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2010年5月23日 (日)

スタールト-1

  ペーパークラフトロケットシリーズ,今回は
1/100スケールペーパークラフトによる スタールト-1 大陸間弾道ミサイル“トーポリ”から発展したロシアの衛星打ち上げロケット,スタールト-1(アヂーン).型紙は “Space flight paper modelling” から.
  1982年,アメリカとソ連の間で,戦略兵器削減交渉(STrategic Arms Reduction Talks : START)が始められ,1991年には第一次戦略兵器削減条約(STrategic Arms Reduction Treaty : START Ⅰ)が締結された.これにより,米ソ両国で核兵器とその運搬手段の装備縮小が義務付けられ,多くの大陸間弾道ミサイルが退役することとなった.
  ソ連の大陸間弾道ミサイル「トーポリ」もこれによって退役が決定したが,モスクワ熱技術研究所によって衛星打ち上げロケットに改造され,条約の名前をとって「START-1」(スタールト アヂーン)と名づけられた.
  1993年3月25日に行われた最初の打ち上げでは試験ペイロードの地球周回軌道投入に成功,以来,6回の打ち上げしか行われていないものの,現在に至るまで現役である.
  なお,このロケットの2段目を2つ重ね,5段式とした「スタールト」ロケットも存在し,1995年3月28日にプレセツク宇宙基地から打ち上げられたが,打ち上げからほどなくしてオホーツク海に墜落してしまった.このロケットの計画が現在も進行中なのかどうかは情報がないようだが,「スタールト」ロケットが打ち上げられたのはこの時が唯一である.

  形が単純なロケットなだけに,製作にあたってはほぼどこも苦戦することもなかった.あえて言えば,細くなる上段を綺麗に丸めるのがちょっと難しいかもといったところ.これからロケットのペーパークラフトを始めようと思っている方にも作りやすいかもしれない(もっとも,最初からこんなマイナーなロケットを作る気にはなかなかならないだろうが).

完成写真の大きな画像はこちらからどうぞ.→Start-1

  いつものように,これまでに作ったロケットたちと並べて記念撮影.
1/100スケールペーパークラフトによるロケットたち 2010年3月25日 前列左から,A-4RTV-A-2 “Hiroc”バンパー Wacヴァイキング 7ヘルメス RV-A-10ヴァイキング 10ジュピター-Cヴァンガード TV-0ヴァンガード TV-1ヴァンガード TV-2
2列目左から,L-4S-5Μ-4S-2Μ-3C-1Μ-3H-1Μ-3S-1Μ-3SⅡ-1Μ-Ⅴマーキュリー リトル・ジョーマーキュリー・レッドストーンマーキュリー・アトラスアポロ リトル・ジョーブルー・ストリーク
3列目左から,スタールト-1コスモス 3M (Interkosmos-11)R-7 スプートニクツィクロン-3ジェミニ・タイタンアリアン
最後列左から,ソユーズ-U + TMA-1プロトン-K (ズヴェズダ打ち上げ時)スペースシャトル コロンビア (STS-1)スペースシャトル チャレンジャー(STS-6)スペースシャトル ディスカバリー (STS-128)H-ⅡA 202型

  スタールト-1は想像していたよりもずっと小さかった.ちなみに,R-7 スプートニクは全長30.3m,総重量267t.スタールト-1は全長が22.7mで総重量が47.2t.しかし,両者とも低軌道への投入能力は約500kg.技術の進歩がなせる業なんだろうねぇ.

ロケットのペーパークラフトは是非↓こちらもご覧ください
PASA : Papercraft Aeronautics and Space Administration

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