多い.日本の月探査機「かぐや」も月への旅の途中で地球の撮影を行ったし,ヨーロッパ宇宙機関の彗星探査機「ロゼッタ」も,地球スイングバイの際に地球を撮影している.その他,ディープインパクト探査機も,アポロ宇宙船もである.
  これは,搭載している観測機器のテストにちょうど良いというのがもちろん一番の理由なのだろうが,
「せっかくの機会なんだから,地球の姿を撮影しておきたい」
という担当者たちの想いもあると思う.探査機の開発,運用に携わる人たちは,その探査機に感情移入しているもの.「故郷を去る前に,一目故郷の姿を見ておきたい」という想いもあるんじゃないか.

  ちなみに,1961年の5月25日(つまり49年前の今日だ),ケネディ大統領が,
「今後10年以内に人間を月に着陸させ,安全に地球に帰還させる云々」
の演説を行っている.そのアポロ計画において,月から撮影された地球の姿は,地球が壊れやすい小さな惑星に過ぎないのだという認識を生み,環境保護への動機付けともなっていると言われる.アポロ17号から撮影された「ザ・ブルー・マーブル」と呼ばれる地球の全景写真は有名で,アポロ17号で月に着陸したジーン・サーナンは「我々は月を探査しに行ったのだが,実際には地球を発見することになった」と語ったという.

  地球のことを「知る」だけではなく,地球を「実感する」ための唯一の方法は,地球の外から地球を見ることなのだろう.そしてそれこそが,宇宙開発の真の目的なのかもしれない.

SETI@home 現在の順位 世界…69,568位(/1,096,978人)国内…2,552位(/28,987人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,749位(/258,271人)国内…226位(/3,892人)

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2010年5月24日 (月)

また作業なし!?

  18日は『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第70号(三球儀編第19号)の発売日.
  今回の部品は
『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第70号(三球儀編第19号)の部品支柱受・・・だけ.
これを本体に組み込・・・今回は組み込まないのか・・・
今号の作業は「歯車の噛み合わせを確認する」のだそうな.ってそんなこと毎度やっとりますがな旦那.

  というわけで,今号は作業なし.とりあえず次号を楽しみにするしかないか・・・って次号の発売日は明日だけど.

  ところで・・・

  昨日(23日)の茨城新聞日曜版「いばらき星空散歩」はイリジウムフレアの話題.これがなかなかの反響で,イリジウムフレアの予報が見られるサイトを教えて欲しいというリクエストが多かったのでここで紹介.
  私が重宝しているのが “Heavens-Above” というサイト.ここでは,イリジウムフレアの他,国際宇宙ステーションの予報,その他惑星や明るい小惑星,彗星などの情報も手に入る.一度観測地の緯度・経度・標高などを入力してからブックマークに登録しておくととても便利.お試しあれ.

SETI@home 現在の順位 世界…69,632位(/1,096,768人)国内…2,555位(/28,980人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,743位(/258,244人)国内…226位(/3,892人)

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2010年5月23日 (日)

スタールト-1

  ペーパークラフトロケットシリーズ,今回は
1/100スケールペーパークラフトによる スタールト-1 大陸間弾道ミサイル“トーポリ”から発展したロシアの衛星打ち上げロケット,スタールト-1(アヂーン).型紙は “Space flight paper modelling” から.
  1982年,アメリカとソ連の間で,戦略兵器削減交渉(STrategic Arms Reduction Talks : START)が始められ,1991年には第一次戦略兵器削減条約(STrategic Arms Reduction Treaty : START Ⅰ)が締結された.これにより,米ソ両国で核兵器とその運搬手段の装備縮小が義務付けられ,多くの大陸間弾道ミサイルが退役することとなった.
  ソ連の大陸間弾道ミサイル「トーポリ」もこれによって退役が決定したが,モスクワ熱技術研究所によって衛星打ち上げロケットに改造され,条約の名前をとって「START-1」(スタールト アヂーン)と名づけられた.
  1993年3月25日に行われた最初の打ち上げでは試験ペイロードの地球周回軌道投入に成功,以来,6回の打ち上げしか行われていないものの,現在に至るまで現役である.
  なお,このロケットの2段目を2つ重ね,5段式とした「スタールト」ロケットも存在し,1995年3月28日にプレセツク宇宙基地から打ち上げられたが,打ち上げからほどなくしてオホーツク海に墜落してしまった.このロケットの計画が現在も進行中なのかどうかは情報がないようだが,「スタールト」ロケットが打ち上げられたのはこの時が唯一である.

  形が単純なロケットなだけに,製作にあたってはほぼどこも苦戦することもなかった.あえて言えば,細くなる上段を綺麗に丸めるのがちょっと難しいかもといったところ.これからロケットのペーパークラフトを始めようと思っている方にも作りやすいかもしれない(もっとも,最初からこんなマイナーなロケットを作る気にはなかなかならないだろうが).

完成写真の大きな画像はこちらからどうぞ.→Start-1

  いつものように,これまでに作ったロケットたちと並べて記念撮影.
1/100スケールペーパークラフトによるロケットたち 2010年3月25日 前列左から,A-4RTV-A-2 “Hiroc”バンパー Wacヴァイキング 7ヘルメス RV-A-10ヴァイキング 10ジュピター-Cヴァンガード TV-0ヴァンガード TV-1ヴァンガード TV-2
2列目左から,L-4S-5Μ-4S-2Μ-3C-1Μ-3H-1Μ-3S-1Μ-3SⅡ-1Μ-Ⅴマーキュリー リトル・ジョーマーキュリー・レッドストーンマーキュリー・アトラスアポロ リトル・ジョーブルー・ストリーク
3列目左から,スタールト-1コスモス 3M (Interkosmos-11)R-7 スプートニクツィクロン-3ジェミニ・タイタンアリアン
最後列左から,ソユーズ-U + TMA-1プロトン-K (ズヴェズダ打ち上げ時)スペースシャトル コロンビア (STS-1)スペースシャトル チャレンジャー(STS-6)スペースシャトル ディスカバリー (STS-128)H-ⅡA 202型

  スタールト-1は想像していたよりもずっと小さかった.ちなみに,R-7 スプートニクは全長30.3m,総重量267t.スタールト-1は全長が22.7mで総重量が47.2t.しかし,両者とも低軌道への投入能力は約500kg.技術の進歩がなせる業なんだろうねぇ.

ロケットのペーパークラフトは是非↓こちらもご覧ください
PASA : Papercraft Aeronautics and Space Administration

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薄曇りで

  昨日(22日),夕方は薄曇り.城里町ふれあいの里天文台も開館できるか微妙な状況だったが,薄雲を通して月が見えていたのでなんとか開館.
  観望会開始まで少し時間に余裕があったので,先日購入した「月の地形 ウォッチングガイド」(白尾元理著 誠文堂新光社刊)がどのくらい役に立つか試してみた.
  ・・・プラトー・クレーターにアルプス山脈,アルプス谷,アルキメデス・クレーターにアペニン山脈,エラトステネス・クレーター,直線の崖,ティコ・クレーター,クラヴィウス・クレーター・・・おぉ!なかなか良くわかるじゃないか!
  中でも,ティコ・クレーターがすぐわかるのが有難い.このクレーターは満月近くならばクレーターから伸びる光条が目立つのですぐそれとわかるのだが,欠け際にある時には,周囲にもたくさんのクレーターがあるので月面図と見比べてもなかなかそれとわかりづらい.「月の地形 ウォッチングガイド」では,月齢ごとの写真に地形が記入されているので,近い月齢の写真と見比べると実にわかりやすいのだ.

  そして観望会開始.
「今日はややあいにくのお天気ですね.月も完全におぼろ月で,見事に暈がかかっています.よく月に暈がかかっている時は翌日は雨なんて言われますけど,明日の天気予報は雨です」
「月までの距離は約40万kmあります.と言ってもピンとこないと思うので計算してみましたが,この距離を歩いて行ったとしたら,9年で行ける距離なんですよ・・・近いのか遠いのか微妙な感じですかね・・・ちなみに,太陽までの距離は1億5000万kmあります.さすがに歩いて行くのは大変そうなので,この距離をたとえば高速道路を走る自動車のスピード,時速100kmで行ったらどのくらいかかるか計算してみると,何と180年近くかかるんですね・・・月までは歩いて9年,太陽までは時速100kmで行っても180年なんて言うと,何となく月まで歩いて行けるような気がしませんか?」
なんて話も.
  その後,望遠鏡で月と土星を見てもらった.あいにくの薄曇りで今ひとつはっきりは見えなかったが,参加者には概ね喜んでいただけた様子.
「土星までの距離ってどのくらいあるんですか?」
と聞かれた.
「土星は,月や太陽に比べるとずっと遠いですね.その距離は約12億kmあります.その距離を・・・ってもう計算が面倒なのでやめておきます」(一同笑)

  観望会は1時間ほどで終了.あいにくの薄曇りだったので,星座の紹介も「春の大曲線」を紹介できたくらい.そういう意味では不完全燃焼だった感もあるけれど,そういう状況の割には充実した観望会だったかもしれない.
  でも,昨日来館された方,今度はすっきり晴れた夜にまた是非来てくださいね.

今年の観望会 予定…37 実施…24 中止…10 延期…2 屋内(外)で天文教室…1 勝率….649(24勝13敗)
どうにか連勝.貯金がさらに1つ増えて11.

SETI@home 現在の順位 世界…69,631位(/1,096,739人)国内…2,555位(/28,980人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,756位(/258,189人)国内…225位(/3,891人)

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2010年5月22日 (土)

小ぢんまり

  昨日(21日)夕方は「定期観望会」.散々天気に泣かされてきたこの観望会だが,昨日は快晴で久々に実施となった.
  観望対象は「宵の明星」金星,月,そして土星.昨日は↓こんなものも用意してみた.
月の名所案内(クリックで拡大,600 × 849 pixel,136kb)
「こうして天体望遠鏡を覗いていると,宇宙旅行をしている気分を味わえるんですよ」

  昨日の参加者はほんの数人.小ぢんまりとした観望会となったが,その参加者の中には,
「70を過ぎてから星に興味を持ったんですよ」
とおっしゃる年配の女性も.いくつになってもいろんなことに興味を持っている方がいて,その方が観望会に来てくださる.そういうのってとっても嬉しいんですよ.

  昨日は空の透明度が低く,望遠鏡で見ることができたのは金星と月と土星だけだったが,小ぢんまりとした観望会だっただけに話題の方は豊富.惑星の話,太陽系の話,天文学の歴史の話,ガリレオの天体観測の話,天体までの距離の話,宇宙飛行の話,etc,etc,etc・・・話題だけなら屋外でやらなくてもという気がしなくもないが,実際に星や月が見える空の下でというのも意味があることなのかもしれない.1時間の予定で始まった観望会だったが,倍の2時間,こういう話題で盛り上がり,件の女性も,次回の場所と時間を確認した上で「とっても楽しかったです」と言って帰っていかれた.

  ゴールデンウィークにホロルの湯玄関前で行った「まちかど観望会」のように,通りかかった数百人の方に星を見せるという観望会も,多くの人に星を見る楽しさを体験してもらえるという意味で良いことだと思うけれど,こうして小ぢんまりとした観望会もいろんな話ができ,じっくりと楽しんでもらえるので悪くない.少人数の観望会をたくさん実施できると良いのかもしれないが,そうしても「参加しているのはいつも同じ人ばっかり」ということになりそうな気もするし,そもそもそうそう晴れの夜があるとも思えない.人数限定で予約制にすれば「程よい人数」にしやすくなるが,そうすると参加するのがやや気楽でなくなってしまう.
  やっぱり世の中難しいねぇ・・・

今年の観望会 予定…36 実施…23 中止…10 延期…2 屋内(外)で天文教室…1 勝率….639(23勝13敗)
連敗は3でストップ.貯金が1つ増えて10.

SETI@home 現在の順位 世界…69,608位(/1,096,622人)国内…2,555位(/28,975人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,759位(/258,132人)国内…225位(/3,891人)

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2010年5月21日 (金)

祝!H-IIA ロケット17号機打ち上げ成功!

  昨日(20日)の記事では,
『明日はここに「祝!「あかつき」打ち上げ成功!」の記事が書けるだろうか.』
と書いたのだが,「イカロス」にも興味があるのでこのタイトル.

  18日にわずか6分前に打ち上げが延期になってしまった,H-ⅡA ロケット17号機は,今日午前6時58分に打ち上げられた.打ち上げ後27分30秒後には搭載された「あかつき」が,その後「イカロス」とその他4つの副衛星も無事ロケットから分離され,打ち上げは成功した.
  今回打ち上げられたH-ⅡA ロケットは202型.ということで,↓
1/100スケールペーパークラフトによる H-ⅡA 202型 H-ⅡA ロケットは2007年9月14日に「かぐや」を搭載されて打ち上げられた13号機から,打ち上げ業務のほとんどが三菱重工に委託されたため,今回の打ち上げ時も,1段目上部に三菱のマークが「どーん」と入っているところが上の写真とは違うけれど.

  日本初の金星探査機「あかつき」の観測データが金星のどんな姿を見せてくれるのかも非常に興味をそそられるけれど,「イカロス」による実験の成果も楽しみである.
  海の上を走る「船」は風の力で走る帆船から,動力を持つ汽船へと進化した.それに対して,宇宙を航行する宇宙「船」の最新技術が「帆船」というのはなんとも面白い.
  将来,この技術が確立されて,「スターウォーズ エピソード Ⅱ」でドゥークー伯爵が乗っていたような「宇宙帆船」が実現する日がやってくるのだろうか.

  ところで・・・

  今日は「定期観望会」の日.予報では今晩は「晴れ」.現在も良く晴れていて暑い.それだけに,「観望会の時間帯だけは激しい雷雨」なんてことにならないかちょっと心配・・・

SETI@home 現在の順位 世界…69,626位(/1,096,334人)国内…2,557位(/28,967人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,751位(/258,081人)国内…224位(/3,890人)

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2010年5月20日 (木)

天気に泣かされる

  金星探査機「あかつき」を載せたH-ⅡAロケット17号機の打ち上げは,一昨日(18日)早朝に予定されていた.
  種子島の天気は,先週発表された予報では18日早朝は悪天候が懸念されていたが,17日は良く晴れていたことから,打ち上げ24時間前から準備が開始された.
  日付が変わり,18日になっても打ち上げは可能なはずだった.なのに,飛行経路に細かい氷の粒を含む雲が流れ込んでいることが判明,ロケットの飛行により雷を誘発,機体の電子機器に悪影響を及ぼす可能性があるとの判断により打ち上げわずか6分前に中止が決定された.燃料タンクに燃料を注入した後の中止だったため,一度燃料を抜き取り,内部を洗浄してからもう一度打ち上げということになる.
  そんなことなら,予報の通り悪天候になっていれば面倒なことはなかったのに.直前になって天候が悪化するなんて.

  ・・・

  あれ?どっかで聞いたようなフレーズだ.「どうせダメなら最初からはっきりダメになってくれていれば良かったのに」.まんまいつも私がボヤいているフレーズじゃないか.天気に泣かされるのは私だけではないらしい.

  燃料の抜き取りと洗浄という面倒な作業が終わり,H-ⅡA17号機は明日(21日)朝6時58分22秒に打ち上げられる予定.さて明日はここに「祝!「あかつき」打ち上げ成功!」の記事が書けるだろうか.

  ちなみに,明日の夜にははどういうわけか勝率が非常に低い「定期観望会」が予定されている.今のところ,明日夜の予報は「晴れ」なのだが,「どうせ曇ってしまうならばさっさと曇ってくれりゃ良かったのに」なんてことにならないといいんだけど・・・

SETI@home 現在の順位 世界…69,660位(/1,096,013人)国内…2,559位(/28,959人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,749位(/258,061人)国内…224位(/3,889人)

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2010年5月19日 (水)

星雲の穴

  有名なオリオン大星雲のわずか1°南南西に位置する目立たない反射星雲NGC1999(下の写真).
オリオン座の反射星雲NGC1999   この星雲,良く見ると,中心やや南西側に黒い部分が見られる.この黒い部分,長らく反射星雲のわずか手前に,光を通さない低温のガス塊があり,そのガス塊が光を遮っているので黒く見えているのだと考えられて来た.
  ところが,赤外線天文衛星「ハーシェル」が,濃いガスや塵を見通すことのできる波長の赤外線でこの部分を観測したのだが,「ハーシェル」の観測でもこの部分はやっぱり黒いままだった.このままでは,本当に何もないのか,それとも「ハーシェル」の観測装置をもってしても向こう側が見通せないほどガスや塵が濃いのかわからなかったが,地上からの別な詳しい観測から,この黒い部分は本当に見たまんま,何もない領域であり,若い星から吹き出した高速のジェットが,塵やガスを貫通してできた空洞であるらしいということがわかった.

  このように,星雲の一部分が暗く見えるという天体は他にもたくさんある.その中に,同じように「実は本当に何もない」というものも他にあるのだろうか.
  NGC1999の写真,例えば子供が見たならば,「あ,穴があいている」と素直に思うのだろうが,多少なりとも天文に心得のある人が見ると,「明るい星雲の手前に黒いガスがある」と思うだろう.言ってみれば「宇宙のだまし絵」に騙されまいと裏をかいたようなものだが,実はこの星雲は見たまんまだった.星雲に「裏の裏をかかれた」といったところか.宇宙のちょっとした「いたずら」みたいで何とも面白い.
  こういうことが一度でも見つかれば,他の天体も疑ってみたくなるもの.これから先,同じような天体が他にも見つかるのだろうか.

今年の観望会 予定…35 実施…22 中止…10 延期…2 屋内(外)で天文教室…1 勝率….629(22勝13敗)
昨日(18日)は実は某所で観望会の予定があったのだが,曇り空であえなく延期.これで3連敗となり,貯金がさらに1つ減って9.

SETI@home 現在の順位 世界…69,724位(/1,095,728人)国内…2,560位(/28,949人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,746位(/257,969人)国内…224位(/3,888人)

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2010年5月18日 (火)

難しい判断

  昨日(17日)夕方は晴れ.しかし,見上げた空はいかにも「もやぁ」っとしていて,星の光も冴えない.
「これじゃあやっぱり星雲・星団の写真は無理かも」
ということで,とりあえず西の空に見えている三日月を一枚.三日月の写真を撮るってあんまりやらないし(というより,あんまりやろうとしないし).
月齢3.4 2010年5月17日(クリックで拡大,600 × 600 pixel,43kb)
これだけじゃ何となく芸がないような気がしたので,地球照をくっきり写せないかと挑戦.
月齢3.4と地球照 2010年5月17日(クリックで拡大,600 × 600 pixel,86kb)
・・・露光が短すぎたか・・・

  これで妥協して休むことにしてのんびりしていたのだが,何となく悶々・・・
「晴れてはいるんだよねぇ・・・」

  日付が変わった頃にもう一度空を見上げてみる.やっぱり透明度は低い.さそり座は頭は見えているけど尻尾は見えない.アルビレオは何とか見えているけれど,南斗六星は全然見えない.機材を持ち出して写真を撮ってみれば案外写るような気がしないでもないけれど,やっぱりダメ画像しか撮れない気もする.「すっきりとした晴れ」か「どんよりとした曇り」かどっちかはっきりしてくれればいいのにねぇ.こういう時の判断ってのは本当に難しい.
  これまではずっと撮影を見送ってきた空模様だったが,こういう状況で見送ってばかりではいつまでたっても写真が撮れない.ならば後で撮影の可否を判断する参考になるように,こういう状況で撮影してみたらどうなるか「ダメもと」で撮影をしてみることにした.

  その成果が↓(干潟星雲付近)
干潟星雲付近 2010年5月18日 (クリックで拡大,600 x 900 pixel,192kb)
う゛ぅ・・・これを「良く撮れた」と見るべきか,「この程度にしか撮れなかった」と見るべきか,いずれにせよすっきり晴れた時に撮って比べてみないことには何とも言えない.

  結局,判断が難しいじゃないか・・・

SETI@home 現在の順位 世界…69,716位(/1,095,135人)国内…2,560位(/28,938人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,742位(/257,905人)国内…223位(/3,888人)

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2010年5月17日 (月)

月と金星の接近

  昨日(16日)夕方,西の空に月と金星がかなり接近して見えていた.
  ↓こんな状態.
月と金星の接近 2010年5月16日 広角レンズで この光景,かなり人目をひいていたようで,今朝出勤するなり
「昨日月の上に見えていた明るい星は何?」
という質問をたくさん受けたし,このブログのアクセスログを見ても,そういうキーワードによる検索でのアクセスがかなり多い.

  これだけ接近していれば,望遠鏡の直焦点で拡大して撮影しても2つの天体が一枚の写真に収まるだろうということで一枚(焦点距離500mm).
月と金星の接近 2010年5月16日 18:47頃 結構いい感じに収まってくれた.この写真を撮影したのが,18:47頃.まだ空が明るかったし,19:15頃にはもっと接近するということだったので,19:15頃にもう一枚.
月と金星の接近 2010年5月16日 19:15頃 確かに,さっきより近くなっている.
  上の写真,絵的にちょっと寂しい感じだったので,地球照が写るように露光時間を長くしてもう一枚.
地球照の鮮やかな月と金星の接近 2010年5月16日 19:18頃
  せっかく時間をずらして撮ったので,18:47頃に撮影した写真と19:15頃に撮影した写真を,金星を基準に位置合わせして合成してみた.
金星に接近中の月の動き 2010年5月16日 月ってわずか30分でこれだけ動いちゃうんだねぇ.改めて驚き・・・って,日食や月食の時だってそうじゃないか.基準となる対象が違うと印象もずいぶん違うものだ.

SETI@home 現在の順位 世界…69,716位(/1,095,135人)国内…2,560位(/28,938人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,728位(/257,851人)国内…223位(/3,885人)

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2010年5月16日 (日)

月の地形

  普段何気なく見ている月.
  コイツが夜空にあると,その強烈な明るさ故に星雲・星団のように淡い天体は見づらくなるし,流星群の時期がコイツが明るい時期にあたってしまうと,見られる流星の数が激減してしまうので結構邪魔者扱いしたりもする.
  それでも,月の地形がわかってくると,望遠鏡で眺めるのも,月探検をしているようで結構楽しいものだ.
  私も,↓こんな写真(ジャンセン(Janssen)クレーター付近の写真)を撮ってみては
ジャンセン(Janssen)クレーター付近 2008年10月18日撮影
(クリックで拡大,600 x 841 pixel,115kb)
月面図とにらめっこしながら,写真に写っている地形を調べて,↓こんな画像を作ったりしている.
ジャンセンクレーター付近の地形
  こういうことをするためには,当然詳細な月面図が必要になるのだが,実はこれまで私が所有していた最も詳しい月面図は↓コレだった.
ビーチボールの月球儀
数年前,某100円ショップで買ったビーチボールの月球儀.もちろん月球儀としてではなく,普通にビーチボールとして売られていたものだが,「天文年鑑」に載っていないような小さなクレーターや細かい地形の名前もきっちり載っているスグレモノではある.

  しかし,コイツも結構かさばるので,コイツを抱えて地形を調べるというのも結構厄介.つい床に落としてしまい,あらぬ方向に転がって行ったりすることも.それに何より,コイツを抱えてパソコンに向かっているというのはかなり異様な姿だ.

  そこで,詳細な月面図が載っている本がないかと探していたのだが,先日,『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第69号(三球儀編第18号)を買いに書店に行った際,「月の地形 ウォッチングガイド」(白尾元理著 誠文堂新光社刊)という本を見つけた.
  この本,月齢ごとに目立つ地形,そして月面の部分部分の詳しい地形が載っている.何より,実際に著者が撮影した写真に地形が記入されているのが有難い.詳しい月面図があっても,写真や見た目と月面図ではイメージが結構違うもので,一致させるのはなかなか難しいものなのだ.写真に地形が記入されていれば,本の写真を眺めながら望遠鏡を覗いたり,自分の撮った写真と見比べたりする時にとてもわかりやすい.

  こりゃいいものを手に入れた.これまでより月面を見たり写真を撮ったりするのが楽しくなりそうだ.

  ・・・

  あ,この本には地形のラテン語の綴りが載っていなかった.ビーチボールの月球儀もまだまだ手放せないらしい.

   ところで・・・

   昨日(15日),城里町ふれあいの里天文台で予定されていた観望会は曇り空のためあえなく中止.ゴールデンウィークの頃の好天はどこへ行ってしまったのやら.

今年の観望会 予定…34 実施…22 中止…10 延期…1 屋内(外)で天文教室…1 勝率….647(22勝12敗)
連敗.貯金が1つ減って10.

SETI@home 現在の順位 世界…69,716位(/1,095,135人)国内…2,560位(/28,938人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,734位(/257,791人)国内…223位(/3,884人)

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2010年5月15日 (土)

祝!アトランティス 最後の打ち上げ成功!

  日本時間今日午前3時20分,ケネディ宇宙センターからスペースシャトル「アトランティス」が打ち上げられた.
  「アトランティス」は1985年10月3日,STS-51Jミッションで初飛行して以来,これが32回目にして最後の打ち上げとなる.
  「アトランティス」は1995年,STS-71ミッションの際にロシアの宇宙ステーション「ミール」と初めてドッキング,かつて,冷戦の最中に熾烈な宇宙開発競争を展開した米ソ(米露)が,現在は強調体制にあることを印象づけた.ハッブル宇宙望遠鏡のサービスミッションでも活躍,昨年5月のSTS-125ミッションはISS関係以外の最後のフライトでもあった.
  あまり知られていないことだが,事故で失われた「コロンビア」と「チャレンジャー」を含めても,実は(特に意図はないようだが)日本人も日系人も搭乗したことのない唯一のオービターでもある.
  映画「スペース・キャンプ」では体験実習中にどういうわけか打ち上げられてしまう(!)というやや荒唐無稽なストーリーで登場.この映画,映画としては「全然面白くない」と思ったのだが,この映画を見たおかげでシャトルの打ち上げシーケンスにはだいぶ詳しくなったし,打ち上げの実況中継で,アメリカのアナウンサーの英語をずいぶんと理解できるようにもなった.

  シャトルの打ち上げは9月の「ディスカバリー」,11月中旬以降の「エンデバー」の2回を残すのみとなり,「アトランティス」は今回のミッション終了後,緊急時の救出ミッションに備えて待機することになる.

  ・・・

  ちなみに,スペースシャトルの型紙を提供している “AXM Paper Space Scale Models” では既に今回のミッションの型紙がアップされている.早い!興味のある方は挑戦してみてはいかが?
  あぁ,このオービターのペーパークラフトを作る前に退役してしまうことになってしまった(笑).かと言って,救出ミッションなんかが実行されるようなことにはなってほしくないしねぇ.

SETI@home 現在の順位 世界…69,717位(/1,094,793人)国内…2,562位(/28,932人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,741位(/257,732人)国内…223位(/3,884人)

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2010年5月14日 (金)

先は長い

  11日は『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第69号(三球儀編第18号)の発売日.
  今回の部品は
『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第69号(三球儀編第18号)の部品 サポートリングとネジが3本.
これらを(現時点での)本体に組み込んで
『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第69号(三球儀編第18号)までの進捗状況 あんまり違いがわからないけれど,これで月の軌道のリングや月の歯車が乗っている3本の支柱の位置が矯正され,ベアリングがそれぞれの溝にしっかりとはまるようになったというわけだ.

  今回の作業では,サポートリングの穴と,支柱のネジ穴がなかなか合わず,このシリーズとしては珍しくちょっと手間取った.が,ペーパークラフトに比べりゃずっと楽.実は現在,某大型ロケットの製作で大苦戦中なので,こんな作業はちょっとした息抜きだったり.

  次号の部品は「支柱受け」だそうな.歯車同士をつなぐチェーンはまだ先なのか・・・

SETI@home 現在の順位 世界…69,700位(/1,094,707人)国内…2,561位(/28,929人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,730位(/257,686人)国内…222位(/3,884人)

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2010年5月13日 (木)

思い通りには

  昨日(12日),朝は雨が降っていたものの,夕方は久々に快晴.しかも,昨日の夕方には-8等級のイリジウムフレアが見られるはずだった.
  まずはそのイリジウムフレアを狙って一枚.
Iridium84 による閃光 2010年5月12日 19:27頃 よし,バッチリ撮れたぞ.実は茨城新聞日曜版の「茨城星空散歩」ちょっとネタ切れ状態だったのだが,これで記事が書けそうだ.

  その後も快晴だったが,空の透明度は・・・やや低め.主力機材を持ち出して久々に星雲・星団の撮影に取り組もうかとも思ったのだが,いつもの撮影場所には朝の雨でできた水たまり.
「この透明度では無理することもないか」
  作戦を変更,この機会に連載記事のネタ用の写真を何枚か撮っておくことにした.

  まずからす座.暗い星ばかりの星座ながら,意外と見つけやすいのでネタになるかも.私自身は,文字通り「夢にまで見た」唯一の星座だし.
からす座 2010年5月12日 ・・・

  使えないかも.これじゃ新聞の印刷ではほとんど出ないぞ.しかもからす座だなんてわかるはずがないじゃないか.

  続いてかんむり座
「この星座の方向に腕を伸ばして見ると,ちょうどかんむり座の星たちが腕に巻きついて見えて云々・・・」
というネタになるだろうということで.
かんむり座 2010年5月12日 ・・・

  やっぱりダメか.新聞でちゃんと印刷されるように,星座全体が画角いっぱいに写るようにと,少し拡大して撮ったのだが,手持ちの中望遠レンズにはいつも使っているボカシ系のフィルターが付けられないのだ.なかなか思い通りというわけには行かないものだ.
  からす座なら,以前に撮った
からす座 2007年12月17日 こっちの方がよっぽど良くわかるじゃないか.でもこの画像,ここに掲載するために縮小した↑このまんまの画像しか残ってないんだよねぇ・・・

  最後にもう一丁.今度はおおぐま座のミザールとアルコル.
「目の良い人なら肉眼で2つに見え,双眼鏡なら簡単に2つに分離して見えて云々・・・」
というネタのために.
ミザールとアルコル 2010年5月12日 こちらはまぁまぁか.実は↑これを撮ったのは望遠レンズなのだが,星を目立たせるために,レンズの先端に思いつきで作った「なんちゃってスパイダー」を取り付けて撮影してみた.今度は輝星にうまいこと回折像が現れて,そこそこいい感じだ.星像が歪んでいるのは,スパイダーが「なんちゃって」な作りのせい.ちょうど手元にあった白いリード線をセロテープで適当に固定しただけで完全にうまく行くほど世の中甘くない.その割には結構うまく行ったと思うけど.

  この後,一休みしてから今度こそ「干潟星雲」を狙うつもりだったのに,ついうとうとしてしまって気がついた時には東の空が明るくなり始めていたという失敗をしたのは内緒だ.気合を入れ直さなきゃねぇ・・・

SETI@home 現在の順位 世界…69,769位(/1,094,429人)国内…2,567位(/28,925人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,714位(/257,622人)国内…222位(/3,884人)

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2010年5月12日 (水)

ヴァンガード TV-2

  ペーパークラフトロケットシリーズ,今回は
1/100スケールペーパークラフトによる ヴァンガード TV-2 ヴァンガード TV-2.アメリカのヴァンガード・ロケット開発計画において,初めて予定通りの第1段を使い,3段式として打ち上げられたテスト・ロケットである.型紙は “Niels papermodels” から.
  打ち上げは1957年10月23日に行われた.この時,第2段および第3段はダミーであったが,第2段の切り離し,第3段のスピン・アップの実験に成功,ロケットは最高高度175kmに達した.
  なお,このロケットの打ち上げ準備を進めている間にソ連がスプートニク1号の打ち上げに成功,人類初の人工衛星打ち上げを目指していたアメリカは,ソ連に先を越された形になってしまった.

  さすがにヴァイキングロケットのように簡単にとは行かなかったが,それほど苦戦することなく1日で完成.あえて言えば,エンジンまわりがちょっと大変だっのと,細い上段を綺麗に丸めるのが難しかったというのが苦労した点か.
  問題はスタンドだった.エンジンまわりの構造ゆえに下から支える形のスタンドというわけにはいかない.型紙に付属のスタンドではなかなかまっすぐ立たない.どうしようかと考えた末,組み立てる前に,本体の筒の中にピアノ線を仕込むことにした.そうしておけば,完成後は磁石にくっつけてやればいいというわけだ.これはなかなか良いアイディアだった.スタンドが作りにくいヤツはこうしておけば後でどうにでもなるぞ.

  さてヴァンガードロケット開発計画のロケットたちを並べて記念撮影.
1/100スケールペーパークラフトによるヴァンガードロケット開発計画のロケットたち 2010年3月25日 左から,ヴァイキング 7ヴァイキング 10ヴァンガード TV-0ヴァンガード TV-1,そしてヴァンガード TV-2.第1段は基本的にヴァイキングロケットなので太さはほぼ変わらないが,長さは約1.5倍.かなりひょろ長い印象のロケットだ.

完成写真の大きな画像はこちらからどうぞ.→Vanguard TV-2

  そしていつものようにこれまでに作ったロケットたちと並べて記念撮影.
1/100スケールペーパークラフトによるロケットたち 2010年3月23日 前列左から,A-4RTV-A-2 “Hiroc”バンパー Wacヴァイキング 7ヘルメス RV-A-10ヴァイキング 10ジュピター-Cヴァンガード TV-0ヴァンガード TV-1,ヴァンガード TV-2
2列目左から,L-4S-5Μ-4S-2Μ-3C-1Μ-3H-1Μ-3S-1Μ-3SⅡ-1Μ-Ⅴマーキュリー リトル・ジョーマーキュリー・レッドストーンマーキュリー・アトラスアポロ リトル・ジョーブルー・ストリーク
3列目左から,コスモス 3M (Interkosmos-11)R-7 スプートニクツィクロン-3ジェミニ・タイタンアリアン
最後列左から,ソユーズ-U + TMA-1プロトン-K (ズヴェズダ打ち上げ時)スペースシャトル コロンビア (STS-1)スペースシャトル チャレンジャー(STS-6)スペースシャトル ディスカバリー (STS-128)H-ⅡA 202型

  ・・・

  前回の記事の集合写真と上の集合写真,見比べてみると「間違い探し」状態・・・

ロケットのペーパークラフトは是非↓こちらもご覧ください
PASA : Papercraft Aeronautics and Space Administration

SETI@home 現在の順位 世界…69,788位(/1,094,106人)国内…2,568位(/28,918人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,744位(/257,557人)国内…223位(/3,882人)

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2010年5月11日 (火)

タイムトラベル

  先日は「宇宙人との接触は危険」と発言して話題になったスティーブン・ホーキング博士が,今度は「タイムトラベルは実現可能」と発言してまた話題になっている.光速に近い速度で飛行する宇宙船で宇宙を航行すれば未来に行くことができるが,過去に遡ることは不可能とのことだ.
  実は私も全く同意見.
  相対性理論によれば,移動の速度が速ければ速いほど時間の進み方が遅くなり,光速に達すると時間が進まなくなる.ということは,より高速で航行できる宇宙船に乗ってある期間宇宙旅行をすれば,地球に戻って来た時,地球はより未来になっているというわけだ.この考え方に対し,「そもそも光速に近い速度で航行できる宇宙船を作ることそのものが不可能なことだ」という意見もある.しかし,理論的に不可能と言いきれないならば,将来実現する可能性があるのではないだろうか.そんな宇宙船を実現するというのは非常に難しいものであり,現時点の技術力では不可能と考えられないこともないが,遠い将来まで不可能だとは言えないと思う.20年前,自分が現在いる場所が地図に瞬時に表示される装置(カーナビのことだ)が実現されるなんて想像できただろうか?
  逆に,過去に遡ることはある意味不可能であり,別な意味では無意味なことだと思っている.
  一般的な認識では時間は一様に進むが,相対性理論によれば,時間とは運動の状態によって変化するものである.非常に厳密な意味では,これを書いている私が経験している時間と,これを読んでいるあなたの経験している時間の進み方は別なのだ.SF映画のように,「タイムマシン」に乗って過去に行ったとしよう.しかし,「タイムトラベル」をした人にとって,過去のように“見える”世界でのできごとは,その人が「タイムマシン」で「過去」に旅立った時点よりあくまで未来のできごとでしかない.だから,その世界の時間軸は「現在(過去に移動した時点)」にはつながっていないので,たとえ「過去の世界」で自分を殺しても何もおこらない.
  これでは過去に遡ったとは言えないだろう.

  では,本当の意味で過去に行ける装置ができたとしたらどうだろう.この場合,自分がたどってきた時間軸をそのまま遡ることになる.そうすると,自分の肉体も,精神も,記憶も,行き着いた「先」の過去まで時間を遡ってしまうことになり,その時点から「タイムトラベル」で旅立った時点までの記憶すら失うことになるから,「タイムトラベル」をしたという感覚すらなくなってしまう.これではそもそも「タイムトラベル」そのものが無意味であろう.
  そういう意味で,「未来へ行くタイムトラベルは可能だが,過去へ行くタイムトラベルは不可能」という考えに賛成である.

  さてここで,非常に解釈を拡大してみよう.未来に行く「タイムトラベル」を,「本人にとって一瞬の間に未来に移動している」ことであるとすれば,未来へのタイムトラベルなど簡単なことだ.

  眠ってしまえばいい.

  眠っている間(目が覚めた時,眠っている間に見た夢を覚えていると状況はやや違ってくるが)眠っている本人にとって時間の感覚はない.つまり,眠りについた瞬間から目を覚ました瞬間まで,「本人にとって一瞬の間に未来に移動している」ことにならないか.
  ただし,問題はある.本人にとって時間の認識がないとは言っても,細胞は確実に時間を経験している.本人の認識以上に時間が経過して行くことになるので,この「タイムトラベル」をやり過ぎると,人生の時間を損してしまうことになりかねない.

  慢性的な睡眠不足である私.一般的な人より「タイムトラベル」の頻度も量も少ないわけで,逆に普通の生活をしている人の「時間の認識」を基準にすれば,私は「過去へのタイムトラベル」をしているのと同じ意味あいにならないか.だとすれば,私は結構人生を「得」しているのかもしれない.

SETI@home 現在の順位 世界…69,961位(/1,093,697人)国内…2,578位(/28,910人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,742位(/257,498人)国内…222位(/3,882人)

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2010年5月10日 (月)

どうしてこうなる!?

  昨日(9日),夕方の予報では「夜遅くは曇り」になっていた.実際に夕方は曇っていたので安心して早めに就寝.
  02:00過ぎに目が覚めて外を見てみると・・・
「晴れてるのか!」
外に出てみると,ほぼ快晴.
  慌てて準備をして,とりあえずは全天の写真.
2010年5月10日 自宅にて 最近にしては透明度もまずまずだ.
  先日はこういう状況で星座の写真を撮ったのだが,その時に干潟星雲がちゃんと写っていて,
「そっちを拡大撮影すれば良かった」
と思っていたので,
「よし,干潟星雲を狙ってやろう」

  双眼鏡を持ち出して探してみると,あっさり見つけられた.しかも結構良く見える.
  急いでポタ赤と望遠レンズを準備して,さあ撮・・・え゛・・・

  雲がいっぱい.なんてこった.
  悔しいのでとりあえずそのまま一枚.
雲間の干潟星雲 あぁ,ダメだこりゃ.
  しばらく粘ってみたものの,雲は厚くなるばかり.こんなことならずっと曇ったままなら良かったのに.

  どうしていつもこうなっちゃうんだろう・・・

SETI@home 現在の順位 世界…69,970位(/1,093,630人)国内…2,577位(/28,908人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,767位(/257,428人)国内…222位(/3,879人)

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2010年5月 9日 (日)

大人が興味津々

  昨日(8日),午前中は快晴だった.しかし,午後からだんだんと雲が広がっていった.
  昨日の夕方には城里町主催の「ウィークエンドスクール」と城里町ふれあいの里天文台の一般観望会という,またしても「観望会ダブルヘッダー」の予定だったのだが・・・
  夕方は「ほぼ曇り」.どうしてこうなるかねぇ.「ウィークエンドスクール」は曇天時中止の予定だったのだが,曇りになったのが直前で,その頃には参加者が集まりつつあったので中止にはできず,とりあえず屋内での天文教室で開始ということになった.しかし,もともとは天文教室をやる予定はなかったので・・・ネタを用意してないぞ.
  慌てて手持ちの材料を組み合わせて天文教室開始.おおぐま座こぐま座の神話を話し,その後に土星の写真とビデオを見てもらった.
  そうこうしているうちに何とか金星が見え,天文同好会のメンバーが望遠鏡に導入してくれたので金星を見る.

  なんとか土星も・・・

  と思ったが,雲が意外に厚かったので,同好会のメンバーに屋外で待機してもらい,「もし土星が見えたらまた屋外で」ということにして,屋内にもどり,天文教室を再開.
  実はこの「ウィークエンドスクール」の直前には天文同好会の例会があったので,そこで披露しようと持ってきていたスペースシャトルのペーパークラフトをここでも披露.↓こんな状態.
1/100スケールペーパークラフトによるスペースシャトルたち 2010年3月22日 (左から,コロンビア(STS-1)チャレンジャー(STS-6),そしてディスカバリー(STS-128)
「ひとくちにスペースシャトルと言っても,実はいろいろ違いがあるんですよ」
これを見て最初はみんな興味津々.そのうち小学生たちは飽きてしまったようだが,大人はずっと興味深々.この後恒例の「質問コーナー」となったのだが,質問を浴びせてきたのはほとんどが大人,しかも
「1機作るのにどれくらい時間がかかるんですか」
「シャトルが帰還する時の動力ってどうなっているんですか」
「人工衛星ってたくさんありますが,それぞれに距離を保っているんですか」
などなど.ペーパークラフトと宇宙開発の話題ばっかり.ま,昨日は成り行き上思いっきり準備不足だったから,盛り上がらないよりはずっとマシか.

  こうしてなんとか盛り上がっているうちに土星が見えるようになったので,先に閉会行事をした後,土星を見てもらって解散.最低限のことはなんとかできたというところか.

  この後,雲がさらに厚くなったので天文台は閉館.

  シャトルのペーパークラフトに興味を持ってくださったお父さんたち,是非お子さんのために製作に挑戦してみてくださいね.その結果,ハマってしまっても責任はとりませんが.

今年の観望会 予定…33 実施…22 中止…9 延期…1 屋内(外)で天文教室…1 勝率….667(22勝11敗)
昨日の「観望会ダブルヘッダー」は1勝1敗.貯金は変わらず11.

SETI@home 現在の順位 世界…69,917位(/1,093,318人)国内…2,577位(/28,902人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,754位(/257,353人)国内…221位(/3,874人)

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2010年5月 8日 (土)

またまた歯車

  3日は『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第68号(三球儀編第17号)の発売日・・・と思っていたらゴールデンウィークで発売が前倒しで発売日は30日だった・・・
  今回の部品は
『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第68号(三球儀編第17号)の部品 歯車が2種類,スピンドル,スペーサーチューブ,つば付き十字穴ネジ,十字穴ネジ×6.
  これらを組み合わせて↓
『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第68号(三球儀編第17号)で組み立てた部品 さらにコイツを(現段階での)本体に組み込んで↓
『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第68号(三球儀編第17号)までの進捗状況 これで写真左側,地球の下になっている歯車と,本体中央の支柱に取り付けられている歯車がそれぞれかみ合うようになった.下の歯車を回すと地球(が乗っている支柱全体)が回り,下から3番めの歯車を回すと月の軌道のリングが回り,一番上の歯車を回すと月が回る.ただ,それぞれは連動しない.手で回してみても・・・あんまり面白くないぞ.

  ところで,昨日(7日)は相変わらず勝率の悪い「定期観望会」の予定だった.しかし,天気は雨.つい先日まであれほど良い天気だったのに一体どうしてこうなるのかねぇ・・・

今年の観望会 予定…31 実施…21 中止…8 延期…1 屋内(外)で天文教室…1 勝率….677(21勝10敗)
連敗.貯金が1つ減って11.

SETI@home 現在の順位 世界…69,966位(/1,093,028人)国内…2,579位(/28,891人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,763位(/257,232人)国内…220位(/3,868人)

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2010年5月 7日 (金)

チャレンジャー(STS-6)

  ペーパークラフトロケットシリーズ,今回は
1/100スケールペーパークラフトによる スペースシャトル チャレンジャー(STS-6) スペースシャトル2機目のオービター,チャレンジャー.モデルはその最初の飛行,STS-6ミッション時のもので,型紙は “AXM Paper Space Scale Models” から.
  打ち上げはコロンビアに続いて2機目であったが,チャレンジャーはもともとエンタープライズと同時期に製造された地上試験機を改造したものなので,製造そのものはコロンビアより先である.
  当初の予定では1983年1月30日に打ち上げられる予定であったが,メインエンジンのうち1基に水素漏れが発見されたため延期,その後,残りの2基のエンジンの燃料パイプにひび割れが見つかったため再度延期となった.さらに,エンジンの修理の間に嵐に見舞われ,一時ペイロードの追跡データ衛星TDRS-1を下ろすことになり,その点検と清掃のために打ち上げはさらに延期,4月4日(UTC,日本時間5日)にようやく打ち上げられた.
  この打ち上げでは,軽量化外部燃料タンク,外装が軽量化されたSRBが初めて使われた.また,クルーが着用した宇宙服はスペースシャトル計画用に新たに開発されたものであり,この宇宙服の使用もこのミッションが初めてであった.さらに,船外作業が行われたのもスペースシャトル計画ではこのミッションが初めてであった.
  チャレンジャーは5日の間に地球を80周,その間に搭載していたTDRS-1も無事放出(放出は成功だったが,この衛星は一時予定の軌道から外れてしまった.しかし,数ヶ月かけて軌道修正を行った結果,無事に静止衛星軌道に投入された)し,1983年4月9日(UTC,日本時間同日),エドワーズ空軍基地に無事帰還した.

  スペースシャトルのペーパークラフトはディスカバリー(STS-128)コロンビア(STS-1)に続いてこれで3機目.もうそろそろ少し楽に作れるかと思いきや,やっぱりオービターでは苦戦した.こういう複雑な形状のものは難しいものだ.前2回今ひとつうまく行かなかった翼周辺を「今度こそ!」と丁寧に作ったものの,やっぱりやや破綻してしまっている.
  今回は,↓こんなところに凝ってみた.
オービターと外部燃料タンクをつなぐアタッチメント部分 オービターと外部燃料タンクをつなぐアタッチメントパーツ.型紙ではほとんどテクスチャで表現されている部分を作り込んでみた.ただ,紙だけでこのように作ったのでは強度が足りず,アームが曲がってしまいそうなので,角材や爪楊枝,ピアノ線などを仕込んで強化してある.まぁ我ながらうまくできたかなと.翼の状面が歪んでいるのがちょっと気にはなるけれど.

  まずはディスカバリー(STS-128)コロンビア(STS-1)と並べて記念撮影.
1/100スケールペーパークラフトによるスペースシャトルたち 2010年3月22日 こうして並べるとなかなか壮観だ.同じさび色の外部燃料タンクも,STS-128,とSTS-6で結構違いがあることに驚き.

完成写真の大きな画像はこちらからどうぞ.→Space Shuttle Challenger (STS-6)

  そして,いつものようにこれまでに作ったロケットたちと並べて記念撮影.
1/100スケールペーパークラフトによるロケットたち 2010年3月22日 前列左から,A-4RTV-A-2 “Hiroc”バンパー Wacヴァイキング 7ヘルメス RV-A-10ヴァイキング 10ジュピター-Cヴァンガード TV-0ヴァンガード TV-1
2列目左から,L-4S-5Μ-4S-2Μ-3C-1Μ-3H-1Μ-3S-1Μ-3SⅡ-1Μ-Ⅴマーキュリー リトル・ジョーマーキュリー・レッドストーンマーキュリー・アトラスアポロ リトル・ジョーブルー・ストリーク
3列目左から,コスモス 3M (Interkosmos-11)R-7 スプートニクツィクロン-3ジェミニ・タイタンアリアン
最後列左から,ソユーズ-U + TMA-1プロトン-K (ズヴェズダ打ち上げ時)スペースシャトル コロンビア (STS-1),スペースシャトル チャレンジャー(STS-6),スペースシャトル ディスカバリー (STS-128)H-ⅡA 202型
  スペースシャトルは陳列に場所をとる上,後ろを隠す面積が大きいので並べるのが結構大変.
  シャトルはこれで残り2機.5機全部揃ったところを早く見てみたいぞ.

ロケットのペーパークラフトは是非↓こちらもご覧ください
PASA : Papercraft Aeronautics and Space Administration

SETI@home 現在の順位 世界…69,987位(/1,092,696人)国内…2,577位(/28,885人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,765位(/257,084人)国内…220位(/3,858人)

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2010年5月 6日 (木)

観望会がないと

  1日から毎日行った「観望会ダブルヘッダー」も4日で終わり.計4時間半の観望会を連日行うというのは体力的にも精神的にもキツいもので,疲労がかなりたまっていた.
  昨日(5日)朝目が覚めた時には,
「今日は観望会がないからゆっくりできるぞ♪」
と思っていた.

  夕方.
  天気は4日の夕方と同じような感じ.目立った雲は見えないものの,全天に薄雲が広がっていた.そんな空を見上げながら,
「これじゃ日が暮れないと金星は見つけられないな」
なんて思ったところで,
「今日は観望会がないんだな・・・」
妙な寂しさがこみ上げてきた.軽い“燃え尽き症候群”というヤツかもしれない.それだけこの4日間が充実していたということか.

  一昨日までは毎日帰宅が23:00過ぎだったが,昨日は18:00頃には帰宅.そして早めに就寝.
  02:00頃に目を覚まし,窓から外を見ると,明るい月が見えていたのでとりあえず外へ.
  しばらくぼんやりと夜空を眺めていたが,ふと気が向いたので月を一枚.
月齢21.2 2010年5月6日(クリックで拡大,600 × 600 pixel,59kb)
  観望会に来てくれた人たち,良い思い出になっただろうか.
  来年のゴールデンウィークも同じように観望会を行うことになるだろう.その時,
「今年も楽しみにして来たんですよ」
って声をかけてくれる人がいたら,きっとすごく幸せだろうなぁ.

SETI@home 現在の順位 世界…69,956位(/1,092,451人)国内…2,575位(/28,882人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,757位(/256,900人)国内…220位(/3,850人)

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2010年5月 5日 (水)

千秋楽

  昨日(4日)も夕方からホロルの湯玄関前と城里町ふれあいの里天文台で観望会のダブルヘッダーの予定だった.
  しかし,昨日は一日中薄雲が広がっている今ひとつすっきりしない晴れ.いつものように17:00頃には会場に到着,望遠鏡を設置したものの,あまり気合が入らない.1日2日は「誰よりも早く金星と土星を導入する」ことにプライドをかけて意欲を燃やしたのだったが,昨日はいきなり戦意喪失状態.
「今日は誰かが見つけてからにしよう♪」
他力本願.

  薄雲だけでなく,厚めの雲も漂っているあいにくの空模様,土星はなんとか導入できたものの,薄雲のために暗く,拡大率をあげられないので,小さな姿しかお見せすることができなかったが,それでも約200人の方に望遠鏡をのぞいてもらうことができた.

  1日から始まった「ゴールデンウィーク観望会ダブルヘッダー」も昨日が千秋楽.昨日の20:00頃は雲が厚くなっていたので,ふれあいの里天文台は休館となったため,ホロルの湯玄関前での観望会が終了したところで全日程を終了.

  この4日間,嬉しかったのは,私のことを覚えていてくれていて,なおかつ親しく声をかけてくれた方が意外に多かったこと.ゴールデンウィークということで,普段の観望会よりも遠方から来られた方が多かったが,中には,
「あ,天文台のお兄さんだ!」(“おじさん”じゃないらしい)
と駆け寄ってきてくれた子供や,
「毎年お話を聞くのを楽しみにして来るんですよ」
と言ってくれるご家族.
「来年もきっと来ますよ」
「今度は9月に来るのでその時も見に来ます」
と言ってくれる方々も.いやそう言ってくれる人がいてくれるというのは本当に嬉しいことだし,何よりのやりがいになるんですよ.

  4日間,7回の観望会で参加者はのべ約1400人.正直,疲労困憊だけれど,これもまた「心地よい疲れ」.すっきり晴れたのは2日だけだったが,逆の「ベタ曇り」や雨は一度もなし.いやはや充実した4日間だった.

今年の観望会 予定…30 実施…21 中止…7 延期…1 屋内(外)で天文教室…1 勝率….700(21勝9敗)
昨日のダブルヘッダーは1勝1敗.連勝は8で止まり,貯金は変わらず12.

SETI@home 現在の順位 世界…69,972位(/1,092,093人)国内…2,576位(/28,874人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,781位(/256,623人)国内…221位(/3,818人)

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2010年5月 4日 (火)

また歯車

  今日はもう次号の発売日・・・と思ったら,ゴールデンウィークのため発売日が前倒しで30日に既に次号が発売されていたということに今気がついた・・・だが,
  27日は『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第67号(三球儀編第16号)の発売日.今回の部品は
『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第67号(三球儀編第16号)の部品 歯車,チューブ,スペーサー,小型プラスチックワッシャー.
  これらを(現時点での)本体に組み込んで↓
『週刊 天体模型 太陽系をつくる』第67号(三球儀編第16号)までの進捗状況 今回のシリーズは,天体は太陽と月と地球だけだが,複雑な動きを再現するために歯車の数も種類も豊富.前号,今号,そして次号も歯車で,歯車の数は増えていくのだけれど・・・
  その歯車同士がなかなか連動して動くようにはならないのでちょっとつまらない(と言いつつ,月の軌道のリングを回して,「おぉ!月が上下してる!」なんて喜んでしまったが.あぁ,ネクラかも).
  先が待ち遠しいぞ.

 

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縦?横?

  昨日(3日)も夕方からホロルの湯玄関前と城里町ふれあいの里天文台で観望会のダブルヘッダー.
  昨日は全天を薄雲が覆っているあいにくの状況だったが,主役の土星はそこそこ良く見え,2回で参加者は合計400人ほど.
  昨日の観望会に限らず,観望会で土星を見た時には,こういう感想を言う人が多い.
「土星の環って縦になっているんですねぇ」
つまり,↓こう見えているわけだ.
環が縦?の土星 本当は,屈折望遠鏡ならば顔の向きを変えることで,反射望遠鏡ならば,接眼部の向きを変えることでこの向きは変わる.つまり見る側がどちらの方向から見ているかという問題であって,別に土星の環が縦になっているわけではないのだが,写真しか見たことがなく,天体望遠鏡を見慣れていない人にとっては,
「土星の環は横になっているもんだと思っていたけれど,実は縦になっている!」
と感じてしまうのは致し方ないのだろう.だから,屈折望遠鏡あるいはカセグレンタイプの反射望遠鏡で,天頂プリズムを使う時には,環が横に見えるように調節しておくのだが・・・
  私の望遠鏡はニュートン式の反射望遠鏡.大人だけが対象ならばやはり環が横になるようにすることもできるのだが,そうなると接眼部が高くなってしまうことが多く,子供が覗けないということになってしまう.
  昨日の観望会では,接眼部にいろんなアダプターを付け,ニュートン式なのになぜか天頂プリズムを使ったりしてなんとか環が横に見えるようにできないかと四苦八苦してみたのだが・・・どうしても子供が覗きやすい高さにするためには・・・環が縦になっちゃうんだよねぇ・・・
  でもその甲斐あってか,
「なんとか環が横に見えるようにできないかと工夫しているんですが,なかなかうまく行かないんですよねぇ」
なんて言いながら四苦八苦している様子を見て,
「あぁ,そういう問題なんですか」
わかってくれた人もそこそこ.

  天体望遠鏡って,基本的に上に向けるものだから,慣れてしまえば見えている天体の上下左右なんてどうでもよくなってくるんだけど,普通に生活している人にとってはなかなかそうは行かない.ならば,上下左右が一般的な感覚になるように調節しておくべきなのか.そうじゃなくて,ちゃんと説明するべきなのかとも思うのだが,これがまたなかなか分かってもらえない.参加人数が少ない時ならば,いろんな向きで見せてあげれば納得してもらえることも多いのだが,参加人数が多いとそうもいかない.
  難しいところだ・・・

今年の観望会 予定…28 実施…20 中止…6 延期…1 屋内(外)で天文教室…1 勝率….714(20勝8敗)
またまたダブルヘッダーに連勝.これで計7連勝!貯金がさらに2つ増えて12.

SETI@home 現在の順位 世界…69,929位(/1,091,911人)国内…2,575位(/28,867人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,780位(/256,488人)国内…220位(/3,811人)

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2010年5月 3日 (月)

私だけ

  昨日(2日)も夕方からホロルの湯玄関前と城里町ふれあいの里天文台で観望会のダブルヘッダー.
  昨日はずっと快晴.ぎりぎり日没前に金星の導入に成功したし,まだ空が青いうちに,誰よりも早く土星を見つけて導入することができたし,私も絶好調!2回の観望会で合計500人近い方に土星の姿を見せることができて,実に充実した夜となった.

  そんな中,ホロルの湯玄関前での観望会ではこんな一幕が.

  昨日は18:48頃,国際宇宙ステーション(ISS)が見られるはずで,その時刻にはたくさんの方が集まっていた.しかしその頃,金星もすぐ見失ってしまうほど空が明るく,果たしてISSが見えるか難しい状況でもあった.
  案の定,見えているはずのISSが見つけられない.
「あぁ,だめかも・・・」
と言っていたら,小学校低学年と思われる男の子が
「あった!ほらあの星(金星のことだ)の上!」
見つけてくれた.この声を合図にするかのように,会場のあちこちから
「あ,ホントだ!」
「ほら,あそこ,動いてる!」
次々に声があがった.
「はい,みんなで手を振りましょう,野口さ~ん!」
会場みんなで手を振った.皆さん喜んでくれていたし,なんだかちょっと感動的.

  が,

「すいません,実はいいだしっぺの私自身は見えてなかったんです・・・」
そう,私だけ遂に見つけられなかったのだった.

  まぁね,皆さんに喜んで頂ければそれでいいんですよ・・・

今年の観望会 予定…26 実施…18 中止…6 延期…1 屋内(外)で天文教室…1 勝率….692(18勝8敗)
またダブルヘッダーに連勝.これで計5連勝!貯金がさらに2つ増えて10.

SETI@home 現在の順位 世界…69,961位(/1,091,548人)国内…2,578位(/28,865人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,774位(/256,385人)国内…220位(/3,808人)

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2010年5月 2日 (日)

どうして・・・

  昨日(1日),昼間は快晴だった.
  18:00からは城里町の温泉施設ホロルの湯玄関前で観望会の予定だったので早めに会場へ.会場に到着したら早速望遠鏡を準備.
  18:00ではまだ日没前だが,日が沈む前になんとか金星を(望遠鏡の視野に)導入してやろうと思い,双眼鏡で一生懸命探し始めた.ところが,その頃から西の空に雲が広がり始めてしまった.
  雲間をぬうようにして探すことおよそ45分.
「む,いた!」
ようやく発見.早速望遠鏡で導入,数人の方が見たところで,金星はあえなく雲の向こうへ.

  あぁ,どうして・・・

  西空の雲はどんどん濃くなり,金星は絶望的な状況に.
  仕方ないので,今度は集まったスタッフ(そこ頃には城里町ふれあいの里天文同好会のメンバーが私を入れて5人集まっていた)の中で真っ先に,まだ青さが残る空の中に土星を見つけてやろうと頑張った.
「いた!」
真っ先に見つけることに成功.そして望遠鏡で導入.今度はしばらくの間見てもらうことができたが,それも「しばらくの間」で,土星もいつしか雲の向こうへ.

  あぁ,どうして・・・

  まぁ,土星の方は,この後観望会終了時刻の20:30頃まで何度か雲間から姿を見せてくれたけれど.

  そして,昨日は19:48頃国際宇宙ステーション(ISS)が見られるはずだった.しかし,その時刻,ISSが見えるはずの方向は雲がいっぱい.遂にISSを見ることはできなかった.

  あぁ,どうして・・・

  さらに,20:15頃には-8等級という明るいイリジウムフレアも見られるはずだった.その方向は結構晴れ間が見えていたのだが,厚い雲も漂っていた.観望会の参加者にも案内をし,みんなで見守る中,
「5,4,3,2,・・・」
これもまた,ちょうど漂っていた厚い雲の向こうで全然見られず.

  あぁ,どうして・・・

 

ホロルの湯玄関前での観望会が終わった後は,城里町ふれあいの里天文台で観望会.こちらも時々雲に邪魔されながらも多くの来館者で賑わい,皆さんに土星の姿を見てもらうことができた.

  かなりドタバタの観望会ではあったものの,両方合わせて200人ほどの方に土星の姿を見てもらうことができたのだからまぁ良しとするか.今日も昨日と同じようにダブルヘッダーで観望会の予定.今日は18:38頃ISSが好条件で見られるから,今日はリベンジ・・・できるといいんだけど.

今年の観望会 予定…24 実施…16 中止…6 延期…1 屋内(外)で天文教室…1 勝率….667(16勝8敗)
ダブルヘッダーに連勝で前回から計3連勝.貯金がさらに2つ増えて8.

SETI@home 現在の順位 世界…70,013位(/1,091,172人)国内…2,579位(/28,858人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,780位(/256,277人)国内…220位(/3,796人)

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2010年5月 1日 (土)

変わりやすい天気

  昨日(30日),夕方もし晴れていればどこかに日周運動の写真を撮りに行くつもりだった.
  が,夕方は雨(Yahoo! 天気情報では「その時間の実際の天気」が「晴れ」になっていたのは何故?).こうなると気が緩むもので,あっさり就寝.
  また02:00過ぎに目が覚めてみれば,窓の外には明るい月が.
「あれ?晴れているのか」
外に出てみると,ほぼ快晴.なんだ,晴れるんならばやっぱり(撮影に)出かければ良かったかなぁ.
  晴れているとなれば,やっぱり何もしないのは勿体ない.かと言って,また自宅で「比較明」では昨日と代わり映えしないし.
  ということで,今回は明るい月を一枚.
月齢16.2 2010年5月1日(クリックで拡大,600 × 600 pixel,70kb)
  どうでもいいことだけれど,今朝は勘が冴えていた.いつも結構苦労するピント合わせも一回でジャスピン.露光時間も「このくらいか?」とマニュアルで設定して一発でOK.たまにはうまく行くこともあるもんだ.星雲・星団の撮影の時もこのくらいスムーズに行くといいんだけどねぇ.
  撮影後,何となくしばし月光欲もとい月光浴.たまにはこういうのもいいもんだ・・・なんて思っていたら,あっという間に南から厚い雲が広がった.これじゃあ日周運動の写真を撮っていたら悔しい思いをしたかもしれない.

  それにしても・・・
  昨日昼間は晴れ.午後から曇って,夕方は雨.深夜に快晴になり,写真を撮っているうちに再び曇り.実に変わりやすい天気だ.
  今日から4日まで,毎日ホロルの湯玄関前と城里町ふれあいの里天文台で観望会のダブルヘッダーの予定.予報では天気は結構良さそうだけど,はてさてどうなることか.「急な雨で機材がびしょ濡れ」なんてことにならないといいんだけど.

SETI@home 現在の順位 世界…69,967位(/1,090,796人)国内…2,578位(/28,848人)
Einstein@home 現在の順位 世界…9,793位(/256,187人)国内…220位(/3,793人)

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